2ちゃんねる用語

出典: 謎の百科事典もどき『エンペディア(Enpedia)』
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2ちゃんねる用語(にちゃんねるようご)とは、巨大掲示板群である2ちゃんねる内などで発祥し、掲示板内において頻繁に使用されるに至った、インターネットスラングの一群である。略して「2ちゃん語」と呼ばれることもある。

2ちゃんねる外のインターネットでは通用するものの、ネット外の日常生活ではほとんど使用されず、もっぱら2ちゃんねらー同士の“業界用語”的な隠語として使用されていた。しかし次第に若者語に取り入れられていき、2004年頃から複数のギャル雑誌などで紹介されるようになり、若い世代の特に女性を中心として2ちゃんねる外(特にブログサイト)・日常生活での使用が拡大している。

概説[編集]

2ちゃんねる用語は2ちゃんねる内において、一般の流行語よりも遙かに偶発的な発生の仕方をしている事が多く、すぐに死語と化している言葉も多い。これらの中で、共通理解語としての認定を多くの2ちゃんねらーからなされ、2ちゃんねる内で広く流布するに至った用語が、たまたま2ちゃんねる用語として確立されるとされるが、実際には世間や他所のウェブサイトで流行している用語をそのまま借用する事例も少なくない。代表的な2ちゃんねる用語は、2ちゃんねる内でも2ちゃんねらー自身によって2典として日々編纂されつつあるが、死語になって使われなくなった言葉もそのまま掲載されている。

2ちゃんねらーの大勢を占めるその性格から、対象を蔑視するために作られた語が多い。

あくまでも隠語であるため、2ちゃんねる外で2ちゃんねる用語を使用する行為は2ちゃんねるユーザー自身からも嫌われる傾向にある[1]

もっとも、これらの用語は掲示板参加者たちの意識下や無意識下での願望、即ち殺伐とした掲示板の中でいわゆる「マジ」な状態を互いに回避して、リラックスした雰囲気を保持したいという気持ちの顕れでもある。そして、それはある程度の成功をおさめているといえる。また、これはこの掲示板を利用する者たちのペルソナとしても役立っている。つまり、「2ちゃんねる用語」というツールがあることで、スムーズに日常と非日常を行き来しそれらの境目をはっきりと認識できる。たとえば、日常で言えない、または本来の自分が言うべきでないと自認する意見であっても、このペルソナがあれば大多数の中の一部の意見として自己の中で改ざんできる。この点が、用語の2ちゃんねる外での無頓着な利用が2ちゃんねる利用者からさえも歓迎されない原因でもある。

2ちゃんねるでは相手を罵倒することは日常的によく行われる。そのため相手をけなすような下品な言葉のボキャブラリーも豊富であるといえる。しかし、使用する側もそれほどの悪意を持って使っているとは限らず、むしろ軽く投げかけるような形で使われている場合がほとんどである。また、板によってかなり差はあるが基本的に敬語は存在しない。文末表現は「です・ます」調ではなくかなりくだけた「だ・である」調が用いられる場合が多い。

この掲示板を頻繁に利用するユーザーには同一のセンスが垣間見える。それがこの用語の特異性に貢献し、外部でのミスマッチを引き起こしてもいる。

2ちゃんねる内部でのコミュニケーションのあり方は、法学者白田秀彰社会学者北田暁大鈴木謙介など複数の論者から儀礼的・形式主義的なものであると指摘され[注 1]、2ちゃんねる用語という独特のジャーゴンの使用はそれをよく表したものと論じられる[4]

特定のコミュニティにおいて内部でのみ通用しうる独特のコミュニケーション様式を採用することによって、自身がその共同体に帰属することを確認しあうという現象は2ちゃんねるに限らず頻繁に見受けられるもので、例えば思春期前後の少女が年長者には判読しがたい丸文字ギャル文字といった特殊文字を使用することと構造的には同じといえる[5]

2ちゃんねる外での2ちゃんねる用語の使用の問題[編集]

様々な事件・様々なムーブメントによって今や一般層にまでその名が知れ渡ることになった2ちゃんねるだが、その内部でのみ成立する言語形態を外部のブログ・他の掲示板や一般社会上で平気で使ってしまうことにより、マナーを欠如させる問題が発生している。

特に2ちゃんねる外の掲示板やブログなどのコメント欄に、悪意の有無にかかわらず「2ちゃんねるのノリ」で書き込み、管理者や訪問者に不快感を与え、甚だしい侮辱を働くことでマナーに欠けた者が後をたたない。これは、ネット環境が整う時期の低年齢化や、2ちゃんねるのメジャー化による弊害と言われている。

この現象は西鉄バスジャック事件で2ちゃんねるが有名になった2000年頃から憂慮されている。当時から、2ちゃんねる外部での2ちゃんねるやアンダーグラウンドの用語など、一般に理解されない言葉の使用を恥ずべき行為とする風潮は存在するが、荒らしや侮辱の表現として2ちゃんねる用語が使われてしまうことは多々ある。

このため、2ちゃんねる用語や半角カタカナ・その他の機種依存文字を含めた書き込みも荒らしや侮辱として扱い、これらの言葉を含めた記事の書き込みを禁止する掲示板も散見される(CGIによってはタイトルと本文に特定のキーワードが含まれた書き込みを禁止することもできるが、これについては管理者の主観と裁量に委ねられる)。

分類[編集]

2ちゃんねる用語では主に以下の特徴が存在する。

当て字[編集]

字面・響きの似た文字に置き換えるもの[編集]

見た目の形が似ている、他の文字に置き換えてできた言葉。カタカナでの「ン」⇔「ソ」や「ツ」⇔「シ」などが一般的。違いが分かりにくい半角カタカナで表記されることが多い。「関西(もしくは関東ローカル」を省略し、カタカナの「ロ」を漢字の「口(くち)」に置き換え「関口」とするようなパターンもある。

    • 「スマン」⇒「スマソ」
    • 「チョン」⇒「チョソ」
    • 「イケメン」⇒「イケメソ」
    • 「ヤツ」⇒「ヤシ」(さらに誤変換して、「ヤシ」⇒「香具師」「椰子」とすることもある)
    • ケツメイシ」⇒「ケシメイツ」
    • アンパンマン」⇒「アソパソマソ」(こう書かれた場合荒廃的なキャラクターとして扱われる)
    • 「ナベツネ(渡辺恒雄)」⇒「ナベシネ」(「ナベ死ね」の意味として主にアンチ巨人が用いる)
    • 「大竹(大竹寛など)」⇒「大ケケ」
    • ソフトバンク」⇒「ンフトバソク」
    • 「束」「し尺束」(JR東日本
    • 「目立」(日立

複数文字を機種依存文字に置き換えるもの[編集]

カタカナを「㌧」(トン)や「㌔」(キロ)など、組み文字などの機種依存文字に置き換えたもの。自由度は低いものの、滑稽さを付加したり、バイト数を削減することができるため何種類かが普及している。

    • 「ありが㌧」(ありがトン)
    • 「イ㌔」(イキロ)
    • 「㌧㌦」(トンドル)
  • 変わった例
    • 「バ㌍タ」(バカロリータ)
    • 「バ㌍タラ㍑」(バカロリータ、ラリットル)
    • 「㌔㍉コン」(キミロリコン)
  • さらに変わった例:下半分のみ読む
    • 「㍉㍑㌢㌧㌢㌧」(リトルチンチン)
    • 「㌢㌧㌢㌧㍗㌦㍗㌔㌍㌶㌧㌃㌧」(チンチン取るとロリータルンルン)
    • ㍆㌋㌉㌏㌉㌸㌾㌋㌞㌹㌅(クリスマスヒトリポツチ→クリスマスヒトリボッチ)
      • これは、単位記号の一部を変更したものもあり。

文字を上下左右に分割したもの[編集]

文字を上下または左右に分割したもの。2ちゃんねるでは、HTMLタグなどで文字を大きくしたり太くしたり下線を引いたりする機能がなく、見かけ上で文字が横に大きくなるこの手法は、数少ない強調の手段として重宝されている。またこの手法はギャル文字クサチュー語にも見られる。

複数文字を1文字に圧縮したもの[編集]

二つ以上の文字を一つの文字に詰め込んで出来た言葉。漢字の場合、その性質上意味に通じるものがあることも多い。

誤変換や略語が定着したもの[編集]

偶然または意図的に誤変換されたものや、アルファベットで置換されたもの、話し言葉を文字にしたものなどが、2ちゃんねるユーザに受入れられ定着することがある。

    • 「消防」(小坊=小学生の小僧)
    • 厨房」(中坊=中学生の小僧)
    • 「攻防」「工房」(高坊=高校生の小僧)
    • 「次長」(自重)
    • 「人大杉」(人多すぎ)
    • 「人稲杉」(人いなすぎ)
    • 「氏ね」「市ね」「師ね」「詩ね」「氏根」(死ね)
    • 「基地害」「基地外」(気違い
    • 「池沼」(知的障害者の略である「知障」の読み「ちしょう」を、主要なIMEで変換した場合の第一変換候補が「池沼」であることから。自身の書込みが、前述の「死ね」・「気違い」などの、誹謗中傷・罵詈罵倒用語として検索ヒットしないように「氏ね」などや「基地外」などと言い換える2ちゃんねるユーザの習性に基づき、当語も、読みは一般に「いけぬま」などと婉化して表現されることが多い)
    • 「空気嫁」(空気読め。文脈によっては抱き枕ダッチワイフ
    • DQN」(ドキュンが変化)
    • 「サーセン」(すいませんが変化)
    • 「1001」(星野仙一の略とする場合がある。「仙一」(せんいち)が変化)
    • 「盤」バンドの略、「麺」バンドメンの略、転じてバンドメンバー
    • 「さいてょ」(斎藤佑樹の愛称。「SAITOH」が「SAITHO」と誤植された事が原因。)

同じ発音の字面の悪い文字を使った当て字[編集]

同じ発音の文字のうち、投稿者の嫌悪感を表現するため、あえて「悪い意味」のある字を使ってできた当て字。同様の語は中国の歴史書にも見られ、柔然に虫のように無知であるとの意味を込めて「蠕蠕」という字を当てたりしている。従って、漢字文化圏では誰かしらが思い付く字の当て方ともいえる。また、漢字は全く同じで、読み方のみ悪い意味のあるものに変えるパターンも存在する。

例(国家)[編集]
  • 「米穀」「米酷」「米獄」「合臭国」「アメ」「アメ公」(米国(アメリカ合衆国)外圧がひどいことから、「アメ公」はアメリカ人の蔑称)
  • 「米兵(と書いて「こめひょう」と読む)」(アメリカ兵。在日米軍将兵の犯罪が多いことから)
  • 「英酷」「永獄」(英国(イギリス)。)
  • 「痛リア」 (イタリア。伝統文化は流石だが、現代社会的には「女たらし」「男たらし」が多いというイメージや、窃盗事件の多発、首相のゴシップ頻発など、しばしばリアルに痛いニュースが多く見られることから)
  • 「腐乱巣」「腐乱臭」 (フランス
  • 「半刈」 (ハンガリー。旧東欧時代の1970-1980年代、一般市民からオリンピック代表に至るまで、男性がみんな中途半端な坊ちゃん刈りやボサボサな刈り込みで異様な雰囲気を漂わせていたことから)
  • 獄」「厨国」「虫国」「厨化」「虫蚊」(中国(中華人民共和国)。国民のモラルが著しく低いとして)
  • 「姦国」「姦酷」「患国」(大韓民国。大姦民国、強姦民国、強姦民酷とも。国内外の韓国人の婦女暴行事件の発生率が高いとして「姦」を、何でも自己起源にしてしまう風潮や自己主張の過剰さから「患」を用いて)
  • 「超賤」「超汚染」(朝鮮民主主義人民共和国。慢性的な食糧危機や、戦略核施設乱立の危険性から)
  • 「オーストコリア」(オーストラリアカンガルーの駆除を進めながら捕鯨の妨害活動を繰り広げるシーシェパードを支持してることを揶揄し、民度が韓国同様として)
  • 「バ管」(菅直人福島第一原子力発電所事故浜岡原子力発電所の停止に関する問題で,対応の遅れなどから)
  • 「盗電」(東京電力福島第一原子力発電所事故の対応の悪さから)
例(日本の都道府県・地域)[編集]
  • 「トウホグ」「トーヘンボク」「頭北」(東北地方
  • 「韓盗」「寒東」「患頭」(かんとう、関東地方
  • 「倒狂」「頭狂」(とうきょう)「糖尿」「東京(と書いて「トンキン」と読む)」(東京
「東京都(と書いて「ひがしきょうと」と読む」(東京都
「東京民国(とんきんみんこく)」(東京、おもに東京地方
  • 「バ神奈川」「バカな川」(神奈川
  • 「恥罵」「痴罵」「ウン千葉」(ちば、千葉
  • 「山無し」「邪魔梨」(山梨
  • 「降腐」「肛府」(甲府
  • 「ダ埼玉」「ダサい玉」(埼玉
  • 「トツグ」(栃木
  • 「軍馬」「軍魔」(ぐんま)「群馬鹿」「グソマ」(群馬
  • 「厨部」(ちゅうぶ、中部地方)「厨狂」(ちゅうきょう、中京
  • 「愛痴」「愛蜘」「哀恥」(あいち)、「愛知民国」(愛知
  • 「蛆」「蛆市」「ウジ」「ウジ市」(宇治市)
  • 「死餓」「歯牙」(滋賀
  • 「orz」(大津。「orz」は「がっくり」という意味の顔文字だが「オーツ」とも読めることから。県都にもかかわらず新快速が止まらなかったことへの風刺として使われることも。)
  • 「臭津」「苦札」「苦殺」(草津群馬県の「吾妻郡草津町」にも用いられる)
  • 「安」「野酢」「野巣」(やす、野洲
  • 「彦猫」(彦根。マスコットのひこにゃんから)
  • 「米原(とかいて「こめはら」と読む)」(まいばら、米原
  • 「大阪民国(たいはんみんこく、おおさかみんこく)」(大阪。嫌大阪かつ嫌韓国ユーザーが使用)
  • 「厨国」「厨国痴呆」(ちゅうごくちほう、中国地方
  • 「惨妖」「山尿」「惨妖痴呆」(さんようちほう、山陽地方
  • 「蚊川」「蚊が沸」「片輪」(香川県
  • 「餌姫」(えひめ、愛媛県
  • 「毒島」「独島(「トクト」とは読まない)」(徳島県
  • 「狡智」「後置」「耕地」「高地」「拘置」「ウン高知」(こうち、高知県
  • 「窮州」「吸収」「旧習」「急襲」(きゅうしゅう、九州地方
  • 「フクオ韓国」「ポンコツラーメン」「FUCK岡県」(福岡県福岡市。民度が韓国同様として福岡と韓国を掛け合わせて。「ポンコツラーメン」は福岡の地元食の豚骨ラーメンから。)
  • 「医師餓鬼」(いしがき、石垣島
例(立法・行政・司法)[編集]
  • 「痔罠」「痔民」「ヂミン」(自由民主党
    • 「ダニ垣」「ハニ垣」(自由民主党総裁谷垣禎一。「ハニ垣」とは埴輪のような風貌から)
    • 「アッソウ(太郎)」「阿呆太郎」(自由民主党元総裁・元首相麻生太郎
    • 「森のオソマツ」「シンキロウ」(自由民主党元総裁・元首相森喜朗。「森のオソマツ」は「森の石松」を捩って、「シンキロウ」は名前を音読みしたのと蜃気楼を引っ掛けて)
  • 「公迷」「公冥」「コウモリ党」(公明党。今は自民党と連立を組んでいるが、自民党の立場が悪くなると民主党など野党との連立を画策していることから。)
    • 「ゆ党」(「与党」と「野党」の境界的存在。公明党の蔑称=与党と野党の間を行ったりきたりしていたことから)
  • 「強酸」「狂酸」「狂惨」(きょうさん、日本共産党中国共産党。その他の国の共産党は通常このように悪意をもった表記をしない)
  • 「捨民」(しゃみん、社会民主党日本人拉致を行っていた北朝鮮と親しいスタンスを取っていたため)
  • 「たちがれ(立ち枯れ)日本」(平沼赳夫与謝野馨らが旗揚げした新党たちあがれ日本みんなの党代表の渡辺喜美が講演で読み違えたことから。)
  • 「ミンス」(民主党。思想・マニフェストが韓国寄りとして。「ミンス」が民主のハングル読みだと思い込んでいる)
  • 「降伏実現党」(幸福実現党
  • 「醜議院」「臭議院(臭院)」「臭議員」(衆議院
  • 「惨議院」(参議院
  • 「無い核」(ないかく、内閣
  • 「騒務省」「葬務省」(そうむしょう、総務省
  • 「放務省」「呆務省」(ほうむしょう、法務省
  • 「害務省」(がいむしょう、外務省
  • 「罪務省」(ざいむしょう、財務省
  • 「酷税庁」(こくぜいちょう、国税庁
  • 「悶咬省」「悶科省」「紋蚊省」(もんかしょう、文科省
  • 「更生省」(こうせいしょう、厚生労働省。ぜんぜん更生していないのを揶揄して)
    • 「謝呆庁」(しゃほちょう、旧制社会保険庁。表面上のお詫びはするが、本気で年金加入者のことを考えていないことから)
    • 「日本錬金機構」(新制日本年金機構。大幅に改善民営化すると称しながら、実態は旧社保庁職員を継続して90%以上転用雇用し、いまだにみなし公務員扱いの待遇を与えるという、国民の目を欺くような行政改革錬金術を用いていることから)
  • 「脳衰省」(のうすいしょう、農林水産省
  • 「K3省」「珪酸省」(けいさんしょう、経産省(経済産業省)
  • 「徒長」「倒狂徒長」「頭狂徒長」「糖尿途上」(東京都庁
  • 「腐腸」「不調」「符丁」(ふちょう、大阪府庁京都府庁
  • 「犬察」「犬殺」(けんさつ、検察
  • 「災番所」「祭番所」「差違板書」「差異万障」(さいばんしょ、裁判所
  • 「便漉し」「便後死」(べんごし、弁護士
  • 「K殺」「軽率」「軽殺」(けいさつ、警察
  • 「凶徒腐警」「狂都腐警」(きょうとふけい、京都府警察Winnyにおける47の逮捕による反発から)
  • 「犬警」(けんけい、各県警察)、グリコ・森永事件でも、犯人からの挑戦状で「兵庫犬警」「大阪婦警」の表現がみられた。
  • 秋田犬警」「飽多犬警」(秋田県警察
  • 「愛痴(蜘)犬警」(愛知県警察。交通の取り締まりが厳しい割りに交通(死亡)事故がなかなか減らないこと、県警幹部の飲酒運転など不祥事が多いことから)
例(製造業、商社)[編集]
例(金融業)[編集]
(金融機関コード順)
例(運輸業)[編集]
  • 「倒壊」「JR倒壊」「し尺倒壊」(JR東海
  • 「完済線」(関西本線
  • 「廣島」「廣嶋」(JR西日本広島支社。旧字体がそのまま蔑称になってるのは、支社管内で旧国鉄時代からの車両が多く使われており、体質、体制が古いということから。広島県広島市の蔑称ではない。)
  • 「日勃ち」「目立」(日立製作所=山口県下松市)
  • 「死に鉄」(西日本鉄道、西鉄。鉄道よりもバスのほうが規模が大きく、事実上バス会社であるというイメージなどから)
  • 「ウンコ臭い興業」(国際興業バス)
  • 「穴」(ANA
  • 「邪ル」(日本航空)
  • 「足穴」(アシアナ航空
例(飲食業)[編集]
例(メディア)[編集]
例(芸能)[編集]
例(レジャー産業・ゲーム)[編集]
例(専門職・役職・職種)[編集]
  • 「ヤクザ医師」「893」(薬剤師
  • 「姦護士」(看護士
  • 「悔悟士」「悔後士」(介護士。きわめて待遇が悪く、なると後悔することから)
  • 「痴呆書士」(司法書士
  • 「贅利士」(税理士。脱税を指南する一部の悪徳税理士のイメージから)
  • 「怪鳥」(会長)
  • 「遮腸」(社長)
  • 「生殖員」(正職員Windows95時代のIMEでは、初期状態で「せいしょくいん」を変換すると「正職員」よりも文節別れして「生殖員」が上位変換候補に上がってしまったことを揶揄して)
  • 「精射員」(正社員。上記「生殖員」の誤変換のイメージを連想して、後から無理矢理使われた)
  • 「害交員」「害工員」(外交員(セールスマン・営業社員)
  • 覇権」「覇権社員」(派遣社員。なぜか底辺の社員のほうが偉そうになっている)
  • 綸旨」「綸旨社員」(臨時社員。なぜか底辺の社員のほうが偉そうになっている)
  • 「幽迷徒」「郵冥土」「誘冥土」(ゆうメイト郵便事業会社アルバイトの呼称で、正職員なみにコキ使われるのに、極めて薄給で待遇が悪いことから)
  • 「怒方」「我天」(建設作業員、ドカタ、ガテン)
  • 「冷や問い」(日雇い
  • 「新渡」「新渡戸」(ニート
例(宗教)[編集]
  • 「般若心境」(般若心経
  • 「層化」「葬化」「掻靴」(創価学会
  • 「壺」「トンスル教会」(統一教会。「トンスル」とは「統一」の韓国語読みが「トンイル」であることからそれを捩ったもの)
例(野球)[編集]
例(サッカー)[編集]
例(大相撲)[編集]
  • 「朝笑龍」「チョン青龍」(大相撲の元横綱朝青龍、大相撲関係では、協会の要職や横綱大関などの番付上位陣、それ以外は特徴的な力士に対する蔑称が多い)
  • 「吐く方」「黒鵬」「悪鵬」「賭博鵬」「ヌル鵬」(大相撲の横綱白鵬
  • 「買い王」(大相撲の大関魁皇。皆が勝越すために上位で星を回し合う「大関互助会」と揶揄される八百長組織の「会長」(中盆)と目されていることから)
  • 「千代退会」(大相撲の元大関千代大海。めっきり力が衰え、早く「互助会」を退会して引退しろとの願望から)
  • 「琴汚怒」(大相撲の元大関琴光喜。しばしば立合から汚い手段を取るため、一部が四股名の由来となった「光る相撲で客を喜ばせる」の逆「汚い相撲で客を怒らせる」=琴汚怒と呼んだことから)
  • 「琴嘔臭」「汚怒嘔臭」(大相撲の大関琴欧洲
  • 「アマ」「プロなのにアマ」(大相撲の大関日馬富士。上位になっても、窮地に立った相手に対して気を配って星を回さず、プロの空気を読んでいないように見えることから。改名前の四股名「安馬」を片仮名書きしたもの)
  • 「邪山」(大相撲の元大関雅山明治大学相撲部在籍時の傷害事件など、ダーティーなイメージがあるため、「雅(みやび)」を「邪」に置き換え、「よこしまやま」「じゃやま」などと呼称)
  • 「禿露山」「禿」(大相撲の元関取白露山。風貌から)
  • 「バカの鵬」「馬鹿の方」(大相撲の元関取若ノ鵬。大麻渦で往生際悪く地位確認の訴訟を起こしたり、週刊誌にあることないことを言いまくっていたことから)
  • 「血を吐く方」(大相撲の関取千代白鵬。ロシア人力士や若麒麟らによる大麻渦のさなか、疑惑をもたれたが逃げ切った極めてグレーで狡猾なイメージから)
  • 「クソーフ」(大相撲の関取安壮富士。かつて「下痢してる力士」スレで名前が挙げられ「くそうふじ」と呼称されていたことから)
例(格闘技)[編集]
例 (学校名)[編集]
  • 「創価」(広島大学総合科学部の略称「総科」から)
  • 「飯台」(大阪大学の略称「阪大」から)
例(その他)[編集]
  • 「池田犬作」「池田駄作」(創価学会現名誉会長池田大作の蔑称。主に創価学会に嫌悪感を抱く人が使う。「成大作(ソン・テチャク)」とも)
  • 「石原死んだろう」「石原珍太郎」「縊死腹死んだろう」など(石原慎太郎東京都知事の蔑称)
  • 「森田犬作」(森田健作千葉県知事の蔑称)

外国語の固有名詞を無理やり日本語訳したもの[編集]

外国語の固有名詞を、単語の意味から、若しくは発音から連想して無理やり日本語訳したもの。主に漢字を当てる場合が多い。国名に漢字を割り当てるように広範囲で略語として使われる。

濁点の移動[編集]

濁点の付いている文字と濁点の付いていない文字とでできている言葉の濁点を移動させる。

以上は主に検索回避の手段として使われるが、使うことによる連帯感を持つため、他の人が使っているからなんとなく、など検索回避とは全く関係なく使われることもままある。

誤入力誤変換[編集]

文字の不足または過多によってタイプミスの変換などの誤植によって投稿されたもの、あるいは敢えて積極的に誤変換した文字を見て、他の2ちゃんねらーが面白がって使用し、広く使われるようになった言葉もある。

    • 「言いまつがい」(言い間違い)
    • 「――だと思われ」(思われる)
    • 「漏れ」(俺)
    • 「藻前」(お前)
    • 希ガス」(気がする)
    • 「武士盛りパーク」(富士サファリパーク
    • 「裏山しい」(羨ましい) - 「しい」を「C」や「四位」「志位」としたり、「しいねちゃん」「椎名へきる」といった変形例もある。
    • 「苦労と思考(または苦労と試行)」(玄人志向)-「PC初心者お断り」や「素人瞬殺」を標榜とするように、ハードウェアに関する高度な知識を必要とする事から。
    • 「ぃぬx」(Linux)- 略して犬と呼ばれることもある

誤読[編集]

読み間違いや、または正しく表記せずに書かれた言葉を他の2ちゃんねらーが面白がって使用し、2ちゃんねる内で常用となることがある。

時事報道によって広まったもの
「~しる」(本来は「~しろ」)
韓国金泳鎭元農林部長官が、「ろ」と「る」を間違えて「日本は反省しる!」と記載したプラカードを持って、衆議院議員会館前でハンガーストライキを行ったことを由来とし、命令形用言として、現在では2ちゃんねる以外でも幅広く使用されるほど普及している。「~汁」と変換されることもある。経緯詳細は金泳鎭議員の記事を参照。
これに限らず外国人は片仮名の「ン」と「ソ」も区別出来ない。
ぎなた読みによる文節の誤読
アフガン航空相撲
アフガニスタンのアブドゥール・ラフマン航空観光相が暴動で撲殺された際、ニュース報道の『アフガン航空相撲殺される』という見出しが、多くの人に「アフガンの航空相撲(というスポーツの選手)が殺される」と誤読された。これがきっかけで「アフガン航空相撲」という単語が壮大な架空スポーツネタへと発展した。その後、アンサイクロペディアにも「アフガン航空相撲」という記事ができた。
この先生きのこる
『この先、生きのこるには』とするところを「この先生きのこるには」と読点を付けずに表記された事から、「この先生、きのこる」と誤読されたことが由来。更に「きのこる」という単語がネタとなった。奈須きのこ関連でよく使われる語である。
あびる優れた
タレントあびる優がテレビ出演時に集団窃盗を告白し話題となった際、「今注目をあびる優れた○○」(「今注目を浴びる、優れた○○」の意)というスレッドタイトルが流行した。
暴力二男
ある時暴力沙汰の事件のニュースのスレッドが立ち、その事件の被疑者が家族構成において次男に当たる人物であり、スレッドタイトルが本来ならば「次男」となるべきところが「二男」と書かれてしまい、「暴力・次男」が「暴・カニ男」と誤読された事が由来。
音読み訓読みの混同
ぐんくつ(軍靴・正しくは「ぐんか」)、すくつ(巣窟・正しくは「そうくつ」)など。重箱読み湯桶読みの読み間違いによるケースもある。ガイシュツ(既出・正しくは「きしゅつ」[注 3])や、きじゃくせい(脆弱性・正しくは「ぜいじゃくせい」)は読み間違いである。2009年末頃からはナマポ(生活保護の略。一般社会では使われない。「せいほ」が生命保険の略である事から区別する意味で)が登場し始めた。
音位転倒を起こしているもの
ふいんき(雰囲気・正しくは「ふんいき」)、ふれひす(平伏す・正しくは「ひれふす」)、さやわか(爽やか・正しくは「さわやか」)など。発音の性質上、誤用そのものは2ちゃんねる以外でもよく見られる。2ちゃんねる内でネタとして使われる場合は、「ふいんき(←なぜか変換できない)」と付けるのが一般的である。またこれに乗じ、「北方領土(←なぜか返還されない)」[7]や「空気(←なぜか読めない)」といったネタも存在する。

文字置き換え[編集]

単語の文字の一部を、形が似ている字や同音異字に置き換えたもので、「しR」・「しЯ」(JR)や「束」(東)、「西瓜」(Suica)、「倒壊」•「盗海」(東海)、「酉」(西)、日本航空ロゴマークの「JAノL」、などがその例である。 韓国のLG電機も「しG電機」と書かれる。家電爆発事故での検索回避が目的。

省略[編集]

一般的な用語の省略形であり、串(プロクシの略に当て字)などが代表的である。句読点の省略などと同様に、かつてのパソコン通信時代に通信容量(データ量)を可能な限り節約するために生まれた慣習だが、常時接続の普及した現在ではそういう意識で使っている人はほとんどいない。

上記の酉や束など、漢字一文字に略される例が多く、対象もコンピュータ用語や企業名から個人名(時には誹謗中傷目的で)まで多岐にわたる。意外に使用例は古くからあり、ニフティサーブのフォーラム等でもPCの型番を漢字一文字に当て字で略した例などがみられた(PC-486NAV=鍋 PC-486NAU=鮎 など)。

なお、この現象は最もポピュラーなもので、2ちゃんねるに限らずオンラインゲームでの「こんにちは」→「こn」・「OK」→「おk」・「アップロード」→「うp」 「よろしく」→「よろ」 「おつかれ」→「おつ」ないし「乙」などのあいさつでも見られる。この場合は、入力する手間や変換の時間を減らす目的や、手早く入力しなければならない時に用いられることが多い。

2009年末頃からニュース速報+板などで、容姿がよければ多少の事が許されることを揶揄する「※」(「※ただしイケメンに限る」を省略したもの)が用いられている。ただ、使用はニュースの立てられる頻度と内容に拠るところも大きく、単に「※」と書かれていてもその意味が分からない閲覧者もいる。

似たような意味の短い言葉を代用[編集]

  • ~~自重 - (じちょう)~~やりすぎだ
もともとは二次元裏@ふたばでキャラクターほめ子の暴走に対して「ほめ子自重しろ」と言ったのを省略したもの。
ニコニコ動画においても○○自重というコメントが流行した。
この意味では「じちょう」と読むのが正しく、「じじゅう」では自らの重さを表す別の単語になってしまうので注意が必要である。ただし、これもまたスラングとして意図的に「じじゅう」と書かれることも多い。
本来、自重という言葉は(品位を保つように)自分の発言を慎むことをいうが、日常での生活の行動に対して自重という言葉を使う人も増えてきた。
(ただしこれは日本語として間違った使い方である。)

仮定や願望を勝手に既成事実化して表現したもの[編集]

本項の「2ちゃんねる用語」という括りから少し外れるが、2ちゃんねる用語を生み出す土壌として「仮定・予測・推測・希望に過ぎないことを、あたかも確定した既成事実であるかのような表現に強引に変えて他人のレスを煽る」傾向が非常に強く、これが多くの独自の2ちゃんねる用語を生み出す土壌になっている。

  • そんなことを書き込むと、もしかすると警察に逮捕されるかもしれませんよ(仮定かつ推測)→「タイーホ」(「タイーホ」、既成事実としての逮捕通告に変わっている:「逮捕する」がさらに変化)
  • そんなことを書き込むと問題になると思いますよ(仮定かつ推測)→「ん~、アウアウ!」(「ん~、アウアウ!」既成事実の通告に変わっている:「ん~、アウト!アウト!」がさらに変化)

これらはほんの一例であり、特定のでのみ通用する用語も無数に存在する。

半角カタカナの多用[編集]

通常は半角で使用しないような表現を、半角カタカナで表現する。感嘆詞や文末の体言止表現や侮辱などに多く見られる。

  • 威嚇表現の「ゴルァ」(ゴルァ、こら)や「ヴォケ」(ヴォケ、ぼけ)、面白くて“ウケ”たことを示す感嘆詞「ワロス」(ワロス)または「バロス」 (バロス)など。
  • 驚きを隠せない表現を用いる場合の例として、「アロマンティーヤ」(アロマンティーヤ、あらま)と表現されることがある。この用法を用いる際には文末に( ゚д゚)を付加することが多いとされている。
  • 前出の「タイーホ」(タイーホ、逮捕)や「スマソ」(スマソ、すまん)、「ュザーイ」(ュザーイ、有罪)、他人を卑下したり憐れむ際に使用される「カワイソス」(カワイソス、可哀想すぎ) などを用いる際には、「間違いなくタイーホ」(タイーホ)、「誤爆スマソ」(スマソ)、「真夜中のカワイソスw」(カワイソス)などと表現されることが多い。

えせ歴史的かな遣いの使用[編集]

1946年(昭和21年)告示の現代かなづかいないし、1986年(昭和61年)改訂の新かな遣いが公布されるまで使用されてきた歴史的かな遣い、あるいはそれに似たものをあえて用いる。「はづかしい」、「ぢゃないか」のように歴史的仮名遣いとして正しいもののほか、下記のように歴史的仮名遣いとして誤ったものもある。また、「ゐ・ゑ・ヰ・ヱ」は「を・ヲ」程使われてはいない。

  • 目的助詞以外においても「を」を使用する例。
「ヲイ」(歴史的仮名遣で正しくは「おい」)、「ヲタ」・「ヲタク」(正しくは「オタ」「オタク」)など。
  • 連濁・複合語以外でも「ぢ・づ」を使用する例。
「まぢスカ?」(< 真面(本当)ですか? > の意、正しくは「まじスカ?」)

絵文字[編集]

ラテン文字ギリシャ文字キリル文字などの外国語文字や日本語仮名文字、各種の記号などを駆使して、数文字で顔文字絵文字を形成し視覚的に使用することが好まれ、その例は枚挙にいとまがない。

また、本来は仮名文字そのものとして読むことの出来る1~2文字を、そのまま視覚表現に使用する変わった例では、自分の一行レスポンスを掲示する手を表現した「つ」(「つ[内容]」のように使う)、右手の人差し指を突きつける様子を表現した「m9」、左腕を挙げ振って自分の存在表現のために挙手するさま、あるいは別れの挨拶をするさまを表現した「ノシ」(ノシ)などがある。

漫画・アニメ・ゲームでのセリフ[編集]

漫画アニメゲームにおいて使われたセリフを部分的に改変して使われ、それが面白い場合、2ちゃんねる内で流行して常用となることがある。漫画・アニメ・ゲーム自体がマイナーなものであっても、2ちゃんねる内でセリフが使われることによって、後々において漫画などが認知されることもある。大抵の場合、アスキーアート(文字絵)とともにセリフを用いる。

その語から連想できる事柄[編集]

単語から特徴を抜き出し、表現したもの。この種の2ちゃんねる用語は一般に用いられる語に、社会情勢や行動などを考慮した独自の意味を追加したものも多く、一種の風刺(皮肉)とも捉えられる。

野球[編集]

    • 虚塵群、金満読売ジャイアンツの蔑称の一つで、親会社である読売新聞社の圧倒的な資金力や影響力を利用して他球団の選手を引き寄せて(強奪と呼ばれる)自チームの主力とすることから、「(生え抜きでは)虚しい塵売(読売の蔑称)」の略(高橋留美子が描いた「虚塵の星」が由来ともされている)として揶揄されている。他に「虚人」、「嘘人」、「邪意暗痛(ジャイアンツ)」、「黄泉瓜(ヨミウリ)」、「ゴミ売り」、「¥G(帽子のYGマークのYを¥に置き換え)」といった当て字(上記参照)などもあげられる。
    • 雑巾犯珍:巨人ファンの蔑称、巨人ファンが応援中に振り回すタオル(オレンジ色が多い)が由来。この応援スタイルは、元々千葉ロッテマリーンズのファンが白色のタオルを振り回して応援していたのを参考にして取り入れたものだが、後にジャイアンツの応援団(G-FREAKS)代表が「自らのオリジナルスタイルである」と球団サイトやマスコミを通じて公言した為に、アンチを中心に非難の材料にされている。他に「オレンジ」、「虚塵ヲタク(オタク)」、「虚カス」など。また「犯珍」は阪神タイガース及び阪神ファンに対する蔑称(阪神ファンが各地の球場やインターネット掲示板等で騒ぎや事件を引き起こしたりする事が他球団のファンに比べて非常に多いため)ではあるが、逆にアンチ巨人 が「犯罪珍獣」の略として巨人ファンにも用いるケースもあるが、定着しているとは言いがたい。
    • 味噌珍日中日ドラゴンズの蔑称。味噌とは地元の名古屋八丁味噌を多くの料理に使用することに由来する。珍とは系列会社のCBC(中部日本放送)の蔑称「珍BC」「珍豚死」から由来する。
    • ルトスネルト東京ヤクルトスワローズの蔑称。同じ在京球団である対巨人で2001年から10年連続で負け越し,特に2006年2008年2009年の対巨人戦については著しく負け越していたので飼い主と犬の関係に例え「虚塵(巨人の蔑称)の犬」「犬ルトワンワンズ」「犬ルト弱ローズ」「頭狂(東京の蔑称)犬ルトスワローズ」、またスワローズと「おすわり」を掛け合わせて「犬ルトオスワリーズ」などと呼ばれている。(最近は横浜ベイスターズについても「虚塵の犬」と呼ばれることがある。「犬ハメ」とも呼ばれる。)また、逆に巨人と優勝争いをしている球団(例:2008年の阪神・2009年の中日)に対しては互角、またはそれ以上の善戦をする場合にも「虚塵の犬」と呼ばれる。2008年に至ってはヤクルト・横浜ともに巨人に大きく負け越し逆に終盤阪神を苦しめたことから、「巨人大逆転優勝の立役者」の名に挙げられている(ヤクルトの高田繁監督が巨人OBである事から高田監督が立役者との意見もある)。さらには漫画『ドラえもん』のキャラクター、スネ夫ジャイアンの腰巾着である点にちなみ、「スネルト」とも呼ばれる。この場合、「ジャイアン」と「ジャイアンツ(巨人)」が掛けられている。
    • 創価ハム北海道日本ハムファイターズの蔑称で、選手や監督や コーチやフロントに創価学会信者が多いから。特に創価大学との結びつきは球界でも不審に思われるほど強い。このことは関西ローカルのテレビ番組「たかじんのそこまで言って委員会」においても勝谷誠彦に指摘されており、当日出演していた岩本勉もチーム内の学会員の多さを認めている。オンエアーでは学会などに配慮してピー音で編集されたが、観覧した者(読売テレビのスタッフ?)のレスで確認されている。また2008年TDNこと多田野数人が加入したため、「蝦夷創価ホモファイタアッー!ズ」という最上級の蔑称も生まれた(由来は多田野数人#スキャンダルを参照)。
    • 新王ハム:これも北海道日本ハムファイターズの蔑称の一つである。これは、ポケットモンスター_ダイヤモンド・パール及びプラチナ舞台のモデル球団の本拠地だったことから来ている
    • 檻糞檻屑牛歩BSE金貸し高利貸しオリックスバファローズの蔑称。「金貸し」「高利貸し」は親会社が金融業・リース業であり、村上ファンドとも関わりがあったことから。また関西に本拠を置きながら関東に媚を売って関西を顧ない親会社の姿勢から「在阪関東球団」ともいわれる。
    • 便器福岡ソフトバンクホークスの蔑称、後述の事象からソフトベンキとも。まずバンクと便器は発音が似ているうえ、以前にフジテレビ系列のバラエティ番組ワンナイR&R」で王シュレットというギャグを放送したことも関係している。ちなみに王シュレット事件当時(2003年8月13日)は福岡ダイエーホークスの時代であり、親会社はソフトバンクではなくダイエーである(但しダイエー時代にも「ダニエー」等の蔑称が存在していた)。 また南海・ダイエー時代に約20年間Bクラスに低迷していたことや、2004年以降のプレーオフを突破できていないこと等から「アホークス」と呼ばれることもある。他にホーム球場の福岡Yahoo!JAPANドームの蔑称として「便器ドーム」が用いられている。
    • 性撫性豚:埼玉西武ライオンズの蔑称で、投票ちゃんねる発祥。
    • ロッチ千葉ロッテマリーンズの蔑称で、ロッテが発売するビックリマンの偽者商品に「ロッチ」と標記されていたため。
    • チョンロッテロッチョン千葉ロッテマリーンズの蔑称で、在日韓国人一世の重光武雄(辛格浩)が起業し、今でも日本韓国の両方に本社があるため。
    • 在日球団朝鮮球団読売ジャイアンツ千葉ロッテマリーンズ福岡ソフトバンクホークス阪神タイガース共通の蔑称。ロッテとソフトバンクはオーナーが在日韓国人、巨人と阪神は金刃憲人金本知憲新井貴浩(共に帰化済)、檜山進次郎など在日韓国人の選手が多く在籍しているため。一方で、移民選手が多い北海道日本ハムファイターズがこのように呼ばれる事はなぜかない。
    • 阪神タイガース埼玉西武ライオンズ共通の蔑称。マスコットキャラクタートラッキーレオ)のモチーフがいずれもネコ科の動物のため。主に試合に敗れた時に用いられる。
    • メイデン:送りバントの事。2004年第76回選抜高等学校野球大会において、愛工大名電がバント主体の戦法を多用したことから。実況板発祥。
    • ○○は△△より弱い日本シリーズで4戦4敗に終わった、または4戦4敗に終わりそうなチームの蔑称。由来は1989年の日本シリーズでの加藤哲郎投手の「巨人はロッテより弱い」であり、「○○」は4戦4敗した(しそうな)チームが、「△△」は4戦4勝で日本一を決めた(決めそうな)チームが属するリーグのその年の最下位チームが、それぞれ入る。{例:「西武は横浜より弱い」(2002年)・「阪神は楽天より弱い」(2005年)}
    • ○○最高や!××なんて最初からいらんかったんや!:元々本命の選手の獲得に失敗し別の選手を獲得したときに(特に入団後に本命選手が不調を起こし、逆に入団した選手が絶好調の際に)使われる野球板のタイガース関係スレ発祥[注 4]の用語である(この経緯から関西弁風になっているので、猛虎弁とも)。現在では2ちゃんねるのみならず、一般のサイトや掲示板・ブログなどで何かを比較するネタで広く使われている(発祥の例では・・・:野原最高や!堂上なんて最初からいらんかったんや!)。
    • ○○劇場:プロ野球で投手が乱調になること(いわゆる「炎上」も多い)。リリーフ投手を指す場合が特に多く、先発はあまり多くない。○○にはその投手の名前が入る。(例:クルーン劇場ミセリ劇場豊田劇場コバマサ劇場浅尾劇場江草劇場
    • ○○ンゴ:"○○劇場"と同義。2008年開幕時に抑えを任された楽天のドミンゴ・グスマンが開幕カードのソフトバンク戦で救援失敗を繰り返した事に由来。"○○"には外国人投手名が入ることが多い(例: クルンゴ)。語呂が悪い場合は名前を省略して呼ぶ事がある(例:東野峻→ひがしの=トンゴ)。なお、かつてはヘクター・カラスコをもじって○○スコと言う呼ばれ方が主流であった。
    • スペランカープロ野球などのスポーツにおいて頻繁に故障(戦線離脱)をする選手に対して使われる蔑称。そのタイトルのゲームにおいて、プレイヤーキャラクターが非常に死にやすいことから由来。略して「スペ」とも。また選手が故障する事を「スペる」、故障がちの選手を「スペ体質」と呼ぶ(代表的な選手として、主に多村仁志高橋由伸が挙げられる)。
  • 野球選手
    • カッス:小笠原道大の蔑称。愛称のガッツカスとかけたもの。
    • ウナギイヌ、阿部珍、阿部珍之助平:阿部慎之助の蔑称。顔が天才バカボンに出てくるウナギイヌに似ている所から。そこから「ウナギ」と省略され、更に発展して「偽装ウナギ」と呼ばれる事もある(ウナギ産地偽装問題に由来)。
    • もえ口・萌え口:野間口貴彦。モデル・押切もえと交際したことに由来。
    • 狂運、狂ウンコ:マーク・クルーンの蔑称。ラミレス同様契約面での折り合いが付かず、2008年に横浜から資金豊富な巨人に移籍し、救援失敗をことごとく繰り返したため。
    • ゴミレス:アレックス・ラミレスの蔑称。契約面での折り合いが付かず、2008年にヤクルトから資金豊富な巨人(ゴミウリ)に移籍したため。
    • ゴミザレス:ディッキー・ゴンザレスの蔑称。ラミレス同様、ヤクルトから資金豊富な巨人に移籍しヤクルト時代ではなかった2桁勝利をあげるなど、巨人の優勝に貢献したため。
    • 火へんに華:イ・スンヨプ(李承ヨプ)の蔑称。「ヨプ」と読む、火へんに華の漢字が機種依存文字で、なかなか変換できないことから誕生した。
    • イヌ・チャンヨン、犬チャンヨン、犬昌勇:林昌勇(ヤクルト)の蔑称。巨人戦に限り救援失敗が目立つためにアンチ巨人の間で。
    • モナ岡:元々は今岡誠の愛称であった二岡智宏の蔑称。山本モナとの不倫騒動に由来。また、山本モナと入ったホテルの値段を取って¥9800が後に付くことも。なお、それまでは「銭岡」という蔑称が一般的だった。
    • 尻、ケツ、高橋尻、ケツ出し:高橋尚成の蔑称。2002年の巨人の優勝祝賀会で尻を出したことに由来。
    • どんでん:オリックス岡田彰布監督。「どんでん」は味の素の調味料の商品名で、岡田がCMに出演していたことから。
    • 宮内信者、闇討ち:オリックスファンの蔑称。宮内とはオーナー宮内義彦の名前。「闇討ち」はオーナーの名前の「宮内」を捩って。
    • 野村犬二郎、ノム犬:広島カープ野村謙二郎監督。2010年の開幕から巨人に6連敗を喫したことから。「ノム犬」は略称の「のむけん」を捩って。
    • 前田健犬、マエ犬:広島カープ前田健太。2010年の最多勝、最優秀防御率争いに加わりながら巨人戦に限り大量失点を許し負け投手になることから。「前田健犬」は漢字の「太」を「犬」に置き換えて。「マエ犬」は略称の「マエケン」を捩って。
    • ヤニキ:金本知憲の蔑称。ヘビースモーカーであることから。ヤニと愛称の「アニキ」のかばん語

通信業界および通信機器[編集]

    • ドキュモ(DQNモバイル)、ドロモ、、毒喪、毒電、、茸電:NTTドコモの蔑称。特に「茸」は同社のマスコットキャラクターである「ドコモダケ」に由来する。
    • あう、、庭電、、顎電:auブランドを展開するKDDIおよび沖縄セルラー電話の蔑称。特に「庭」は同ブランドのかつてのキャッチコピーだった「auの庭で。」に由来し、「顎」は同KDDIグループの現社長である田中孝司[注 5]の顔の特徴に由来する。また、同ブランドの派生ブランドにあたるiidaは「飯田」の蔑称を持ち、更に同KDDIグループの現会長(先代社長)である小野寺正は「老害」「オナ寺」の蔑称を持つ。
    • 禿(禿げ)、パゲ、禿豚、禿電、禿℡:ソフトバンクモバイル及び同グループの社長である孫正義の蔑称。孫の身体的特徴に由来する。ただし、iPhone板では孫を賞賛する文脈で用いられることもある。新・mac板やiPhone板ではアップルCEOことスティーブ・ジョブズも「禿」と呼ばれ、両者を区別する必要がある場合、孫を「孫禿」や「偽禿」、「在日禿」(反日禿)、「朝鮮禿」(チョン禿)、ジョブズを「林檎禿」(禿林檎)や「米禿」などと呼ぶ。もちろんホークスに対しても使われる(禿鷹と呼ばれる場合もある)。
    • 死ャープ:シャープの蔑称。IS01及びSH-10BのOSメジャーアップデート放棄(及び不具合改善のための有志によるroot権取得すら改変を不能とするファームウェアのアップデートを行なう)を中心に、システム関連などの不具合を多発させるなどしている為、携帯電話・PHS板及びスマートフォン板、更にデジタル家電等のAV機器板では「糞メーカー」の代名詞となっている。
    • 、芋場、芋電:イー・モバイルの蔑称。
    • 、糞電、ウンコム:ウィルコムの蔑称。ちなみに同社の元取締役副会長である喜久川政樹は、「偽マツケン」の蔑称を持っていた(顔立ちが似ているという理由で)。
    • 、塚電:ツーカーの蔑称。
    • QQ様クアルコムの蔑称。また、同社が開発した携帯電話用プラットフォームであるBREWは「麦酒」の蔑称を持つ。
    • 、豚電、豚フォン:旧・ボーダフォン(日本)の蔑称。
    • (ハエブリ):ウィルコム向けスマートフォン・HYBRID W-ZERO3の蔑称。
    • カメムシ:au向け携帯電話・W21Tの蔑称。端末のカラーバリエーションのひとつである「ブリーズグリーン」の端末本体の色に由来する。
    • ファミコン:au向け携帯電話・W51SAの蔑称。端末のカラーバリエーションのひとつである「アイボリーホワイト」の端末本体の色の配色に由来する。
    • 哀不穏、哀フォン、アホン:iPhoneの蔑称。
    • IMPOBAR、INPOBAR、インポバー:INFOBAR(A5307ST)及びINFOBAR2(W55SA)、INFOBAR A01(SHX11)の蔑称。
    • アホパッド:iPadの蔑称。
    • 腸炎ビブリオ、腸炎:au向け携帯電話・biblio(TSY01)の蔑称。
    • 真守、マモちゃん:au向け通話機能付き子供用防犯ツール・mamorino(KYY01)の蔑称。またその後継機種であるmamorino2(KYY02)は「マモちゃん2号」の蔑称を持つ。
    • ×(ペケ)ペリア:NTTドコモ向けスマートフォン・Xperiaの蔑称。
    • 悪路、曲芸:Xperia acro(SO-02CIS11S(SOI11))の蔑称ないし略称。
    • 明菜、明菜フォン:ソフトバンクモバイル向けスマートフォン・HTC Desireの蔑称。中森明菜のかつてのヒット曲だった「DESIRE -情熱-」に由来する。
    • 銀河、ギャラクチョン、ガラクター、ギャラクター:NTTドコモ向けスマートフォン・GALAXY S、およびNTTドコモ向けタブレット・GALAXY Tabの蔑称。特に「ギャラクチョン」はこれらシリーズを製造・販売している某東アジア国に由来する。
    • メガネケース:au向けスマートブックIS01(SHI01)及びSH-10Bの蔑称。端末の形状的特徴に由来する。
    • 劣化ビブリオ:au向けスマートフォン・dynapocket IS02(TSI01)の蔑称。
    • 古墳前方後円墳:au向けスマートフォン・REGZA Phone IS04/IS04FV(TSI04)およびNTTドコモ向けスマートフォン・REGZA Phone T-01Cの蔑称。いずれも背面パネルのカメラのレンズ周辺のベゼルの形状に由来する。
    • 大犬座:au向けスマートフォン・SIRIUS α IS06(PTI06)の蔑称。本機のペットネームに由来する。
    • 下痢豆:ソフトバンクモバイル向け携帯電話・Jelly Beans 840SHの蔑称。
    • misono美空:au向けiidaブランド携帯電話・misora(KYX02)の蔑称。
    • ベッキー:au向け携帯電話・beskey(HIY02)の蔑称。
    • 重箱:NTTドコモ向け携帯電話・docomo PRO series N-08Bの蔑称。
    • 元祖ガラスマ:NTTドコモのSH-04Aの事(こちらはスマートフォンではなく、PRO SERIESの機種であるが、デザインなどがスマートフォン風味である事から)。また、実際のスマートフォンフィーチャー・フォンではauのIS03(SHI03)の事を指す。
    • Windowsガラケー:NTTドコモ向けWindows 7搭載携帯電話・F-07Cの蔑称。
    • 元祖禿電:au向け携帯電話・K002(KY002)の蔑称。本機の塗装面が(脆く)剥がれ易いという問題点に由来。
    • ガノタガラケー、ガンプラガラケー:ソフトバンクモバイル向け携帯電話・945SH G Ver.GP30thの蔑称。

その他[編集]

報道関係の用語[編集]

(基本的に、特定アジアなどを贔屓する内容かつ、問題報道を度々報道するとされるメディア、特にキー局や全国紙に使われることが多い)

詳細は「#例(メディア)」を参照

  • 「日テロ」「目テロ」(日本テレビ日本海テレビにも使われる)
  • 「TぶーS」「TブーS」「T豚S」TBSテレビの蔑称、豚の部分は「ブー」と読む。さらに短縮して(局)と表記する場合もある。旧正式名称の「東京放送」からとって「頭狂放送」というものも。(局のマスコットキャラクターであるブーブが豚ベースであることから)
  • 「蛆テレビ」「不治テレビ」「」「不治」「ウジテレビ」「腐痔」:フジテレビの蔑称。さらに短縮して・不治と表記され、産経新聞夕刊フジの蔑称にも使われる。
  • 「テロ朝」「テロ垢」「テロ赤」:テレビ朝日の蔑称。その報道内容がテロに等しいという意味。これが派生して「日テロ」「関テロ」「広テロ」「サンテロビ

などと他の放送局まで波及していった。

独自語[編集]

主に、2ちゃんねるのスレッドで作られた単語が、そのまま使われるようになったもの。例として珍走団(暴走族)・特定アジア(中国と韓国と北朝鮮)・アサヒる(朝日新聞の捏造)・ヨミウる(読売新聞の強引な販売など)・朝鮮玉入れ(パチンコ)・グモッチュイーーン(鉄道人身事故)などがある。あぼーん(削除)など、2ちゃんねるの運営などに関連した独自語も存在する。独自語として使われる単語は主に、ある種の物事に関して、典型的な例として考えられたものを、多くの閲覧者が同じような考えをしたことがある、もしくはあったために共感を呼び、そのまま使用されてインターネットスラングとして定着する物が多い。その為、単語自体には大した意味を持たず言葉の羅列に過ぎないものもある。

その他[編集]

  •  :けが人や病人には折鶴を送り、死んだ人には菊の花を供える習慣から、誰かが怪我したり病気になった時には、早く治るように鶴、訃報スレには冥福を祈るという意味も込めて菊と書き込まれる。
  • IYH(イヤッッホォォォオオォオウ!):後先を考えずに高額な物を買うこと。衝動買い。『イヤッッホォォォオオォオウ!衝動買い!』または、それに類似するタイトルで趣味系の板の多くに存在する。[8]楽器・作曲板で始まり、各板に広がっていった。そのスレッドで何か購入の報告をすると、さらに上位機種や周辺機器などの購入も薦められることが一般的である。なお、「イヤッッホォォォオオォオウ!」はVIP板でスレッドのレスが1000に達すると1001番目に自動的に入る終了レスでもあり、こちらの方は「次スレもVIPクオリティ!」と追加される。
    対義語→ドナドナ:売る。手放す。売ることで資金を得、次のIYHに繋げる。

独自の文法規則[編集]

通常の言葉を独自の文法規則に則り変化させ、2ちゃんねる用語的に変化させることがある。これは、漫画的な言い回しによって、やわらかく砕けた雰囲気を出すためにするようである。また、同じ言葉を使う仲間内という連帯感を持つ作用もある。

例として、以下のようなものがある。

促音の省略[編集]

促音を省略し、舌足らず感を演出する他、(主に携帯電話での)書き込みの際に「っ」及び「ッ」の入力の煩わしさを解消する目的もある。

例:「だったよ」→「だたよ」・「おわった」→「オワタ」(オワタ)

2文字目促音の3文字目長音化[編集]

4音節の単語で2文字目が促音の場合にこれを抜き取り、代わりに3文字目に長音を挿し入れる。

例:「まったり」→「またーり」 「おっさん」→「おさーん」 「札幌」→「さぽーろ」 「結婚」→「けこーん」

4音節でないが、「アップ」→「アプー」 「エッチ」→「エチー」

例外:「逮捕」→「タイーホ」 「田代」→「タシーロ」

「ぽ」の終助詞化[編集]

形容詞を作る接辞「~っぽい」の終止形の省略「ぽ」が多用され、やがて推定を表す終助詞として使われるようになった。後に推定ではなく婉曲を表す用法も生まれた。

例:「むり」→「むりぽ」

由来は、2001年にWinMXの利用者が検挙された際、実際に家宅捜索を受けている様子を掲示板上で実況していた人物が、最後に残した書き込み「もうだめぽ」。2典では「もうだめっぽい」の意味と解釈している。[9]

なお、「ぬるぽ」はこれとよく似ているが、発祥の経緯および意味が全く異なる。

一文字目の「お」を「も」に変える[編集]

単語の一文字目が母音/o/で始まるとき、/m/を追加して/mo/に変換する。これによってやや間が抜けた響きになるので、衝突を好まない方針の板・スレッドでよく使われる。「俺も俺も(oremooremo)」のタイプミス「俺漏れも(oremoremo)」が由来とも言われる。

例 「おまえら(omaera)」→「もまえら(momaera)」

「落ち着け(otituke)」→「餅つけ(motituke)」

「え」を「い」に、「お段」を「う段」に変える[編集]

特に発生するための決まった条件はないが、母音/e/が/i/に、/o/が/u/に変わる場合がある。これも間が抜けた響きによって場を和ませる意図で使われる。また、これらの音韻規則は沖縄方言にも見られる。

例:「おまえら」→「おまいら

なお、「しろ」→「しる」もこの文法法則とよく似ているが、発祥の経緯が全く異なる。(詳細は金泳鎮議員の項を参照)

母音を省略したローマ字表記[編集]

単語や文章をローマ字表記し、更に母音を外して子音のみで表記する。一種の純粋なアブジャド(子音文字)的書法である。特にVIP語で顕著。

例:

  • 「マジですか」→「majidesuka」→「mjdsk」
  • 「くわしく」→「kuwashiku」→「kwsk」
  • 「キタコレ」→「kitakore」→「ktkr」
  • 「ワクワクテカテカ」→「ワクテカ」→「wakuteka」→「wktk」
  • 「加速(かそく、若しくは過疎区)」→「kasoku」→「ksk」
  • ググレカス」→「GuGuReKaSu」→「ggrks」
  • 「ガクブル(ガクガクブルブル:震える様を表す、の略)」→「gakugakuburuburu」→「gkbr」ただし下述の理由でゴキブリの略にも使われることがある。
  • 多田野数人」→TaDaNo→「TDN」

母音を重視する日本語に於いては、子音のみの表記であると言葉が幾通りも想像できるため、非常に解りにくく、多く使用されているスレッドでは、その意味を聞いている場面が見られることも少なくない。解りにくいことは使用者も承知なのか、この語に限っては無知を罵倒せず素直に意味を教える場合がほとんどである。なお、同様に母音を省略する表記は、アラビア文字系統を使用する言語やヘブライ語などにも見られる。

一つの文章を丸ごと略したものさえある(「常識的に考えて」→「joushikitekini kangaete」→「JK」。JKは女子高校生の略でもあるので文脈で判断する必要がある)。

でつまつ語[編集]

丁寧のコピュラ「です」「ます」の /s/ を /ts/ に置き換え「でつ」「まつ」としたもの。「でつが」「まつよ」のように接続も可能。/s/ と /ts/ が似た音のためと考えられる。

例:「良いです」→「良いでつ」、「行きます」→「行きまつ」

ちなみに「でつ」がスヌーピーに見える、というネタは、2ちゃんねるに限らずネット上ではよく知られている。

外国語の無変換[編集]

英語その他の外国語を日本語入力システムMicrosoft IMEATOKなど)のローマ字(かつ小文字)で入力し、表示される文字列を変換せずそのまま定着させる例も見られる。これは、日本語の入力時にアルファベットを全角で入力するために起こるものであり、「おk(全角)→OK(半角のアルファベット)」へ変換する際の手間を減らす目的や、オンラインゲームでリアルタイムかつ瞬時にメッセージを送る必要のあるときなど、手早く入力しなければならないとき(MMORPG(多人数RPG)FPSなど)で用いられることが多い。

  • 例:「up → うp」「ok → おk」「test → てst」「Google → ごおgぇ」「Yahoo → やほお」「NHK → んhk」 「up乙(お疲れ様) → うぽつ」
  • ただ、「うp」はアップロード(upload)という意味で、頭文字をそのまま入力したもの。

複合語の一体化[編集]

通常の日本語表記・発音では起こらない複合語の一体化(連声化アンシェヌマンリエゾン)。

例:「ブックオフ」→「ブコフ」、「ガンオタ(ガンダムオタク)」→「ガノタ」

数字での表記[編集]

日本語を数字に語呂合わせして表記するものであり、たとえば「お疲れ」の略語「おつ」を数字表記に変換すると「02」になり、「よろしく」の略語「よろ」を数字表記に変換すると「46」となる。ヤクザの語源として「893」説があり、2ちゃんねる発祥の用語ではないのでコメントアウト 「ヤクザ」は「893」、殺し屋は「5648」(ヤクザと殺し屋を電話番号風に合体して893-5648と表す場合も)となる。

使用範囲は2ちゃんねるに限らず、オンラインゲームのチャットなどでも使用される(対戦系ゲームでの「55(ゴーゴー)など」)。

だが、現在は死語になりつつある(但しスレッドのタイトルパートに用いられている例もある)。※FPS系やレーシング系のオンラインゲームは今でも多く利用されている。

その他の用語[編集]

「よ」から/y/が抜けた終助詞「お」

例:「そうだよ」→「そうだお」「お」の後に顔文字( ^ω^)が付く場合がある。

驚いている時や混乱している時に使われる時に「くぁwせdrftgyふじこlp」という語が用いられる時がある。これは、キーボード上の「Q」「A」「W」「S」…とアルファベットの上段と中段を順番に入力するとなる。

w記号の異常な多用(内藤語と呼ばれる。元々は、いくつかのオンラインゲームで多用されていたもの。(笑)も参照のこと。ギャグが受けての爆笑を表す通常の(笑)よりも嘲笑の意味を持つ場合がある)

「ス」で終わる数多の形容詞群、主に「キロ」「メガ」などのSI接頭辞を転用した数多の副詞群など。

これらは当て字や誤変換を発端に、多くの利用者に気に入られたものだけが定着したと考えられる。そのため変化後に語感が悪くなることはまず無い。利用者は意識せず体で覚え、自由自在に活用している。主体性を欠いた行動様式である点は、従来の流行語・若者言葉の類と同質である。

関連項目[編集]

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. 北田は「つながりの社会性[2]、鈴木は「ネタ的コミュニケーション」[3]と表現している。
  2. もちろん、南海に東急との資本関係は無い。
  3. 「既出」の「既」を「概」(がい)と取り違えたもの。
  4. 元々は阪神タイガース2006年のドラフト会議中日堂上直倫を獲得しようとするも結局野原将志を獲得した際に建ったスレ「野原最高や!」が由来(結局堂上は不調に泣いたが野原は快調に飛ばしていた為、急速に広まったとされる)と言う説と、2003年に中日へ移ったタイロン・ウッズを獲得出来ず、アンディ・シーツを獲得した(こちらもシーツが好調を見せた)際の反応と言う説が存在する。
  5. 2010年12月1日より社長に就任。
  6. 2004年に同社と三菱商事の合弁企業である「サラダクラブ」に不法就労不祥事が発覚したことを受け、同年6月9日から7月17日にかけてCMを自粛していた。2011年東北地方太平洋沖地震でも震災の被害が大きかった岩手・宮城・福島の3県ではCMがACに差し替えられていた。

出典[編集]

  1. 鈴木淳史『「電車男」は誰なのか―“ネタ化”するコミュニケーション』中央公論新社、2005年、135頁。ISBN 978-4120036064。
  2. 北田暁大 『嗤う日本の「ナショナリズム」』 日本放送出版協会、2005年、203-208頁。ISBN 978-4140910245。
  3. 「インターネットにおける私的領域について」『ised 情報社会の倫理と設計 倫理篇』河出書房新社、2010年、213頁。ISBN 978-4309244426。
  4. 白田秀彰『インターネットの法と慣習 かなり奇妙な法学入門』ソフトバンククリエイティブ 、2006年、134-135頁。ISBN 978-4797334678。
  5. 濱野智史 『アーキテクチャの生態系――情報環境はいかに設計されてきたか』 エヌ・ティ・ティ出版、2008年、100-101頁。ISBN 978-4757102453。
  6. 佐賀県:こちら知事室です-記者会見(質疑応答)(2006.9)
  7. ほっぽうりょうど←なぜか返還できない(logsoku)
  8. 2ch検索- (イヤッッホォォォオオォオウ)
  9. もうだめぽ【もうだめぽ】-2ch 2典-SearchPage

外部リンク[編集]

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