かばん語

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かばん(鞄)語( - ご)、または混成語(こんせいご)とは、複数の語句を組み合わせて作られる言葉[1]。合成語、混合語などとも。

概要[編集]

「かばん語」の概念が誕生したとされているのは、1871年ルイス・キャロルが発表した「鏡の国のアリス」の物語内の台詞とされている。

「さよう、粘滑ねばらか (英: slithy) とは、滑らかで粘っこい (lithe and slimy) 様子じゃ。この言葉は旅行カバン (portmanteau) のようじゃろう — 2つの意味が、1つの言葉に詰め込まれておる」[2] — ハンプティ・ダンプティ、鏡の国のアリス/jawp:かばん語より引用

このように、両開きの旅行かばんという意味を持つ「portmanteau」を例として、作中に登場する詩の謎の言葉を主人公に説明している。 またキャロル自身もこういった「言葉遊び」を得意としており、『マザー・グースの詩』から着想を得たかばん語が自身の作品にもしばしば登場する[3]

特徴[編集]

一般的な複合語は2つ以上の語を組み合わせて熟語を形成するが、かばん語は「2つの語のスペルないし綴りを織り込む」点で異なっている[3]。 また、おどけた印象を与えるために意図して作られることが多い[4]。他方で、今までは語がなかった事物を表現するために新語として作られることも多く、現代に定着しているものも少なくない[4]。また、新しく地名を作り出す際も含まれる領域の旧称を用いて、混淆の要領で作られることもあり[5]、これは合成地名と呼ばれている。

かばん語の一例[編集]

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脚注[編集]

出典

関連項目[編集]