パソコン通信

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パソコン通信(- つうしん)とは、パソコン間もしくはサーバーを介した通信。インターネットの商用化と普及時期を境に意味が異なる。

概要[編集]

現在ではインターネットの商用利用が一般的であるが、かつてはモデム(「モジュラー・デモジュラー」の略語)を用いて公衆回線などでデータ交換や商用データベース検索を行っていた時代があった。現在でもファクシミリなどはこの形式である。
1990年前後は 300 bps(一秒あたりのビット転送量) が当たり前であり、 600 bps とか 1200 bps や 2400 bps はなかなかなく、Windows95発売後に 56000 bpsまで進化した。
その当時から「草の根BBS」と呼ばれるCUI(文字中心のやり取り)によるBBSサイトが現れたが、プログラミング言語Cは大域脱出のための構文(Catch&Trow)がなかったのでlongjump に頼るしかなかったので、当時のリアルタイムかつマルチタスクではないオペレーティング・システムにおいては不意の回線断に際して「ユーザが入力した現時点での入力データをフイにしていいのか?」といった面倒臭いことを考える必要があった。
OS/2 の登場によって「マルチタスク/プリエンティブ」なOS(オペレーティングシステム)が普及したので、自鯖を立てることもかなり容易になった。

その他[編集]

Windows95発売でGUIによるユーザーインターフェースを用いたウェブブラウザが普及しても、当初の外部への接続は、モデムを用いたPPP通信による公衆回線接続が主流でパソコン通信の延長線上の接続方法だった。

関連項目[編集]

参考文献[編集]

脚注[編集]