四国地方
四国地方(しこくちほう)は、日本の区分の一つ。
概要[編集]
面積は18806.36km²で、大部分は四国(18300.95km²)が占めている。四国以外にも多数の島が存在する。西日本に属する。
東から西にかけて近畿地方、中国地方、九州地方に囲まれており、南側には太平洋が広がっている。北の対岸側には中国地方。
徳島県、香川県、愛媛県、高知県の4つの行政区分に分かれており、県同士での交流も多いが[注 1]、学校スポーツ大会などの主要なイベントや大きなイベントなどは4つの県庁所在地で持ち回り開催で行われる等といった事例が非常に多く、県庁のない都市[注 2]は日常的に不利な扱いを受けている。
中国地方との関係が深く、中国地方と一括りにした「中国・四国地方」という呼称もある。しかし、日本語アクセントが中国地方と異なったり、広島市の影響力が及ぶのは二松二山(松山、松江、福山、徳山)までという言葉もあったり、海に囲まれ、かつ各県に空港のある四国地区の場合、中国地方を通り越して大阪さらには東京との結びつきが強かったりしているため、中国四国地方(中四国地方)という呼び方は存在するものの、四国地方は相応の独立性を持っているといえる。ただし、四国4県一体での独立性は無く、各県バラバラに独立性をもっているといった方が正しい。徳島、香川、愛媛はそれぞれ瀬戸内海の対岸にあたる兵庫(・大阪)、岡山、広島を向いていて、高知は東京を向いているとよく言われる。
地理[編集]
「四国#地理」も参照
島[編集]
行政・司法[編集]
高等裁判所や主な省庁の地方支分部局は人口2位の高松市に置かれている一方、総務省総合通信局のように松山市に置かれている官公署もある。
文化[編集]
方言[編集]
近畿地方の各方言と近いイントネーションである他、中国地方の各方言との共通点も多い。
- 一言で伊予弁と言っても、東予地方で話されている燧(ひうち)弁、中予地方ではなされる中予弁は関西の影響を大きく受けている。
一方南予で話されている方言は九州の影響を強く受けている。また南予と一言で言っても大洲弁、宇和島弁、御庄弁と細分化される。
スポーツ[編集]
- 四国サッカーリーグ - 四国内で行われているサッカーリーグ。
- 四国アイランドリーグplus - 四国各県本拠の4つのチームを持つプロ野球独立リーグ。
食文化[編集]
ライフライン[編集]
- 電力送配電
- 四国電力送配電(四県のほぼ全域)
- 中国電力ネットワーク(香川県小豆島・直島町、愛媛県しまなみ地域)
- 都市ガス
交通[編集]
鉄道[編集]
海外[注 3]と繋がる鉄道が、瀬戸大橋線一本しか無い[注 4]。四国全般に言えることだが、島内の他県より海外の近隣府県との往来が盛んで、山岳のハンデの影響をモロに受けているため、瀬戸大橋線を除いて鉄道は苦戦している。
島内だと、松山と高松を結ぶ予讃線が最主要路線。しかし、高縄半島を海沿いに回る遠回りルートのため、高速バスに対する優位性が少なく、苦戦気味である。
関連項目[編集]
脚注[編集]
- 注
- 出典
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