複々線
ナビゲーションに移動
検索に移動
複々線(ふくふくせん)とは、鉄道において線路又は軌道が四線連なっている状態のことである。
概要[編集]
混雑緩和、増発、遠近分離、客貨分離、回送支障解消の切り札とされており複線に2線追加する形である。用地買収や線路敷設で膨大な資金が必要なため、JRを含めた大手鉄道事業者がほとんどである。
ほとんどの路線で停車駅が少ない速達路線と停車駅の多い路線の2つに分けられる。また、京急、名鉄、阪神のように1駅間のピンポイント複々線もある。
各事業者ごとに区分名称は異なり、速達路線には快速線・急行線・列車線・外側線(または内側線)、もう一方は緩行線・各駅停車線・電車線・内側線(または外側線)・貨物線などてある。
敷設形態も、運転系統別に複線が並列となる線路別複々線と、方向別に内側もしくは外側が速達路線となる方向別複々線に分類され、前者はJR、後者は民鉄線に多い。