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雨ニモマケズ 風ニモマケズ 雪ニモ夏ノ暑サニモマケヌ 丈夫ナカラダヲモチ(後略)宮沢賢治

(あめ)とは、大気中の水蒸気が上昇気流によって上空に運ばれ、凝集、冷却されて水滴になり、地上に落下する自然現象である。降雨、降水ともいう。

概要[編集]

大気中の水蒸気飽和水蒸気量に達すると液化するが、気圧気温の低い上空に達すると、地上では飽和水蒸気量に達していなくても水蒸気が液化する。

降雨に至るまで[編集]

高緯度・中緯度の雨[編集]

「冷たい雨」のことである。上昇気流に乗った水蒸気は0度以下となり、雨粒が氷晶となって、さらに周りに過冷却水がつく。これがさらに大きくなり、雪となって重力によって落下する。溶けずに地上に落下したものはであり、溶けたものは雨となる。

低緯度の雨[編集]

「暖かい雨」のことである。上昇気流に乗った水蒸気は0度以下とはならず、雨粒が集まり、水滴となって重力によって落下する。

成分[編集]

大気中の粉塵、花粉、煤を巻き込み、さらに空気を溶かし込むので雨は純水ではない。また、窒素酸化物や硫化物を溶かし込んで酸性雨となることもある。放射能を溶かし込んだ雨に当たると被爆することもある。

異常気象[編集]

陸地に降った雨のほとんどは河川に流入するが、高地に降った雨は河川の上流で石を侵食し、これを下流域へ運搬し、下流域で堆積する。この、侵食、運搬、堆積を河川の三作用という。豪雨によって河川に流れ込む水の量が増えて河川の流速が速まると、河川の運搬力が大きくなる。運搬力は流速の6乗に比例する。このため、豪雨の際には巨大な岩が流されたり、流木、あるいは水塊そのものによって河川に築かれた土木構造物が破壊されることがある。これが豪雨災害である。

対策[編集]

河川氾濫による洪水を防止するため、江戸時代には堤防の建設、屈曲した河川を直線にする河川改修を行った。明治時代以降も同様な政策を行ったが、それでも洪水は毎年起きた。そのため、上水道の確保、水力発電を兼ねてダムの建設を行い、山地に植林をして河川に流れる水の量や土砂災害を防止している。また、高地にある貯水池にも気をつける必要がある。遊水池の確保や砂防事業も重要である。気象予報の発達により、台風や豪雨が予想される地域では、事前に避難勧告避難指示を発令するようになった。また、強風対策として鉄道や道路、港湾、空港といった交通機関の事前の運休や閉鎖を行うようになった。 (治水も参照。)

降水の種類[編集]

降水には雨以外にもみぞれあられがある。みぞれは雪と雨が混じったものである。

用例[編集]

ことばとしての「雨」の用例。

  • 雨なのに電車の中に傘を忘れた。
  • およそ一時間前にぽつぴつと降り始めた雨は、今や滝のようだ。
  • 週末は雨なのでネットサーフィンをしよう。
  • 体育祭が嫌いな花子さんは、あすの体育祭が延期になるよう、てるてる坊主を逆さにして雨ごいの儀式をした。
  • 真夏の雨上がりは、じめじめとしていて心地よくない。
  • 明日のイベント当日は大雨だ。僕は着ぐるみの中の人のアルバイトの予定だが、明日は暇になりそうだ。
  • 雨男なのでデートの日はいつも大雨だ。しかしそれを口実に相合傘ができるから悪くもないかもしれない。
  • 雨でずぶぬれの彼女もかわいかった。
  • 今日は雨ですることがないのでヒトカラに行く。
  • 財政難の任意団体Enpediaは、ミヤコ様にしたたる雨露をボトルに詰めて販売することで起死回生をめざす。[Jokeこの一文には冗談が含まれています。真に受けるかどうかはあなた次第です。]

関連項目[編集]

参考文献[編集]

  • 室田明『河川工学』技報堂出版2001年1月31日1版10刷発行
  • 渡嘉敷哲ほか『新ひとりで学べる11地学ⅠB』清水書院2003年8月20日第16刷発行
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