日本語入力システム

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日本語入力システムとは、日本語の漢字かな交じり文を入力するためのシステムである。音訓も含めて記録してくれるシステムもあった。

概要[編集]

東芝の JW-1 を嚆矢とし、京大学派ではパターン認識で著名な長尾真率いる京大学派が覇を競い(Wnn は京セラに引き継がれている)、百花繚乱の時代があったが、いかんせん日本語文法の枠から出られなかったという憾みがある。日本語の形態素解析を真面目に研究するのは自閉症であり、[Jokeこの一文には冗談が含まれています。真に受けるかどうかはあなた次第です。]お互い出逢う機会もなかったのと、バブル景気崩壊後の「失われた二十年」もあって(rStone-JEを除いては)製品化には至らなかった。

一覧[編集]

名称 種別 開発元 ライセンス 料金 対応OS
ATOK  かな漢字変換  Just System プロプライエタリ サブスクリプション[1] Windows,mac,linux,android,ios
Google 日本語入力  かな漢字変換  Google プロプライエタリ 無料 windows mac android chromeos
Microsoft IME かな漢字変換 Microsoft プロプライエタリ 無料 Windows
mozc かな漢字変換 Google BSD 無料 windows mac linux android chromiumos

その他、「VJE」シリーズや「ことえり」など、複数あった。

批判[編集]

日本語を母語としない非・ネイティブの日本語使用者からすると、「電子テキストとしての漢字かな交じり文の入力」というのは絶望的に難しい。だいたい国語辞典を引こうと思っても、音訓がわからないのである。「ガイジン」なんだから漢字から勉強しろというのか? いちいち漢和辞典を引いてから国語辞典を引けというのか? 日本人はそんなに底意地の悪い人種なのか?と思われても、仕方のないことである。
「冷ます」「冷たい」「冷える」をどうやって区別すればいいのか。そもそも、「電子テキストとしての漢字かな交じり文」というデータが目の前にあるのだから、国語辞典の辞書引きと読みの表示くらいはしてほしい」と思って当然である。
Mac SE が知られるようになった 1991 年には、デスク・アクセサリー(プログラム領域 32Kb、データ領域 32Kb)として rStone-JE が動いていた(作者は島田正雄)なのだが、注目したのはアップル・コンピュータ・ジャパンとアスキーの出版技術部およびソフトウェアの開発部門だけであった。
そんなわけで、いまや Microsoft や Apple や Google の開発した日本語入力システムを、「なんだこの変換精度の低さは。日本人を馬鹿にしているのかぁぁあ!」と思いながら使っている日本人もいるわけである。

脚注[編集]

関連項目[編集]

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