川崎フロンターレ

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サッカーボール.jpg 川崎フロンターレ
英字表記 Kawasaki Frontale
本拠地 神奈川県川崎市
競技場 等々力陸上競技場
創設年 1955年
監督 鬼木達
所属リーグ Jリーグ
リーグ加盟年 1999年
2023 J1リーグ / 7位
クラブライセンス J1
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川崎フロンターレ(かわさきフロンターレ)はJリーグに所属する日本サッカーチーム。

概要[編集]

1999年J2リーグ発足とともに加盟した、いわゆる「J2オリジナル10」のひとつ。

以前はリーグ戦で終盤まで優勝争いに加わるも2位に終わったり、カップ戦でも決勝まで進むもその決勝で敗れたり、と「シルバーコレクター」と揶揄されることが多かった。しかし2017年鹿島アントラーズとの優勝争いに競り勝ち、念願のJ1優勝及び3大タイトルを獲得。以降、強豪チームとしての立ち位置を確立させ、2021年以降は横浜F・マリノスと優勝を争っている。

2018年2020年にJ1リーグで、カップ戦も2019年にはルヴァンカップで、2020年、2023年には天皇杯でそれぞれ優勝して、国内タイトルを獲得している。

チーム名[編集]

  • 1955-1995 富士通
  • 1996 富士通川崎
  • 1997-現在 川崎フロンターレ

ダービーマッチ[編集]

  • FC東京 : 多摩川クラシコ
  • 対横浜F・マリノス : BIG神奈川ダービー

なお、2000年は同じJ1リーグだったヴェルディが川崎を本拠地としていたため[1]、1年間限定で「川崎ダービー」が実現した。

大宮アルディージャとの縁故[編集]

大宮アルディージャは川崎と同じく実業団チームを前身とし、1999年には同時にJリーグに参入し、2004年に川崎と同時にJ1昇格が確定した縁故があり、ライバル関係とされている[2]。クラブ同士のスタイルも正反対であり、川崎が開拓精神的な攻撃的サッカーを主軸としていることに対し、大宮は堅守やバランスを提唱している[3]
2016年後半では、川崎と大宮間での選手同士・サポーター同士のトラブルが発生[4][5]。また、大宮の中心選手であった家長昭博が川崎へ移籍することになった(家長の2014年の大宮移籍後初ゴールは第3節 川崎戦であり、同時にJ1通算17500ゴールとなった)。2017年最終節では大宮に5-0で大勝した。この試合で川崎のリーグ初優勝が確定し、大宮のJ1最下位によるJ2降格が確定した[6][7][8]
大宮監督の石井正忠にとっては、前年度では鹿島を優勝させてレアル・マドリードとの試合で世界2位という結果になったのにも関わらず、2017年度では優勝チームとの試合での大敗による最下位・J2降格という正反対の結果となった[6][7][8]。2021年には大宮がJ2最下位になったことに対し、川崎はJ1首位で大宮のJ1通算21戦連続無敗記録を更新した[9][10][11][12]。2023年に至っては、川崎は天皇杯で優勝し7つ目のタイトルを獲得した一方、大宮はJ2を21位で終えJ3降格となってしまった。

 川崎市の副教材[編集]

地域密着のモットーから、川崎市の小学校の算数の副教材に監督や選手が登場してチームにちなんだ練習問題を出題している。シルバーコレクターと呼ばれた時代には、それを逆用して、毎年の順位を平均値を求める問題の素材にしたこともあった。

順位[編集]

過去の順位[編集]


獲得タイトル[編集]

  • J1リーグ - 4回 (2017・2018・2020・2021)
  • J2リーグ - 2回 (2000・2004)
  • Jリーグカップ - 1回 (2019)
  • 天皇杯 - 1回 (2020)

脚注[編集]

  1. この翌年にヴェルディは東京スタジアムに本拠地を移した。
  2. J1リーグ2006/第20節試合結果 | 大宮アルディージャ公式サイト | 試合日程・結果 アーカイブ | 大宮アルディージャ公式サイト” (日本語). www.ardija.co.jp. 2021年6月23日確認。
  3. クラブ概要 | 大宮アルディージャ公式サイト” (日本語). www.ardija.co.jp. 2021年5月28日確認。
  4. co.,Ltd, FromOne. “大久保退場で10人の川崎、一時は逆転も乱打戦落とす 大宮MF江坂が劇的決勝弾” (日本語). サッカーキング. 2021年5月26日確認。
  5. co.,Ltd, FromOne. “川崎サポーターへの処罰が決定 大宮選手バス妨害で5試合入場禁止” (日本語). サッカーキング. 2021年5月26日確認。
  6. a b 川崎逆転、歴史動いた 川崎5―0大宮 サッカーJ1:朝日新聞デジタル” (日本語). 朝日新聞デジタル. 2021年5月28日確認。
  7. a b 【J1採点&寸評】川崎 5-0 大宮|川崎のエースに最高点の「9」! 先制弾の阿部、2アシストの家長も高評価” (日本語). ライブドアニュース. 2021年5月28日確認。
  8. a b 劇的逆転、歓喜の涙 開始早々、主導権 12月2日・大宮戦 | カナロコ by 神奈川新聞” (日本語). カナロコ. 2021年5月28日確認。
  9. 【データが語る】21戦無敗の12~13年大宮と20~21年川崎Fを比較 - データが語る - サッカーコラム : 日刊スポーツ” (日本語). nikkansports.com. 2021年5月28日確認。
  10. co.,Ltd, FromOne. “川崎FがJ1新記録、22試合連続無敗を達成! 三笘薫と小林悠の得点で札幌下す” (日本語). サッカーキング. 2021年5月28日確認。
  11. 川崎フロンターレがJ1新記録達成!大宮アルディージャ上回る22戦連続無敗” (日本語). フットボールチャンネル. 2021年5月28日確認。
  12. J1川崎、22戦無敗の新記録 G大阪は完敗(写真=共同)” (日本語). 日本経済新聞 (2021年5月16日). 2021年5月28日確認。

関連ページ[編集]

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2020年代 2020: 川崎フロンターレ | 2021: 川崎フロンターレ | 2022: 横浜F・マリノス | 2023: ヴィッセル神戸
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1990年代 1999: 川崎フロンターレ
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関連項目:J1リーグ - J3リーグ - Jリーグ杯 - 天皇杯 - スーパー杯 - AFCチャンピオンズリーグ
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1990年代 1992: ヴェルディ川崎 | 1993: ヴェルディ川崎 | 1994: ヴェルディ川崎 | 1996: 清水エスパルス | 1997: 鹿島アントラーズ | 1998: ジュビロ磐田 | 1999: 柏レイソル
2000年代 2000: 鹿島アントラーズ | 2001: 横浜F・マリノス | 2002: 鹿島アントラーズ | 2003: 浦和レッズ | 2004: FC東京 | 2005: ジェフユナイテッド千葉 | 2006: ジェフユナイテッド千葉 | 2007: ガンバ大阪 | 2008: 大分トリニータ | 2009: FC東京
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2000年代 2000: 鹿島アントラーズ | 2001: 清水エスパルス | 2002: 京都パープルサンガ | 2003: ジュビロ磐田 | 2004: 東京ヴェルディ1969 | 2005: 浦和レッズ | 2006: 浦和レッズ | 2007: 鹿島アントラーズ | 2008: ガンバ大阪 | 2009: ガンバ大阪
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