東京ヤクルトスワローズ

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Baseball Batter.jpg 東京ヤクルトスワローズ Baseball Pitcher.jpg
所属連盟セ・リーグ
運営会社株式会社ヤクルト球団
オーナー成田裕
監督高津臣吾
リーグ優勝回数8回(優勝年:1978,1992,1993,1995,1997,2001,
2015,2021,2022)
日本シリーズ優勝回数6回(優勝年:1978,1993,1995,1997,2001,2021)
永久欠番なし
チームロゴ

東京ヤクルトスワローズ(とうきょうヤクルトスワローズ)は東京都明治神宮野球場を本拠地とするセントラル・リーグプロ野球球団である。2軍はイースタン・リーグ所属であり、埼玉県戸田市ヤクルト戸田球場を本拠地としている。

概要[編集]

同じ東京を本拠地とする巨人のライバル。近年は、巨人との「東京都内」での試合を東京シリーズと称し、開催することがある。

現在もフジ・メディア・ホールディングスが株式の20%を保有、またフジテレビでスワローズ戦の中継やスワローズ関連番組を放送していることなどから、フジテレビと関わりが深い。ちなみに本拠地の神宮球場にもフジテレビの広告が掲出されている。

ホームゲームは、同じ神宮球場で開催される大学野球のスケジュールに左右されやすく、平日でもナイターが多くなり、大学野球が延長した際は試合開始時刻が遅れる場合がある。

1990年代に黄金期を築いたが、2リーグ制となった1950年以降に限定しても優勝回数は巨人に遠く及ばない。

歴史[編集]

リーグ分裂時は、外郭団体の(財)交通協力会が運営を主導する「国鉄スワローズ」であった。スワローは、かつて国鉄特急の筆頭であった特急つばめに由来する。

一時、産業経済新聞社とフジテレビが経営権を握っていた時代があり、「アトムス」の名称だったことがある。

初優勝、そして初の日本一は1978年と遅いが、野村克也監督が指揮を執った1990年からの9年間で4度のセ・リーグ優勝と3度の日本一を達成。現在の人工知能の先がけとも言える、データを活用したID野球が成功した形である。

若松勉監督が指揮を執った2001年にも日本一を達成したが、以降優勝から遠ざかり、その次のセ・リーグ優勝は2015年で14年ぶりである。2021年2022年にも6、7年ぶりのリーグ優勝を果たし、日本一は、2021年まで待った。

なお、ホーム球場である明治神宮野球場が2020年東京オリンピックに使用されることにより、真夏に死のロードがやってくることが決定した。この間は、東京ドームなどを使用する予定である。2021年の日本シリーズもホームゲームを東京ドームで実施した。

年度別成績[編集]

  • 通算 : 3996勝4528敗297分 .469(2015年シーズン終了時現在
  • 2014年 : 6位(監督:小川淳司)
  • 2015年 : 1位(監督:真中満)(CS 優勝、日本シリーズ敗退)
  • 2016年 : 5位(監督:真中満)
  • 2017年 : 6位(監督:真中満
    球団史上最多となる96敗を喫する。
  • 2018年 : 2位(監督:小川淳司)(セ・パ交流戦優勝、CSファーストステージ敗退)
    真中監督が前年度の最下位に対する責任をとって辞任、小川が監督に復帰した。2010年の復活劇を思わせるかのように、セ・パ交流戦では巨人以外初のセ・リーグ球団の優勝を達成した。クライマックスシリーズでは巨人に2連敗して敗退。
  • 2019年:6位(監督:小川淳司
    球団ワーストとなる16連敗を記録した。
  • 2020年:6位(監督:高津臣吾
    序盤は7月終了時点で2位と健闘を見せたものの最終的には1位と25ゲーム差がつき、最下位に。しかし、小川泰弘ノーヒットノーランを達成した。
  • 2021年:日本一(監督:高津臣吾)
    7年ぶりのリーグ制覇。パリーグも前年最下位のオリックスが制し、NPB初の前年最下位チームの両リーグ制覇となった。クライマックスシリーズも制し、日本シリーズもオリックスとの接戦を制した。
  • 2022年:1位(監督:高津臣吾)(CS 優勝、日本シリーズ敗退)
    30年ぶりのリーグ連覇。クライマックスシリーズも制し、日本シリーズは同じく連覇したオリックスと再戦して2勝したが、日本シリーズ連覇はならず。
  • 2023年: 5位(監督:高津臣吾)
    9月にCS進出を逃し、日本シリーズ3連続進出の可能性が消えた。
  • 2024年: 5位(監督:高津臣吾)
    前年に続く5位。

過去の順位[編集]


ファンサークル[編集]

参加
息抜きの場 > 東京ヤクルトスワローズ
We are the Swallows!

高津臣吾監督の活躍が期待されている東京ヤクルトスワローズをみんなで応援しよう!!

ファンを公言する有名人[編集]

歴史[編集]

  • 1949年 - 財団法人交通協力会主体で、武蔵野グリーン球場を本拠に国鉄スワローズ発足
  • 1952年 - 本拠地を後楽園球場に定める。
  • 1962年 - 産業経済新聞社と業務提携。
  • 1965年 - 本拠地を神宮球場に移す。
  • 1965年 - 経営権譲渡で、サンケイスワローズになる。
  • 1966年 - 球団名がサンケイアトムズになる。
  • 1969年 - ヤクルトとの共同経営となり、球団名がアトムズになる。
  • 1970年 - 経営権譲渡で、ヤクルトアトムズになる。
  • 1973年 - 虫プロ倒産のあおりで、球団名がヤクルトスワローズになる。
  • 1978年 - 初のリーグ優勝。日本一。
  • 2006年 - 現球団名になる。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]


日本野球機構統括球団(日本プロ野球球団)一覧
セントラルリーグ 読売ジャイアンツ | 東京ヤクルトスワローズ | 横浜DeNAベイスターズ | 中日ドラゴンズ | 阪神タイガース | 広島東洋カープ
パシフィックリーグ 北海道日本ハムファイターズ | 東北楽天ゴールデンイーグルス | 埼玉西武ライオンズ | 千葉ロッテマリーンズ | オリックス・バファローズ | 福岡ソフトバンクホークス
消滅球団
セントラル 西日本パイレーツ | 松竹ロビンス
パシフィック 高橋ユニオンズ | 大映スターズ | 大阪近鉄バファローズ
斜体の球団は1リーグ時代から存在。
プロ野球日本シリーズ歴代優勝チーム
1950年代 1950: 毎日オリオンズ | 1951: 読売ジャイアンツ | 1952: 読売ジャイアンツ | 1953: 読売ジャイアンツ | 1954: 中日ドラゴンズ | 1955: 読売ジャイアンツ | 1956: 西鉄ライオンズ | 1957: 西鉄ライオンズ | 1958: 西鉄ライオンズ | 1959: 南海ホークス
1960年代 1960: 大洋ホエールズ | 1961: 読売ジャイアンツ | 1962: 東映フライヤーズ | 1963: 読売ジャイアンツ | 1964: 南海ホークス | 1965: 読売ジャイアンツ | 1966: 読売ジャイアンツ | 1967: 読売ジャイアンツ | 1968: 読売ジャイアンツ | 1969: 読売ジャイアンツ
1970年代 1970: 読売ジャイアンツ | 1971: 読売ジャイアンツ | 1972: 読売ジャイアンツ | 1973: 読売ジャイアンツ | 1974: ロッテオリオンズ | 1975: 広島東洋カープ | 1976: 阪急ブレーブス | 1977: 阪急ブレーブス | 1978: ヤクルトスワローズ | 1979: 広島東洋カープ
1980年代 1980: 広島東洋カープ | 1981: 読売ジャイアンツ | 1982: 西武ライオンズ | 1983: 西武ライオンズ | 1984: 広島東洋カープ | 1985: 阪神タイガース | 1986: 西武ライオンズ | 1987: 西武ライオンズ | 1988: 西武ライオンズ | 1989: 読売ジャイアンツ
1990年代 1990: 西武ライオンズ | 1991: 西武ライオンズ | 1992: 西武ライオンズ | 1993: ヤクルトスワローズ | 1994: 読売ジャイアンツ | 1995: ヤクルトスワローズ | 1996: オリックス・ブルーウェーブ | 1997: ヤクルトスワローズ | 1998: 横浜ベイスターズ | 1999: 福岡ダイエーホークス
2000年代 2000: 読売ジャイアンツ | 2001: ヤクルトスワローズ | 2002: 読売ジャイアンツ | 2003: 福岡ダイエーホークス | 2004: 西武ライオンズ | 2005: 千葉ロッテマリーンズ | 2006: 北海道日本ハムファイターズ | 2007: 中日ドラゴンズ | 2008: 埼玉西武ライオンズ | 2009: 読売ジャイアンツ
2010年代 2010: 千葉ロッテマリーンズ | 2011: 福岡ソフトバンクホークス | 2012: 読売ジャイアンツ | 2013: 東北楽天ゴールデンイーグルス | 2014: 福岡ソフトバンクホークス | 2015: 福岡ソフトバンクホークス | 2016: 北海道日本ハムファイターズ | 2017: 福岡ソフトバンクホークス | 2018: 福岡ソフトバンクホークス | 2019: 福岡ソフトバンクホークス
2020年代 2020: 福岡ソフトバンクホークス | 2021: 東京ヤクルトスワローズ | 2022: オリックス・バファローズ | 2023: 阪神タイガース | 2024: 横浜DeNAベイスターズ
関連項目:セ・リーグ - パ・リーグ - 交流戦 - セ・リーグCS - パ・リーグCS