形容詞

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形容詞(けいようし)は、品詞の一つ。

概要[編集]

日本語[編集]

いわゆる学校文法では[1]「何が」「どんなだ」の「どんなだ」を意味るとし、「どのようなものかを表す単語」と教えられる。
「赤い」とか「大きい」がその例とされるが、中学校二年生にもなって、いわゆる「中二病」を発症すると、「これはダメなんじゃないか?」と気づくことになる。
ジョン・ドルトンは「他者が『赤』と呼ぶ色は私には単なる『影のやや明るい部分』にしか見えない。『オレンジ色』、『黄色』、『緑』は『様々な明るさの黄色』にしか見えない。」と述べている。同じ紅葉を見ても「赤い」と感じない人は大勢いる。また「このネズミは白い」「ネズミは動物である」ならば「このネズミは白い動物である」が謂えるが、も正しいが「このネズミは大きい」「ネズミは動物である」ならば「このネズミは大きい動物である」は謂えない。すなわち、形容詞というものは「自分が、目の前に存在する(複数の)対象のなかから、どのような性質(判断)に基いてその対象(の一部分や要素)を切りとるか」についての言明をいう。蛸という生物を見ても、「美味そうだ」と思う日本人と「気持悪い」と思うフランス人がいるかもしれない。「同じ日本人なんだから」という理屈はフランス人やコンピューターには通用しない。そういった国際社会やコンピュータ社会では、現代の学校教育において教えられている文法は古すぎて役に立たない。

英語[編集]

英語にも形容詞はあり、red(赤い)とかbig(大きい)とか。

参考文献[編集]

脚注[編集]

  1. とはいえ、本来の学校文法は旧制中学だったので、文法の教科書が使われるのは原罪の中学校三年生以上である。

関連項目[編集]