金融庁
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金融庁(きんゆうちょう)とは、内閣府の外局として設置された金融制度に関する企画・立案・銀行・証券会社・保険会社に対する検査・監督などを担当する部門である[1]。
概要[編集]
平成13年(2001年)1月の中央省庁再編に先行して平成12年(2000年)7月に金融監督庁を改組して設立された。内閣府の外局として位置づけられており、金融庁の所管大臣は内閣総理大臣であるが、特命担当大臣(金融担当大臣)が内閣総理大臣を補佐し、金融円滑化の総合調整機能を担うと共に、金融行政を指揮・監督する[1]。
内部部局として「総務企画局」「検査局」「監督局」がある。審議会などとして証券取引等監視委員会や公認会計士・監査委員会などが設置されている[1]。総務企画局には人事などを担う総務課、基本政策や税制などを担う政策課、金融制度の企画・立案の総括などを担う企画課、金融市場などに関する制度の企画・立案を担う市場課、企業会計基準の設定などを担う企業開示課などがあり、銀行業などに関する制度の企画・立案を担う信用制度参事官らも配置されている。金融破綻処理・危機管理に関する企画や立案は財務省との共管である[1]。
検査局には金融検査の方針や実施計画の作成などを担う総務課、検査報告書の審査や金融検査の結果通知を担う審査課のほか、重要な金融検査を担う検査監理官が配置されている[1]。監督局には監督事務の指針の策定を担う総務課、銀行の監督を担う銀行第一課(都銀・信託・外銀など)および銀行第二課(地銀・第二地銀)、保険会社の監督を担う保険課、証券会社などの監督を担う証券課などがあり、ゆうちょ銀行、かんぽ生命保険の監督を担う郵便貯金、保険監督総括参事官らも配置されている[1]。