老害
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老害(ろうがい)とは、若者の邪魔や社会に不利益を与える老人の事を指す。
概要[編集]
新しい言葉であるが、その存在自体は古くからある。単に老人に限らず、若者から見て「老害」である年長者はすべてこの言葉で括られうる。スポーツにおいては多くの場合「ロートル」(=老頭児)がこれに該当する言葉であり、特に不甲斐ない成績しか残していないと激しく罵られることも多い。
対義語[編集]
対義語としては「亀の甲より年の功」という言葉がある。「老益」というインターネットスラングも存在する。
また、「SPA!」においては、「若害」という言葉が使われている。
歴史[編集]
儒学は高齢者を敬うように主張しているが、高齢者は保守的な考えに陥りやすく、若年層を見下すことから若年層からは高齢者を目の上のたんこぶのように扱ってしまう。儒学を重んじた江戸幕藩体制下では年功序列となった。これは明治維新で薩長土肥の若年武士層が倒幕を果たしたことで一時崩壊したが、明治中期に政情が安定して儒学者の元田永孚が教育中枢を握り、元老制度が確立したことで引き継がれた。