宇治市
宇治市(うじし)は、京都府の南部に位置する市。人口は約15万人であり、京都府では京都市に次いで第2位である。隣接自治体は、久御山町、城陽市、宇治田原町、京都市:伏見区、滋賀県:大津市と接する。
概要[編集]
市域西部には巨椋池があったが、昭和戦前期に干拓されて農地に変貌している。宇治市には宇治川流域に建設された天ヶ瀬ダムと喜撰山ダムの二つのダムが建設されており、これらは二つで揚水発電を行っている。喜撰山ダムの由来となった喜撰山は六歌仙を構成する一人で、平安時代の歌人である喜撰法師に由来する。喜撰法師は「わが庵は 都の辰巳 しかぞすむ 世を宇治山と 人はいふなり」と和歌を残しているが、この庵があったのが現在の喜撰山付近であったと伝わっている。また、市内には京都市内に本社を置く任天堂のゲームを制作する工場がいくつか所在する。
沿革[編集]
有名な○○[編集]
ここでは宇治で有名な○○に当てはまる言葉を紹介していく。
宇治茶[編集]
宇治茶(うじちゃ、英:Uji tea)は、日本の静岡茶と並んでブランド力の高い茶産地である。ペットボトルのお茶にも、宇治抹茶入りのものがある。宇治で生産されている茶は主に玉露や碾茶(てんちゃ)。抹茶は、碾茶を石臼で粉末状にしたものである。同じく茶の産地として有名な狭山では「色は静岡 香りは宇治よ 味は狭山でとどめさす」と言われるように、その香りのよさが特に有名。
寺社・神社など[編集]
宇治市には、多くの歴史的価値のある建造物が保存されている。その中にある平等院は、日本の硬貨・10円玉の裏にデザインされている。その他にも、宇治上神社、宇治神社、平等院鳳凰堂などさまざまな歴史的建造物がある。
河川[編集]
宇治市には琵琶湖からの水が瀬田川を通り宇治川となって流れてくる。これらの川は一本の川であるが、滋賀県域と京都府域で名称が変わるようだ。さらに下流へと進むと淀川と名前を変え、大阪湾に流れ込む。
交通[編集]
道路は、京滋バイパスが通じている。
鉄道[編集]
JR[編集]
近畿日本鉄道[編集]
京阪電気鉄道[編集]
脚注[編集]
- 注釈