白鵬翔
白鵬 翔(はくほう しょう)は元大相撲力士、第69代横綱である。
人物[編集]
モンゴル人民共和国出身。2019年に日本に帰化。その際、四股名を本名とする。
父親ジグジドゥ・ムンフバトは、モンゴル相撲で6度優勝し、1964年の東京オリンピック、1968年のメキシコシティオリンピック等でレスリング競技に出場し、メキシコ五輪ではモンゴル初の銀メダルを受賞した国民的英雄である。
数々の記録を残した。連勝記録は史上2位、優勝回数1位。
四股名 | 白鵬翔 |
読み | はくほうしょう |
本名 | (前名)ムンフバト・ダヴァジャルガル (Мөнхбатын Даваажаргал) |
出身地 | モンゴル |
所属部屋 | 宮城野部屋 |
生年月日 | 1985年3月11日 |
初土俵 | 大相撲平成13年春場所 |
新十両 | 大相撲平成16年初場所 |
新入幕 | 大相撲平成16年夏場所 |
最高位 | 横綱 |
身長 | 192 |
体重 | 157 |
得意技 | 右四つ、寄り、上手投げ |
最終学歴 | ウランバートル市1中学校 |
スポーツ経験 | バスケットボール |
血液型 | A |
趣味 | 読書、ゴルフ |
2001年春場所、曙貴時代が終わり武蔵丸が主役となっていた頃に初土俵。入門前は体が細く同時に来日した志願者の中で旭鷲山の口添えで最後に誘われた格好だった。武蔵丸引退、朝青龍独走時代となっていた2004年初場所で新十両、夏場所で新入幕。翌2005年の初場所で新三役、2006年の春場所では大関に昇進した。その後、朝青龍に次ぐNo.2として定着していき、翌2007年の名古屋場所より横綱に昇進した。朝青龍はほどなくサボり休場しがちになり、以降約9年間、白鵬が事実上の最強力士として定着する。
最盛期は2010年頃で、一人横綱として初場所から九州場所にかけて63連勝をなしとげた。琴欧洲、日馬富士公平(後に横綱)といった大関陣を寄せ付けない強さを持っていた。その後、日馬富士と鶴竜も横綱となり、横綱三人がモンゴル人という前人未踏の事態となる。
しかし、2016年頃から休場が増え、2018年以降は休場のほうが多いぐらいになる。その間、土俵の主役は稀勢の里、高安、朝乃山、照ノ富士となっていったが、2021年まで現役を一応つづけた。2021年秋場所を全休した後に引退。
力士としての実績は、大鵬幸喜、北の湖敏満、千代の富士貢や貴乃花光司を超えるが一代年寄になれず、引退後に間垣を襲名。後に宮城野を襲名し部屋師匠となったが、弟子の不祥事で2024年5月場所前に部屋を閉じ、現在は伊勢ヶ濱部屋の部屋付き親方を務める。
同時代の主な好敵手[編集]
- 横綱 日馬富士
- 横綱 鶴竜
- 横綱 稀勢の里
- 大関 琴欧洲
- 大関 琴奨菊
- 大関 豪栄道
関連項目[編集]
参考文献[編集]
「平成26年11月場所東幕内特製新番付」「平成26年11月場所西幕内特製新番付」〈相撲 (雑誌)〉ベースボールマガジン2014年10月30日発行。