駅自動放送

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駅自動放送(えきじどうほうそう)とは、鉄道駅における自動アナウンスのことである[注釈 1]

概要[編集]

従来、駅係員が放送室などから列車の行先・停車駅などの放送を行っていたが、駅係員の介入をなくして自動化したものである。駅係員がのりば別に放送を行うには限界があり、業務の効率を上げるために導入しているといえる。また、近年は運行管理システムと連動して、遅れ時分や列車の運転休止についても放送するなど、旅客に対するサービスは向上している。

放送は列車がある地点を通過することにより始まるのが一般的で、軌道回路を使用して列車を検知したり、赤外線などのセンサーで列車を検知することにより、自動放送制御装置が動作して放送を行う。

旧型の自動放送装置では放送内容1文を登録するものであったが、ダイヤ改正などにより列車の情報が変わった場合などで新しい放送文が必要になると新しく追加登録する必要があり、装置の容量を超えてしまうこともあった。このため文節毎に種別や行先など必要な情報の登録を行い、これを合成して出力されるものもある。

啓発放送では一文を登録して、一定時分間隔で放送を行うことが多い。駅係員により録音された放送が出力されるのも自動放送といえる。

放送内容[編集]

日本の場合、都市部では日本語(標準語)での案内のほか、英語、中国語、韓国語等でも放送を行う駅もある。また、放送の冒頭や接近放送のあとにはメロディーか冠されることもある。一方、地方では単に「列車がまいります」などと、接近だけを知らせる放送を行う駅もある。

なお、日本語の方言は原則使われない。

世界的には、駅の自動放送は行わない、あるいは自国語だけで行うケースが多い。多言語放送は、優等列車の車内放送の方が比較的よく見られる。

  • 予告放送
    • 次にどの列車が来るのかを予告する。事業者によって放送しない駅もある。通過列車や当駅止まりの列車も放送されるが、これを省略して次に到着する営業列車を放送することもある。種別、行先、停車駅や編成両数、乗車位置などが放送される。
    • (例)本日も、 JR東日本をご利用くださいまして、 ありがとうございます。今度の 1番線の 列車は、9時 31分発 上野東京ライン 東海道線直通 普通 平塚行きです。 この列車は、 15両です。
  • 接近放送
    • 列車の到着・通過を知らせ、旅客に注意を促す。予告放送同様、種別、行先、停車駅や編成両数、乗車位置などが放送される他、乗換無しで行けない目的地への乗換駅を放送する鉄道会社もある。
    • (例)まもなく 9番のりばに、 8時 10分発 新快速 米原方面 敦賀 行きが 12両で まいります。危ないですから 黄色い点字ブロックまでお下がり下さい。前4両は 敦賀行き、後8両は 米原行きです。9番のりばに 電車がまいります。ご注意ください。
    • (例)ただいま、4号線に到着の列車は、特急、大阪梅田行でございます。宝塚・今津方面は西宮北口で、京都河原町・嵐山・北千里・箕面方面は十三でお乗り換え下さい。
  • 到着放送
    • 駅名連呼を行い、乗り換えや到着した列車の行先などを案内する。
    • (例)新大阪、 新大阪です。東海道線と 地下鉄線は お乗り換えです。この電車は、 10時 27分発、 のぞみ 10号 東京行きです。 次の停車駅は 京都です。
  • 停車放送
    • 時間調整や通過待ちなどの停車中に放送する。列車の種別・行先などが簡単に放送される。
    • (例)2番のりばの 列車は、 22時 52分発、 特急 ドリームにちりん 宮崎空港行きです。
  • 発車放送
    • 列車が発車することを知らせる。
    • (例)1番線から、千葉・船橋経由 快速電車 久里浜行きが 発車します。 ドアが閉まります。 ご注意ください。
  • 啓発放送
    • 禁煙や駅美化の放送のほか、選挙の投票を呼びかける[注釈 2]放送もある。
    • (例)お客様に、お願い致します。名鉄では、鉄道全駅において、終日、禁煙にさせていただいております。皆様のご理解と、ご協力をお願い致します。

現在の担当アナウンサー[編集]

JRグループ[編集]

新幹線[編集]

在来線[編集]

私鉄(現在の担当アナウンサー)[編集]

大手私鉄、準大手私鉄[編集]

中小私鉄(現在の担当アナウンサー)[編集]

地下鉄(現在の担当アナウンサー)[編集]

玩具、ゲーム等[編集]

  • 野月貴弘、久野知美:TOMIXホームサウンドユニット[11]
  • 津田英治、向山佳比子:TOMIXホームサウンドユニットⅡ[12]

かつての担当ナレーター[編集]

JRグループ[編集]

  • 沢田敏子:JR北海道(名寄駅旭川駅など)JR東日本(上野駅、京葉線、埼京線など)、JR東海(御殿場線国府津駅松田駅御殿場駅沼津駅を除く各駅)、身延線甲府駅富士駅を除く各駅)、東海道線(静岡地区の一部駅)、名古屋駅)、JR西日本大阪駅
  • 長谷由子:JR北海道(函館駅帯広駅など)、JR東日本 (盛岡駅八戸駅など)、JR西日本広島駅
  • 秀平真由美:JR北海道(合成音声)(一部駅)など
  • 林千賀:JR東日本(東北新幹線、上越新幹線、北陸新幹線(東京駅〜上越妙高駅))[13]
  • ジェリー・ソーレス:JR東日本(東北新幹線、上越新幹線、北陸新幹線(東京駅〜上越妙高駅)、新宿駅3,4番線)(英)
  • 横田敦子:JR東日本(東北新幹線、上越新幹線)、JR東海東海道新幹線(一部駅)、JR西日本山陽新幹線
  • 津田英治:JR東日本(2015年頃以降にATOSが更新(初狩駅は例外)、導入された駅)
  • よしいけいこ:JR東日本(熱海駅伊東駅水戸駅など)、JR東海東海道線(静岡地区)、JR西日本北陸本線(主要駅)
  • 村山明:JR東日本(秋田駅、京葉線、埼京線など)、JR東海東海道線(静岡地区)、JR西日本北陸本線(主要駅)
  • 山田吉輝:JR東日本(関東地区など)
  • 戸谷美惠子:JR東日本(関東地区など)
  • 岩尾康延:JR東日本(山手線、京浜東北線、中央線、常磐線など)
  • 中島ゆかり:JR東日本(常磐線湯本駅八高線北八王子駅小宮駅など)
  • 松田隆(未確定):JR東日本(青梅線など)
  • 松本理恵子(未確定):JR東日本(東京駅など)、JR西日本(阪和線の一部パーツなど)
  • 田尻敏明: JR東日本(東京駅など)、JR西日本(阪和線など)
  • 蟇田充子:JR東日本(宇都宮線など)、JR西日本(大阪環状線など)、JR四国(宇多津駅、今治駅、佐古駅、高知駅、松山駅など)
  • 片山光男:JR東日本(宇都宮線など)、JR西日本(大阪環状線など多数)
  • 那波一寿:JR東日本(小山駅、我孫子駅など)
  • 小野由美子:JR東海(東海道線大垣駅豊橋駅(名古屋駅などを除く))、中央線金山駅多治見駅(一部駅を除く))
  • 小野厚徳:JR東海(東海道線(大垣駅〜豊橋駅(名古屋駅などを除く))、中央線(金山駅〜多治見駅(一部駅を除く)))
  • 山本恵子:JR西日本(大阪環状線など)、JR四国(佐古駅)
  • ながいのりこ:JR西日本(京都駅加茂駅(未確定)など)[14]
  • ジャック・マルジ:JR九州九州新幹線(新八代駅~鹿児島中央駅)(英)

私鉄(かつての担当アナウンサー)[編集]

大手私鉄・準大手私鉄[編集]

  • 北原文江(未確定):相模鉄道(ほぼ全線)、小田急電鉄東北沢駅、新京成電鉄(一部駅)
  • 樋口忠正:京急電鉄横浜駅
  • 佐久間陽子:東急電鉄(東横線、こどもの国線
  • 那波一寿:東急東横線
  • 高宮俊介:東急こどもの国線
  • 小早川正昭(未確定):東急田園都市線、京成電鉄(京成船橋駅、京成八幡駅
  • 木場本和枝:東急池上線(池上駅、荏原中延駅)
  • 鈴木盛久:東急池上線(池上駅、荏原中延駅)、西武鉄道(池袋線高麗駅~吾野駅、秩父線、山口線、多摩川線を除く全路線)
  • 林あつ子みなとみらい線
  • 関根信宏:みなとみらい線
  • 横田敦子:小田急電鉄(新宿駅、東北沢駅、世田谷代田駅以外の殆どの駅)、西武鉄道(池袋線高麗駅~吾野駅、秩父線、山口線(レオライナー)、多摩川線を除く全区間)、近畿日本鉄道 (大阪阿部野橋駅など)
  • 大原さやか:東急渋谷駅最終電車接続案内、小田急電鉄、東武鉄道(足利市駅など)
  • 蟇田充子:相模鉄道(未確定)小田急電鉄世田谷代田駅、京王電鉄、新京成電鉄(北初富駅など)、名古屋鉄道(未確定)(大曽根駅など)
  • 片山光男:京王電鉄、西武鉄道(未確定)(中村健治の追加パーツ)、新京成電鉄(北初富駅など)
  • 向山佳比子:京王電鉄(一部駅の啓発放送)
  • 中村健治:西武鉄道(池袋線高麗駅~吾野駅、秩父線、山口線(レオライナー)、多摩川線を除く全区間)
  • 安富史郎:西武鉄道(中村健治の追加パーツ)
  • 松田隆(未確定):西武多摩川線、京成電鉄(京成船橋駅など)
  • 鈴木佑梨:西武鉄道(多摩川線の一部駅)
  • 川上政行(未確定):西武鉄道(多摩川線の一部駅)
  • 豊田真由美:西武鉄道(池袋線高麗駅~吾野駅、秩父線、山口線(レオライナー)、多摩川線を除く全区間)[15]
  • 羽鳥美由希:西武鉄道(豊田真由美の追加パーツ)
  • もとむらみちこ:東武鉄道(黄色い線注意放送)、近畿日本鉄道 (一部駅)
  • 津田英治:東武鉄道(黄色い線注意放送)、近畿日本鉄道 (大阪阿部野橋駅藤井寺駅など)
  • 関根正明:東武鉄道(一部駅)
  • 野引香里:京成電鉄(日暮里駅、京成船橋駅
  • 稲垣浩子:京成電鉄(東中山駅、勝田台駅など)
  • 大橋照子:京成電鉄(京成船橋駅など)
  • 大屋まり:京成電鉄(京成上野駅など)(日英)
  • 大橋利章:京成電鉄(押上駅など)(日英)
  • てっちゃん(嶋崎はるか):京成電鉄(京成立石駅
  • 萩原えみこ:新京成電鉄
  • 中西俊彦:新京成電鉄
  • 透千保:名古屋鉄道(栄町駅喜多山駅本宿駅など)
  • 小松肇:名古屋鉄道(栄町駅、喜多山駅、本宿駅など)
  • 妹尾和夫:近畿日本鉄道 (古市駅など)
  • 宮本英樹:京阪電鉄びわ湖浜大津駅
  • 林のりこ:南海電鉄(りんくうタウン駅など)
  • 吉本輝明:阪神電鉄
  • 中川??(名前不明):阪神電鉄
  • 七瀬佳恵:西日本鉄道(主要駅)
  • 三宅智恵子:西日本鉄道(貝塚線など)
  • 吉村誠一郎:西日本鉄道(一部駅)
  • 向山佳比子:西日本鉄道桜並木駅

中小私鉄(かつての担当アナウンサー)[編集]

地下鉄(かつての担当アナウンサー)[編集]

  • 沢田敏子:都営地下鉄(三田線新宿線
  • 飛志津ゆかり:都営地下鉄(新宿線、大江戸線)
  • 村山明:都営地下鉄(新宿線、大江戸線)、営団千代田線
  • 小野由美子都営地下鉄浅草線、営団地下鉄半蔵門線水天宮前駅に延伸した頃の水天宮前方面)、東京メトロ(日比谷線東西線南北線
  • 小野厚徳:都営地下鉄浅草線、営団地下鉄(丸ノ内線有楽町線の両路線の一部駅)、東京メトロ(日比谷線、東西線、南北線)
  • 佐久間陽子:都営地下鉄浅草線
  • 松田隆:営団地下鉄東西線
  • 小早川正昭:営団地下鉄半蔵門線たまプラーザ駅方面[16]
  • 岡浩子:都営三田線、東京メトロ(丸ノ内線、東西線、千代田線、半蔵門線)
  • 豊田真由美:銀座線、有楽町線(副都心線開業後は東池袋駅新木場駅の駅名連呼と池袋駅の乗り換え放送の一部のみ)、副都心線(池袋駅の乗り換え放送の一部のみ)
  • 羽鳥美由希:東京メトロ(有楽町線、副都心線、銀座線、丸ノ内線、日比谷線、東西線、岡浩子・豊田真由美の追加パーツ)
  • 長谷川浩大:都営地下鉄(浅草線、三田線)、東京メトロ(銀座線、丸ノ内線、東西線、千代田線、半蔵門線、副都心線)
  • 伊藤英敏:東京メトロ(銀座線、日比谷線、東西線、有楽町線、半蔵門線、副都心線、長谷川浩大の追加パーツ)
  • 木島京子:横浜市営地下鉄グリーンライン(接近放送、到着放送)
  • 関根正明:横浜市営地下鉄グリーンライン(接近放送、到着放送)
  • 石原玲:名古屋市交通局(名城線、名港線)
  • 坪井宏憲:名古屋市交通局(名城線、名港線)
  • 松本理恵子(未確定):京都市営地下鉄烏丸線
  • 辻ひろ子(未確定):大阪市営地下鉄(堺筋線、今里筋線以外の各路線)
  • 向山佳比子:大阪市営地下鉄堺筋線
  • 片山光男:大阪市営地下鉄長堀鶴見緑地線
  • 中村健治:大阪市営地下鉄
  • 津田英治:大阪市営地下鉄(一部路線)、神戸市営地下鉄西神・山手線
  • 河本俊美:神戸市営地下鉄西神・山手線
  • 長谷由子:神戸市営地下鉄海岸線、福岡市営地下鉄(空港線、箱崎線)
  • 宮本英樹(未確定):神戸市営地下鉄海岸線
  • ジェリー・ソーレス:神戸市営地下鉄海岸線(英語)
  • トム・クラーク:神戸市営地下鉄海岸線(英語)
  • 長福亜由美(未確定):神戸市営地下鉄北神線

分類について[編集]

放送文章の語句の順序などにより以下に分類することができるが、あくまでおおよそで。また、名称は全て正式なものではなく、あくまで通称であったり、このページ独自だったりする。また、担当ナレーターは、一部未確定の氏名があかがっていたりする。

JRグループ[編集]

東海道型放送[編集]

東海道型放送(とうかいどうがたほうそう)とは、日本の鉄道駅で使用されている、自動放送のタイプの一つについて、鉄道ファンが使用する通称である。主に、列車集中制御装置(CTC)導入路線で使用されている。

かつて、JR東日本の東海道線で多く使用されていたことからこの名がつけられたものの、ATOS・巌根・館山型放送や旭型放送など他の放送タイプに置き換えられ、現在では首都圏の一部駅・路線を除き余り使用されなくなってしまっている。

なお、東海道本線JR東日本区間で使われていた放送は、ATOSに劣らないくらいの放送であったため「超詳細型」とも呼ばれていた。

担当アナウンサーは男声が村山明、女声がよしいけいこ空港第2ビル駅成田空港駅では英語放送も使われている(ATOS導入前の新宿駅3・4番線の成田エクスプレス発車時や房総型放送導入前の成田駅でも英語放送が使われていた)。

JR東日本管内での東海道線以外の線区では、統一的放送(ATOS・仙石型など)の導入や、装置の老朽化による更新(旭型・巌根型に更新する駅が多い)などで次第に減少傾向にある。

放送文例(詳細型放送)[編集]

  • 接近放送

<5音チャイム> (お待たせしました。) まもなく、◯番線に、【種別】、【行先】が、到着します(参ります)。(危ないですから、) 黄色い線(の内側)まで、お下がりください。 (下がって、お待ち下さい。) (○○駅で、○○行きに、連絡します。) (当駅では、左側通行で、お願いします。<拝島駅のみ>)

  • 接近放送(旧津田沼駅快速線ホーム)

<5音チャイム> ◯番線、【種別】、【行先】が、参ります。黄色い線まで、下がって、お待ちください。

  • 接近放送(旧船橋駅・旧稲毛駅快速線ホーム)

<5音チャイムもしくは3音チャイム> ◯番線に、【種別】、【行先】が、参ります。黄色い線まで、下がって、お待ちください。[注釈 4]
<5音チャイムもしくは3音チャイム> ◯番線、特急列車が、通過します。黄色い線まで、お下がりください。

ご乗車、ありがとうございました。(ご乗車、お疲れさまでした。<熱海駅・秋田駅>) ○○、○○です。 車内に、お忘れ物のないよう、ご注意下さい。 (○○線は、お乗り換えです。) (当駅では、左側通行で、お願いします。<拝島駅のみ>) (到着の電車は、【種別】、【行先】です。<熱海駅のみ>)

  • 発車放送

<発車メロディ> (◯番線、)ドアが閉まります。ご注意下さい(無理なご乗車は、おやめください。<横浜線(八王子 - 鴨居間)>)。

  • 発車放送(旧船橋駅・旧津田沼駅・旧稲毛駅快速線ホーム)

<発車メロディ> ◯番線、ドアが閉まります。ご注意ください。(当初の言い回し)
<発車メロディ> ◯番線、ドアが閉まります。ご注意ください。電車発車時の駆け込み乗車は大変危険です。おやめください。

  • 発車放送(旧房総地区)

<発車メロディ> ◯番線から、(◯◯経由) ◯◯行きの(種別)電車(列車)が、発車します。ドアが閉まります。ご注意ください。

  • 発車放送(成田空港駅)

<発車メロディ> ◯◯行き、(種別)列車が、発車します。ドアが閉まりますから、ご注意ください。

  • 発車放送(旧常磐線)

<発車メロディ> (まもなく、<日立駅のみ>)◯番線の、 (種別)列車◯◯行きが、発車します。ドアが閉まります。ご注意ください。

放送文例(簡易型放送)[編集]

  • 接近放送

<5音チャイム> まもなく、◯番線に、(上りor下り)電車(列車)が参ります。(あぶないですから、)黄色い線の内側へ(黄色い線まで)、お下がりください(下がって、お待ちください)。

  • 接近放送(旧津田沼駅緩行線ホーム)

<3音チャイム> ◯番線、電車が、参ります。白線の内側まで、下がって、お待ちください。(当初の言い回し)
<5音チャイム> ◯番線に、電車が参ります。黄色い線の内側へ、下がって、お待ちください。

  • 接近放送(旧船橋駅・旧稲毛駅緩行線ホーム)

<5音チャイムもしくは3音チャイム> ◯番線に、電車が、参ります。黄色い線まで、お下がりください。(当初の言い回し)
<5音チャイム> ◯番線に、(上りor下り)電車が参ります。黄色い線の内側へ、下がって、お待ちください。

  • 接近放送(旧千倉駅)

<JR-SH5> ◯番線に、電車が参ります。黄色い線の内側へ、下がって、お待ちください。

  • 接近放送(旧高崎線)

<4音チャイム> 下り(上り)列車がまいります。危険ですから、黄色い線の内側へ下がってお待ちください。

  • 接近放送(旧土浦駅)

<5音チャイム> まもなく、◯番線に、(上りor下り)列車が、入ります。危険ですから、後に下がって、お待ちください。

  • 接近放送(旧勝田駅・旧東海駅)

<5音チャイム> まもなく、◯番線に、(上りor下り)列車が、入ります。あぶないですから、後に下がって、お待ちください。

  • 接近放送(旧浪江駅)

<5音チャイム> まもなく、(上りor下り)列車が、入ります。あぶないですから、後に下がって、お待ちください。(当初の言い回し)
<5音チャイム> まもなく、(上りor下り)列車が、入ります。黄色い線まで、下がって、お待ちください。

  • 接近放送(旧大船駅京浜東北線ホーム)

<5音チャイム> まもなく、◯番線に、列車が、入って参ります。黄色い線の内側へ、お下がりください。

  • 接近放送(六日町駅)

<5音チャイム> まもなく、◯番線に、(上りor下り)列車が、参ります。あぶないですから、白線の内側へ、下がって、お待ちください。

  • 接近放送(旧白河駅)

<5音チャイム> まもなく、◯番線に、列車が参ります。あぶないですから、白線の内側へ、お下がりください。

  • 発車放送

<発車メロディ> ドアが閉まります(から、)。ご注意ください。

  • 発車放送(旧津田沼駅緩行線ホーム)

<発車メロディ> 発車致します。◯番線、ドアが閉まりますから、ご注意ください。電車発車時の駆け込み乗車は大変危険です。おやめください。(当初の言い回し)
<発車メロディ> ◯番線から◯◯方面、ドアが閉まります。電車発車時の駆け込み乗車は大変危険ですから、おやめください。

  • 発車放送(旧船橋駅・旧稲毛駅緩行線ホーム)

<発車メロディ> ◯番線、ドアが閉まります。ご注意ください。(当初の言い回し)
<発車メロディ> 発車致します。ドアが閉まりますから、ご注意ください。

  • 発車放送(旧千倉駅・旧成東駅)

<発車メロディ> 発車致します。ドアが閉まりますから、ご注意ください。

  • 発車放送(旧衣笠駅)

<発車メロディ> ◯番線、発車致します。ご注意ください。

  • 発車放送(旧白河駅)

<発車メロディ> ◯番線、発車致します。ドアが閉まりますから、ご注意ください。

主な使用箇所(東海道型放送)[編集]

現在の使用箇所[編集]
  • 東日本旅客鉄道
    • 常磐線勝田駅(回送発車放送のみ)全てよしいけいこによるアナウンスである。かつては土浦駅佐貫駅東海駅日立駅水戸駅友部駅赤塚駅いわき駅原ノ町駅相馬駅でも使用されていた。東日本大震災以前は浪江駅も東海道型放送であり、常磐線で唯一、村山明によるアナウンスが使用されていた(現在はカンノ型放送)。また勝田駅・東海駅・浪江駅・原ノ町駅・相馬駅では、接近放送の言い回しが「(上りor下り)列車が入ります」と「危ないですから、後に下がって、お待ちください。」と言う独特の言い回しだったが、システム更新により勝田駅は詳細型放送(現在は回送列車発車時を除き旭型放送に再変更)に、東海駅は独特の言い回しの仙石型放送に変更された(原ノ町駅と相馬駅は「黄色い線まで下がってお待ちください」という通常の言い回しになった後、仙石型放送に変更された)。
    • 成田線空港第2ビル駅成田空港駅。すべてよしいけいこによるアナウンス。両駅ともに英語放送も使われている(ジェリー・ソーレスが担当)。かつては成田駅佐倉駅でも使用されていたが、システム更新によりアナウンサーが変更され、現在は房総型放送である。(後述)(佐倉駅は現在、旭型放送である。)
    • 奥羽本線米沢駅大曲駅秋田駅でも使用されていた。
    • 田沢湖線田沢湖駅角館駅・大曲駅。大曲駅では言い回しが他の駅と異なる。
    • 上越線六日町駅。かつては新前橋駅水上駅でも使用されていた。
過去の使用箇所(自放音源使用などの例外含む)[編集]
  • 東日本旅客鉄道
    • 東海道線:多くの駅で使用されていたものの、熱海駅を最後に消滅した。現在は熱海駅のみ旭型放送で、それ以外はATOS型放送。また鴨宮駅では、2000年頃まで詳細型放送を使用していたが、発音・イントネーションが独特な簡易型放送になった後、仙石型放送に変更された(現在はATOS型放送)。
    • 青梅線青梅駅西立川駅で使用されていたが、青梅駅牛浜駅は旭型放送に、それ以外の駅はATOS型放送に変更された(青梅駅、牛浜駅もATOS型放送に再変更)。拝島駅では他の駅よりも詳細な放送を使用していたが、前述したようにATOS型放送となった。また、青梅駅で奥多摩行きや御嶽行きに連絡する放送も一部の列車であった。
    • 伊東線:熱海駅と伊東駅で使用されていたが、上野東京ライン開業による自動放送のパーツ不足により消滅となり、現在は旭型放送になっている。なお、導入当初は網代駅以外の全駅がこの放送であったが、放送装置更新時に熱海駅・伊東駅以外の駅は仙石型放送に変更された(現在は巌根・館山型放送に再変更)。
    • 山手線新宿駅恵比寿駅などで使用されていたが消滅。[注釈 6]使用されていた接近メロディはATOS化前のもの。今後は自放音源として使用される。
    • 京浜東北線根岸線浦和駅新橋駅田町駅大井町駅大船駅の各駅(東神奈川駅~大船駅間は詳細型。それ以外は簡易型)で使用されていたが、ATOS導入により消滅。接近メロディは大半が旧京浜東北線標準チャイムだったが、港南台駅では鳥の鳴き声を使用していた。また鶴見駅と新子安駅では、声質も異なり「東海道初期型放送」と呼ばれていた。
    • 横須賀線東京駅の他、横浜支社管内の多くの駅で使用されていたが、大船駅以北ではATOS型放送、北鎌倉駅久里浜駅では仙石型放送(後に巌根型放送に再変更し、現在はATOS型放送)に変更され消滅した。
    • 総武快速線船橋駅津田沼駅稲毛駅などで使用されていた。放送内容が独特の言い回しで快速線が詳細型、緩行線が簡易型で使い分けられた。また、船橋駅では緩行線がよしい、快速線が村山でそれぞれ分かれていた(稲毛駅も同様だったが緩行線が村山、快速線がよしいで分かれていた)が、緩行線のみ一部の言い回しを永楽初期型放送の言い回しに合わせた後、総武暫定型放送に変更された。現在は快速線・緩行線共にATOS型放送。
    • 総武本線東千葉駅 - 佐倉駅八街駅成東駅などで使用されていた。東千葉駅と物井駅は簡易型(成東駅も当初は簡易型で、津田沼駅と同様独特の言い回しだったが、詳細型放送に変更された)で、声質も新子安駅と同様初期型を使用していた(東千葉駅のみ)。現在はシステム更新により東千葉駅では仙石型放送(後に巌根型放送に再変更)、それ以外は旭型放送である[注釈 7]
    • 中央線八王子駅武蔵境駅で使用されていた。(※1994年~1996年3月まで使われていたATOS導入前の中央線標準接近放送での接近メロディで使われた。)
    • 南武線尻手駅武蔵中原駅登戸駅分倍河原駅立川駅などの駅で使用されていた。接近メロディは信濃町駅発車メロディとして使用されていた時期があった。現在も長野駅で使用されている。横浜支社の管内の駅ではドア閉めの放送で、「ドアが閉まります」の後に、「ご注意ください」の代わりに「無理なご乗車はおやめください」という追加放送があった。
    • 横浜線:全駅に導入されていた。通称「横浜PRC型放送」とも呼ばれていた。ドア閉めの放送で、「ドアが閉まります」の後に、「ご注意ください」の代わりに「無理なご乗車はおやめください」という追加放送があった。現在はATOS導入により消滅。
    • 京葉線蘇我駅で使用されていたが、システム更新によりアナウンサーが変更され、房総型放送に変更された。(後述)房総型になっても当初は詳細型であったが、後に回送を除いて簡易型に変更された。ただし、アナウンスは1回だけで、戸閉め放送も独特だった(後に巌根・館山型放送に再変更し、現在はATOS型放送になったため、再び詳細型になっている)。
    • 内房線:蘇我駅 - 姉ヶ崎駅袖ヶ浦駅木更津駅君津駅千倉駅で使用されていた。袖ヶ浦駅と千倉駅は簡易型だった(八幡宿駅も当初は簡易型で、新子安駅と同様初期型を使用していたが、詳細型放送に変更された)。また千倉駅では接近チャイムがJR-SH5の一部音飛びしたものを使用していて、放送の言い回しも津田沼駅と同様独特の言い回しだった。現在はシステム更新により蘇我駅・木更津駅はATOS型放送、千倉駅では仙石型放送(後に巌根型放送に再変更し、現在は外房PRC型放送)、それ以外は旭型放送[注釈 8]である。
    • 外房線本千葉駅 - 大網駅茂原駅で使用されていた。本千葉駅と蘇我駅を除いて、全てよしいけいこによるアナウンスだった。現在はシステム更新により蘇我駅はATOS型放送、それ以外は旭型放送である。
    • 川越線川越駅高麗川駅で使用されていた。川越駅では放送内容が他の駅と異なっていた。
    • 埼京線:川越駅で使用されていた。
    • 高崎線: 全駅に導入されていたが、現在は消滅。宮原駅~倉賀野駅間の全ての駅で使用されており、一部の駅では女性アナウンサーが沢田敏子であった(後程)。その後、倉賀野駅は2003年末に仙石型放送に、新町駅は巌根型放送に変更となった(さらに巌根・館山型放送に再変更)。宮原駅~神保原駅は一部の駅で仙石型放送に変更された後に2005年1月までにATOS放送に統一された。
    • 信越本線直江津駅で使用されていた。2016年12月6日よりえちごトキめき鉄道の遠隔放送設備使用開始に伴って消滅した。
    • 両毛線伊勢崎駅、桐生駅佐野駅栃木駅で使用されていたが、放送装置更新に伴い巌根・館山型放送に変更されたため聞けなくなった。なお、伊勢崎駅では一度仙石型放送に変更されたが、再び東海道型放送に戻され、巌根型放送に変更となった。武蔵野線のPRC化を除けば、仙石型放送が東海道型放送に変更されたのはこれが初めてである。
    • 武蔵野線:接近メロディ(他の路線と比べやや低音)や放送のイントネーションなどが異なるため、「武蔵野PRC型」や「新東海道型」などと呼び区別する向きもある。当初は八王子支社管内で使われ(「黄色い線の内側まで下がってお待ちください」という初期の言い回し。時期は不明だが、その後カンノ型放送に変更される)、放送装置交換後(1999年頃)からPRC化(2003頃)までは大宮支社管内の駅では本来の東海道簡易型放送だった(西船橋方面が村山、府中本町方面がよしいと逆であった)。なお2012年1月にATOSが導入されたため、この放送は消滅した。
    • 八高線八王子駅、高麗川駅、拝島駅で使用されていたが、2021年2月に八王子駅が旭型放送に変更されたことで消滅した。八王子駅のみ接近チャイムが異なっていた。
    • 相模線:すべての駅で使用されていたが、原当麻駅海老名駅が旭型放送に変更されたことにより消滅した。なお、放送装置更新時に原当麻駅と海老名駅以外の駅は仙石型放送(後述)に変更された(現在は一部を除き巌根・館山型放送に再変更。また上溝駅ユニペックス型放送から巌根・館山型放送に変更されたほか、寒川駅では巌根型放送、茅ヶ崎駅橋本駅ではATOS型放送が使われている。橋本駅でも使用されていたが横浜線ATOS導入前に置き換えられた)。
    • 東海旅客鉄道

広島型放送[編集]

独自の仮名の放送名。北海道、東北地方、山陽地方の代表駅などに導入された放送。現在は青森駅、盛岡駅、山形駅ほどしか使用されていないが、かつてはいろいろな駅にて使用されていた。アナウンスは女声は長谷由子、男声は村山明(八戸駅などのみ)である。

主な使用箇所(広島型放送)[編集]

現在の使用箇所[編集]
過去の使用箇所[編集]

上野型放送[編集]

国鉄時代に主流だった放送で、ATOS導入前の上野駅で使用されていた。女性の場合、別名「上野おばさん」放送と呼ばれている。

アナウンサー[編集]

  • タイプ1: 男声:村山明(声質が異なる)女声:沢田敏子
  • タイプ2: 男声:村山明 女声:不明
    • 新橋駅(地下ホーム)、大森駅、大船駅(横須賀線ホーム)で使われていたタイプで「新橋型放送」と呼ばれていたが、その後大森駅は東海道型放送に、新橋駅は総武暫定型放送に置き換えられ消滅した(現在はATOS型放送)。

放送文例[編集]

簡易型[編集]
  •  簡易型
    •  <接近チャイム>「まもなく、○番線に、列車(電車)がまいります。危ないですから、白線(黄色い線)の内側へ、お下がりください。」
    • 「○番線、発車致します。ドアが閉まりますから、ご注意ください。」
  •  簡易型(旧東戸塚駅)
    •  <接近チャイム>「まもなく、○番線に、電車がまいります。危ないですから、白線の内側に、お下がりください。」
    • 「ドアが閉まります。ご注意ください。」
  •  簡易型(旧東京駅東海道線ホーム)
    •  <接近チャイム>「まもなく、○番線に、電車が入ってまいります。危ないですから、白線の内側へ、お下がりください。」
  •  簡易型(旧大船駅京浜東北・根岸線ホーム)
    •  <接近チャイム>「まもなく、電車が入ってまいります。危ないですから、白線の内側へ、お下がりください。」
    • 「ドアが閉まります。ご注意ください。」
  •  簡易型(高崎線内)
    •  <接近チャイム>「下り(上り)列車がまいります。危険ですから、黄色い線の内側へ下がってお待ちください。[注釈 9]
    • 「ドアが閉まりますから、ご注意ください。」
  •  簡易型(旧大甕駅)
    •  <接近チャイム>「まもなく、○番線に、下り(上り)列車が入ります。危ないですから、後に下がって、お待ちください。」
    • 「ドアが閉まります。ご注意ください。」
松本駅[編集]
  • 到着放送
    • 途中駅の場合
      • 「まつもとぉー、まつもとぉー、松本です。お忘れ物の無いよう、もう一度、お手回り品を、お確かめください。」
    • 終着駅の場合
      • 「まつもとぉー、まつもとぉー、まつもとぉー、終着松本です。お忘れ物の無いよう、もう一度、お手回り品を、お確かめください。」

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埼京PRC型放送[編集]

埼京線の全駅と川越線の大宮駅~南古谷駅間で使用した自動放送(川越駅は東海道詳細型)。ATOS放送の原型になったともいわれる極めて初期のタイプで、主要駅と川越線内の駅では駅名放送・接近・駅名・発車放送での行き先案内など、詳細な案内放送が流れ、中小の駅では接近と発車のみの簡易放送が流れたが、2005年夏にATOSが導入されたため、この放送は消滅した。担当アナウンサーは男声が東海道型放送と同じ村山明(声質が上野型放送と同じ)、女声が沢田敏子。

放送文例[編集]

  • 「まもなく、○番線に、(種別)○○行きが参ります。黄色い線の内側へ(黄色い線まで)、お下がりください。」
  • 「まもなく、○番線から、(種別)○○行きが発車します。」

放送文例(簡易型)[編集]

  • 「まもなく、○番線に、(快速)電車が参ります。黄色い線の内側へ(黄色い線まで)、お下がりください。」
  • 「まもなく、(快速)電車が、発車します。ドアが閉まりますのでご注意ください。」

京葉型放送[編集]

京葉線東京駅 - 千葉みなと駅で主に使用されており、JR東海の御殿場線、身延線(いずれも一部の主要駅を除く、東海道線(函南駅 - 二川駅間)でも使用されていたが二川駅は#海鉄I型に、それ以外の駅は村山明・よしいけいこによる東海道詳細型放送に変更)でも使用されている(後程)。しかし京葉線では2016年9月25日始発からATOSに切り替わり、消滅した。京葉PRC型放送とも呼ばれる。接近チャイムは旧喚起音に似ている。東京駅では初期は他駅と同じものを使用していたが、末期はリズムが早くなっていた(スピーカーの故障による所謂「頭欠け」の影響と思われる)。

京葉線のほとんどの駅では詳細型の放送[注釈 10]が、御殿場線と身延線、新習志野駅2・3番線始発電車のみ簡易型の放送が使用されている。東京延伸開業前までは全駅で簡易型放送(音質も今の放送と異なる)が使用されており、西船橋駅でも使用されたが総武暫定型に変更された(その後仙石型に変更された後、東海道詳細型放送(武蔵野PRC型)に再変更。現在はATOS型放送)。

放送は他の放送と言い回しが大きく異なり、ATOS型放送や東海道型放送等では種別の後に行先を言うのに対し、この放送では行先の後に種別を言うなど、独特な部分が多いものの東海道型放送や房総型放送でも戸閉め放送で扱われる場合がある。

担当アナウンサーは上野型放送、埼京PRC型放送と同じく男声は村山明、女声は沢田敏子。

また駅により細かく違う部分もあり、京葉線東京駅二俣新町駅では発車放送が「○番線、"電車"が、発車します」に対し、南船橋駅千葉みなと駅では「○番線、"列車"が、発車します」など、駅により相違する部分が多い。(なお新木場〜二俣新町間の「電車が」パーツは一度録り直されており、東京〜潮見のパーツとは発音の違うものが使われている。なお変更時期は「黄色い線の内側へお下がりください」の録り直し時期と同じとされる)

静岡支社管内の御殿場線、身延線(一部の駅を除く)で使用されている。以前は東海道線(函南駅 - 二川駅間)でも使用されていたが、二川駅は海鉄I型に、それ以外の駅は村山明・よしいけいこによる東海道詳細型放送に変更された。

放送文例[編集]

  •  詳細通常型
    •  <接近チャイム>「まもなく、○番線に、○○行き (種別) が、到着します。黄色い線の内側で、お待ちください(黄色い線まで、お下がりください)。」
    • 「○番線、電車(列車)が、発車します。ドアが閉まりますから、ご注意ください。」
    • <接近チャイム>「まもなく、○番線を、列車(電車)が、通過いたします。黄色い線の内側へ、お下がりください(黄色い線まで、お下がりください)。」
  •  簡易型(JR東日本)
    •  <接近チャイム>「まもなく、○番線に、列車(電車)が、到着します。黄色い線まで、お下がりください。」(新習志野駅では2回放送)
    • 「○番線、列車(電車)が、発車します。ドアが閉まりますから、ご注意ください。」
  •  簡易型(初期)
    •  <接近チャイム>「まもなく、○番線に電車がまいります。危ないですから、黄色い線の内側へお下がりください。」(2回放送)
    • 「発車致します。ドアが閉まりますから、ご注意ください。」
  •  御殿場線・身延線・旧東海道線 (JR東海)[注釈 11]
    • <接近チャイム>「まもなく、下り(上り)列車がまいります。危ないですから、内側にお下がりください。 まもなく、列車がまいります。ご注意ください。」
    • <接近チャイム>「まもなく、発車します。ドアが閉まりますから、ご注意ください。」[注釈 12]
  •  旧富士駅身延線ホーム (JR東海)
    • <接近チャイム>「まもなく、列車がまいります。危ないですから、内側にお下がりください。 まもなく、列車がまいります。ご注意ください。」
    • <接近チャイム>「まもなく、発車します。ドアが閉まりますから、ご注意ください。」


仙石型放送[編集]

2000年3月11日に仙石線あおば通駅が開業し、仙台駅陸前原ノ町駅が地下化された際に初めて導入された。男声は山田吉輝、女声は戸谷美惠子[17]

かつては放送装置が更新されるとたいていこの放送に替わっていたため、ATOS対象外線区で採用駅が増えつつあり、ATOS線区の駅でもATOS導入直前にこの放送に替えられることが多いため、ATOS機器が故障していると詳細型放送が流せなくなり、この放送になることが多かった。[注釈 13] しかし近年では巌根型放送、相模線や高崎支社管内などでは巌根・館山型放送に置き換えが進んで次第に減少傾向にあるが、最近JR北海道で新型放送として新たに導入する駅がある(帯広駅など)。

主な使用箇所(仙石型放送)[編集]

過去の使用箇所[編集]

  • 上越線高崎問屋町駅井野駅高崎駅新前橋駅渋川駅沼田駅後閑駅で使用されていた。
  • 高崎線倉賀野駅、高崎駅で使用されていた。
  • 五日市線熊川駅秋川駅武蔵引田駅で使用されていたが、巌根・館山型放送に変更された(現在はATOS型放送に再変更)。
  • 鶴見線鶴見駅で使用されていたが、巌根・館山型放送に変更された。
  • 相模線厚木駅を最後に消滅。かつて多くの駅で使用されていたがすべて巌根・館山型放送に変更された。
  • 信越本線北高崎駅と高崎駅で使用されていたが前者は永楽型放送に、後者は巌根・館山型放送に変更された。
  • 伊東線来宮駅伊豆多賀駅網代駅宇佐美駅で使用されていたが、現在は巌根・館山型放送に変更された。
  • 横須賀線北鎌倉駅久里浜駅で使用されていたが、巌根型放送に変更された(現在はATOS放送に再変更)。今後は自放音源として使用される。
  • 外房線八積駅で使用されていたが、巌根型放送に変更された(現在は外房PRC型放送)。接近チャイムは房総型と同じチャイムだった。
  • 内房線:千倉駅で使用されていた。接近チャイムは八積駅と同様房総型と同じチャイム(後に通常のチャイムに変更される)で、放送の言い回しも更新前の東海道型放送の言い回しを引き継いでいたが、巌根型放送に変更された(現在は外房PRC型放送)。
  • 南武線尻手駅武蔵小杉駅稲城長沼駅府中本町駅などで使用されていた。ATOS導入直前に線内の大半の駅が変更された。横浜支社管内の駅では東海道型放送と同様にドア閉めの放送が、「ドアが閉まります。無理なご乗車はおやめください。」、接近放送では「危ないですから、黄色い線まで下がってお待ちください」という言い回しだったが、巌根型放送に変更された(現在はATOS放送)。
  • 常磐線常陸多賀駅を最後に消滅。かつて多くの駅で使用されていたが、岩間駅から先の友部駅、赤塚駅、水戸駅、勝田駅、日立駅以外のいわき駅までの駅は巌根・館山型放送に変更された。
  • 東海道線大磯駅鴨宮駅真鶴駅で使用されていた(現在はATOS放送に変更)。
  • 成田線(我孫子支線)布佐駅で使用されていた。
  • 両毛線:新前橋駅、前橋駅前橋大島駅、伊勢崎駅、足利駅で使用されていた。
  • 中央本線東山梨駅韮崎駅新府駅穴山駅長坂駅小淵沢駅で使用されていた。
  • 八高線:金子駅で使用されており、接近チャイムが独特のものであった。
  • 川越線:武蔵高萩駅、笠幡駅、的場駅で使用されていた(現在はATOS型放送)。


首都圏内の駅で使用されているのは、言い回しが改良されている。近年は音声を再収録した新タイプのものが導入されていた(大甕駅横須賀駅など)。また、大半の駅では行き先を言わないものが主に使われており、川越線や青梅線などのごく一部の駅では「○○方面行き」といった簡易な行き先を言うものも存在する(これは、ユニペックス型やカンノ型も同様である。)が、新青森駅と帯広駅では詳細な行き先を言う詳細型が使用されている。

放送文例(仙石型放送)[編集]

  • 「まもなく、○番線に、(上りor下り)電車(列車)が参ります。(あぶないですから、)黄色い線までお下がりください。」
  • 「(○番線(の)、)(発車します。)ドアが閉まります(から、)。ご注意ください。」

放送文例(錦糸町駅・新小岩駅・千倉駅)[編集]

  • 「○番線に、電車が参ります。あぶないですから、黄色い線までお下がりください。」
  • 「発車致します。ドアが閉まりますから、ご注意ください。(電車発車時の駆け込み乗車は大変危険です。おやめください。<錦糸町駅・新小岩駅>)」

放送文例(詳細型)[編集]

  • 「まもなく、○番線に、(種別)○○行きが、参ります。あぶないですから、黄色い線まで、下がってお待ちください。」
  • 「まもなく、○番線から、(種別)○○行きが、発車します。お見送りのお客様は、黄色い線まで、お下がりください。」

カンノ型放送[編集]

常磐線、青梅線、川越線、中央本線(中電区間)などに放送音源として導入された放送。しかし最近ではATOS化や放送装置更新時に仙石型、巌根型、巌根・館山型などに変更され、次第に減少傾向にあるが、水戸線、常磐線いわき駅以北、新潟支社(遠隔放送など)、長野支社、JR東海の関西本線、JR四国、JR九州(後程)で新型放送として新たに導入する駅がある。 また、接近放送冒頭には4点チャイムが流れるが、青梅線の大半の駅や川越線の埼京PRC型導入前の駅でかつて府中本町駅にて使用されていた発車メロディを短縮したものが使用されていた。

アナウンサー[編集]

  • タイプ1(旧型):主にしなの鉄道上田駅や青梅線東青梅駅などで使用されていたタイプ
    • 男声:松田隆(未確定)
    • 女声:不明
  • タイプ2(青梅型):主に青梅線青梅駅以西のほとんどの駅(青梅駅、御嶽駅、奥多摩駅は永楽型)の接近放送にて使用されていたタイプ
  • タイプ3(初期型):主に青梅線青梅駅以東の各駅や青梅線青梅駅以西の戸閉放送などにて使用されていたタイプ
    • 男声:松田隆(未確定)
    • 女声:不明
  • タイプ4(阪和型):主にJR九州の一部駅(女声のみ)や防府駅阪和線の殆どの駅(初代阪和線運行システムSUNTRAS)や湖西線の一部駅にて使用されていたタイプ
  • タイプ5(標準型)(主にJR九州などにて使用されているタイプ)
    • 男声:田尻敏明
    • 女声:松本理恵子
  • タイプ6(高知型):広島駅、防府駅など(高知駅、松山駅はJACROS型放送?)にて使用されているタイプ

放送文例[編集]

  • 水戸線
<接近チャイム>「まもなく、○番線に、(上りor下り)列車が、入ります。危ないですから、黄色い線まで、下がって、お待ちください。」
<接近チャイム>「まもなく、○番線に、(上りor下り)列車が、入ります。危ないですから、黄色い線まで、お下がりください。」(川島駅の言い回し)
<接近チャイム>「まもなく、○番線に、(上りor下り)列車が、入ります。危ないですから、黄色い点字ブロックまで、下がってお待ちください。」(笠間駅の言い回し)
<発車メロディー>「ドアが閉まります。ご注意ください。」
  • JR東海
<プルルルルルルルルルルルルルルルルルル>「まもなく、○番線に、列車が、まいります。危険ですから、黄色い線まで、お下がりください。まもなく、列車が、まいります。ご注意ください。」
  • JR九州
<プルルルルルルルルルルルルルルルルルル>「まもなく、(〇番乗り場に)列車が、まいります(入ります・到着します)。危ないですから、黄色い線(黄色い点字ブロック)の内側へ、お下がりください。」
<発車メロディー>「まもなく、列車が、発車します。危ないですから、黄色い線の内側へ、おさがりください。」[注釈 14]
  • 勝浦駅(旧々放送)
<接近チャイム>「まもなく、(上りor下り)電車がまいります。危ないですから、黄色い線の内側まで、下がってお待ちください。」
<発車メロディー>「まもなく、電車が、発車致します。ドアが閉まりますので、ご注意ください。」
  • 勝浦駅(旧放送)
<接近チャイム>「まもなく、(上りor下り)電車がまいります。危ないですから、黄色い線まで、お下がりください。」
<発車メロディー>「まもなく、電車が発車致します。ドアが閉まりますので、ご注意ください。」
  • 広野駅
<接近チャイム>「まもなく、列車がまいります。危ないですから、黄色い点字ブロックまで、お下がりください。」
  • 東福生駅を含む八高線一部の駅(旧放送)
<接近チャイム>「まもなく、○番線に、(上りor下り)電車がまいります。ボタンを押してご乗車ください。危ないですから、黄色い線まで、お下がりください。」
<発車メロディー>「ドアが閉まります。ご注意ください。」
  • 東福生駅を含む八高線一部の駅(旧々放送)
<接近チャイム>「まもなく、(上りor下り)電車がまいります。危険ですので、黄色い線の外側を、歩かないでください。」
<発車メロディー>「ドアが閉まります。駆け込み乗車は危険です。次の電車をご利用ください。」
  • 多摩都市モノレール
「まもなく、○番ホームに、○○行きの、電車がまいります。ホームドアから離れて、お待ちください。」

主な使用箇所(カンノ型放送)[編集]

無印なものはすべてタイプ5を使用している。

他多数の駅にて使用中

過去の使用箇所[編集]

  • 中央線:三鷹駅、立川駅、甲府駅など
  • 青梅線:立川駅(タイプ5)、西立川駅、牛浜駅〜東青梅駅、宮ノ平駅〜沢井駅、白丸駅(タイプ2→タイプ5)、古里駅(戸閉放送のみ)、鳩ノ巣駅(戸閉放送のみ)
  • 八高線:八王子駅、拝島駅、高麗川駅を除く全駅
  • 外房線:勝浦駅(タイプ1→タイプ5)
  • えちごトキめき鉄道:直江津駅以外の各駅遠隔放送(日本海ひすいライン区間はタイプ6、妙高はねうまライン区間はタイプ5)
  • あいの風とやま鉄道:富山駅、高岡駅以外の各駅遠隔放送(タイプ6)

他多数の駅にて使用されていた

永楽型放送[編集]

国鉄時代に主流だった放送。アナウンサーは時期により異なる。

首都圏[編集]

1980年代 - 1990年代にかけて国鉄〜JRの非常に多くの駅で採用された。1990年代後半になると多くの駅が別のタイプに交換されたが、京浜東北線や宇都宮線ではその後もしばらく導入が続けられた。その後首都圏では永楽型は下火になり、ほとんどがATOS型、巌根・館山型に取って代わられた。現在は、日光線(宇都宮駅を除く)、国定駅山前駅富田駅北高崎駅程度であるが、伊豆箱根鉄道駿豆線[注釈 15]伊豆仁田駅原木駅牧之郷駅の3駅では総武線や宇都宮線浦和駅に導入された国鉄型(初期型)のものが使用されている。また、自放音源として北赤羽駅などで使われることもある。また、スピーカーも「TOAラッパ」や「ユニペックスラッパ」といったラッパ型のものが使用されていて国鉄時代の雰囲気をよりいっそう出している。

東北地方[編集]

東北地方のJR東日本路線では、スタンドアローン型のATOSが導入された仙台駅とその周辺の駅を除いて、現在でも放送機器が交換されると、たいてい永楽型になる。しかし、2000年代初頭では主要駅での国鉄型(初期型)から金沢型に変更された駅(現在は全て別の放送へ)、2015年夏頃?からは同じ永楽電気製の新永楽型へ変更された駅などがある。一方、JR東北本線から転換された青い森鉄道、の一部駅にも永楽型の簡易放送が存在する。

新潟支社[編集]

あまり数は多くないものの、若干存在する。

西日本[編集]

JR西日本では、金沢支社管内・米子支社管内とSUNTRAS導入路線、広島支社管内の主要駅を除き、永楽型放送が主流である。 2011年2月頃から順次、接近放送中の「危険ですから、ホームの内側にお下がりください」と「黄色い線までお下がりください」が、「危ないですから、黄色い点字ブロックまでお下がりください」という言い回しに統一された。

アナウンサー[編集]

アナウンサーは何度か交代している。

  • タイプ1(国鉄型、初期型): 男声不明、蟇田充子(未確定)
    • 国鉄時代に導入されたものがほとんどである。JR化後も多くの駅で使われていたが、発車メロディやATOS導入に伴う機器更新のほか、旅客サービス向上に伴う詳細放送導入で、1990年頃を境に使用駅が激減した。首都圏では長浦駅(女声のみ使用。現在は巌根型放送に変更し、旭型放送に再変更)を最後に消滅した。このタイプの男声は最後まで残っていた相生駅津軽線でも変更や更新が行われ、現在では聞くことができない。
  • タイプ2(西日本型): 片山光男山本恵子
    • JR化後に導入されたものが多く少数派タイプ。主にJR西日本の一部駅やJR四国(女声のみ)の佐古駅千葉都市モノレール1号線にて使用されていたが、JR四国では2017年12月にタイプ3に変更されて、JR西日本では使用も2000年初頭と比べ、タイプ3に変更されたり、SUNTRUS型が導入されたりしたため、使用駅が大幅に減っている。
  • タイプ3(標準タイプ): 片山光男、蟇田充子
    • JR化後に導入されたものも多い。そのため、中期型、後期型とも言われている(違いは恐らく声質の違いである)。宇都宮線京浜東北線で多用されていた(黒磯駅は最近まで使用していた)タイプ。いずれの路線もATOS導入によって現在では聞けない。京浜東北線、宇都宮線の一部駅では列車接近放送の冒頭にムーン・リバーを流していたが、ATOS化や放送機器更新で消滅した。京王電鉄の一部や、ゆりかもめなどで使用されているものはこのタイプに近い。この放送は東京近郊区間では宇都宮線の自放音源を含め数駅に残るのみだが、東北地方とSUNTRAS導入路線を除く近畿、中国地方では現在も多くの駅で使用されている。
  • タイプ4(青梅型):片山光男、女声不明
  • タイプ5(金沢型): 男女声共に不明
    • 2001年頃に金沢駅に導入されて、2003年3月20日に北小金駅に導入されるまで金沢駅のみの使用だったタイプ。このタイプでは、女声の声質の違いにより、前期型、後期型とあった。現在は会津若松駅弘前駅の到着放送でのみで使用されているが、かつては、仙台駅郡山駅、金沢駅、盛岡駅(IGRいわて銀河鉄道ホームのみ)、北小金駅、箱根ヶ崎駅でも使用されていた。なお、北小金駅、箱根ヶ崎駅以外で使用されている(いた)6駅ではアナウンスが女声のみしか使用されなかったため、このタイプの男声は2駅のみしか使用されていなかった。列車接近放送の冒頭に、フジテレビの『めちゃ×2イケてるッ!』でも使用されている2点チャイムを採用している。(このチャイムは永楽標準タイプ・新永楽型放送・仙石型放送・巌根・館山型放送でも使用されている。)

新永楽型放送[編集]

2014年11月28日に金沢駅に詳細放送として初導入されてから、2015年夏頃から盛岡支社管内の東北本線の簡易放送を使用している全駅に導入されたのが皮切りに常磐線や左沢線など東北地方のさまざまな路線にて導入が進められている永楽電気が制作した?永楽型放送の後継放送にあたる。導入駅の殆どが簡易放送を使用しているが、初導入駅の金沢駅、発車時のみだが八戸駅にて詳細放送が使用している。

担当アナウンス[編集]

主な使用箇所[編集]

  • IRいしかわ鉄道線:金沢駅(詳細放送)
  • 東北本線:黒田原駅~新白河駅、久田野駅~鏡石駅、安積永盛駅、日和田駅~五百川駅、杉田駅~二本松駅、松川駅~南福島駅、伊達駅~貝田駅、白石駅~東白石駅、岩沼駅、名取駅~南仙台駅、利府駅、東仙台駅~松島駅、油島駅~有壁駅、山ノ目駅~六原駅、村崎野駅~仙北町駅
  • 常磐線:逢隈駅、浜吉田駅~坂元駅
  • 左沢線:羽前山辺駅、羽前長崎駅
  • 仙山線:北仙台駅
  • 仙石線:苦竹駅、福田町駅~中野栄駅、下馬駅、東塩釜駅、高城町駅、陸前小野駅、陸前赤井駅
  • 両毛線:あしかがフラワーパーク駅
  • 磐越西線:郡山富田駅
  • 磐越東線:三春駅
  • 陸羽東線:新庄駅
  • 陸羽西線:新庄駅
  • 奥羽本線:新庄駅、蔵王駅、泉外旭川駅
  • 山形新幹線:新庄駅
  • 羽越本線:酒田駅
  • 三陸鉄道リアス線:八木沢、宮古短大駅、払川駅、陸中山田駅、織笠駅、大槌駅、鵜住居駅
  • 八戸線:八戸駅(発車時のみ詳細放送)
  • 青い森鉄道線:八戸駅(発車時のみ詳細放送)
  • 大湊線:野辺地駅

東邦型放送[編集]

東邦電機工業製の放送。JR東日本・西日本・九州にて使用されている。

JR北海道[編集]

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JR東日本[編集]

ATOS型放送[編集]

ATOS型放送は、東日本旅客鉄道(JR東日本)の駅で使用されている、自動放送のタイプの一つについて、鉄道ファンが使用する通称である。主に、東京圏輸送管理システム(ATOS)が導入される際に、このタイプの音声になることが多いため、この通称が用いられる。このATOS型放送をATOSそのものだと勘違いしている人が多く、ATOS型放送をATOS非導入線区で導入した際「○○駅にATOSが導入された」と言われる場合があるがこれは明らかな間違いである。ATOS中央装置を稼働させ、配下に駅連動装置を接続して運転整理を行っているATOS導入線区は首都圏の一部線区のみである(ATOS導入線区東京圏輸送管理システム(ATOS)を参照してほしい)。

ATOS導入線区においては、ATOS中央装置から配信を受けた列車情報をもとに放送がなされているので、ダイヤ混乱時でも駅係員の操作を介することなく正確な行先放送が可能である。

担当アナウンサーは男声が津田英治、女声が向山佳比子。しかし、宇都宮線を始めとする近郊路線を中心に、男声アナウンスが田中一永へ順次移行している[18]。接近チャイムは統一のものを利用しており、かつて山手線で使用されていたチャイムのアレンジ版になっている。

なお、線区別のATOS中央装置が未設置または稼働しておらず、駅連動装置単独での稼働時(分かりやすくいえば「オフライン状態」。)にATOS放送が使用されている状態を「スタンドアローン」という。将来ATOS導入線区になる予定がなくても、駅連動装置がATOS用の派生シリーズであって放送がATOS型であれば「スタンドアローン」ということがある(仙台駅木更津駅蘇我駅茅ヶ崎駅および橋本駅の相模線ホーム、拝島駅4.5番線八高線ホームなど)。ATOS中央装置とは接続されていないため、ダイヤ混乱時に放送内容を反映させるためには駅係員の入力が必要である。

かつては、国分寺駅大宮駅松戸駅取手駅西船橋駅宇都宮駅もこの形であった。初期の放送は音声の継ぎ接ぎが酷かったが、台詞のパーツをまとめることで順次改良している。しかし、それゆえ台詞によって収録時期が異なっているので、放送の途中で発音が不自然に変化することがある。

現在、ATOS型放送は津田英治から田中一永へ交代した所謂「宇都宮ATOS型放送」へ更新が進んでおり、「スタンドアローン」も『宇都宮ATOS型放送のスタンドアローン』が出てきた。さらに、横浜線京葉線青梅線 (西立川〜青梅間)五日市線では、導入時から宇都宮型ATOSである。

放送文例[編集]

路線によって言い方に違いがある。常磐線以降に導入された後期の改良型放送を通称常磐ATOS型放送ということがあり、男声担当者が異なると(津田英治から田中一永へ交代したver.)宇都宮ATOS型放送になる。

  • 初期型の接近放送(東海道・横須賀線まで)
(メロディ)
まもなく、○番線に
(当駅始発)※始発列車の場合
種別
○○ 行きが、参ります。(後に「○○行きが、参ります。」や「○○行きが参ります。」に変更)(○○は行先)
危ないですから、黄色い線の内側までお下がりください。(後に「危ないですから、黄色い線までお下がりください。」に変更)
この 列車(電車)は、(○つドア)○両 です。(後に「○両です。」に変更)
ホームの、○○ 寄りには、止まりません。
この 列車は、○○ で、前(後)寄り ○両、切り離しとなります。
  • 後期型・宇都宮型の接近放送(常磐線以降・前期型も順次変更)
(メロディ)
まもなく、○番線に
(当駅始発)※始発列車の場合
種別
○○行きが、参ります(○○行きが参ります)。(○○は行先)
危ないですから、黄色い線までお下がりください。
この列車(電車)は、(○つドア、)○両です。
グリーン車は足元の数字、○番と○番でお待ちください。(「グリーン車がついております。」も一部で使用)
ホームの、○○寄りには 止まりません。
この列車の、前(後)寄り、○両は、○○ 止まりとなります。
  • また、一部の駅では列車到着前に次発列車の予告放送が流れる。
本日も、JR東日本をご利用くださいまして、ありがとうございます。(前期型・後期初期型では「本日も、ご利用いただきまして~」と流れる)
今度の、○番線の、列車(電車)は
○○時 ○○分 発
種別
○○ 行きです。(2005年頃からは「○○行きです。」に変更)(○○は行先)
(この後、両数案内などの案内が流れる)
  • また、一部の駅では列車到着時に到着放送が流れる。
○○~、○○~。(初期型は「○○、○○ です。」)(○○は駅名)
ご乗車、ありがとうございます。
(一部駅では「○○線 は、お乗り換えです。」のように乗り換え案内が流れる。 但し、府中本町駅南武線ホーム、田端駅の上野方面ホームなどは扉閉め放送の後に「○○、○○、○○ 方面は、○番線 ○○線 は、お乗り換えです。」と放送する。)
  • 終着駅の場合の到着放送
○○~、○○~。(前期初期型は「○○~、○○~、終点 ○○ です。」)(○○は駅名)
本日もJR東日本をご利用くださいまして、ありがとうございました。(前期型・後期初期型では「本日も、ご利用いただきまして~」と流れる)
お忘れ物のないよう、ご注意ください。
(一部駅では乗り換え案内が流れる)
  • 終着駅では、折り返し列車到着前の接近放送でこのような案内が流れる。
(メロディ)
まもなく、○番線に
当駅止まりの、列車(電車)がまいります。
危ないですから、黄色い線までお下がりください。
(折り返す場合)
この電車(列車)は、(○つドア、○両です。)折り返し、○○時 ○○分 発
種別
○○ 行きと、なります。(○○は行先)。
(回送の場合)
この列車(電車)には、ご乗車になれませんので、ご注意下さい。

※上記は一例であり駅や路線によって設定変更により、より詳細な放送、また簡略化した放送が可能。


ATOS型放送の種類[編集]

※ATOS型放送の分類は人それぞれで、定義が非常に曖昧です。ご了承ください。

★初期型・・・イントネーションが不自然なパーツが多い。また、継ぎ接ぎが多い。 男声の場合、接近放送と発車放送は男声であるが、到着予告放送と駅名連呼放送は女声である。現在使用されている駅は存在しない。


★初期改良型・・・初期では「黄色い線の内側まで」だったところを、初期改良型では「黄色い線まで」に変わっていた。それ以外は、初期型と同じ。2021年2月に木更津駅が更新されたのを最後に消滅した。


★常磐初期型・・・初期改良型をさらに改良したのが、この常磐型である。また男性の場合は初期型や初期改良型と違い、到着予告放送と駅名連呼放送も男声になった。それから、到着予告放送の言い回しが一部変わっている。初期型と初期改良型では、「本日も、ご利用いただきまして、ありがとうございます。」と案内してたのが、「本日も、JR東日本をご利用くださいまして、ありがとうございます。」に変わっている。


★常磐改良型・・・常磐初期型と異なるところは、到着予告放送の「〇〇行きです。」の部分。今までの放送は「〇〇、行きです。」のように、“行き先“と”行きです“が分かれていたが、この常磐改良型では、「〇〇行きです。」とスムーズに言うようになった。また、「特別急行」の言い回しが、「特急」に変更されたりしている。それ以外は常磐初期型と同じ。


★宇都宮初期型・・・今までの放送と異なるところは4つある。1つ目は、男声のアナウンサーが変わったこと。2つ目は、今までになかった停車駅案内や待ち合わせ案内などの詳細な放送が追加されたこと。3つ目は駅名連呼放送で、常磐改良型などでは「しぶやー」のように語尾をのばしていたが、それが「しぶや」と語尾をのばさないタイプに変わっていること。4つ目は簡易英語放送が導入されたこと。簡易英語放送は種別は言うものの、列車名や行き先等は言わない。また、男声は存在しなく女声のみとなっている。


★宇都宮改良型・・・宇都宮初期型との違いは、接近放送の「黄色い線まで」の言い回しが、「黄色い点字ブロックまで」に変わったことだけである。


★海浜幕張型・・・名前の通り、京葉線の海浜幕張駅発祥の放送である。この海浜幕張型は今までの放送とは大きな変化が2つある。1つ目は接近放送の「黄色い線まで」の言い回しが「黄色い点字ブロックまで」に変わったこと。2つ目は詳細英語放送が導入されたこと。詳細英語放送は簡易英語放送とは違い、種別だけでなく列車名や行き先、停車駅案内、次駅案内もする。それから、簡易英語放送では女声しか存在しなかったが、この詳細英語放送では男声も存在する。今現在、このタイプの放送が増えつつある。 特に山手線は半分の駅がこの放送に更新され山手線内の宇都宮初期型は、原宿だけとなった。 この放送は、今後宇都宮初期型、常磐改良型を置き換えていくだろう。

〜特殊なATOS型放送のタイプ〜

★スタンドアローン型・・・仙台駅、木更津駅、蘇我駅で使用されている。ATOSの放送が導入されている他の駅はATOSの運行管理システムが導入されているが、この3駅にはATOSの運行管理システムが導入されていない。放送だけがATOSの放送になっているのである。そのようなタイプの放送のことを、スタンドアローン型という。


外房線・内房線・高崎線・上越線にも、ATOSに似たような放送が存在する。それは、外房PRCと内房PRCと上越CTCである。放送の声はアナウンサーが担当しているのではなく、音声合成が使われている。外房PRCは接近メロディは違うものの、文面や言い回しがほぼ同じであり、内房PRC・上越CTCは接近メロディがATOSと同様のもので、文面や言い回しもほぼ同じである。外房PRCは外房・内房線の永田 - 安房鴨川 - 九重間(茂原駅を除く)で使用されており、内房PRCは内房線の青堀 - 那古船形間で使用されており、上越CTCは高崎・上越線の新町 - 水上間で使用されている。

ATOS型放送の担当アナウンサー[編集]

    • 旧男声:津田英治 (初期改良型・常磐初期型・常磐改良型)※置き換え進行中
    • 新男声:田中一永 (宇都宮初期型・宇都宮改良型・海浜幕張型)
    • 女声:向山佳比子 (全て)
    • 英語女声:ルミコ・バーンズ (簡易英語・詳細英語放送など)
    • 英語男声:クリス・ウェルズ (詳細型英語放送など)

武蔵野PRC型放送[編集]

武蔵野線全線で使用した自動放送。「武蔵野PRC型」や「新東海道型」と呼ばれている。一時期(2016年11月20日~29日まで)青梅線の羽村駅の放送装置が故障した際に、簡易型の自放音源として使用されたが、ATOS化される前に元の東海道詳細型に戻された。 東海道型放送との違いは、5点チャイムの音が通常の東海道型より音が低いのと、村山・よしいペアの声質が東海道型放送より声質が低くなっている。

房総型放送[編集]

千葉支社内の比較的大きな駅で使用されている放送。千葉詳細型放送ともいう。担当アナウンサーは女声のみで不明(男声は存在しない。)。

千葉支社でも一部の駅で東海道詳細型が使用されていたが、千葉支社の駅では採用数が増えつつある。しかし、近年老朽化に伴い、内房線五井駅を始め、順次房総型放送から旭型放送に置き換わっており、2022年現在では、成田駅を残すのみとなっている。ただし、例外駅があり、外房線勝浦駅(簡易型)は巌根型放送に(後に外房PRC型に変更)、外房線・内房線・京葉線のターミナル駅の蘇我駅は京葉線のATOS化に伴い、宇都宮型ATOS型放送に変更された(京葉線ホームは、巌根・館山型放送に変更した後、ATOS型放送に変更された)。なお、内房線内に関しては姉ヶ崎駅を最後にこの放送は消滅した。また、接近メロディは統一されたメロディが使用されている(東海道型放送の時から、このメロディであった駅も存在する(佐倉駅など)。千葉支社以外では八王子駅の八高線ホームと赤塚駅で使用)。さらに、成田駅では英語の放送も使用されている(ジェリー・ソーレスが担当)。

放送文例[編集]

  • 「まもなく、◯番線に、(◯◯経由)(種別)◯◯行きが、到着します。黄色い線まで、下がってお待ちください(「黄色い線まで、お下がりください。」も通過放送や以前の蘇我駅の簡易放送など一部で使われている)。この電車(列車)は、◯両編成で、まいります。」
  • 「◯番線から、(◯◯経由) ◯◯行きの(種別)電車(列車)が、発車します。ドアが閉まります。ご注意ください。」※種別→行先と逆に放送することもある。

外房PRC型放送[編集]

外房線永田駅 - 新茂原駅八積駅 - 安房鴨川駅[注釈 16]内房線九重駅太海駅間で使用されている放送。秋田駅でも使用されている。

ATOS型に近い放送になっており、次発列車の予告放送が存在する。ただし、ATOSでは特急の際に愛称を言うが、外房PRCでは言わない。また、到着の際に流れる連呼も存在しない。男声は有田洋之、女声は秀平真由美

永田駅 - 新茂原駅・八積駅 - 安房鴨川駅間で使用されている接近メロディはかつて山手線で使用されていたもので、ATOSの接近メロディの音色違い。一方九重駅~太海駅で使用されている接近メロディは五感工房製のJR接近メロディSH1-2が、秋田駅では成田空港駅・いわき駅と同じ接近チャイムが使用されている。

放送文例[編集]

  • (メロディ)まもなく、◯番線に、【種別】○○行きがまいります。危ないですから、黄色い線まで、お下がりください。この列車は、○両編成です。
  • 終着駅では、折り返し列車到着前の接近放送でこのような案内が流れる。

(メロディ)まもなく、○番線に当駅止まりの列車がまいります。危ないですから、黄色い線まで、お下がりください。この列車は、○両編成です。この列車は折り返し、種別○○ 行きと、なります。(○○は行先)。

  • 列車到着前の予告放送

本日もJR東日本をご利用下さいまして、ありがとうございます。今度の◯番線の列車は○○時○○分発[注釈 17]、【種別】○○行きです。この列車は、○両編成です。

内房PRC型放送[編集]

内房線の青堀駅 - 那古船形駅で使用されている放送。放送文面は外房PRC型放送やATOS型放送に似ているが、こちらは旭型放送同様音声合成で作成されている。アナウンサーは女声のみで、男声は存在しない。

旭型放送[編集]

総武本線の旭駅で最初に導入された放送で、ATOS導入線区外の東海道型放送(千葉支社は一部駅を除き房総型放送)の後継放送。これまでの放送とは異なって担当者はおらず、株式会社エーアイのコンピュータ音声(音声合成)で作成されている。当初は女声のみだったが、現在は男声も存在している。また、上野東京ライン開業に伴い、東海道型放送がこの放送に置き換えられた例も多い。東海道型の後継型放送として誕生した旭型放送だが、青梅線と五日市線ではATOS化したため、初めて旭型放送が消滅する駅が誕生することになった。放送文面は、更新前の放送を引き継いでいる駅が大半だが、旭駅、長浦駅袖ヶ浦駅に関しては新規文面で再構成されている。

アナウンサー[編集]

株式会社エーアイの「AITalk」を使用

主な使用箇所[編集]

過去の使用箇所(自放音源使用などの例外含む)[編集]
  • 五日市線武蔵五日市駅 2017年2月18日にATOS導入に伴いATOS型放送に置き換えられた(今後は自放音源として使用される)。
  • 青梅線:牛浜駅、青梅駅 2017年2月13日まで使われていたが、ATOS導入に伴いATOS型放送に置き換えられた(今後は自放音源として使用される)。
  • 相模線:原当麻駅 2024年2月まで使われていたが、巌根・館山型放送に置き換えられた。

総武暫定型放送[編集]

1998年頃から導入された放送で、総武線がATOS化される際に放送音源として大量に導入されたためにこう呼ばれている。総武線以外では宇都宮線横須賀線、外房線の鎌取駅などでも放送音源として一部の駅で導入された。しかし総武線以外では少数派だったこともあり、ATOSの導入や、「黄色い線まで」という言い回しの統一などのために仙石型放送・巌根型放送(鎌取駅では東海道詳細型放送に変更し、房総型放送に再変更)などに変更され、この放送は現存していない。男声は不明、女声は豊田真由美?である。

過去の使用箇所[編集]

  • 中央・総武緩行線:津田沼駅・西船橋駅を除く浅草橋駅 - 西千葉駅間。浅草橋駅 - 本八幡駅間と船橋駅・稲毛駅の緩行線ホームと幕張駅では更新前の永楽初期型放送の言い回しを引き継いでいて、永楽初期型放送と同様発車放送で「発車します(快速線と船橋駅・稲毛駅は「発車致します」、幕張駅では「(上りor下り)列車が発車致します」という言い回し)。ドアが閉まりますからご注意ください」の後に、「電車発車時の駆け込み乗車は大変危険です。おやめください。」という追加放送があった(幕張駅では後に通常の言い回しに変更される)[注釈 18]。それ以外の駅は通常の言い回しだった。
  • 総武快速線新日本橋駅 - 市川駅
  • 横須賀線新橋駅新川崎駅保土ヶ谷駅
  • 東海道線早川駅湯河原駅で使用されていた。
  • 武蔵野線船橋法典駅西船橋駅で使用されていた。船橋法典駅では、「○○方面行き電車」とアナウンスされていて、仙石型放送になっても「(上りor下り)○○方面行き列車」の言い回しを引き継いでいたが、東海道詳細型放送(武蔵野PRC型放送)に変更された(現在はATOS型放送)。
  • 南武線武蔵新城駅で使用されていたが、仙石型放送に変更された(後に巌根型放送に再変更し、現在はATOS型放送)。
  • 常磐線南千住駅で使用されていた。
  • 外房線鎌取駅で使用されていたが、東海道詳細型放送に変更された(後に房総型放送に再変更し、現在は旭型放送)。
  • 宇都宮線:尾久駅、東大宮駅自治医大駅石橋駅で使用されていて、尾久駅では独特の言い回しだった。
  • 上越線井野駅沼田駅後閑駅で使用されていたが、仙石型放送に変更された(現在は全て巌根・館山型放送に再変更された)

放送文例[編集]

  • 接近放送

<5音チャイム> まもなく、○番線に、(上りor下り)電車(列車)が参ります。(あぶないですから、)黄色い線の内側へお下がりください。

  • 発車放送

<発車メロディ> (○番線、)ドアが閉まります。ご注意ください。

  • 接近放送(緩行線旧浅草橋駅 - 旧本八幡駅間・旧船橋・稲毛駅緩行線ホーム)

<5音チャイム> ◯番線に、(上りor下り)列車が参ります。黄色い線の内側へ、下がってお待ちください。

  • 接近放送(旧市川・新小岩・錦糸町駅快速線ホーム)

<5音チャイム> ◯番線に、(上りor下り)電車が参ります。黄色い線の内側へ、下がってお待ちください。

  • 発車放送(緩行線旧浅草橋駅 - 旧本八幡駅間)

<発車メロディ> 発車します。ドアが閉まりますから、ご注意ください。電車発車時の駆け込み乗車は大変危険です。おやめください。

  • 発車放送(旧市川・新小岩・錦糸町駅快速線ホーム・旧船橋・稲毛駅緩行線ホーム)

<発車メロディ> 発車致します。ドアが閉まりますから、ご注意ください。電車発車時の駆け込み乗車は大変危険です。おやめください。

巌根型放送[編集]

詳細は「巌根・館山型放送」を参照

館山型放送[編集]

詳細は「巌根・館山型放送」を参照

上越CTC型放送[編集]

2020年9月より高崎地区の一部駅で導入された放送。渋川型放送、高崎詳細型放送とも呼ばれている。担当アナウンサーは向山佳比子の音声を合成音声にしたと思われるものを使用している(男性はなし)。また、戸閉放送が存在していないため、戸閉放送は導入前に使用していた巌根・館山型の放送を継続して使用している。予告放送には高崎駅を除き東京駅京葉線ホームなどで使用されている接近メロディーと同じ2点チャイムが使用される他、接近チャイムはATOS型放送と同様のものが用いられる。

主な使用箇所[編集]

  • 高崎線:新町駅~高崎駅
  • 上越線:高崎駅~水上駅
  • 吾妻線:渋川駅

小山型放送[編集]

ATOS導入前の横浜駅東海道線・横須賀線ホーム (京浜東北・根岸線ホームは東海道詳細型を使用していた) や小山駅で使用されていた放送。それ以外では常磐線網代駅、千葉支社の一部の駅でも使用されていたが、現在はATOS化や放送装置更新により仙石型放送・巌根型放送(巌根・館山型放送)などに変更され、大部分が消滅してしまい、小諸駅などの数駅に残っているのみである。

アナウンサー[編集]

  • タイプ1: 男声:那波一寿 女声:不明
    • 一番多く使われたタイプ。かつては安中駅安房鴨川駅などで使用されていた。現在はしなの鉄道の戸倉駅、屋代駅の発車放送で女声のみ使用されている。
  • タイプ2: 男声:那波一寿 女声:不明
  • タイプ3: 男声:不明 女声:不明
    • 長野支社で使われていたタイプ。中央本線南小谷駅など多くの駅で使用されたが、東邦電気工業製の自動放送・カンノ型放送に置き換えられ消滅した。もうこのタイプの男声は聞くことができない。

ユニペックス型放送[編集]

1990年頃から発車メロディの導入に伴い、山手線、中央線、常磐線など東京支社管内を中心に大量に導入された放送。列車接近放送冒頭の2点チャイムは、駅によって再生速度が異なっていた。金町駅では独特な接近メロディが使用されていた(サウンドファクトリー製であり、1番線のメロディーはかつて北神急行電鉄の車内放送冒頭メロディーに使われており、2番線のメロディーは愛知環状鉄道線岡崎駅でも使われている)。

使用されていたほとんどの駅がATOSの導入区間であったために急激に使用駅が減った。また近年、ユニペックス製の放送装置を使用している駅の多くが放送装置更新で、ユニペックス製の新しい放送装置、もしくは別タイプの放送装置(仙石型放送・巌根型放送など)に替えられるようになり、古いユニペックス製の放送装置を使用している駅自体も次第に減少している。放送自体は、数駅で残っているのみで、近郊区間で残るのは西川越駅北千住駅2番線(下りの戸閉め放送のみ)、明覚駅、軽井沢駅(新幹線ホーム)である。例外では早朝・深夜の水道橋駅柏駅コンコースの禁煙放送で使われる事もあり、仙石型放送・巌根型放送(巌根・館山型放送)と同様、ATOS機器が故障していると詳細型放送が流せなくなり、この放送になることも多い(北柏駅西日暮里駅秋葉原駅(中央・総武線ホーム)など)。 また、上溝駅品川駅臨時ホームでも最近まで使用されていた。

仙台支社[編集]

永楽電気製に次ぐ勢力であったが、最近では永楽型に更新されるようになり、徐々に数を減らしている。なお、仙台支社では北仙台駅を除いて男声は使用しない。

新潟支社[編集]

鶴岡駅新潟駅新津駅長岡駅で使われている。

アナウンサー[編集]


新東邦型放送[編集]

東邦電機工業製の放送。JR東日本長野支社管内の一部駅にて使用されている。

現在の使用箇所[編集]

JR東海[編集]

NOA連動型放送[編集]

JR東海の主要駅で使用されている放送で、東海旅客鉄道(JR東海)の在来線に導入している名古屋圏運行管理システム(通称:NOA)と連動する放送。現時点では、中央線名古屋地区、東海道線名古屋地区、静岡地区の東海道線、関西線、武豊線にも導入。

NOAの自動進路制御装置 (PRC)により送られた情報をもとに各駅のホームに列車の種別・愛称名・行先・両数・停車駅などを放送する。 その他にも、啓発放送や、列車の遅れ・運転見合わせの詳細情報なども案内できる。

2016年10月には関西線に、同年11月には武豊線にも導入された。

担当アナウンサーは中央線(金山駅[注釈 19]中津川駅[注釈 20])は男声が津田英治、女声が向山佳比子。東海道本線(豊橋駅大垣駅[注釈 21])、関西線(八田駅~亀山駅間)、武豊線の男声が高塚正也、女声は中央線と同じく向山佳比子。静岡地区はHOYA株式会社作成のVOICE TEXT合成音声を使用している。

なお、東武鉄道の上り本線用発車メロディと同じものが接近メロディとして使用されている。

放送文例[編集]

  • 到着予告放送
到着予告放送[編集]
<4点チャイム>「次に、○番線から、発車します列車は、○○時、○○分発、○○(種別・列車名)、(○号)、(○○経由)、○○行きです。この列車は、○両編成です。」[注釈 22]
(快速以上の種別と特急列車の場合)「この列車は、○○、○○、○○の順に、停車します。」
(快速以上の種別で途中から各駅に停車する場合)「この列車は、○○、○○の順に、停車し、○○からは、各駅に停車します。」
(快速以上の種別で途中まで各駅に停車する場合)「この列車は、○○まで、各駅に停車したのち、○○、○○の順に、停車します。」
(普通列車の場合)「この列車は、各駅に停車します。」
(愛知環状鉄道直通列車の場合)「この列車は、中央本線、高蔵寺まで、各駅に停車したのち、高蔵寺からは、愛知環状鉄道線に、入ります。」
(遅延がある場合)「この列車は、○○駅、を、約○分遅れて、発車しています。お急ぎのところ、ご迷惑をおかけします。」[注釈 23]
(乗車位置案内がある場合)「乗車位置は、○印、○番から、○番です。」
(後から来る列車より先に特定の駅に到着する場合)「○○まで、この列車が先にまいります。」
接近放送種別・行先案内[編集]
(通常の場合)<接近メロディ>「まもなく、○番線に、○○(種別・列車名)、(○号)、(○○経由)、○○行きが、到着します。黄色い点字ブロックの内側までお下がり下さい。」
(折り返し列車の場合)<接近メロディ>「まもなく、○番線に、当駅止まりの列車が、到着します。黄色い点字ブロックの内側までお下がり下さい。この列車は、折り返し、○○(種別・列車名)、(○号)、(○○経由)、○○行きになります。」
(当駅止まり回送の場合)<接近メロディ>「まもなく、○番線に、○○止まりの列車が、到着します。黄色い点字ブロックの内側までお下がり下さい。」[注釈 24]
(名古屋駅折り返し列車名のある列車の場合)<接近メロディ>「まもなく、○番線に、名古屋止まりの列車、○○(種別省略の列車名)、○号が、到着します。黄色い点字ブロックの内側までお下がり下さい。この列車は、折り返し、○○(種別・列車名)、(○号)、(○○経由)、○○行きになります。」
(回送列車が当駅始発になる列車の場合)<接近メロディ>「まもなく、○番線に、回送列車が、到着します。黄色い点字ブロックの内側までお下がり下さい。この列車は、折り返し、○○(種別・列車名)、(○号)、(○○経由)、○○行きになります。」
(通過列車の場合)<接近メロディ>「まもなく、○番線を、列車が、通過します。黄色い点字ブロックの内側までお下がり下さい。」※これが2回繰り返される。
(神領駅3番線や高蔵寺駅1番線、関西線・武豊線折り返し列車入線の場合※簡易型)<接近メロディ>「まもなく、○番線に、列車がまいります。黄色い点字ブロックの内側までお下がり下さい。」※これが2回繰り返される。
接近放送両数案内[編集]
(名古屋駅以外の場合)「この列車は、○両編成です。」

(車内清掃がある場合)「この列車は、到着後、清掃作業を行います。作業終了まで、しばらく、お待ち下さい。」

  • 接近放送停車駅案内
(快速以上の種別と特急列車の場合)「この列車は、○○、○○、○○の順に、停車します。」
(快速以上の種別で途中から各駅に停車する場合)「この列車は、○○、○○の順に、停車し、○○からは、各駅に停車します。」
(快速以上の種別で途中まで各駅に停車する場合)「この列車は、○○まで、各駅に停車したのち、○○、○○の順に、停車します。」
(普通列車の場合)「この列車は、各駅に停車します。」
(愛知環状鉄道直通列車の場合)「この列車は、中央本線、高蔵寺まで、各駅に停車したのち、高蔵寺からは、愛知環状鉄道線に、入ります。」
(後から来る列車より先に特定の駅に到着する場合)「○○まで、この列車が先にまいります。」
  • 接近放送付加事項
(乗車位置案内がある場合)「乗車位置は、○印(の)、○番から、○番です。」
(途中で切り離し、別の行き先/一部途中駅止まりになる場合)「この列車の、前○両は、○○行き/○○止まり、後ろ○両は、○○行き/止まりです。」[注釈 25]
(愛知環状鉄道直通列車の場合)「高蔵寺、より、先をご利用のお客様は、前より、3/4両に、ご乗車下さい。」
(次の駅が終点の場合)「次は、○○です。」
(特急の号車案内)「自由席は、(○号車から、)○号車です。指定席は、(○号車から、)○号車です。(グリーン車は、(○号車から)○号車です。)」
(特急のその他案内)「この列車には、車内販売がございません。あらかじめ、ホームでお買い求めの上、ご乗車ください。」
(名古屋駅で「快速みえ」や「特急南紀」のような四日市から先伊勢鉄道線に入る列車の場合)<停車駅まで通常と同じ>「この列車は、途中、四日市から津までの間、一部、JR線とは別の、伊勢鉄道線を通ります。一部の企画乗車券で、四日市から先、ご乗車の際には、車内にて精算が必要です。」(英語放送あり)
停車中放送[編集]
「○番線の、列車は、○○時、○○分発、○○(種別・列車名)、(○号)、(○○経由)、○○行きです。」
(快速以上の種別と特急列車の場合)「この列車は、○○、○○、○○の順に、停車します。」
(快速以上の種別で途中から各駅に停車する場合)「この列車は、○○、○○の順に、停車し、○○からは、各駅に停車します。」
(快速以上の種別で途中まで各駅に停車する場合)「この列車は、○○まで、各駅に停車したのち、○○、○○の順に、停車します。」
(普通列車の場合)「この列車は、各駅に停車します。」
(愛知環状鉄道直通列車の場合)「この列車は、中央本線、高蔵寺まで、各駅に停車したのち、高蔵寺からは、愛知環状鉄道線に、入ります。」
(途中で切り離し、別の行き先/一部途中駅止まりになる場合)「この列車の、前○両は、○○行き/○○止まり、後ろ○両は、○○行き/止まりです。」[注釈 26]
(ホームライナーの場合)「この列車には、乗車券の他に、乗車整理券が、必要です。」
(特急の号車案内)「自由席は、(○号車から、)○号車です。指定席は、(○号車から、)○号車です。(グリーン車は、(○号車から)○号車です。)」
(特急のその他案内)「この列車には、車内販売がございません。あらかじめ、ホームでお買い求めの上、ご乗車ください。」
(名古屋駅で「快速みえ」や「特急南紀」のような四日市から先伊勢鉄道線に入る列車の場合)<停車駅まで通常と同じ>「この列車は、途中、四日市から津までの間、一部、JR線とは別の、伊勢鉄道線を通ります。一部の企画乗車券で、四日市から先、ご乗車の際には、車内にて精算が必要です。」(英語放送あり)
名古屋駅では停車中放送の後に英語放送が入る。
(回送列車の場合)「○番線の、列車は、回送列車です。」
発車放送[編集]

発車放送は関西線内では使用しない。

(現在)<発車ベル>「○番線から、列車が発車します。ご注意下さい。」
(現在、回送の場合)<発車ベル>「○番線から、回送列車が発車します。ご注意下さい。」
(中央線導入当初)<発車ベル>「○番線から、○○(種別・列車名)、(○号)、(○○経由)、○○行きが、発車します。ドアにご注意下さい。」
啓発放送[編集]

啓発放送は基本、向山佳比子の声で案内される。

(歩きスマホ関連)「スマートフォンなどをご使用のお客様に、お願いいたします。画面をご覧になりながら歩くと、転落の原因となったり、周りのお客様とぶつかって、けがをさせる恐れもありますので、ご遠慮いただきますよう、お願いいたします。」
(危険物持ち込み禁止)「お客様にお願いします。駅 及び車内への、危険物の持ち込みは、禁止されています。不審物を発見の際には、係員までお知らせください。」
(駆け込み乗車防止)「お客様にお願いします。発車間際の駆け込み乗車は、大変危険です。おやめい下さいますよう、事故防止に、ご協力をお願いします。」

このほかにも存在する。

旧NOA型放送[編集]

現在の在来線に導入している名古屋圏運行管理システム(通称:NOA)が導入される前の中央線名古屋地区(金山駅〜多治見駅(一部駅は除く))、東海道線名古屋地区(大垣駅〜豊橋駅(名古屋駅は除く))にて使用されていた放送。主要駅では詳細放送が、その他の駅では簡易放送が導入されていて、2017年1月頃の幸田駅の放送設備更新により、この放送は終了した。中央線で使われていたのは声のトーンが高く、東海道線で使われていたのは声のトーンが低かった(詳細放送使用駅のみ)。

アナウンサー[編集]

関西・武豊線旧放送[編集]

正式名称不明。JR東海の関西線の名古屋を除く有人駅[注釈 27]と武豊線の大府を除く各駅で2016年まで使われていた放送。1990年代からある放送だが、鈴鹿サーキット稲生駅臨時列車に対応しているのが特徴である。発車放送や到着予告放送は省略されている。

アナウンサー[編集]

男声:村山明
女声:長谷由子

放送文例[編集]

接近放送[編集]
(通常)<上り4音チャイム>「まもなく、○番線に、○○(種別・列車名)、(○号)、(○○経由)、○○、行きが、到着します。黄色い線の内側までお下がり下さい。この列車は、○両編成です。{この列車は、○○、○○の順に、停車します。orこの列車は、各駅に、停車します}」
(停車駅未設定)<上り4音チャイム>「まもなく、○番線に、○○(種別・列車名)、(○号)、(○○経由)、○○、行きが、到着します。黄色い線の内側までお下がり下さい。この列車は、○両編成です。まもなく、○番線に、○○(種別・列車名)、(○号)、(○○経由)、○○、行きが、到着します。黄色い線の内側までお下がり下さい。」
(当駅止まり・折り返し列車)<上り4音チャイム>「まもなく、○番線に、当駅止まりの、列車が、到着します。黄色い線の内側までお下がり下さい。まもなく、○番線に、当駅止まりの、列車が、到着します。黄色い線の内側までお下がり下さい。」
到着放送[編集]

ごく稀に放送される。

海鉄標準型放送[編集]

JR東海で、上述のNOA標準型放送やその他詳細放送が導入されていない駅の多くで使用されている放送。接近放送のみの簡易的な放送。

接近チャイムや声が駅によって異なるため、『海鉄Ⅰ型』『海鉄Ⅱ型』『海鉄Ⅲ型』『海鉄新標準型』『カンノ型放送』『上野型放送』と区別される。

アナウンサー[編集]

  • カンノ型
男声:田尻敏明
女声:松本理恵子
  • 上野型(京葉型)
男声:村山明(声質が上野型放送と同じ)
女声:沢田敏子

*海鉄新標準型

女声:小林広美
男声:不明

放送文例[編集]

海鉄I型[編集]

()内は女声のみ入る

<2点チャイム>「まもなく、○番線に、列車がまいります。危険ですから、黄色い線の内側におさがりください。まもなく(、)列車がまいります。ご注意ください。」
海鉄Ⅱ型[編集]

()内は一部駅のみ

<他より半音高い2点チャイム>「まもなく、(○番線に、){下りor上り}列車がまいります。危険ですから、黄色い線の内側におさがりください。まもなく、列車がまいります。ご注意ください。」
海鉄Ⅲ型[編集]
<他より半音高い2点チャイム>「まもなく、○番線に、列車がまいります。危険ですから、内側におさがりください。まもなく、列車がまいります。ご注意ください。」
海鉄新標準型[編集]

()内は一部の駅のみ

<他よりテンポが遅い2点チャイム>「まもなく、(○番線に)、({下りor上り})列車がまいります。危険ですから、黄色い線の内側におさがりください。まもなく、列車がまいります。ご注意ください。」
カンノ型[編集]

詳細は「#カンノ型放送」を参照

上野型(京葉型)[編集]

詳細は「#京葉型放送」を参照

使用駅[編集]

海鉄Ⅰ型:二川駅豊川駅美濃太田駅下庄駅一身田駅伊勢市駅二見浦駅など
海鉄Ⅱ型:西小坂井駅那加駅各務ヶ原駅坂祝駅河原田駅(3・4番線)、熊野市駅など
海鉄Ⅲ型:御殿場駅など
海鉄新標準型:松田駅裾野駅長泉なめり駅小泉駅可児駅長島駅津駅阿漕駅高茶屋駅[注釈 28]多気駅[注釈 29]三瀬谷駅紀伊長島駅尾鷲駅など
カンノ型[注釈 30]:朝日駅富田駅富田浜駅南四日市駅河原田駅(1・2番線)、河曲駅加佐登駅井田川駅
上野型(京葉型):かつては身延線や東海道線(静岡地区)などで使われていたが、現在は海鉄新標準型や、NOA型放送にすべて置き換わっている。

JR西日本[編集]

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SUNTRAS型放送[編集]

JR西日本の駅で使われている放送。JR東日本のATOS同様にこちらもアーバンネットワーク運行管理システム導入される際に、以下のタイプの音声になることが多いため、この通称が用いられている。なお、関西空港駅などには、SUNTRASのスタンドアローンも存在する。また、路線によって次発チャイム・接近(予告)メロディ・接近(入線)メロディ・担当アナウンサーが異なる。また、関西空港駅南海空港線ホームでも使用されている。

  • 大阪環状・大和路線システム(2代)

放送のイントネーションはNOA連動型に近いが、放送文面は上記のシステムに準じたものである(『○番のりば』、『黄色い点字ブロック』など。)が一部独特の言い回しがある(『当駅止まりの電車が参ります。ご注意ください。』など)。

アナウンサー[編集]

    • 男声:津田英治 
    • 女声:向山佳比子 
    • 英語女声:ルミコ・バーンズ
    • 英語男声:クリス・ウェルズ

広島詳細型放送[編集]

西日本旅客鉄道の広島・山口地区の主要駅(三原駅、西条駅、海田市駅、向洋駅、天神川駅、新白島駅、横川駅、新井口駅、五日市駅、宮島口駅、岩国駅、新山口駅、厚狭駅、新下関駅)で使用されている放送。ダイヤとは連携してないない。三原駅を除くすべての駅で接近(入線メロディ)と発車ベルが統一されている。担当アナウンサーは塩見智子。 放送文面はSUNTRASに似ているが、乗車位置の案内を行わないことや一部の言い回しが異なる(ご注意ください→お気をつけください、電車・列車がまいります→列車が到着します)、次の停車駅を言うなど、相違点も多い。

カンノ型放送[編集]

詳細は「#カンノ型放送」を参照

JR九州[編集]

JACROS型放送[編集]

九州では在来線主要駅でJACROS型放送が使用されているが、女声放送と男声放送の両方があるのは、博多駅黒崎駅南福岡駅(通過放送のみ)、鳥栖駅江北駅早岐駅大分駅城野駅のみである。また、一部の駅はJACROSスタンドアローンとして九州外の高知駅松山駅にて放送が使用されている。

放送文例[編集]

案内放送 :(チャイム)「○番のりば、○○:○○発(普通列車、快速、区間快速、(エル)特急□□○○号)○○行きは、○両編成です。(乗車位置は足元に表示しています。)」(□□は、特急の名称)

この後に
  • 区間快速の場合「(この列車は途中〇〇まで各駅に停車し、〇〇から〇〇まで快速運転となります・この列車は途中〇○まで快速運転となります。〇○からは各駅に止まります)区間快速○○行きの○○までの停車駅は、○○・○○・○○です。」
  • 快速の場合「快速○○行きの○○までの停車駅は、○○・○○・○○です。」
  • 特急の場合「(この列車は特急列車です。乗車券のほかに特急券が必要です。特急券を車内でお買い求めの場合、駅での発売額と異なりますのでご了承ください。)グリーン車は、○号車です。(乗車案内位置表・ホーム上の青い乗車位置案内・〇〇の青い札 ○番でお待ちください。・乗車位置は足元に表示しています。)指定席は、○号車から○号車です。(乗車案内位置表・ホーム上の青い乗車位置・〇〇の青い札 案内○番でお待ちください。・乗車位置は足元に表示しています。)(エル)特急□□○○号○○行きの自由席は、○号車から○号車です。(乗車案内位置表・ホーム上の青い乗車位置案内・〇〇の青い札 〇番でお待ちください。・乗車位置は足元に表示しています。)(エル)特急□□○○号○○行きの(〇〇までの)停車駅は、○○・○○・(終点)○○です。」

接近前放送 :(チャイム)「まもなく○番のりばに、○○:○○発(普通列車、快速、区間快速、(エル)特急□□○○号)○○行きが、○両編成で入ります。」


接近放送 :(ベル)「○番のりばに、○○:○○発(普通列車、快速、区間快速、(エル)特急□□○○号)○○行きの到着です。危険ですから、黄色い線の内側まで下がってお待ち下さい。(一部駅では「黄色い点字ブロックの内側まで下がってお待ちください。」)」

自動放送がある駅[編集]

※放送の内容等については上記の放送形態(例)に記載。

その他について[編集]

  • 標準放送の駅の使用スピーカーは全てUNI-PEXソノコラムスピーカーSC-15JA及びSC-10JAである。
  • 標準放送タイプのと旧、準標準放送タイプは発車放送の発音が多少異なる。(「ドアにご注意下さい」が若干遅いテンポで、「○○行きが発車します」のところも微妙に異なる。)
  • 熊本駅、ハウステンボス駅は、案内放送があり、接近前放送もあるが、停車中放送がない。
  • 小倉駅は、案内放送・接近前放送・停車中放送もあるが、快速の停車駅案内が存在しない。特急は存在する。
  • 大分駅は、案内放送・接近前放送・停車中放送がある。そのうえ、案内放送・接近前放送・停車中放送では、チャイムではなくメロディーが流れる。
  • 接近放送のみの放送が、福岡・北九州地区の駅で更新が進んでいる。(普通のみ停車する駅も含む)
  • 博多駅と小倉駅には接近・発車の自動放送時に鳴るベルに加え、駅員による手動で鳴らすベルがある。(現在は使用されてない)
  • ○○行きの部分のパーツがない場合、発車放送では「○番のりばから○○列車 ドアにご注意下さい」となることがある。その他の案内放送では○○行きの部分が省略される。

私鉄における分類[編集]

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東海道型放送(私鉄)[編集]

私鉄では少数だったり、JR時代から使用されていたものがそのまま使用されていたが、現在はすべての路線で放送更新が実施されたことによって、私鉄からは消滅した。

りんかい線[編集]

2001年の天王洲アイル駅開業前まで、新木場駅東京テレポート駅間で使用。簡易型放送を使用していた。

多摩都市モノレール[編集]

恐らく路線開業当時から2019年2月8日まで全駅で使用されていた。

えちごトキめき鉄道[編集]

直江津駅でJRが管轄していた時代から2016年12月5日まで使われており全てよしいけいこによるアナウンスだった。翌日よりえちごトキめき鉄道の遠隔放送設備使用開始に伴いこの放送は消滅した。

あいの風とやま鉄道[編集]

高岡駅富山駅で使用されていた。JR西日本時代に国鉄永楽型から更新されてから2017年3月中旬にあいの風とやま鉄道独自の新型放送に置き換えられたためこの放送は聞けなくなった。

カンノ型放送(私鉄)[編集]

カンノ製作所製の放送装置。使用している(いた)私鉄は少数で、一部の私鉄独自のアナウンサーが起用されていることがある。また、東海道型と同じように、第三セクター化によって、JR時代から使用されている物がある(あった)。

西武鉄道(カンノ型)[編集]

  主にSEMTRAC未導入路線にて使用されている。接近放送のみで4種類?ほど確認されており、現在は2種類のみしか使用されていない。発車放送も含めたら現在使用されている接近放送とは別に2種類使用されている(片方はかつて接近放送で使用されていた)。

西武鉄道カンノ型、アナウンサー[編集]
  • タイプ1:女声のみ(不明)
    • 主に武蔵境駅などの駅にて使用されていたタイプ。2003年頃消滅したと思われる。
  • タイプ2(初期型):松田隆(未確定)、女声不明
    • カンノ型放送の初期型と同じペアと思われるタイプ。主に多摩川線の駅にて使用されていた。タイプ3や調布型に置き換えられて西武鉄道管内からは一部駅の発車放送を除いて消滅した。
  • タイプ3(西武タイプ):川上政行(未確定)(ボイスサンプルなどから近い?)、鈴木佑梨
  • タイプ4(中期型):田尻敏明(実際は使用されていない)、松本理恵子(未確定)
    • 西武秩父駅のみで使用されている。女声のみ使用されているが男声も流せる模様[19]

北越急行[編集]

現在不使用。

  • 男声
    • 田尻敏明
  • 女声
    • 松本理恵子

えちごトキめき鉄道[編集]

現在不使用。かつては、直江津駅糸魚川駅以外の各駅で遠隔放送として使用されていた。旧信越本線区間と、旧北陸本線区間で、女声アナウンサーと一部内容が異なった。

  • 男声
    • 田尻敏明
  • 女声
    • 松本理恵子(旧信越本線区間)
    • 山代万貴(旧北陸本線区間)

あいの風とやま鉄道[編集]

現在不使用。かつては、富山駅高岡駅以外の各駅で遠隔放送として使用されていた。アナウンサー、内容はえちごトキめき鉄道の旧北陸本線と同じである。

IRいしかわ鉄道[編集]

かつては、金沢駅小松駅以外の各駅で遠隔放送として使用されていたが、金沢以南の経営移管後から、北陸標準型放送に一部置き換わっている。アナウンサー、内容はえちごトキめき鉄道の旧北陸本線と同じである。

ハピラインふくい[編集]

福井駅武生駅といった主要駅以外の各駅で遠隔放送として使用されている。アナウンサー、内容はえちごトキめき鉄道の旧北陸本線と同じである。

静岡鉄道[編集]

現在は起終点駅用と途中駅用の2種類が使用されている。起終点駅用放送は接近放送と発車放送があり、発車放送は詳細放送である。途中駅用放送は接近放送のみで恐らく簡易放送である。

  • アナウンサー
    • 途中駅用女声:平川京子
    • 途中駅用男声:松田隆(未確定)
    • 起終点駅用:山代万貴(未確定)

・放送文    途中駅「まもなく、(普通or急行)列車が到着します。危ないですから、黄色い線の内側へお下がりください。✕2」 起終点駅「まもなく、◯番線に、電車が到着します。危ないですから、ホームの内側にお下がりください。」 また、起終点駅では発車放送も流れる。 「まもなく、◯番線から、(普通列車or急行)(行先)が発車します。ご乗車になってお待ち下さい。」

平成筑豊鉄道[編集]

永楽型放送(私鉄)[編集]

かつて新京成電鉄相模鉄道(女声のみ)、京王電鉄などで広く使われたが、現在は大半が新型放送(調布型放送など)に交換されて消滅。青い森鉄道や、伊豆箱根鉄道駿豆線の4駅ではまだ初期型を使用中。またゆりかもめは2006年の豊洲延伸時に女声のみ交換し、男女ともに永楽型の担当者となった。千葉都市モノレールでは岡山エリアなどでも使用されている合成音声放送に変更された。

アナウンス(永楽型放送)[編集]

  • タイプ1(国鉄型、初期型):男声不明、蟇田充子(未確定)
    • 基本的に現在では、伊豆箱根鉄道、小湊鐵道にて女声を残してほぼ消滅傾向にあるタイプ。以前は相模鉄道、新京成電鉄、千葉都市モノレールなどにて使用されていた。
  • タイプ2(西日本型):山本恵子
    • JRで使用されているタイプ2の西日本型が、女声の山本恵子のみに使用されている、または使用されていたタイプ。

現在は、神戸高速鉄道と神戸電鉄のみだが、以前は千葉都市モノレールなどでも使用されていた。

  • タイプ3(標準タイプ): 片山光男、蟇田充子
    • 私鉄で現在永楽型放送を使用している鉄道のものは、大体これである。

青い森鉄道[編集]

IGRいわて銀河鉄道[編集]

仙台空港鉄道[編集]

すべての駅で永楽型放送が採用されており、仙台空港駅では日本語のほかにも、英語、中国語、韓国語の四か国語の放送がある。

ニューシャトル[編集]

相模鉄道(永楽型放送)[編集]

京王電鉄(永楽型放送)[編集]

多くの駅で使用されていたが、渋谷駅を最後に消滅。一部の駅では接近メロディーに「野ばら」と「牧場の朝」が使用されていた(「野ばら」が蓮田駅と黒磯駅、「牧場の朝」が箱根ヶ崎駅で聞けていたバージョンもあった)。

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小田急電鉄(永楽型放送)[編集]

東北沢駅のみに使用されていた放送。2003年頃に調布型放送に置き換わった放送。 アナウンスは女声のみで、蟇田充子が担当していた。

京成電鉄(永楽型放送)[編集]

1995年頃から使用されている。古いものから新しいものまで様々な種類があり、千葉線千原線には方面付きの案内放送も存在する。ちはら台駅のみ「黄色い線]ではなく「白線」と案内している。

新京成電鉄(永楽型放送)[編集]

北総鉄道[編集]

2007年頃まで使用されていた。行き先案内の際に、京成〇〇駅は省略されなかったが、京急電鉄は京急〇〇は勿論、神奈川〇〇も省略された。

  • アナウンサー

芝山鉄道(永楽型放送)[編集]

芝山千代田駅のみ使用中。接近放送と発車放送のみ。アナウンスは蟇田充子。

  • 放送文(接近放送)
    • まもなく、電車が参ります。黄色い線の内側に、下がって、お待ち下さい。
  • 放送文(発車放送)
    • まもなく、電車が発車します。閉まるドアに、ご注意ください。

小湊鐵道[編集]

伊豆箱根鉄道(永楽型放送)[編集]

・放送文(上り列車・下り列車共通)  ・まもなく、(〜番線に)(上りor下り)列車が参ります。危険ですから、白線の内側まで下がってお待ち下さい。✕2 これと同時に、接近表示機からメロディが流れる駅もある。

名古屋鉄道[編集]

神戸電鉄[編集]

山陽電鉄[編集]

神戸高速鉄道[編集]

新永楽型放送(私鉄)[編集]

青い森鉄道[編集]

三陸鉄道[編集]

調布型放送[編集]

三愛電子工業が生産している放送。導入は1999年末頃〜2000年初頭の何処かの時期にに京急電鉄の品川駅1番線を始めとして、小田急電鉄、京王電鉄、西武鉄道、東武鉄道、京成電鉄、箱根登山鉄道、江ノ島電鉄、横浜高速鉄道、水島電気鉄道の多数の駅にて予告放送、接近放送、到着放送、発車放送、戸閉放送などが使用されており、仕様がいろいろと異なる。

京急電鉄[編集]

1999年末頃〜2000年初頭の何処かの時期に京急品川駅1番線に導入されてから、横浜駅などという順に導入され、2001年3月にて全線のほとんどの駅にて、旧式アンプ方式で使用開始されていたが、2002年3月末に北品川~大森町間の8駅でMP3方式が使用開始となり、全線に広まって現在は、MP3方式が全駅で使用されている。京急品川駅1番線、京急蒲田駅羽田空港両駅、京急川崎駅大師線のみ)、横浜駅では詳細型が、それ以外の駅では簡易型接近放送のみ使用されている。調布型ではないが、1998年頃に品川駅1番線の羽田空港行きのみに英語放送が導入され、2010年頃に京急蒲田駅、横浜駅、羽田空港駅にて、行き先関係なく英語放送が導入されている。

  • アナウンサー
    • 女声 : 大原さやか、2人不明(品川駅1番線の人と、京急蒲田駅、横浜駅、羽田空港駅を担当している人)(英語)
    • 男声 : 関根正明、樋口忠正(かつて横浜駅1番線のみ担当していた)、ドミニク・アレン(横浜駅、羽田空港駅のみ)(英語)

小田急電鉄[編集]

2001年9月28日に登戸駅に導入されてから2002年3月11日には下北沢駅中央林間駅南林間駅湘南台駅に、2002年3月20日には栗平駅、2002年3月23日には、祖師ヶ谷大蔵駅に導入され、2003年には新宿駅小田原駅唐木田駅藤沢駅片瀬江ノ島駅を除く全線全駅に導入され、2004年頃には、新宿駅以外の駅に導入されたが、同時に女声アナウンサーが大原さやかから、緒方智美に変更された。男声アナウンスは関根正明である。

京王電鉄[編集]

2002年1月25日の調布駅にて使用開始。その後多数の駅にて放送更新が行われて2012年、全線全駅にて使用されるようになった。なお2018年より、簡易英語放送が接近放送の日本語放送の後に追加された。また、黄色い線~の言い回しは黄色い点状ブロック~に変更された。

  • アナウンサー
    • 女声 : 大原さやか、クリステル・チアリ(英語)
    • 男声 : 関根正明、ダニエル・ダンカン(英語)

余談だが、2023年9月8日からは、冒頭に鳴る汎用の接近チャイムが京王バスの一部路線の車内放送にて使用されるようになった。

西武鉄道[編集]

東武鉄道[編集]

標準型(京成電鉄)[編集]

2018年3月24日より、京成千葉駅でのみ使用されている詳細放送。

  • アナウンサー
    • 女声 : 大原さやか、1人不明(英語女性)
    • 男声 : 関根正明、ドミニク・アレン(英語)

新型(京成電鉄)[編集]

2009年頃から京成立石駅から使用開始と思われている。最近はこの放送タイプを使用する駅が多い。また、2019年より一部駅(四ツ木駅、京成立石駅(現在不使用)、海神駅)では、独自の接近メロディが流れている。

旧型(京成電鉄)[編集]

2000年代初頭に使用開始。京成電鉄で使われている調布型放送の中でもっとも古い放送タイプ。江戸川駅、菅野駅以外の駅では接近放送の冒頭にチャイムが付いていない。

芝山鉄道[編集]

2018年頃まで使用されていた。

箱根登山鉄道[編集]

放送導入駅(小田原駅は小田急の調布型)にて使用されている。放送内容が基本的に小田急とほぼ同じです。

江ノ島電鉄[編集]

都電[編集]

横浜高速鉄道[編集]

2017年2月7日より、こどもの国線全駅にて、使用開始された放送。 アナウンサーは女声が大原さやか、男声(恩田駅のみ)が関根正明である。

水島電気鉄道[編集]

京急旧簡易放送[編集]

相鉄旧標準放送[編集]

国際放送企画製と思われる放送。 小田急電鉄、相模鉄道、新京成電鉄にて使用されていた。 アナウンサーは女声は北原文江(未確定)(かつて神奈中バスなどのバス車内放送にて使用されていた人)と思われる。 男声は新京成電鉄のみで使用されていて、不明。

小田急電鉄[編集]

世田谷代田駅のみに使用されていた放送。2003年頃に調布型放送に置き換わって小田急電鉄からは消滅した。

相模鉄道[編集]

新京成電鉄[編集]

東急電鉄・横浜高速鉄道[編集]

路線によって、声優、アナウンサーや導入時期が異なる。 なお、東急では基本、男声が下り方面、女声が上り方面のアナウンスをしているが、目黒線のみ男女が逆になっている。 また、一部の駅において発車ベル、発車メロディが流れる前に始発駅などで発車予告放送が、かつてディズニーなどとのコラボによる期間限定の発車メロディを使用していた駅と南町田グランベリーパーク駅三軒茶屋駅2番線では流れた後に女声(大原さやか、三軒茶屋駅2番線のみ佐久間陽子)の戸閉放送が流れる。

田園都市線[編集]

遅くとも1980年代より田園都市線では全線で詳細な自動放送の使用が始まった。 アナウンサーは当初は男声(不明)のみであったが、1988年時点で女声(佐久間陽子)も追加されている。 1991年〜1992年頃より男声は初代の人から高宮俊介による声に変更された。

東横線・大井町線[編集]

東横線では2006年、大井町線では2008年より今の自動放送が採用されている。 それ以前では、田園都市線と同じ放送ようなを導入していた。 アナウンサーは両路線共に現在では、男声が鈴木盛久(東横線はトーンが低く、大井町線はトーンが高い)、女声が木場本和枝である。かつては男声は東横線を那波和寿、大井町線を高宮俊介、女声は佐久間陽子が担当していた。

目黒線・新横浜線[編集]

目黒線では、2000年より、新横浜線では開業当時より、自動放送が使用されている。 アナウンサーは女声が長瀬祐子、新横浜駅3番線は木場本和枝、男性が高宮俊介、新横浜駅2番線では鈴木盛久が担当されている。 なお、東急では珍しく、女声が下り方面(日吉新横浜方面)、男声が上り方面(目黒方面)を担当している。

東急多摩川線・池上線[編集]

2路線共に田園都市線と同じ放送を導入しており、一部駅では簡易放送が流れたが、2018年頃から2路線独自の放送が使われ始めている。アナウンサーは女声が上田彩加(未確定・仙台市地下鉄東西線の駅放送と同じアナウンサー?)、男声が清水秀光である。

世田谷線[編集]

2023年4月15日から三軒茶屋駅を皮切りに駅の発車案内表示器の交換に伴い接近放送がHOYA製合成音声の簡易放送に変更となり、それと同時に英語放送が追加された。 旧型放送のアナウンサーは男女ともに不明である。 新型放送は、女声はRISA(リサ)、ASHLEY(アシュリー)(英)、男声はAKIRA(アキラ)、JAMES(ジェームズ)(英)が担当している。

放送文[編集]
  • 新型放送
    • まもなく、電車が参ります。黄色い点字ブロックの内側へ、お下がりください。(その後に英語放送が流れる)
  • 旧型放送
    • 電車が参ります。ご注意ください。

みなとみらい線[編集]

開業当時より、自動放送が導入されていたが、2020年より多国語放送の導入により、HOYA製合成音声となった。 かつて担当されていたアナウンサーは女声が林あつこ、男声が関根信宏である。 現在は放送している、すべての言語においてHOYA製合成音声が使用されおり、日本語の音声は女声がSAYAKA(サヤカ)、男声がAKIRA(アキラ)、英語の音声は女声がJULIE(ジェリー)、男声がJAMES(ジェームズ)、中国語の音声は女声がHONG(ホン)、男声がQIANG(チャン)、韓国語の音声は女声がHYERYUN(ヘリョン)、男声がJIHUN(ジフン)てある。

こどもの国線[編集]

全ての駅において簡易放送を使用している。そのため、更新前後での、内容は変わっていない。

旧型放送[編集]

こどもの国線駅放送導入時から2017年2月6日まで使用されていた放送。 アナウンサーは、女声は佐久間陽子、男声(恩田駅のみ)は高宮俊介である。

調布型放送[編集]

詳細は「#横浜高速鉄道」を参照

放送文例[編集]
  • 調布型放送、旧型放送(高宮俊介)
    • まもなく、○番線に、電車が、参ります。黄色い線の内側へ、お下がりください。
  • 旧型放送(佐久間陽子)
    • まもなく、○番線に、電車が参ります。黄色い線の、内側へ、お下がりください。

小田急旧標準放送[編集]

2004年頃の調布型放送に変更されるまで小田急全線?(新宿駅は除く)にて使用されていた放送。 アナウンスは女声のみで、横田敦子が担当していた。

新宿詳細放送[編集]

小田急新宿駅のみに導入されている、他の駅の放送よりも詳細な放送。 アナウンスは女声のみで、2007年頃より長塚みどりが担当している。2007年以前は、不明である。

先代調布放送[編集]

SEMTRAC型放送[編集]

東武標準型放送[編集]

東武新標準型放送[編集]

京成標準型放送[編集]

2009年10月3日にて、日暮里駅高架化と2010年に開業した成田スカイアクセス線に向けて導入された新型放送。そのため、成田スカイアクセス線開業を目前として多数の主要駅にて導入された。 また、2023年の京成船橋駅の放送更新より今まで駅名に「京成」と付いてた駅は京成を省略して案内されていたが、この更新より「京成」と付いた正式名称で案内されるようになった。これにより、女性アナウンサーが野引香里から青島楓に変更された。

京成旧標準型放送[編集]

2001年頃から使用開始。1世代前の標準詳細型放送として使用中。

京成旧旧標準型放送[編集]

1991年頃から2016年7月にかけて主要駅などにて使用されていた放送。八広駅の更新をもって使用終了。なお現在では、蟇田/大橋ペアは、京都市営地下鉄東西線の各駅でも使用されている。

京成旧旧旧標準型放送[編集]

1980年代から2005年10月頃まで京成八幡駅、京成船橋駅、勝田台駅に導入されていた放送。京成船橋駅の京成旧標準型放送への更新に合わせて使用終了。

京成旧簡易型放送[編集]

1990年代より使用中。かつてはほとんどの簡易放送使用駅にて使用されていた。宗吾参道駅のみ独自の放送となっている。

  • アナウンサーは男女共に不明である。
  • 現在の使用箇所
  • 過去の使用箇所

京成旧旧簡易型放送[編集]

1990年代までに多数の駅にて使用されていた。上り線/下り線に電車が~といった放送だった。

  • アナウンサーは男女共に不明である。

新京成電鉄[編集]

北総鉄道[編集]

名鉄標準型放送[編集]

近畿日本鉄道[編集]

京阪電鉄[編集]

阪急電鉄・能勢電鉄[編集]

阪神電鉄[編集]

神戸電鉄[編集]

山陽電鉄[編集]

神戸高速鉄道[編集]

南海電鉄・泉北高速鉄道[編集]

西日本鉄道[編集]

札幌市営地下鉄[編集]

旧旧型放送[編集]

1971年の南北線開業時より使用されて、その後東西線でも採用された放送。

松下製装置の詳細放送で声は女声のみ。パーツごとに収録した音声ファイルを機械合成して作出した近代的な詳細放送としては世界初のものであった。

放送文面は列車到着時が「降りる方が済んでから、ご順にお願いいたします。」、発車時が「○番ホームから、〇〇、行きが、発車致します。ドアが閉まりますから、ご注意ください。」で2022年まで使用されていた旧型放送とは異なっていた。

南北線は1995年頃、東西線は1998年頃に旧型放送に置き換わった。放送を担当していたアナウンサーは不明。

旧型放送[編集]

1988年の東豊線開業時より東豊線でまず登場し、放送装置更新に伴い1995年頃から南北線、1998年頃から東西線でも使用開始され、全線で使用された放送。

2016年3月6日に東豊線が現行放送に更新されたの手始めに、2022年9月に東西線が、2023年2月19日に東西線が更新されて使用路線がなくなり、旧型放送となった。

この代から放送文面が現行放送と同じ到着時「降りる方が済むまで、ドアの前は広く開けてお待ちください。」、発車時「(○番ホームから、)〇〇行きが発車します。ご注意ください。」という言い回しとなった。声は女声のみで、最初に導入された東豊線は「○番ホームから」のアナウンスがなく「〇〇行きが発車します。ご注意ください。」のみという特徴もあった。放送を担当していたアナウンサーは不明。

南北線[編集]

2022年9月の機器更新に伴い使用を開始した現行放送。

放送文面は旧型放送のものを踏襲しているが、この代から上下男女別の放送に変更された。

東西線[編集]

2023年2月19日の機器更新に伴い使用を開始した現行放送。南北線と同じく放送文面は旧型を踏襲しているが、上下男女別となった。

東豊線[編集]

2016年3月6日の機器更新に伴い使用を開始した現行放送。この代から上下男女別の放送となり、発車放送も他路線と統一された。

仙台市地下鉄[編集]

南北線は2007年より、東西線は開業当時から現放送が使用されている。 放送内容としては両路線で共通しているが、アナウンサーが男女ともに異なる。 なお、南北線の旧放送は女声のみかつ不明である。

  • アナウンサー

メトロ型放送[編集]

2015年の放送の2か国語化(日本語と英語)が発表されたことにより、日比谷線を皮切りに千代田線半蔵門線銀座線丸ノ内線南北線東西線有楽町線副都心線とメトロが管轄する全駅にて、放送が導入された。

なお、東京メトロの詳細型駅自動放送は、営団時代から、基本的に駅に設置される発車案内表示機(以下、発車標)と連動したシステムとなっているため、南北線以後に導入された三菱電機製LCD式発車標連動タイプのものは、丸ノ内線以前に導入された日本信号製のものと比べて、男声英語放送が低めになっているのを除けば声のトーンが高く、発音が滑らかで、戸締め放送の最後に英語戸締め放送が付くなど放送の仕様においても少々異なる点がある。

前期メトロ型放送[編集]

メトロ9路線の内、2016年(平成28年)から2019年(平成31年)にかけて更新が行われた5路線(日比谷線、千代田線、半蔵門線、銀座線、丸ノ内線)にて導入された日本信号製LCD 式発車標連動システム型の放送タイプ。

後期メトロ型放送[編集]

メトロ9路線の内、2020年(令和2年)3月頃から9月にかけて更新が行われた4路線(南北線、東西線、有楽町線、副都心線)にて導入された三菱電機製LCD式発車標連動システム型の放送タイプ。

  • アナウンサー
    • 日本語男声:江越彬紀
    • 英語男声:ジョシュ・ケラー(Josh Keller)(トーンが低い)
    • 日本語女声:平田栞莉(トーンが明るい)
    • 英語女声:ビアンカ・アレン(Bianca Allen)、カレン・ヘドリック(未確定)(Karen Haedrich)(相鉄線関連の追加放送)

営団型放送[編集]

東京メトロの前身帝都高速度交通営団(営団地下鉄)により使用が開始された放送群。

営団では1969年の千代田線開業時より北千住駅など主要駅で乗客への注意喚起を目的に接近時に放送装置備え付けのIC音声ファイルと思われる簡易放送を使っていた(営団1型と同じ可能性はあるが詳細不明)が、常磐緩行線との直通開始後、常磐線沿線の国会議員をはじめ利用者から行き先が分からないとの苦情があったことから1972年の代々木公園延伸に合わせて千代田線の主要駅のB線(綾瀬方面)に限り日本信号製?の反転フラップ式発車案内表示器と女声詳細放送(営団2型)を併用した旅客案内システムを試験的に導入したのがそのはじまりとなる。その後は千代田線で改良が重ねられた後、1980年から1983年にかけて各線標準タイプが順次導入され、1990年代以降の「LED統合型」発車標の登場とともにこれらを置き換える形でメトロ化後も使用されていた一連の営団型放送が登場した。

後身の東京メトロのものと同様詳細型は基本的に発車標と連動したものだが、導入時期によってさまざまなタイプがあり、同じ型の放送でも収録時期によってアナウンス担当者が異なることも多く種類は豊富。

営団1型放送[編集]

営団銀座線表参道駅丸ノ内線荻窪線区間、東西線の地上区間の一部駅(1990年代初頭までは全駅、後に縮小し末期は原木中山駅など)、千代田線の北綾瀬支線で使われてた簡易放送。

使用開始時期は不明だが、相当古いタイプのもので、基本的に接近放送と発車放送もしくは戸閉放送のみであり、戸閉放送の文面も「ドアーが閉まります。ドアに挟まれないようご注意下さい。」と他とはまったく異なるものであった。

アナウンスは男声、女声共に不明である。

営団2型放送[編集]

1972年から1981年まで営団千代田線にて使用されていた営団型放送。営団地下鉄では初となる詳細型放送で、1980年以降銀座線を除く当時の営団6路線に導入された詳細型放送のプロトタイプである。

1972年の千代田線代々木公園延伸に当たって設置された日本信号製?反転フラップ式発車案内表示器と連動したもので、当初は主要駅のB線のみで使用開始し声も女声のみであったようだが、代々木上原延伸の前年の1977年頃までにA線側と主要駅以外でも当時終日立会であったすべての駅に発車標が追設されるのに合わせて島式ホームではA線を女声、B線を男声として対向男女別の放送となり、1979年頃までに千代田線のうち営団の管轄する全駅で発車標とともに使用を開始した。

千代田線のほかには日比谷線霞ケ関駅などでも試験的に導入されていた可能性がある。

放送文面や仕様を含めて、現在まで続く営団・メトロ放送の基礎となったタイプだが、対向男女別仕様は飽くまで島式ホームでの誤乗防止を目的としたものであったのか根津 - 町屋の二層式ホームにおいてはいずれの方面も女声のみであるなどアナウンスの男女分離は不徹底であった。また、放送文面も発車放送が「まもなく発車致します。閉まるドアにご注意下さい。」(後のものは「まもなく」がない)であったり、二層式ホームの到着放送の行き先案内ではでは「この電車は、〇〇行きです。」(後のものは「○番線の電車は」)、乗換案内放送では「〇〇線ご利用の方はお乗り換えです。」と「〇〇線はお乗り換えです。」(後のものは後者に統一)が混在する、都営地下鉄の3路線(浅草線、三田線、新宿線)を区別せず一様に「都営地下鉄線」(後のものは各線を区別)と案内するなど、その後のものとは異なる点も存在した。

アナウンスは男声、女声共に不明である。

営団3型放送[編集]

1980年から1994年まで営団日比谷線、東西線の中野 - 東陽町間にて使用されていた営団型放送。

1970年代に千代田線で導入されたプロトタイプ(詳細放送と表示器の連動案内システム)の知見をもとに1980年から1983年にかけて銀座線を除く営団の6路線で順次使用を開始した普及型の一つ。

1980年に稼働開始した日本信号製?反転フラップ式発車案内表示器と連動したもので、この代以降はホーム構造と無関係に全駅が対向男女別となり、その後の営団型放送で用いられる放送文面が確立された。

女声は基本的に同じ声が使用されているが、男声は日比谷線に多かった導入当初の暗めのものと東西線に多かった松田隆?によるものの2種類が存在した。

  • アナウンス
    • 男声:不明→松田隆(未確定)(日比谷線ではあまり使用されなかった)
    • 女声:不明

営団4型放送[編集]

1981年から1997年まで営団千代田線にて使用されていた営団型放送で、1980年代初期に順次導入された普及型の一つ。

普及型ではあるが、連動先のハードとなる発車案内表示器は営団2型と同様に1972年から1979年頃にかけて設置された日本信号製?反転フラップ式発車標で、1981年8月頃?から営団2型で使用されたシステムのみを順次更新して使用開始されたものであるため、見方によっては営団2型のシステムを営団3型以降の標準仕様へ対応させた改良型ともいえる。

基本的に放送文面も3型以降の普及型のものに合わせられたが、こうした経緯によるためか初期のものは都営地下鉄各線の乗換案内や二層式ホームでの到着放送の行き先案内では営団2型の文面を踏襲しており、他線の普及型と完全に文面が一致するのは男声が村山明に変更された後期タイプ以後からである。

  • アナウンス

営団5型放送[編集]

1982年から1997年まで営団半蔵門線にて使用されていた営団型放送で、1980年代初期に順次導入された普及型の一つ。

半蔵門線の半蔵門延伸に合わせて1982年から導入された東芝製の発車案内表示器と連動したもので、連動先の発車標は導入当初角形白色ドットによる液晶式であったが、1989年の三越前延伸以降のものは3色LED式となっている。(メーカーは同じく東芝製)放送のアナウンサーは、男声は1997年9月頃に営団8A型に更新されるまでの間一貫して小早川正昭によるものであったが、女声は導入当初から三越前延伸前の1988年頃までのもの(担当者不明、暗めの声でやや早口に感じられる)と1989年の三越前延伸時から翌年水天宮前延伸前までのもの(同じく担当者不明、先代に比べると明るくゆっくりで小野由美子に近いが別人である。乗換案内放送など一部パーツは初代女声を引き続き使用)と1990年の水天宮前延伸以降1997年に更新されるまでの小野由美子によるものと2度変遷している。

営団6型放送[編集]

営団丸ノ内線の池袋 - 新宿間と営団有楽町線にて使用されていた営団型放送で、1980年代初期に導入された普及型の一つ。丸ノ内線では1997年まで、有楽町線では2001年9月まで使用された。

有楽町線の営団成増延伸に合わせて1983年から導入された日立製丸型白色ドット液晶式の発車案内表示機と連動したもので、同年中に発車標が設置された丸ノ内線でも同一の仕様が採用されている。

男声は導入当初小野裕史(小野厚徳)に酷似した声で、1994年の新線池袋開業に伴う改修以後のものは横浜市営地下鉄・東京モノレール・東葉高速鉄道などでも使用された男声となっているが、両者の声の差は加齢による声質変化でどちらも同一人物との説もある。男声はこの頃の改修より一通り新しいものに切り替わったが、女声は、1994年以降後継放送への更新まで駅によって従来と同じものとより年老いた女性のような声の更新タイプが混在した。

なお、新木場駅での乗り換え放送では、「りんかい線」を「臨海副都心線」と案内していた。(営団8B型放送では、「りんかい線」と案内していた。)

  • アナウンサー

営団7型放送[編集]

1991年から、南北線と都営浅草線にて使用開始され、1993年末から日比谷線、1994年夏から東西線にて順次導入されていた放送。この放送は、営団のほか、旧NOA型放送や、京成旧旧旧標準型放送でも同様のものが使用されていた。なお、都営浅草線含めて、他の放送では、接近放送がなる前に4点チャイムがなっていた。

この代以降営団時代から東京メトロ初期に導入されたものと連動する発車案内表示器は、従来の行先のみならず、発車時刻や現在時刻を同一筐体で案内するLED式統合型のものとなり、営団7型では基本的に角にエッジがある初期タイプの日本信号製LED式統合型発車標が基本的に連動先のハードとなっている。

都営浅草線では、2001年頃から2003年にかけて都営独自の放送へ、東西線は、2007年までには営団8A型放送へ、残りの日比谷線は2016年から前期タイプの、南北線は2019年頃から後期タイプのメトロ型放送に変更されている。

東西線は南北線と同じ声のトーン(高め)だったが、2000年に開業した妙典駅に関しての追加放送は、日比谷線と同じトーン(低め)となっていた。

また、日比谷線と南北線では、乗り換え放送が発車放送後に流れるようになっていた。

  • アナウンス
    • 男声:小野厚徳
    • 女声:小野由美子

営団8型放送[編集]

営団時代の1996年以降新規導入分よりメトロ化後も2016年以降2020年にかけてLCD式発車標連動タイプのメトロ型の新型放送へ順次更新されるまで使用された日本信号製LED式統合型発車案内表示機と連動した駅自動放送で、全盛期には東京メトロの9路線中日比谷線と南北線を除く7路線で使用される最大派閥となっていた。そのほか、メトロ以外の一部の事業者でも採用されてはいたが、2024年現在も現役で使用されているのはりんかい線のみである。

東京メトロにおいては、男声は基本的に長谷川浩大で統一されているが、女声は導入時期により岡浩子(1996年 - 2001年初頭頃)、豊田真由美(2001年後半 - 副都心線開業前)、羽鳥美由希(副都心線開業以降)に分かれている。但し、副都心線が開業した2008年以降豊田真由美の代役として有楽町線・副都心線池袋駅の大部分のパーツを羽鳥が入れ替えて担当したほか銀座線の追加パーツも担当し、2013年以降は岡浩子の代役としても各種追加パーツを担当していたほか、一方で、男声においても長谷川浩大の無期限活動休止に伴い、2010年頃以後の追加パーツは代役として伊藤英敏が担当していたため、末期の新規収録分は営団8型の全路線で伊藤英敏と羽鳥美由希のペアとなっていた。

営団8A型放送[編集]

丸ノ内線、東西線、千代田線、半蔵門線にて、営団からメトロをまたいで、メトロ型放送に変更されるまで使用されていた放送。

1996年に千代田線で初登場し、翌年中に更新された丸ノ内線や半蔵門線もこのタイプで更新。2000年頃から東西線の営団1型使用駅や自動放送のなかった南砂町駅で導入されたのを機に東西線でも使用開始し2007年のCS-ATC化の頃までに東西線全駅が8A型に更新された。他にもりんかい線都営三田線でも使用されていたが、放送内容は一部異なったりしていた。

なお、東西線では、乗り換え放送が発車放送後に流れるようになっていた。

  • アナウンス
    • 男声:長谷川浩大、伊藤英敏(東京メトロの追加放送)、不明(合成音声、おそらく株式会社AIのせいじ)(りんかい線の追加放送)
    • 女声:岡浩子、羽鳥美由希(東京メトロの追加放送)、不明(合成音声)(りんかい線の追加放送)
営団8B型放送[編集]

銀座線と有楽町線、副都心線の池袋駅にて、営団からメトロをまたいで、メトロ型放送に変更されるまで使用されていた放送。

2001年9月頃に有楽町線で初登場し、2002年頃より発車標と駅自動放送が導入された銀座線でも用いられた。

有楽町線では間が他路線に比べて、短めな放送だった。そして、新線池袋駅は他よりも早口な分、接近放送が流れるのが、比較的遅いことなどの特徴が多かった。

また、副都心線が開業した2008年頃から、有楽町線と副都心線池袋駅では接近放送と到着放送の駅名連呼・一部乗換案内を除く放送が女声のみ羽鳥美由希に変更され、「ゆりかもめは」などの追加放送も担当されることになった。

逆に男声側も2010年代頃から、長谷川浩大の療養に伴う無期限活動休止に伴い伊藤英敏が「Sトレイン」といった、追加放送を担当している。

営団8C型放送[編集]

池袋駅を除く副都心線にて、メトロ型放送に変更されるまで使用されていた放送。 乗り換え放送が発車放送後に流れるようになっていた。 なお現在でも、渋谷駅の副都心線方面への発車放送のみで使用されている。

  • アナウンス
    • 男声:長谷川浩大、伊藤英敏(追加放送)
    • 女声:羽鳥美由希

都営地下鉄[編集]

浅草線旧々々放送[編集]

1978年12月から1991年初頭頃まで浅草線に導入されていた日立製自動放送装置による詳細放送。

導入時から全駅詳細かつ片方向を女声、片方向を男声に分ける対向男女別による放送だった。

新宿、三田線旧々放送[編集]

1980年頃から新宿線三田線に導入されていた松下通信工業製自動放送装置による詳細放送。光ファイバーを利用した案内システムとなっていた。[21]

三田線では1999年11月まで、新宿線では2001年頃まで使用されていた。全駅詳細型ではあったが、浅草線のように対向男女別ではなく女声のみの放送だった。

大江戸、新宿線旧放送[編集]

大江戸線部分開業当時から使用されていた放送。2001年頃からは新宿線でも使用されていた。

浅草線旧放送[編集]

2002年頃から2013年頃まで浅草線にて使用されていた放送。前述の営団8型の亜種とも言える。

  • アナウンサー
    • 男声:長谷川浩大
    • 女声:佐久間陽子

標準放送[編集]

2013年頃から都営地下鉄が管理している全線全駅にて使用されている放送。この代から中央制御式となった。

  • アナウンサー

埼玉高速鉄道[編集]

新放送[編集]

2022年より、赤羽岩淵駅除く全駅にて使用されている。以前は戸閉放送がなかったが、この放送から追加されている。

  • アナウンサー
    • 男声:田中一永(ATOSとはまた違う声質)
    • 女声:平田栞莉(南北線と同じ声質)

旧放送[編集]

埼玉高速鉄道の全線開業時から2022年まで、赤羽岩淵駅除く全駅にて接近放送、到着放送使用されていた。

東葉高速鉄道[編集]

横浜市営地下鉄[編集]

名古屋市交通局[編集]

大阪メトロ・大阪市交通局[編集]

北大阪急行[編集]

神戸市営地下鉄[編集]

福岡市地下鉄[編集]

三陸鉄道[編集]

東京モノレール[編集]

千葉都市モノレール[編集]

金沢シーサイドライン[編集]

湘南モノレール[編集]

北越急行(独自タイプ)[編集]

  • アナウンス(通過列車)【美佐島駅の場合】

「(4音チャイム)もうちっとで(下りor上り)のごーきはいぇぇ電車が来るんだった。危ねすけんホームに出ねえでくんねえかい、(上りor下り)のゴーキはいぇえ電車が来るすけん、気をつけらっしゃい〜。間もなく、(上りor下り)電車が、高速で通過します。危ないですから、ホームに出ないでください。(上りor下り)電車が、高速で通過します。ご注意ください。 Attention please. the next train,will not stop at the station. Please stand way from tracks.」

  • (停車列車)

「(4音チャイム)もうちっとで電車が来るんだど。電車が来るまでホームのドアがあかねんだって。電車が着くと青い玉が点いて、ドアが開くんだった。そしたらホームに出てらっしゃい。 間もなく、電車が到着します。電車が到着するまで、ホームの扉は開きません。扉の前で、お待ち下さい。電車が到着すると、青ランプが点灯して、自動で扉が開きます。開きましたら、ホームに出て、ご乗車ください。 The train will arrive soon. The doors will open once a conpleted a trains. Please take care a boading a train.」 ちなみに、ホーム上でも放送が流れる。 「まもなく、電車が高速で通過します。大変危険です。ホームには絶対に出ないでください。」

しなの鉄道[編集]

えちごトキめき鉄道遠隔放送[編集]

あいの風とやま鉄道[編集]

アルピコ交通[編集]

岳南電車[編集]

あおなみ線[編集]

関連項目[編集]

脚注[編集]

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注釈[編集]

  1. 駅でのアナウンスは日本ではごく一般的であるが、欧米の鉄道駅ではアナウンスそのものがないことも多く一般的とは言えない(高木哲也著「謝らないアメリカ人すぐ謝る日本人」草思社,1996年,pp38-39)
  2. 大阪市交通局など。
  3. 2015年頃より、樹リューリが務める新自動放送に変わりつつあり減少している。
  4. 東京行の場合は「品川・横浜方面の直通電車は、この後に参ります」もしくは「品川・横浜方面へお越しの方は、終点東京で、お乗り換えください」の補足放送が、成田空港・鹿島神宮行の場合は「前11両は成田空港行き、後ろ4両は鹿島神宮行きです」の補足放送が追加されていた。
  5. 2024年8月現在、米沢駅、大曲駅で使用されている。
  6. ダイヤの乱れなどの理由で自放音源として使用されることもある。
  7. 房総型放送から再変更
  8. 常時簡易だった袖ヶ浦駅は2015年12月から詳細型に変更された
  9. 東海道型放送が使用されていた他の高崎線の駅でも、この言い回しが使われていた。
  10. ダイヤの乱れなどにより、簡易型が使用される場合もある。
  11. 身延線は上記のみ
  12. 発車放送は東海道線の一部の駅で使用されていた。声質も上野型放送と同じ。
  13. 新宿駅上野駅など
  14. 発車放送は由布院駅で使用されている。
  15. 伊豆箱根鉄道に残る放送は全て女声であるが、かつては浦和駅などで男声も存在した。
  16. 安房鴨川駅は発車放送のみ巌根型放送
  17. 00分の場合「ちょうど」とは言わず、「0分」とコールしている。
  18. 東海道型放送が使用されていた稲毛駅・船橋駅の快速線ホームと津田沼駅でも、発車放送で「○番線、ドアが閉まります。ご注意ください(津田沼駅緩行線ホームでは当初「発車致します。○番線、ドアが閉まりますからご注意ください」という言い回しだったが、「○番線から○○方面、ドアが閉まります」に変わった)」の後に、この言い回しが追加されていた。
  19. 名古屋駅は向山氏のみで、男声は使用されていない。
  20. 高蔵寺駅~中津川駅間の一部の駅では、海鉄標準型放送が使用されていたが、現在は全駅で使用されていると思われる。
  21. 豊橋駅~岡崎駅間の一部の駅では、海鉄標準型放送が使用されていたが、現在は全駅で使用されていると思われる。
  22. 名古屋駅では両数がアナウンスされない
  23. 「約〇分」とあるが、1分単位で案内される。
  24. この放送後、停車中放送にて回送と案内。またこの放送は名古屋駅でも同様。
  25. 特急ひだや神領止まりなど、前後両が途中駅止まりの場合は「○○止まり」が使用され、浜松・武豊行きなど、途中で分岐して別の行き先になる場合は「○○行き」が使用される。
  26. 特急ひだや神領止まりなど、前後両が途中駅止まりの場合は「○○止まり」が使用され、浜松・武豊行きなど、途中で分岐して別の行き先になる場合は「○○行き」が使用される。
  27. 有人駅は八田春田蟹江永和弥富桑名四日市亀山の各駅である。
  28. 高茶屋のみ上り、下りの区別をつけ放送する
  29. ホームの発車標とは連動しておらず「列車がまいります」などと表示しない
  30. カンノ型が導入される前は海鉄I型を使用していた

出典[編集]

外部リンク[編集]