巌根・館山型放送
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巌根・館山型放送とは、JR東日本の駅で使用されている放送である。
概要[編集]
巌根・館山型放送は正式名称ではない。 2008年10月24日、内房線巌根駅で最初に使用された放送が巌根型、2012年9月27日、館山駅で最初に使用された放送を館山型と呼んでいるだけ。この2つを合わせて巌根・館山型と呼ばれることもある。
この放送はATOS範囲外の駅で多く使用されている。 巌根型と館山型の違いは女声のアナウンサーが違うくらいで、大差はない。
この放送の導入により仙石型やカンノ型放送の使用駅は減っている。 青梅線ではATOS範囲外の一部駅が、まだ仙石型から置き換わってないが、常磐線ではいわき駅以南羽鳥駅以北のほとんどの駅など、多くの路線で使用駅が減った。
扉閉め放送は多くの駅では「ドアが閉まります。ご注意ください」だが、安房鴨川駅など違う文面の駅もある。
館山駅では発車放送の言い回しや接近放送のトーンが異なる他、新前橋駅では貨物列車が通過するため、通過放送も使用している。
担当アナウンサー[編集]
主な使用箇所[編集]
- 内房線(巌根型):巌根駅、安房鴨川駅(戸閉放送のみ、接近放送は外房PRC型放送)。
- 内房線(館山型):館山駅(館山型、女声のみ)
- 外房線(巌根型):安房鴨川駅(戸閉放送のみ、接近放送は外房PRC型放送)。
- 東金線(館山型):東金駅
- 総武本線:東千葉駅(巌根型)、銚子駅(戸閉放送のみ、巌根型)、榎戸駅(戸閉放送のみ、館山型)
- 成田線(巌根型):東千葉駅、酒々井駅、佐原駅(女声のみ)、銚子駅(戸閉放送のみ)
- 成田線(館山型):湖北駅(戸閉放送のみ)、新木駅、布佐駅、小林駅(戸閉放送のみ)、安食駅(戸閉放送のみ)
- 常磐線(巌根型):岩間駅、磯原駅、勿来駅、植田駅、内郷駅(すべての駅の接近放送の言い回しが異なる)
- 常磐線(館山型):内原駅、佐和駅~常陸多賀駅、小木津駅~南中郷駅、大津港駅、泉駅、湯本駅、四ツ倉駅、原ノ町駅、相馬駅。自放音源として使用する駅もある(神立駅)。
- 両毛線(巌根型):駒形駅、伊勢崎駅(ホームから流れる接近放送)、桐生駅(禁煙放送のみ)
- 両毛線(館山型):前橋駅、前橋大島駅、伊勢崎駅(コンコースから流れる接近予告放送)、桐生駅、足利駅、佐野駅、栃木駅
- 信越本線(巌根型):安中駅。かつては横川駅でも使用されていたが、館山型放送に変更された。
- 上越線(館山型):高崎問屋町駅、井野駅、新前橋駅、渋川駅、沼田駅、後閑駅、水上駅(戸閉放送のみ、接近放送は上越CTC型放送)。
- 吾妻線(館山型):川原湯温泉駅(戸閉放送のみ)
- 高崎線(館山型):新町駅、倉賀野駅、高崎駅(戸閉放送のみ、接近放送は上越CTC型放送)。
- 東北本線(館山型):郡山駅(女声のみ)
- 奥羽本線(館山型):湯沢駅、鷹ノ巣駅、川部駅
- 羽越本線(館山型):象潟駅
- 八高線(館山型):北八王子駅、小宮駅、東福生駅~東飯能駅、明覚駅、北藤岡駅
- 川越線(館山型):西川越駅
- 中央快速線(巌根型):自放音源として新宿駅で使用される場合がある。
- 山手線:自放音源として浜松町駅(巌根型)、秋葉原駅(館山型)で使用されたケースあり。
- 京浜東北線(館山型):自放音源として秋葉原駅で使用されたケースあり。
- 京葉線(館山型):自放音源として新木場駅で使用されたケースあり。(女声のみ)
- 南武線(館山型):自放音源として武蔵溝ノ口駅などで使用されたケースあり。
- 鶴見線(館山型):鶴見駅
- 相模線(巌根型):寒川駅
- 相模線(館山型):北茅ヶ崎駅~厚木駅、入谷駅~南橋本駅
- 中央本線(巌根型):梁川駅(戸閉放送のみ、接近放送はATOS型)、笹子駅(戸閉放送のみ、接近放送はATOS型)、塩崎駅
- 中央本線(館山型):東山梨駅、竜王駅、韮崎駅~小淵沢駅
- 身延線(館山型):甲府駅
- 伊東線(館山型):来宮駅~宇佐美駅
- 青梅線 (館山型) :奥多摩駅、川井駅、軍畑駅、石神前駅
過去の使用箇所[編集]
- 内房線(巌根型):長浦駅、千倉駅で使用されていた。千倉駅では独特の言い回し(更新前の東海道型、仙石型の言い回しを引き継いでいた)だった。
- 外房線(巌根型):八積駅や勝浦駅で使用されていた。勝浦駅では1番線の発車放送のみ「1番線、ドアが閉まります。ご注意ください」と流れていたが、外房PRC型に変更された。
- 中央・総武緩行線(巌根型):以前は千葉駅で使用されていた。また、1,2番線で使用されていた放送は、電車到着時に房総各線への乗り換え番線の案内放送を使用していたほか、他駅と異なる言い回しの発車放送を使用していた。また、今後も自放音源として使用される場合がある駅も存在する(東船橋駅・新検見川駅など)。
- 横須賀線(巌根型):北鎌倉駅、逗子駅、横須賀駅、衣笠駅で使用されていた(今後は自放音源として使用される場合がある)。現在はATOS導入により変更。
- 常磐線(巌根型):佐和駅、湯本駅、四ツ倉駅で使用されていたものは、館山型放送に変更され、男声アナウンサーのトーンも変更され、広野駅はカンノ型放送に更新された。
- 五日市線(巌根型):武蔵増戸駅で使用されていたが、ATOS導入により消滅。
- 八高線(巌根型):小宮駅、北八王子駅で使用されていたが、館山型放送に変更され、男声アナウンサーのトーンも変更された。
- 吾妻線(巌根型):中之条駅(発車放送のみ)。館山型放送に変更された。
- 中央本線(巌根型):春日居町駅でも使用されていたが、ATOS型放送(簡易型)に変更された。
- 京葉線(館山型):蘇我駅で使用されていた(今後は自放音源として使用される場合がある)。現在はATOS導入により変更。
- 五日市線(館山型):熊川駅~武蔵引田駅で使用されていた。2017年2月15日にATOS型放送に置き換えられた。今後は自放音源として使用される。
- 大洗鹿島線(巌根型):水戸駅(発車放送のみ)。2022年頃に旭詳細型放送に変更された。