東日本旅客鉄道首都圏本部
(東日本旅客鉄道東京支社から転送)
ナビゲーションに移動
検索に移動
東日本旅客鉄道首都圏本部
山手線で走るE235系も首都圏本部に入る。 | |
所在地 | 東京都北区東田端2-20-68 |
管理旅客路線 | 東北新幹線(東京 - 上野) 東海道本線(東京 - 蒲田) 品鶴線(品川 - 西大井) 東北本線(東京 - 赤羽) 埼京線(赤羽 - 浮間舟渡) 赤羽線(全線) 山手線(全線) 中央本線(神田 - 西荻窪) 総武本線(東京 - 馬喰町、秋葉原 - 御茶ノ水) 常磐線(日暮里 - 取手) 京葉線(東京 - 越中島) 武蔵野線(南流山 - 新松戸) 成田線(我孫子のみ) |
車両基地 | 東京総合車両センター(都トウ) 尾久車両センター(都オク) 松戸車両センター(都マト) さいたま車両センター(都サイ) 川越車両センター(都ハエ) 小山車両センター(都ヤマ) 長野総合車両センター(都ナノ) 松本車両センター(都モト) 鎌倉車両センター(都クラ) 中原支所(都ナハ) 鶴見線営業所(都ナハ) 国府津車両センター(都コツ) 高崎車両センター(都タカ) ぐんま車両センター(都クン・群) 豊田車両センター(都トタ) 三鷹車両センター(都ミツ) 勝田車両センター(都カツ) 幕張車両センター(都マリ) 木更津派出(都マリ) 京葉車両センター(都ケヨ) |
運輸区 車掌区 | 丸の内車掌区 東京電車区・車掌区 池袋運輸区 新宿運輸区 大崎運輸区 田町運転区 大田運輸区 中野電車区・車掌区 綾瀬運輸区 我孫子運輸区 上野運輸区 田端運転所 |
JREMALL | 首都圏本部JREMALL |
東日本旅客鉄道首都圏本部とは、東京駅を拠点とするJR東日本の支社の一つである。通称「首都圏本部」。国鉄時代は同じ所に「東京鉄道管理局」が発足していた。旧称は東京支社。
概要[編集]
東海道本線や東北本線の主要路線の他、東京都内を環状運転する山手線などを管理している当本部。東京23区内と常磐線の直流区間を中心に、177.5kmの在来線と17.8kmの新幹線、81の駅(東京貨物ターミナル駅、隅田川駅、綾瀬駅を含む)を管轄している。新幹線の駅運転・営業業務以外は新幹線統括本部に移管している。伊豆半島アクセスの踊り子、成田空港にアクセスできる成田エクスプレス、寝台特急サンライズ瀬戸・出雲なども運行されている。
歴史[編集]
- 1950年(昭和25年)8月1日 - 東京鉄道局新橋管理部・上野管理部・八王子管理部、名古屋鉄道局甲府管理部を統合し、東京鉄道管理局発足。
- 1968年(昭和43年)3月1日 - 中央本線関係箇所を統括する八王子管理所を設置。
- 1969年(昭和44年)3月1日 - 東京鉄道管理局を分割。東北本線関係は東京北鉄道管理局、中央本線関係は東京西鉄道管理局、東海道本線関係は東京南鉄道管理局に移管(いわゆる「東京3局」)。同時に3局間の調整機関として本社直轄の首都圏本部を設置。高崎鉄道管理局より東北本線東大宮駅 - 白河駅間、日光線、烏山線を東京北鉄道管理局へ移管。
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 東日本旅客鉄道 東京圏営業本部(首都圏本部営業部が主体)、東京圏運行本部(首都圏本部運転部が主体)発足。
- 1988年(昭和63年)4月1日 - 東京圏運行本部の直下組織であった高崎運行部(旧・高崎鉄道管理局)を高崎支社に、水戸運行部(旧・水戸鉄道管理局)を水戸支社に、千葉運行部(旧・千葉鉄道管理局)を千葉支社に分離。
- 1990年(平成2年)
- 1991年(平成3年)6月20日 - 東北・上越新幹線が東京駅へ乗り入れ。
- 1994年(平成6年)5月18日 - 東京地域本社ビルが完成。
- 1996年(平成8年)10月1日 - 東海道本線川崎駅以西を横浜支社として分離。
- 1998年(平成10年)
- 2001年(平成13年)4月1日 - 東北本線川口駅(京浜東北線)・戸田公園駅(埼京線)以北および武蔵野線三郷駅以西を大宮支社として分離。同時に白坂駅以北は仙台支社に移管。
- 2019年(平成31年)4月1日 - 新幹線統括本部の発足に伴い、東北新幹線の運行・線路設備管理ならびに東京新幹線車両センター、上野新幹線第二運転所を新幹線統括本部に移管。
- 2020年(令和2年)
- 2022年(令和4年)10月1日 - 東日本旅客鉄道 首都圏本部に改称。合わせて長野・大宮に所属する車両センター・総合車両センターを編入。
- 2023年(令和5年)6月1日 - 横浜・高崎・八王子・水戸・千葉の各支社を編入。また、編入した支社に所属する車両センターを編入。
管理一覧[編集]
※支社境界はいずれも閉塞区間上にあるため、境界線の内側の停車場(駅・信号場など)を記載している。なお、◇が付いた路線は全線が管理区間内に入っている路線、●印が付いた路線は他線接続駅しか管理区間内に入っていない路線である。
路線名 | 区間 | 駅数 | 備考 |
---|---|---|---|
東北新幹線 | (東京駅・上野駅) | [* 1](2) | 左記2駅の駅運転・営業業務のみ担当 列車運行・線路設備管理は新幹線統括本部の管轄 |
■東海道本線 | 東京駅 - 品川駅 - 蒲田駅[注釈 1] | 10 | 「JT 東海道線」としては東京駅 - 品川駅 「JU 宇都宮線」「JU 高崎線」としては、東京駅 - 上野駅 - (日暮里駅) - 尾久駅 - 赤羽駅 東海道線と宇都宮線または高崎線を直通する列車を「■上野東京ライン」と呼ぶ 「JS 湘南新宿ライン」としては、赤羽駅 - (田端駅) - 新宿駅 - (品川駅) - 西大井駅 「JK 京浜東北線」としては、赤羽駅 - 田端駅 - 東京駅 - 品川駅 - 蒲田駅 「JY 山手線」としては、東京駅 - 品川駅 - 大崎駅 - 池袋駅 - 田端駅 - 東京駅 「JO 横須賀線」としては、東京駅 - 品川駅 - 西大井駅 「JA 埼京線」としては、大崎駅 - 池袋駅 - 十条駅 - 赤羽駅 - 浮間舟渡駅 東海道貨物線区間は定期旅客列車の運行なし[注釈 2] |
品川駅 - 西大井駅[注釈 3](品鶴線) | [* 2]1 | ||
浜松町駅 - 東京貨物ターミナル駅(東海道貨物線) | [* 3]1 | ||
■東北本線 | 東京駅 - 上野駅 - 日暮里駅 - 田端駅 - 赤羽駅[注釈 4] | [* 4]11 | |
日暮里駅 - 尾久駅 - 赤羽駅(東北本線列車線) | [* 5]1 | ||
赤羽駅 - 浮間舟渡駅[注釈 5](「埼京線」の一部) | [* 6]2 | ||
◇■赤羽線 | 池袋駅 - 十条駅 - 赤羽駅(「埼京線」の一部) | [* 7]2 | |
◇JY 山手線 | 品川駅 - 大崎駅 - 池袋駅 - 田端駅 | [* 8]14 | |
JC JB 中央本線 | 神田駅 - 御茶ノ水駅 - 代々木駅 | 9 | 「中央線快速」としては、(東京駅 - )神田駅 - 御茶ノ水駅 - (代々木駅) - 新宿駅 - 西荻窪駅 「総武快速線」としては、東京駅 - 馬喰町駅 「中央・総武線各駅停車」としては、秋葉原駅 - 御茶ノ水駅 - 代々木駅 - 新宿駅 - 西荻窪駅 |
新宿駅 - 西荻窪駅[注釈 6] | [* 9]7 | ||
JO JB 総武本線[注釈 7] | 東京駅 - 馬喰町駅[注釈 8] | [* 10]2 | |
秋葉原駅[注釈 9] - 御茶ノ水駅 | [* 11]0 | ||
●(新金線)金町駅付近[注釈 10] | [* 12]0 | 定期旅客列車の運行なし | |
JJ JL 常磐線 | 日暮里駅 - 綾瀬駅[注釈 11] - 取手駅[注釈 12] | [* 13]17 | 「常磐快速線」としては、(品川駅 - 上野駅 - )日暮里駅 - 取手駅 品川駅 - 上野駅も直通する列車を「上野東京ライン」と呼ぶ 「常磐緩行線」としては、綾瀬駅 - 取手駅 |
三河島駅 - 隅田川駅 - 南千住駅(隅田川貨物線) | [* 14]1 | 定期旅客列車の運行なし | |
三河島駅 - 田端駅(田端貨物線) | [* 15]0 | 定期旅客列車の運行なし | |
JE 京葉線 | 東京駅 - 越中島駅[注釈 13] | [* 10]2 | |
JM 武蔵野線 | 南流山駅[注釈 14] - 新松戸駅[注釈 15] | [* 16]1 | |
南流山駅 - 北小金駅(北小金支線) | [* 17]0 | 定期旅客列車の運行なし | |
南流山駅 - 馬橋駅(馬橋支線) | [* 18]0 | 定期旅客列車の運行なし | |
●■成田線 | (我孫子支線)我孫子駅付近[注釈 16] | [* 19]0 |
- 駅数についての注釈
- ↑ 管内の2駅はともに在来線併設駅。管内に新幹線単独駅は設置されていない。
- ↑ 支線分岐駅である品川駅は含まない。
- ↑ 登記上旅客併設駅である貨物駅(東京貨物ターミナル駅)を計上。支線分岐駅である浜松町駅は含まない。
- ↑ 東海道本線と接続する東京駅、中央本線と接続する神田駅は含まない。
- ↑ 支線分岐駅である日暮里駅と赤羽駅は含まない。
- ↑ 支線分岐駅である赤羽駅は含まない。
- ↑ 山手線と接続する池袋駅、東北本線と接続する赤羽駅は含まない。
- ↑ 東海道本線と接続する品川駅、中央本線と接続する代々木駅、東北本線と接続する田端駅は含まない。
- ↑ 山手線と接続する新宿駅は含まない。
- ↑ a b 東海道本線と接続する東京駅は含まない。
- ↑ 秋葉原駅は東北本線、御茶ノ水駅は中央本線の駅として計上され、途中駅も存在しない。
- ↑ 金町駅は常磐線の駅として計上される。
- ↑ 東北本線と接続する日暮里駅は含まない。
- ↑ 登記上旅客併設駅である貨物駅(隅田川駅)を計上。支線分岐駅である三河島駅と南千住駅は含まない。
- ↑ 支線分岐駅である三河島駅、東北本線と接続する田端駅ともに含まず、途中駅も存在しない。
- ↑ 南流山駅のみ。常磐線と接続する新松戸駅は含まない。
- ↑ 支線分岐駅である南流山駅、常磐線と接続する北小金駅ともに含まず、途中駅も存在しない。
- ↑ 支線分岐駅である南流山駅、常磐線と接続する馬橋駅ともに含まず、途中駅も存在しない。
- ↑ 我孫子駅は常磐線の駅として計上される。
- 管理区間等についての注釈
- ↑ 川崎駅との間で都県境をまたぐ東海道本線六郷川橋梁の東京側堤防上に、横浜支社との境界がある。
- ↑ 現在は浜松町駅への貨物列車の乗り入れもないため、事実上、東京貨物ターミナル駅のみの飛び地区間となっている。
- ↑ 武蔵小杉駅との間で都県境をまたぐ品鶴線多摩川橋梁の横浜側堤防上に、横浜支社との境界がある。
- ↑ 川口駅との間の荒川の橋梁の埼玉側の堤防上(東京駅起点15.1 km地点)に大宮支社との境界がある。
- ↑ 戸田公園駅との間の荒川をまたぐ付近(東京駅起点17.7 km地点)に大宮支社との境界がある。
- ↑ 吉祥寺駅との間の杉並区と武蔵野市の市区境付近に八王子支社との境界がある。
- ↑ このほか、越中島支線の越中島貨物駅は登記上千葉支社管内に含まれるが、施設の一部(東京レールセンターなど)は首都圏本部所管である。
- ↑ 錦糸町駅との間の、東京方の地下区間(総武トンネル)の入口の手前に千葉支社との境界がある。
- ↑ 浅草橋駅との間の、御茶ノ水駅起点1.5 km地点に千葉支社との境界がある。
- ↑ 新小岩信号場駅起点6 kmポストから金町駅寄りの600 mのみ首都圏本部管内で、残りの区間は千葉支社管内。
- ↑ 綾瀬駅構内は東京地下鉄(東京メトロ)の管轄であるが、共同使用駅の扱いとしてJR東日本首都圏本部管内の駅としても計上される。
- ↑ 藤代駅との間の、茨城県立藤代高等学校南西付近(日暮里駅起点39.9 km地点)に水戸支社との境界がある。
- ↑ 潮見駅との間の、地下区間(新東京トンネル)から地上に出る手前付近に千葉支社との境界がある。
- ↑ 三郷駅との間の江戸川に架かる鉄橋の埼玉側堤防上に大宮支社との境界がある。
- ↑ 新八柱駅との間の金谷寺付近(新鶴見信号場起点83.7 km地点)に千葉支社との境界がある。
- ↑ 常磐線天王台駅南方付近(佐倉駅起点43.0 km地点)まで首都圏本部管内。残りは千葉支社管内。