豊川駅 (愛知県)
とよかわ
Toyokawa
駅名標 | |
所属事業者 | 東海旅客鉄道 |
駅番号 | CD05 |
路線 | CD 飯田線 |
前後駅 | 牛久保 << 豊川 >> 三河一宮 西豊川支線(廃):豊川 >> 西豊川 |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 2面3線 |
開業 | 1897年7月15日 |
所在地 | 愛知県豊川市豊川町 |
電報略号 | カワ |
豊川駅(とよかわえき)は、愛知県豊川市にあるJR東海飯田線の鉄道駅。
概要[編集]
豊川市の市街地東端の豊川稲荷近傍にある。飯田線の主要駅であり、TOICA等交通系ICカード対応の自動改札機があるのも当駅までである。線内では豊橋駅に次いで乗車人員が多く、当駅折り返しの普通列車も多い。普通列車のほかに快速列車や特急「伊那路」も停車する。特急「伊那路」は1日片道2本の運行で、最盛期に4往復あった急行「伊那」の半分である。
名古屋鉄道豊川線の豊川稲荷駅が隣接しており、乗換えが可能である。2017年の乗車人員は3,296人/日であり、2,592人/日の豊川稲荷駅よりも多かった。
戦前は豊川稲荷の門前町の旧豊川町の中心として栄え、1931年には豊川鉄道の手で売店や映画館を備えた三階建ての駅舎を新築したが、戦後の国鉄は旧駅舎を民衆駅のように活用せず、さらに市が諏訪地区への官公署の配置や商業施設の誘致を推進したことにより開発が遅れ[1]、現在でも門前町の雰囲気を色濃く残している。現在の橋上駅舎は1996年に建てられた。
他線への乗り換え実態[編集]
当駅で名古屋往復きっぷ・新幹線名古屋往復きっぷの購入が可能。2枚組み平日1800円・土日祝日1500円。新幹線利用は平日2800円、土日祝日2260円。名古屋までの通常運賃1450円と比べ1枚あたり約38%~58%の大きな値引率である。JR名古屋⇔豊橋カルテットきっぷも購入が可能。4枚組み3400円。こちらもほぼ半額と大きな値引率である。
日中は豊橋駅を経由して、名鉄名古屋本線の特急列車や東海道本線の新快速に乗り換えた方が、名古屋方面に早く到着できるダイヤであることが多いことから、当駅から豊橋駅でのJR東海道線や名鉄との乗換利用も少なくない。
飯田線の途中駅では当駅以外に他社線と乗り換えが出来る駅はなく、岡崎市や名古屋市方面に向かう場合、三河一宮駅、長山駅、江島駅、東上駅近くに住んでいる住民や豊川稲荷駅周辺住民は、ダイヤの関係上、豊川稲荷駅から乗車して、国府駅乗り換えで利用することが多い。また、通勤・通学時は豊川稲荷駅発着の名古屋方面との直通列車が比較的着席できることと定期代が安い通学利用が多いため、豊川駅でのJRと名鉄との乗換客は日中と比べると多い。
なお、豊川駅周辺や飯田線沿線から新幹線利用や豊橋市方面に向かう場合は豊橋駅までJR飯田線が利用される。
駅周辺[編集]
- 西口
- ミニストップ
- 稲荷門前商店街
- 東口
バス路線[編集]
西口・東口双方にバス停留所(バス停)が設置され、長距離の高速バスや市内や隣接の豊橋、新城市へ向かう路線バスが発着している。
なお、東名ハイウェイバスは開業以来、当駅構内への発着はない。
東口 (豊川駅東口)[編集]
東口のバス停は、中部国際空港行き特急バス(2010年4月から運休)の運行開始にあわせて2008年4月1日に設置された。
- 豊川市コミュニティバス千両三上線
- 上千両集会所 - 三蔵子 - 豊川駅前 - 豊川駅東口 - 三谷原 - 三上地区市民館
西口 (豊川駅前)[編集]
ロータリー内[編集]
- 新宿豊橋線(新宿・豊橋エクスプレス ほの国号)(練馬行は乗車のみ、練馬発は降車のみ)
- 豊川市コミュニティバス千両三上線
- 上千両集会所 - 三蔵子 - 豊川駅前 - 豊川駅東口 - 三谷原 - 三上地区市民館
- 豊鉄バス豊川・新豊線 豊橋駅前行
- 92・95 : 豊川駅前 - 免許センター - 豊川体育館前 - 心道教前 - 正岡 - 豊橋駅前
- 94・96・97 : 豊川駅前 - 免許センター - 豊川体育館前 - 豊川市民病院 - 心道教前 - 正岡 - 豊橋駅前
西口道路上[編集]
本宮の湯・新城富永行はロータリーを外れた道路上に停留所がある。
- 豊鉄バス新豊線(正月初詣期間は発着しない。本長篠・田口方面は新城栄町もしくは(新城)中町で乗り換え)
- 豊鉄バス豊川線・豊川市コミュニティバス一宮線 (正月初詣期間は、当バス停~本宮の湯間折り返し運行で、豊橋駅前に乗り入れない)
- 96 : 豊橋駅前 - 正岡 - 心道教前 - 豊川体育館前 - 豊川市民病院 - 免許センター - 豊川駅前 - 砥鹿神社前 - 本宮の湯
過去[編集]
- 豊川市コミュニティバス豊川国府線(2021年10月1日廃止)
- 豊橋京都線(ほの国号)(2024年9月17日休止。京都行は乗車のみ、京都発は降車のみ)
- 名古屋鉄道バス豊川蒲郡線(1980年代前半に廃止)
- 豊橋鉄道バス豊川くらがり線(1980年代前半に廃止、途中杣坂峠を越えて額田町〔現・岡崎市〕へ直通した。)
- 豊川駅前(西口) - 三蔵子 - 上千両 - 昇貝津 - 宮崎 - 石原 - くらがり渓谷
脚注[編集]
外部リンク[編集]
CD 飯田線の駅一覧 |