仙台駅
仙台駅 | |
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せんだい Sendai | |
所在地 | 仙台市青葉区中央 |
所属事業者 | 東日本旅客鉄道(JR東日本・駅詳細) 仙台市交通局(地下鉄・駅詳細) |
仙台駅(せんだいえき、英: Sendai Station 〈Miyagi〉 )は、東北地方最大の都市である宮城県仙台市にある鉄道駅である。
東日本旅客鉄道(JR東日本)、仙台市交通局の路線が通じ、東北新幹線、秋田新幹線、東北本線、仙石線、仙山線、仙石東北ライン、常磐線、地下鉄南北線、地下鉄東西線、仙台空港鉄道仙台空港アクセス線の列車を利用できる。また、一部のみの乗り入れだが阿武隈急行線が乗り入れるなど、東北地方最大のターミナル駅となっている。
概要[編集]
仙台駅は日本鉄道により明治20年(1887年)12月15日に開業した。当初の敷設計画は、仙台市の市街地端へ線路を設け、当時の宮城郡苦竹村(榴ヶ岡下)、現仙台貨物ターミナル駅付近に停車場を設けるものであった。これに当時の松平正直知事が反対し、東六番丁(現在地)への設置を主張した。日本鉄道は工事費増額の半分に相当する3万円を、地元負担として要求した。松平知事は仙台区議会の議決を経て、第一銀行から借金し、会社に負担金を支払った[1]。
初代の駅舎は木造平屋建てで、幅35m、 奥行き8m、 面積236m²であった。上野と仙台間の所要時間は12時間20分を要した。
地下鉄は東北で初の公営地下鉄[注釈 1]であった。仙台市地下鉄南北線八乙女駅-富沢駅間は1987年7月15日に開業した。1992年7月、北に1.2km延伸し、泉中央駅~富沢駅間(全17駅、14.8km)が全線開業した[2]。地下鉄東西線は2015年12月6日に開業した[3]。仙台空港アクセス線は2007年3月18日に第三セクターとして開業した[4]。
各路線とも途中駅であるか、終着駅であっても途中駅であるJR線のホームを使用しているか、JR以外の事業者ではJRのホームを供用されている。そのため、原義のターミナル駅にみられるような頭端式ホームは無い(以前は仙石線仙台駅が頭端式であったが、地下化により廃止された)。
貨物列車は当駅構内に入らず、長町駅より通称「宮城野貨物線」を経由して仙台貨物ターミナル駅へ立ち寄り、東仙台駅で再び東北本線の旅客線に合流している。
宮城県内の東北新幹線は在来線(東北本線)とは大きく離れたルートを通っている為、新幹線と並行在来線(東北本線)が直に接続する駅は当駅のみである(白石蔵王駅・くりこま高原駅は新幹線単独駅。古川駅は陸羽東線との接続駅)。
新幹線は当駅に全便停車。「はやて」・「やまびこ」は当駅止まりの便が設定されている他、2011年3月5日運行開始の「はやぶさ」も当駅止まりの便が1往復設定されている。当駅の盛岡・新青森寄りには新幹線総合車両センター(利府基地)があり、JR東日本に在籍する新幹線車両は全てここで車検(全般検査)を受けている。
当駅東口・宮城野総合運動公園内にはプロ野球パシフィックリーグ東北楽天ゴールデンイーグルスの本拠地「楽天生命パーク宮城(通称"絶命パーク")」があり、当駅からは徒歩でも行ける距離である(最寄り駅は当駅から仙石線で2駅目の宮城野原駅)。
駅構造[編集]
JR東日本[編集]
JR 仙台駅 | |
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駅名標(新幹線) | |
せんだい Sendai | |
所在地 | 仙台市青葉区中央一丁目1-1* |
所属事業者 | 東日本旅客鉄道(JR東日本) |
電報略号 | セン |
駅構造 | 高架駅(新幹線) 地上駅・地下駅(在来線) |
ホーム | 2面4線(新幹線) 4面8線(在来線・地上) 1面2線(在来線・地下) |
乗車人員 -統計年度- | (新幹線)-2020年- 12,422人/日(降車客含まず) (合計)-2020年- 61,494人/日(降車客含まず) |
開業年月日 | 1887年(明治20年)12月15日 |
乗入路線 | |
所属路線 | 東北新幹線 (北海道新幹線・■秋田新幹線直通を含む) |
キロ程 | 351.8km(東京起点) |
◄白石蔵王 (45.0km) (43.2km) 古川► | |
所属路線 | ■東北本線 (■常磐線直通・仙台空港アクセス線■■仙石東北ライン**含む) |
キロ程 | 351.8km(東京起点) |
◄長町 (4.5km) (4.0km) 東仙台► | |
所属路線 | ■仙山線 |
キロ程 | 0.0km(仙台起点) |
(3.2km) 東照宮► | |
所属路線 | ■仙石線 |
キロ程 | 0.5km(あおば通起点) |
◄あおば通 (0.5km) (0.8km) 榴ケ岡► | |
備考 | 直営駅(管理駅) みどりの窓口 有 仙台市内駅(中心駅) |
仙台市地下鉄[編集]
仙台市地下鉄 仙台駅 | |
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せんだい Sendai | |
(南北線)仙台市青葉区中央一丁目10-10地先 (東西線)仙台市青葉区中央三丁目6-5地先[5] | |
所属事業者 | 仙台市交通局(仙台市地下鉄) |
駅構造 | 地下駅 |
ホーム | 南北線:1面2線 東西線:1面2線 |
乗車人員 -統計年度- | 39,656人/日(降車客含まず) -2020年- |
開業年月日 | (南北線)1987年(昭和62年)7月15日 (東西線)2015年(平成27年)12月6日 |
乗入路線 | |
所属路線 | ■南北線 |
駅番号 | ○N10 |
キロ程 | 8.5km(泉中央起点) |
◄N09 広瀬通 (0.6km) (0.9km) 五橋 N11► | |
所属路線 | ■東西線 |
駅番号 | ○T07 |
キロ程 | 6.5km(八木山動物公園起点) |
◄T06 青葉通一番町 (0.8km) (0.7km) 宮城野通 T08► | |
乗換 | あおば通駅(仙石線)[注釈 2] |
備考 | 駅務管区所在駅 |
ダイヤ[編集]
- 東京方面
- 新幹線はやぶさ・こまちが毎時1本、速達型のやまびこが毎時2本(うち1本は白石蔵王停車)発車する。
- 秋田方面
- 新幹線こまちが、毎時1本発車する。
- 函館方面
- 新幹線はやぶさが、毎時1本発車する。
- 原ノ町方面
- 特急ひたちが、一日3本発車する。
- 福島方面
- 新幹線やまびこが、毎時2.5本発車する。やまびこ号の多くは県庁所在地級の都市にのみ停車するが、白石蔵王には1本、新白河・那須塩原には0.5本が停車する。
- 一ノ関方面
- 新幹線やまびこが、毎時1本発車する。
脚注[編集]
- 注釈
- 出典
- ↑ 逸見英夫(1995)『仙台はじめて物語』創童舎
- ↑ 仙台市地下鉄南北線全通河北新報、2018年01月05日
- ↑ 仙台市地下鉄東西線が12月6日に開業しました東北大学、2015年12月 7日
- ↑ 仙台空港アクセス鉄道の概要宮城県、2012年10月1日
- ↑ 仙台市地下鉄東西線 - 一般財団法人日本エレベータ協会
参考文献[編集]
- JR東日本仙台駅編 『仙台駅百年史』、JR東日本仙台駅、1987年。
- 仙台市史続編編纂委員会 『仙台市史』続編第一巻 行政建設編 仙台市、1969年。
- 仙台市史編さん委員会 『仙台市史』通史編6(近代1)、仙台市、2008年。
- 仙台市史編さん委員会 『仙台市史』通史編7(近代2) 仙台市、2009年。
- 仙台市史編さん委員会 『仙台市史』通史編8(現代1)、仙台市、2011年。
- 仙台市史編さん委員会 『仙台市史』通史編9(現代2) 仙台市、2013年。
- 仙台市史編さん委員会 『仙台市史』特別編4(市民生活) 仙台市、1997年。
- 仙台市史編さん委員会 『仙台市史』資料編5(近代現代1 交通建設)、仙台市、1999年。
- 宮城縣史編纂委員会 『宮城縣史』復刻版5(地誌交通史) 宮城県史刊行会、1987年。
- 仙台鉄道管理局編 『仙台鉄道管理局40年史』、仙台鉄道管理局、1960年。
- 三宅俊彦「仙台駅の今昔」、『鉄道ピクトリアル』第833巻、電気車研究会、2010年5月、 pp.17 - 24。
外部リンク[編集]
東北本線の駅一覧 |
仙石東北ラインの駅一覧 |
仙山線の駅一覧 |
仙石線の駅一覧 |
N 仙台市地下鉄南北線の駅一覧 |
T 仙台市地下鉄東西線の駅一覧 |