JR南武線
東日本旅客鉄道(JR東日本) JN 南武線 | |
---|---|
南多摩駅に入線するE233系8000番台。 | |
基本情報 | |
国 | 日本 |
所在地 | 神奈川県、 東京都 |
種類 | 普通鉄道(在来線・幹線) |
起点 | 川崎駅(本線) 尻手駅(浜川崎支線、尻手短絡線) |
終点 | 立川駅(本線) 浜川崎駅(浜川崎支線) 鶴見駅(尻手短絡線) |
駅数 | 30駅(支線含む) |
電報略号 | ナフセ |
路線記号 | JN |
開業 | 1927年3月9日 |
所有者 | 東日本旅客鉄道(JR東日本) |
運営者 | 東日本旅客鉄道(JR東日本) 日本貨物鉄道(JR貨物) |
車両基地 | 鎌倉車両センター中原支所 |
使用車両 | E233系(本線) E127系・205系(浜川崎支線) |
路線諸元 | |
路線距離 | 35.5 km(川崎-立川間) 4.1 km(尻手-浜川崎間) 5.4 km(尻手-鶴見間) |
軌間 | 1,067 mm |
線路数 | 複線(川崎 - 立川間、八丁畷 - 浜川崎間)、単線(前記以外) |
電化方式 | 直流1,500 V 架空電車線方式 |
閉塞方式 | 自動閉塞式 |
保安装置 | ATS-P |
最高速度 | 95 km/h |
南武線(なんぶせん)は、神奈川県川崎市川崎区の川崎駅から東京都立川市の立川駅までを結ぶ本線と、川崎市幸区の尻手駅から浜川崎駅までを結ぶ支線(浜川崎支線)で構成されるJR東日本の鉄道路線。
カラー 浜川崎支線についてはJR南武線 (浜川崎支線)を参照。
概要[編集]
川崎市内から東京の多摩地域を多摩川沿いに斜めに南北に立川市まで結ぶ。都心方面に繋がる他の路線との接続が多い路線で、横浜線・武蔵野線・京葉線と並んで東京メガループのひとつで、府中本町駅で武蔵野線に接続している。近年は、快速運転の開始で主要駅間の移動がスムーズとなった。横浜線に似た特徴があり同じカテゴリに入っていることが多い。しかし南武線は利用客が多いが6両編成で混雑する路線である。
川崎市の西部から、川崎市の中心部へ向かう唯一の路線でもある。ただし、溝の口や登戸の住民に、川崎市への帰属意識は乏しく、川崎まで乗換無しで行けること自体さほどのメリットは無い。
種別・運転形態[編集]
- ■快速(Rapid)
平日は日中は30分に1本運転で、夕方は川崎 - 稲城長沼間で運転。土日祝日は日中20分おきに運転される。
- ■各駅停車(Local)
日中は概ね10分間隔で運転。朝夕には川崎 - 武蔵中原・登戸・稲城長沼で運転される電車もある。
駅一覧[編集]
南武線における設置駅と快速停車の有無・接続路線・所在地などを以下に一覧表で示す。
- 浜:特定都区市内制度における「横浜市内」エリアの駅
- 接続路線 : JR東日本および東急電鉄の路線名は、運転系統上の名称または通称(正式路線名とは異なる)。また、駅名が異なる場合は⇒印で駅名を記す。
- 停車駅
- 快速:●印の駅は停車、|印の駅は通過
- 線路は全線複線
- 駅番号は「JN 」(JR Nanbu Line)。
管理支社 | 駅番号 | 駅名 | 駅間営業キロ | 累計営業キロ | 快速 | 接続路線 | 所在地 | |||||||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
横浜支社 | KWS JN 01 |
浜 川崎駅 | - | 0.0 | ● | JT 東海道線 (JT 04)・JK 京浜東北線 (JK 16) | 神奈川県 | 川崎市 | 川崎区 | |||||||||||||||
JN 02 | 浜 尻手駅 | 1.7 | 1.7 | | | JN 南武線支線 (浜川崎支線) | 幸区 | ||||||||||||||||||
JN 03 | 浜 矢向駅 | 0.9 | 2.6 | | | 横浜市鶴見区 | |||||||||||||||||||
JN 04 | 鹿島田駅 | 1.5 | 4.1 | ● | 川崎市 | 幸区 | ||||||||||||||||||
JN 05 | 平間駅 | 1.2 | 5.3 | | | 中原区 | |||||||||||||||||||
JN 06 | 向河原駅 | 1.3 | 6.6 | | | ||||||||||||||||||||
MKG JN 07 |
武蔵小杉駅 | 0.9 | 7.5 | ● | TY 東急東横線 (TY 11)・MG 東急目黒線 (MG 11) JS 湘南新宿ライン (JS 15) SO 相鉄・JR直通線・JO 横須賀線 (JO 15) | |||||||||||||||||||
JN 08 | 武蔵中原駅 | 1.7 | 9.2 | ● | ||||||||||||||||||||
JN 09 | 武蔵新城駅 | 1.3 | 10.5 | ● | ||||||||||||||||||||
JN 10 | 武蔵溝ノ口駅 | 2.2 | 12.7 | ● | DT 東急田園都市線・OM 東急大井町線 ⇒ (溝の口駅:DT 10・OM 16) | 高津区 | ||||||||||||||||||
JN 11 | 津田山駅 | 1.2 | 13.9 | | | ||||||||||||||||||||
JN 12 | 久地駅 | 1.0 | 14.9 | | | ||||||||||||||||||||
JN 13 | 宿河原駅 | 1.3 | 16.2 | | | 多摩区 | |||||||||||||||||||
JN 14 | 登戸駅 | 1.1 | 17.3 | ● | OH 小田急線 (OH 18) | |||||||||||||||||||
JN 15 | 中野島駅 | 2.2 | 19.5 | | | ||||||||||||||||||||
JN 16 | 稲田堤駅 | 1.3 | 20.8 | ● | KO 京王相模原線 ⇒ (京王稲田堤駅:KO36) | |||||||||||||||||||
JN 17 | 矢野口駅 | 1.6 | 22.4 | | | 東京都 | 稲城市 | ||||||||||||||||||
八王子支社 | JN 18 | 稲城長沼駅 | 1.7 | 24.1 | ● | |||||||||||||||||||
JN 19 | 南多摩駅 | 1.4 | 25.5 | | | ||||||||||||||||||||
JN 20 | 府中本町駅 | 2.4 | 27.9 | ● | JM 武蔵野線 (JM 35) | 府中市 | ||||||||||||||||||
JN 21 | 分倍河原駅 | 0.9 | 28.8 | ● | KO 京王線 (KO25) | |||||||||||||||||||
JN 22 | 西府駅 | 1.2 | 30.0 | | | ||||||||||||||||||||
JN 23 | 谷保駅 | 1.6 | 31.6 | | | 国立市 | |||||||||||||||||||
JN 24 | 矢川駅 | 1.4 | 33.0 | | | ||||||||||||||||||||
JN 25 | 西国立駅 | 1.3 | 34.3 | | | 立川市 | |||||||||||||||||||
JN 26 | 立川駅 | 1.2 | 35.5 | ● | JC 中央線快速・青梅線 (JC 19) TT 多摩都市モノレール⇒(立川南駅:TT 11)・(立川北駅:TT 12) |
上記の通り、西国立駅は立川市に所在しているが西国立と名乗っており、市町村名と一致しない駅の一つである。これは西国立駅と立川駅の間に東立川駅(1944年に廃止)が先に存在したために東立川は名乗れずに苦肉の策で命名した名残である。
貨物支線[編集]
- 尻手 - 新鶴見信号場:1.5km
使用車両[編集]
過去の車両[編集]
本線から旧型国電が一掃された1978年以降の車両を挙げる。
今後[編集]
南武支線の205系の置き換え[編集]
南武支線の205系はSIVが故障するなど極めて深刻な状況に陥っており、早急な置き換えが求められている。E131系を投入するなどの噂もあったが、JRは2023年、前年に新潟を追われたE127系で置き換えると発表した[1]。
帯色は一部では「弥彦色」と揶揄されている。前面の顔は再塗装により以前よりも明るい色となり、光線によっては211系チックに見えるようになった。
トイレはそのまま設置されており、幕のフォントは国鉄型である。令和に「鶴見」の方向幕が登場したのである。
出典[編集]
外部リンク[編集]
JR東日本の鉄道路線 |