成田エクスプレス
Narita Express
種別 | 特急 |
運行事業者 | 東日本旅客鉄道 |
走行路線 | 山手貨物線、総武本線、成田線 |
起点駅 | 東京 新宿 横浜 八王子など… |
終着駅 | 成田空港 |
両数 | 6両または12両 |
使用車両 | E259系 |
運行開始年 | 1991年 |
外部リンク | 公式ページ |
成田エクスプレス(なりたエクスプレス)は、東日本旅客鉄道(JR東日本)が運行する空港に空気を運ぶアクセス特急である。愛称はNEX。
概要[編集]
関東の東京駅、横浜駅、新宿駅といった主要駅から成田空港を結ぶ列車。
2022年のダイヤ改正によって千葉駅に停車する便が増加、さらに四街道、佐倉、成田停車便も設定され、京成スカイライナーより遠廻りを強いられる[注 1]分、地域輸送にシフトする動きも出ている。
このため2024年3月改正では、A特急料金は成田空港発着限定となり、途中停車駅相互発着では「しおさい」などと同額の特急料金となる改定を行った。
最近はえきねっと予約で大幅に安くなるキャンペーンもされている[1]が、首都圏の普通列車のグリーン料金と異なり、関東の他特急との料金通算は実施されない。
かつては大宮駅、八王子駅、高尾駅や河口湖駅まで乗り入れる便もあったが、2024年3月改正で中央線発着便は廃止された。
また、長らく全区間で強気のA特急料金適用と高い料金設定を続けていた。
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歴史[編集]
- 1991年 - 運転開始。
- 2009年 - 新型車両E259系がデビュー。
- 2010年 - 全列車E259系に統一。253系は廃車又は転属。
- 2019年 - 河口湖発着が廃止。
- 2020年 - コロナにより日中の便が運休。
- 2021年 - 中央線直通の高尾発着便が廃止され、2つ手前の駅の八王子駅まで運行区間が短縮される。
- 2022年 - 大宮発着が廃止。千葉停車便増加。
- 2024年 - 八王子発着が運転取り止めとなり、成田空港駅発着以外で特急料金の値下げが行われる。
停車駅、運行形態[編集]
以下の様な運転パターンがある。停車駅のタイプを、ここでは便宜上AタイプとBタイプに分ける。
- 【Aタイプ】成田空港 大船方面の車両と併結 東京(分割) 単独 新宿 ( 一部のみ 八王子 )
- 【Aタイプ】成田空港 新宿方面の車両と併結 東京(分割) 単独 大船
- 【Aタイプ】成田空港 単独で運行 東京 単独 新宿
- 毎時1本運行する。品川停車で、多くは千葉を通過。
- 【Bタイプ】成田空港 大船方面の車両と併結 東京(分割) 単独 新宿
- 【Bタイプ】成田空港 新宿方面の車両と併結 東京(分割) 単独 大船
- 朝の東京方面行が2本、夕方の空港行が3本運行する。千葉県中部の各市代表駅に停車し、東京・横浜への通勤特急的な役割を担っている。
- 【Bタイプ】成田空港 単独で運行 東京 単独 新宿
- 朝の東京方面行が1本、夕方の空港行が1本運行する。千葉県中部の各市代表駅に停車し、東京への通勤特急的な役割を担っている。
駅名 | 営業キロ | 停車駅 | 備考 | ||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
A | B | ||||||
成田空港駅 | 0.0 | ||||||
空港第2ビル駅 | 1.0 | ||||||
成田駅 | 10.8 | | | |||||
佐倉駅 | 23.9 | | | a | ||||
四街道駅 | 32.3 | | | |||||
千葉駅 | 40.0 | b | |||||
東京駅 | 79.2 | 新宿行と横浜・大船行を分割併合 | |||||
品川駅 | 86.0 | c | c | ||||
渋谷駅 | 93.2 | ||||||
新宿駅 | 96.6 | ||||||
吉祥寺駅 | 108.8 | ||||||
三鷹駅 | 110.4 | ||||||
国分寺駅 | 117.7 | ||||||
立川駅 | 123.8 | ||||||
八王子駅 | 133.7 | ||||||
武蔵小杉駅 | 96.0 | ||||||
横浜駅 | 114.8 | ||||||
戸塚駅 | 126.9 | ||||||
大船駅 | 132.5 |
a: 一部通過。
b: 半数停車。主に、東京以南で横浜方面に新宿方面に分割される列車が停車する。
c: 半数停車。東京以北で横浜方面の列車と併結しない列車が停車する。
他交通手段との比較[編集]
スカイライナー[編集]
京成電鉄のスカイライナーは鉄道輸送の永遠のライバルであるが、2010年の成田スカイアクセス線開業により所要時間で大差をつけられてしまったほか、料金も劣っている。
しかし、他線との連絡が良い停車駅が山手線、京浜東北線、常磐線の列車しか停まらない日暮里駅しかなく、広域の利便性から言えばJRの広大なネットワークを生かした成田エクスプレスに軍配が上がる。
空港連絡バス[編集]
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リムジンバス[編集]
成田空港開港時から運行し、特に著名ホテルからの乗り入れ便に根強い人気があって、成田エクスプレスやスカイライナーに対抗している。
それでも現・成田空港駅開業前からはシェアを落としており、昨今は、鉄道が直通しない地域のバス会社との共同運行を行っている。
エアポートバス東京・成田[編集]
LCC客にターゲットを絞った格安連絡バスで、空港第3ターミナルが鉄道駅から不便なことも相まって乗車実績を伸ばしてきた。
関連項目[編集]
- 他地方の同種の列車
脚注[編集]
注[編集]
出典[編集]
成田国際空港のアクセス |