JR仙山線

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東日本旅客鉄道(JR東日本)
仙山線
基本情報
日本国旗.png日本
所在地宮城県山形県
種類普通鉄道在来線幹線
起点仙台駅
終点羽前千歳駅
駅数18駅
電報略号セサセ
開業1929年9月29日
全通1937年11月10日
所有者東日本旅客鉄道(JR東日本)
運営者東日本旅客鉄道(JR東日本)
使用車両運行車両を参照
路線諸元
路線距離58.0 km
軌間1,067 mm
線路数単線
電化方式交流20,000 V・50 Hz
架空電車線方式
最大勾配33.0
閉塞方式特殊自動閉塞式(軌道回路検知式)
保安装置ATS-Ps(仙台駅 - 愛子駅間)
[[ATS-SN]](愛子駅 - 羽前千歳駅間)
最高速度95 km/h

仙山線(せんざんせん、: Senzan line)は、JR東日本鉄道路線

概要[編集]

仙台駅 - 愛子駅間は仙台都市圏の通勤圏だが単線。愛子駅を過ぎると山岳地帯となり、列車も仙台 - 愛子の3分の1程度にまで減少する。この区間は「秘境駅」と呼ばれる駅も少なくない。羽前千歳駅山形線と合流。軌間の違う山形線とは山形駅まで単線並列となり、北山形駅左沢線と合流する。

開業時に山間部の作並 - 山寺間で直流電化がされており、これを利用して、作並駅以東で日本初の交流電化が実施され、交直流デッドセクションの試行も行われた。後に、奥羽本線米沢 - 福島間の交流転換に合わせて、仙山線も全線交流電化となった。なお、交流電化されたことにより、東海道新幹線開業に備えた国鉄初のATCの試行も仙山線で行われている。

運行形態[編集]

仙台駅 - 愛子駅間は仙台都市圏の通勤圏のため利用者が多く、概ね20分に1本の間隔で列車が運行されている。

先述の通り愛子駅以東も含め全線単線のため本数が増やせず、平日朝は大変混雑する。

愛子駅から先は、列車の本数が1時間に1本程度まで減少する。 また、1日1本だけ作並駅で折り返す列車が存在する。 かつては

愛子折り返しの列車の多くはかつては作並折り返しだったが、愛子 - 作並の利用が少ないため愛子まで短縮された。

日中は快速が多いため、快速の通過する陸前白沢、熊ヶ根、奥新川、面白山高原、高瀬、楯山の6駅は、日中は2-3時間に1本程度まで減る。

快速は停車パターンが3種類あり、全区間で快速運転する列車、愛子 - 山形で快速運転する列車、上り1本限定で山寺~仙台を快速運転する列車がある。 全て表示は快速で統一されているので停車駅に注意。

直通運転[編集]

現在は直通運転はどの路線とも行ってない。

かつては山形側で奥羽本線と直通運転を行っており、山形新幹線対応での改軌作業中は暫定的に特急「つばさ」が仙山線経由になり仙山線初の特急となったが、開業に伴い廃止された。その後も快速「仙山」の一部や夜行急行「津軽」が天童方面に直通運行されたが、新庄延伸で奥羽本線の新庄以南が標準軌になったので直通運転が不可能になっている。なお、羽前千歳 - 山形は奥羽本線なので、案内上は直通運転扱いでないが、戸籍上では奥羽本線と直通運転を行っている。

国鉄時代は、さらに米坂線羽越本線白新線を経由して新潟駅に直通する気動車急行「べにばな」や陸羽西線を経由する気動車急行「月山」も運転されたが、東北新幹線開業後、電車快速より鈍速で料金を取ることが嫌われ、仙山線乗り入れを打ち切った。

仙台側も東北本線と直通していたが、2007年に愛子発岩沼行きの消滅で全廃した。

仙台空港アクセス線と仙山線の直通運転計画があったが、列車の遅延を複数路線に波及させない目的などから直通運転は行われなかった。

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駅一覧[編集]

便宜上、羽前千歳駅側の全列車が直通する奥羽本線山形駅までの区間を掲載。

  • 線路 … ◇・∨・∧:列車交換可、|:列車交換不可
    • 仙山線内は全線単線であり、奥羽本線区間でも当路線・左沢線用の狭軌は単線。
  • 駅名の後ろに「★」が付いている駅は快速通過駅。
路線名 駅名 営業キロ 接続路線・備考 線路 所在地
駅間 累計
仙山線 仙台駅 - 0.0 東日本旅客鉄道■ 東北新幹線秋田新幹線北海道新幹線 東北本線仙石東北ライン 仙台空港アクセス線 常磐線[* 1] 仙石線
仙台市地下鉄 南北線 (N 10)・東西線 (T 07)
宮城県
仙台市
青葉区
東照宮駅 3.2 3.2  
北仙台駅 1.6 4.8 仙台市地下鉄: 南北線 (N 06)
北山駅 1.7 6.5  
東北福祉大前駅 1.0 7.5  
国見駅 1.1 8.6  
葛岡駅 1.5 10.1  
陸前落合駅 2.6 12.7  
愛子駅 2.5 15.2  
陸前白沢駅 5.4 20.6  
熊ケ根駅 3.1 23.7  
作並駅 5.0 28.7  
奥新川駅 5.1 33.8  
面白山信号場 - 41.5   山形県
山形市
面白山高原駅 8.7 42.5  
山寺駅 6.2 48.7  
高瀬駅 3.7 52.4  
楯山駅 2.5 54.9  
羽前千歳駅 3.1 58.0 東日本旅客鉄道: 奥羽本線山形線 新庄方面)
北山形駅 2.9 60.9 東日本旅客鉄道: 左沢線[* 2]
山形駅 1.9 62.8 東日本旅客鉄道:■ 山形新幹線 奥羽本線(山形線 米沢方面)
  1. 常磐線の正式な終点は東北本線岩沼駅だが、運転系統上は仙台駅へ乗り入れる。
  2. 左沢線の正式な起点は北山形駅だが、運転系統上は山形駅へ乗り入れる。
  • ※:羽前千歳駅 - 山形駅間は奥羽本線(山形線)

廃止駅[編集]

使用車両[編集]

2017年まで701系が一部列車に使用していたが、E721系に統一された。ただし、701系は愛子駅までの運転だったため愛子駅から先作並、山形方面で営業運転は行わなかった。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]

JR東日本の鉄道路線
新幹線 東北新幹線 - 上越新幹線 - 北陸新幹線(高崎 - 上越妙高) - 山形新幹線 - 秋田新幹線
東海道線 東海道本線(東京 - 熱海)( - 上野東京ライン) - 山手線 - 埼京線 (- 赤羽線 - 川越線 - 相鉄・JR直通線) - 南武線(・浜川崎支線) - 鶴見線 - 武蔵野線 - 横浜線 - 根岸線( - 京浜東北線) - 横須賀線( - 総武快速線) - 相模線 - 伊東線
中央線 中央本線(東京 - 塩尻)(各駅停車快速関東信越地区・辰野支線) - 青梅線( - 東京アドベンチャーライン) - 五日市線 - 八高線 - 小海線 - 篠ノ井線( - 信越本線) - 大糸線(松本 - 南小谷)
東北線 東北本線上野東京ライン京浜東北線) - 常磐線各駅停車快速関東東北地区) - 高崎線 - 宇都宮線( - 湘南新宿ライン) - 上越線( - 関東信越地区・ガーラ湯沢支線) - 吾妻線 - 両毛線 - 足尾線 - 水戸線 - 真岡線 - 水郡線 - 日光線 - 烏山線 - 仙山線 - 仙石線 - 石巻線 - 気仙沼線 - 大船渡線 - 北上線 - 釜石線 - 田沢湖線 - 山田線 - 岩泉線× - 花輪線 - 八戸線 - 大湊線
総武線 総武本線緩行線快速線) - 京葉線 - 外房線 - 木原線 - 内房線 - 成田線(・空港支線我孫子支線) - 鹿島線 - 久留里線 - 東金線
磐越線 磐越東線 - 磐越西線東北信越地区) - 只見線 - 会津線
奥羽線 奥羽本線 - 米坂線 - 長井線 - 左沢線 - 男鹿線 - 五能線 - 津軽線
羽越線 羽越本線 - 白新線
陸羽線 陸羽東線 - 陸羽西線
信越線 信越本線( - 関東長野新潟地区) - 飯山線 - 越後線 - 弥彦線
全区間を他社移管 一部区間を他社移管 ×廃止
東日本旅客鉄道 仙台近郊路線

東北本線矢吹 - 平泉岩切 - 利府塩釜 -(松島)- 高城町) - 常磐線小高 - 岩沼) - 仙山線(全線) - 仙石線(本線・全線) - 石巻線(全線) - 磐越東線船引 - 郡山) - 磐越西線(東北信越)(郡山 - 会津若松 - 喜多方) - 奥羽本線*山形線福島 - 新庄) - 左沢線(全線) - 陸羽東線(全線)

路線
営業路線 東北本線仙台空港アクセス線 - 仙石東北ライン - 利府支線) - 常磐線 - 仙石線仙石東北ライン) - 仙山線 - 石巻線 - 気仙沼線 - 磐越東線 - 磐越西線郡山 - 会津若松会津若松 - 喜多方) - 只見線 - 奥羽本線山形新幹線 - 山形線) - 米坂線 - 左沢線 - 陸羽東線 - 陸羽西線
廃止路線 会津線(1987年転換) - 長井線(1988年転換) - 気仙沼線(柳津 - 気仙沼)(2020年鉄道路線としては廃止)
バス事業 気仙沼線柳津 - 気仙沼
車両基地・車両工場 郡山総合車両センター - 仙台車両センター宮城野派出所) - 小牛田統括センター(乗務員区所併設) - 新庄運転区(乗務員区所併設) - 秋田総合車両センター南秋田センター
乗務員区所 福島総合運輸区 - 仙台運輸区 - 宮城野運輸区 - 郡山運輸区 - 会津若松運輸区 - 山形運輸区 - 左沢線営業所