JR京都線
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西日本旅客鉄道 A JR京都線 | |
---|---|
基本情報 | |
国 | 日本 |
所在地 | 京都府、大阪府 |
種類 | 普通鉄道(在来線・幹線) |
起点 | 京都駅 |
終点 | 大阪駅 |
駅数 | 17駅(貨物駅2駅除く) |
経由路線 | 東海道本線 |
電報略号 | トカホセ |
路線記号 | A |
開業 | 1876年7月26日(東海道本線として) 1988年3月13日(愛称使用開始) |
所有者 | 西日本旅客鉄道 |
運営者 | 西日本旅客鉄道 |
車両基地 | 網干総合車両所本所・明石支所 |
使用車両 | 使用車両の節を参照 |
路線諸元 | |
路線距離 | 42.8 km |
軌間 | 1,067 mm(狭軌) |
線路数 | 複々線 |
電化方式 | 直流1,500 V 架空電車線方式 |
閉塞方式 | 複線自動閉塞式 |
保安装置 | ATS-PおよびATS-SW(拠点P方式) |
最高速度 | 外側線:130 km/h 内側線:120 km/h |
JR京都線(ジェイアールきょうとせん)は、西日本旅客鉄道(JR西日本)東海道本線のうち、京都府京都市下京区の京都駅から大阪府大阪市北区の大阪駅までの区間に付けられた愛称である。
概要[編集]
2018年5月現在、ラッシュと夜(20分サイクル)以外は上り下り共に大阪駅、京都駅を普通の5分から6分後に発車するダイヤとなっているが、通過駅が5駅あるにも関わらず日中の内側線快速は高槻駅 - 大阪駅間で普通を抜かないため、下りは岸辺駅 - 東淀川駅間、上りは千里丘駅 - 高槻駅間で減速することが多い。
かつては九州への寝台特急もあったが、2009年3月14日のダイヤ改正で全廃された。また、神戸・大阪方面から京都貨物駅 - 丹波口駅間の山陰連絡線を利用して、山陰本線(嵯峨野線)嵯峨嵐山駅への直通臨時列車が運転されたこともあったが、現在は運転されていない(「嵯峨野線#大阪方面からの臨時列車」を参照)。
でんしゃのはやさ[編集]
- 特急 びゅーーー-ん又はびゅーーーーん
- 新快速 びゅーーーーん
- 快速 びゅーん
- 普通 びゅん
普通はそんなにはやくないぞ!!!!!!!!
- 新快速と特急はほぼ同じ速度で走る。京都から大阪(新大阪)間の所要時間もほぼ同じである。しかし、特急「はるか」や特急「くろしお」などの梅田貨物線系統の特急は新快速よりも遅い。特急とはなんぞえ。
使用車両[編集]
国鉄分割民営化後の使用車両を記述する。
現在の車両[編集]
優等列車[編集]
このほか、大阪駅 - 向日町操車場間では回送列車として「はまかぜ」や「サンダーバード」の一部列車が運転されている。「サンダーバード」は、大阪駅到着後そのまま神戸方面へ発車し、塚本駅から北方貨物線に入り、茨木駅構内でJR京都線(外側線)に合流する(出区のときはこの逆ルート)。この場合、JR京都線内は編成の向きが逆向きになる。
快速・普通列車[編集]
すべて電車で運転されている。
- 225系(0・100番台)
- 223系(1000・2000・6000番台)
- 網干総合車両所の車両が使用されている。1995年8月12日から運用を開始し、新快速・快速(高槻駅 - 京都駅間を普通として運転する列車も含む)に使用されている。なお、6000番台は車両の性能を221系に合わせて固定し、221系と連結して運転することを前提としているため、新快速には充当されていない。
- 221系
- 網干総合車両所(本所)の車両が使用されている。快速(高槻駅 - 京都駅間を普通として運転する列車も含む)に使用され、一部の列車は223系6000番台と併結して運転されている。
- 207系・321系
- 207系は1994年3月1日から[2]、321系は2005年12月1日から運用を開始した。いずれも網干総合車両所(明石支所)の車両を使用し、普通(京阪神緩行線)として運転されている。
過去の車両[編集]
優等列車[編集]
- 電車
-
- 381系:特急「くろしお」として京都駅 - 新大阪駅間で、特急「こうのとり」として新大阪駅 - 大阪駅間で、特急「しなの」として京都駅 - 大阪駅間で運用されていた。
- 485・489系電車:特急「雷鳥」として京都駅 - 大阪駅間で運用されていた。
- 583系:急行(2012年3月 - 2013年1月まで臨時急行)「きたぐに」として京都駅 - 大阪駅間で運用されていた。
- 283系:特急「くろしお」として京都駅 - 新大阪駅間で運用されていたが、運用区間の縮小で運行線区外となった。
- 383系:特急「(ワイドビュー)しなの」として京都駅 - 大阪駅間で運用されていたが、運用区間の縮小で運行線区外となった。
- 気動車
- 電気機関車
-
- EF81形:寝台特急「日本海」、臨時寝台特急「トワイライトエクスプレス」の牽引機関車として京都駅 - 大阪駅間で運用されていた。
- 客車
-
- 24系:寝台特急「日本海」、臨時寝台特急「トワイライトエクスプレス」として京都駅 - 大阪駅間で運用されていた。
普通・快速列車[編集]
国鉄分割民営化以降は、すべて電車が使用されていた。
- 113系
- 宮原電車区・網干総合車両所の車両が6両・7両・8両・11両・12両編成で大垣駅 - 姫路方面間の快速に、また京都総合運転所の車両が4両・8両・12両で湖西線・草津線からの直通として大阪駅まで運転されていたが、最後まで残った網干車の運転が2004年10月16日のダイヤ改正により廃止された。113系自体は京都駅 - 向日町駅間で湖西線・草津線での運用のために、回送として運転されている。
- 117系
- 1980年から新快速として運用を開始し、1989年3月11日から新快速に221系が投入された後でも最高速度を115km/hに向上させて新快速に充当されていたが、1991年3月16日のダイヤ改正以降は早朝・深夜の新快速に限定して運用されていた。1995年8月12日に223系の投入が始まり、1999年5月11日のダイヤ改正から朝ラッシュ時において223系で130km/h運転が始まったのに伴い、JR京都線からは前日の10日限りで運用を終了した。新快速撤退後一部編成は快速用に8両編成に組成し運用されていたが、1992年に岡山地区への転用によって当路線への運用が廃止された。113系と同様、京都駅 - 向日町駅間では回送として運転されている。
- 103系
- 明石電車区・高槻電車区・宮原総合運転所の車両を使用し、普通(京阪神緩行線)として運用していたが、高速化やJR東西線の開業を見越して207系に置き換えられ、JR宝塚線直通を除いて1994年3月1日に運用が廃止された。1995年9月1日に新大阪行き・吹田駅始発運用が設定され、1997年3月8日に高槻駅始発、そして9月1日に京都駅発着運用が復活したが、2003年8月14日に当路線での運用は廃止された。その後、JR福知山線脱線事故の影響で2005年8月1日より森ノ宮電車区から宮原総合運転所に103系を借り入れて運用に復帰、9月には東日本旅客鉄道(JR東日本)から103系を購入した編成が運用を開始し、321系の運用が始まる前日の2005年11月30日まで使用された。
- 201系
- 明石電車区・高槻電車区・網干総合車両所の車両を使用し、普通(京阪神緩行線)として運用していたが、321系を投入して普通の最高速度120km/hに統一するため、森ノ宮電車区および奈良電車区に転属して2007年3月17日限りで運用が廃止された。
- 205系(0番台)
- 網干総合車両所の車両を使用し、普通(京阪神緩行線)として運用していたが、321系を投入して普通の最高速度120km/hに統一するため、2006年2月7日限りで運用が廃止され、日根野電車区(現:吹田総合車両所日根野支所)に転属して阪和線運用に就いた。その後、宮原総合運転所(現:網干総合車両所宮原支所)に転属した車両により2011年3月12日から4編成すべて運用に復帰した[3]。しかし、阪和線転属前のように終日運用されるのではなく、平日の朝のラッシュ時の京都駅・高槻駅 - 尼崎駅間限定の運用だった。また、帯の色も水色から207系や321系と同様の濃紺とオレンジに変わり、復帰当初は行先表示器は幕だったが、後に4編成すべてLED表示に改装され、車内の更新工事も施され、ドアチャイムも設置された。しかし、2013年3月16日のダイヤ改正で再び撤退し、再度阪和線に転属した[4][5]。
駅一覧[編集]
以下では、JR京都線内にある各停車場(駅・信号場)の営業キロ、停車列車、接続路線を一覧表で示す。廃駅・廃止信号場については「東海道本線#廃駅」を参照。
- 駅名
- (貨)=貨物専用駅
- 特定都区市内制度適用範囲の駅:京=京都市内、阪=大阪市内
- 停車駅
- 普通:すべての旅客駅に停車(表中省略)
- 快速・新快速:●印の駅は全列車停車、▲印の駅は朝ラッシュ終了以降停車、|印の駅は全列車通過
- 快速は、高槻駅または京都駅から琵琶湖線米原方面は普通として運転
- 特急:#優等列車に挙げられている各列車記事参照
- 接続路線:駅名が異なる場合は⇒印で駅名を示す。
- 線路は、全区間方向別複々線
- 駅ナンバーは2018年3月17日より導入[6]
駅ナンバー [7] |
駅名・信号場名 | 駅間営業キロ | 累計営業キロ | 快速 | 新快速 | 接続路線 | 所在地 | |||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
京都 から |
米原 から |
東京 から | ||||||||
JR-A31 | 京 京都駅 | - | 0.0 | 67.7 | 513.6 | ● | ● | 西日本旅客鉄道:東海道本線(A 琵琶湖線)[* 1]・B 湖西線(JR-B31)[* 2]・E 山陰本線(嵯峨野線)(JR-E01)・D 奈良線(JR-D01) 東海旅客鉄道: 東海道新幹線 近畿日本鉄道:B 京都線(B01) 京都市営地下鉄:K 烏丸線(K 11) |
京都府 | 京都市 下京区 |
(貨)京都貨物駅 | 1.8 | 1.8 | 69.5 | 515.4 | | | | | ||||
JR-A32 | 京 西大路駅 | 0.7 | 2.5 | 70.2 | 516.1 | ▲ | | | 京都市 南区 | ||
JR-A33 | 京 桂川駅(久世) | 2.8 | 5.3 | 73.0 | 518.9 | ▲ | | | |||
JR-A34 | 向日町駅 | 1.1 | 6.4 | 74.1 | 520.0 | ▲ | | | 向日市 | ||
JR-A35 | 長岡京駅 | 3.7 | 10.1 | 77.8 | 523.7 | ● | | | 長岡京市 | ||
JR-A36 | 山崎駅 | 4.0 | 14.1 | 81.8 | 527.7 | ▲ | | | 乙訓郡 大山崎町 | ||
JR-A37 | 島本駅 | 2.2 | 16.3 | 84.0 | 529.9 | ▲ | | | 大阪府 | 三島郡 島本町 | |
JR-A38 | 高槻駅 | 5.3 | 21.6 | 89.3 | 535.2 | ● | ● | 高槻市 | ||
JR-A39 | 摂津富田駅 | 2.9 | 24.5 | 92.2 | 538.1 | | | | | |||
JR-A40 | JR総持寺駅 | 2.0 | 26.2 | 92.2 | 539.8 | | | | | 茨木市 | ||
JR-A41 | 茨木駅 | 1.7 | 28.2 | 95.9 | 541.8 | ● | | | |||
JR-A42 | 千里丘駅 | 2.9 | 31.1 | 98.8 | 544.7 | | | | | 摂津市 | ||
JR-A43 | 岸辺駅 | 1.7 | 32.8 | 100.5 | 546.4 | | | | | 吹田市 | ||
(貨)吹田貨物ターミナル駅 | 0.9 | 33.7 | 101.4 | 547.3 | | | | | 西日本旅客鉄道:東海道本線貨物支線(梅田貨物線[8]・北方貨物線[9])・片町線貨物支線(城東貨物線)[10] 日本貨物鉄道:東海道本線貨物支線(大阪貨物ターミナル駅方面)[8] | |||
JR-A44 | 吹田駅 | 1.5 | 35.2 | 102.9 | 548.8 | | | | | |||
JR-A45 | 阪 東淀川駅 | 3.1 | 38.3 | 106.0 | 551.9 | | | | | 大阪市 淀川区 | ||
JR-A46 | 阪 新大阪駅 | 0.7 | 39.0 | 106.7 | 552.6 | ● | ● | 西日本旅客鉄道: 山陽新幹線・F おおさか東線(JR-F02) 東海旅客鉄道: 東海道新幹線 大阪市高速電気軌道:M 御堂筋線(M13) | ||
JR-A47 | 阪 大阪駅 | 3.8 | 42.8 | 110.5 | 556.4 | ● | ● | 西日本旅客鉄道:東海道本線(A JR神戸線[* 3]・G JR宝塚線(JR-G47))・O 大阪環状線(JR-O11) ・H JR東西線(北新地駅[* 4])(JR-H44) 阪急電鉄:HK 京都本線[* 5]・HK 宝塚本線・HK 神戸本線(梅田駅:HK-01・HK-01・HK-01) 阪神電気鉄道:HS 本線(梅田駅:HS 01) 大阪市高速電気軌道:M 御堂筋線(梅田駅:M16)・T 谷町線(東梅田駅:T20)・Y 四つ橋線(西梅田駅:Y11) |
大阪市 北区 |
- 島本駅のみJR西日本交通サービスによる業務委託駅でそれ以外の旅客駅がJR西日本直営駅である。
過去の接続路線[編集]
関連項目[編集]
脚注[編集]
注釈[編集]
出典[編集]
- ↑ 【JR西】225系営業運転開始 - 『鉄道ホビダス』ネコ・パブリッシング RMニュース 2010年12月3日
- ↑ 『JR電車編成表 '94夏号』ジェー・アール・アール、1994年。ISBN 4-88283-021-3。
- ↑ 「大阪中心部のJR線事情」『鉄道ダイヤ情報』2011年5月号、交通新聞社、p.17。
- ↑ 205系が東海道本線から撤退 - 『鉄道ファン』交友社 railf.jp 鉄道ニュース、2013年3月16日
- ↑ 205系C4編成が日根野支所へ - 『鉄道ファン』交友社 railf.jp 鉄道ニュース、2013年3月20日
- ↑ 近畿エリアの12路線 のべ300駅に「駅ナンバー」を導入します! - 西日本旅客鉄道ニュースリリース 2016年7月20日
- ↑ 「駅ナンバー」一覧表(PDF) - 西日本旅客鉄道、2016年7月20日
- ↑ a b 電気車研究会『平成二十六年度 鉄道要覧』 p.59
- ↑ 電気車研究会『平成二十六年度 鉄道要覧』 p.38
- ↑ 電気車研究会『平成二十六年度 鉄道要覧』 p.46,57