JR北陸本線

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日本海縦貫線 > JR北陸本線
西日本旅客鉄道
日本貨物鉄道(第2種鉄道事業者)
北陸本線
683系流し撮り.jpg
北陸本線の特急「サンダーバード」に使用される683系
基本情報
通称琵琶湖線米原駅 - 長浜駅間)
日本国旗.png日本
所在地滋賀県福井県石川県
種類普通鉄道在来線幹線
起点金沢駅
終点米原駅
駅数44駅(貨物駅含む)
電報略号ホリホセ
路線記号A(米原駅 - 敦賀駅間)
B近江塩津駅 - 敦賀駅間)
開業1882年3月10日
全通1913年4月1日
所有者西日本旅客鉄道
運営者西日本旅客鉄道
日本貨物鉄道(第2種鉄道事業者)
車両基地金沢総合車両所ほか
使用車両223系・225系(直流)
521系・681系・683系(交流)
路線諸元
路線距離176.6 km
軌間1,067 mm狭軌
線路数複線
電化区間全区間
電化方式直流1,500 V (米原駅 - 敦賀駅(構内含む)間)
交流20,000 V・60 Hz (敦賀駅(構内除く) - 金沢駅間)
いずれも架空電車線方式
閉塞方式自動閉塞式(下記以外)
保安装置ATS-PおよびATS-SW
最高速度130 km/h

北陸本線(ほくりくほんせん)は、滋賀県米原市米原駅から福井県敦賀市敦賀駅[注 1]までを結ぶ西日本旅客鉄道日本貨物鉄道鉄道路線である。

概要[編集]

ここでは、2024年3月16日以降について詳述する。

東海道本線との起点駅、滋賀県米原駅から北陸の港湾都市、敦賀を結ぶ幹線である。

かつては日本海縦貫線の一翼を担った北陸本線も新幹線開業により経営分割。

  • 金沢 - 津幡 - 倶利伽羅間はIRいしかわ鉄道
  • 倶利伽羅 - 市振間はあいの風とやま鉄道
  • 市振 - 直江津間はえちごトキめき鉄道

という3つの会社に変わり、2024年の敦賀延伸を受け

  • 敦賀 - 大聖寺間はハピラインふくい
  • 大聖寺 - 金沢間はIRいしかわ鉄道

が受け継ぐことになっている。北陸要素がほぼ0になりそうだが…

今後の動向が気になる路線、それが北陸本線だ。

運行形態[編集]

特急列車[編集]

京阪神・中京対北陸を結ぶ役割を担う特急を運行。

  • 特急『サンダーバード』:大阪〜近江塩津〜敦賀間で毎時1-2本運行
  • 特急『しらさぎ』:名古屋・米原〜敦賀間で毎時1本運行

これらは、敦賀〜金沢間を結ぶ北陸新幹線『つるぎ』に接続している。

普通列車[編集]

次の各系統が毎時1本ずつ運行されている。

  • 姫路〜米原〜近江塩津(新快速
  • 姫路〜近江塩津〜敦賀(新快速)
  • 米原・長浜~敦賀(普通)

北陸新幹線敦賀延伸前[編集]

この節では、2023年3月以降、2024年3月15日以前の北陸本線について執筆する。北陸新幹線金沢延伸前(2011年)については北陸本線の沿線状況を参照。

東海道本線との起点駅、滋賀県米原駅から北陸の一大都市、金沢を結ぶ幹線である。北陸新幹線が金沢まで延伸する前は、新潟県直江津駅までを結ぶ路線であった。

途中には東尋坊や日本海の絶景などが眺められるスポットが多数。京阪神・中京対北陸を結ぶ役割も担う当線は特急サンダーバードしらさぎなどの特急が運行。現在では廃止や新幹線の名前になったものの、はくたかかがやききらめき(合わせてかがきらと呼ばれていた。)、雷鳥白鳥など様々な特急が運行されており、特急街道の別名を持っていた。

通行形態[編集]

特急列車[編集]

大阪〜近江塩津〜金沢間で特急サンダーバードが毎時1-2本、名古屋・米原〜金沢間で特急しらさぎが毎時1本運行されている。
福井〜金沢間では特急ダイナスターが朝下り、夜上りで運行されている。また、敦賀→金沢間を結ぶおはようエクスプレスが1本のみ運行されている。

駅の運営形態[編集]

以下に記述する駅以外は、簡易委託駅もしくは無人駅である(ただし簡易委託駅のうち、高月駅・虎姫駅・今庄駅・南条駅・森田駅・丸岡駅・加賀笠間駅・野々市駅の7駅にはPOS端末設置)。

  • JR西日本の直営駅(21駅)
    • 米原駅(新幹線除く)・長浜駅・木ノ本駅・敦賀駅・武生駅・鯖江駅・福井駅・芦原温泉駅・加賀温泉駅・小松駅・松任駅・金沢駅
  • JR西日本金沢メンテックによる業務委託駅(6駅)
    • 春江駅・大聖寺駅・粟津駅・能美根上駅・美川駅・西金沢駅

駅一覧[編集]

  • (貨):貨物専用駅、◇・■:貨物取扱駅(貨物専用駅を除く。◇は定期貨物列車の発着なし、■はオフレールステーション

米原駅 - 敦賀駅間[編集]

米原駅 - 長浜駅間は

琵琶湖線#駅一覧」も参照

  • 停車駅
    • 新快速・快速・普通…すべての旅客駅に停車
    • SL北びわこ号」…列車記事を参照
    • 特急・急行…優等列車に挙げられている各列車記事を参照
  • 駅ナンバーは2018年3月より導入。
  • 全区間直流電化

敦賀直流化」も参照

駅ナンバー 駅名 駅間
営業キロ
累計
営業キロ
接続路線 所在地
JR-A12 米原駅 - 0.0 西日本旅客鉄道JR-A 琵琶湖線(東海道線)
東海旅客鉄道東海道新幹線東海道本線 (CA83)
近江鉄道本線
滋賀県 米原市
JR-A11 坂田駅 2.4 2.4  
JR-A10 田村駅 2.3 4.7   長浜市
JR-A09 長浜駅 3.0 7.7  
JR-A08 虎姫駅 5.1 12.8  
JR-A07 河毛駅 2.8 15.6  
JR-A06 高月駅 2.6 18.2  
JR-A05 木ノ本駅 4.2 22.4  
JR-A04 余呉駅 4.1 26.5  
JR-A03 近江塩津駅 4.9 31.4 西日本旅客鉄道:湖西線 (JR-B10)
JR-A02 新疋田駅 7.8 39.2   福井県
敦賀市
JR-A01 敦賀駅 6.7 45.9 西日本旅客鉄道:北陸本線(武生方面)・小浜線

駅の運営形態[編集]

以下に記述する駅以外は、簡易委託駅もしくは無人駅である(ただし簡易委託駅のうち、高月駅・虎姫駅の2駅にはPOS端末設置)。

  • JR西日本の直営駅(4駅)
    • 米原駅(新幹線除く)・長浜駅・木ノ本駅・敦賀駅

その他特筆区間[編集]

経営移管区間[編集]

沿革[編集]

北陸本線の歴史参照。

その他[編集]

北陸新幹線の開業により、金沢より先の区間が第三セクターでの運営となり、2024年春の敦賀までの延伸で第三セクター区間が更に長くなった。なお、西日本旅客鉄道による案内では、長浜駅から金沢方面を北陸線として呼称していた。
運用上、東海道本線京都駅からこの路線の長浜駅までの区間を琵琶湖線の愛称区間としているため、西日本旅客鉄道による案内では、米原駅から長浜駅までは琵琶湖線を呼称しており、長浜駅から木ノ本方面を北陸線として呼称すると思われる。

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外部リンク[編集]


路線
営業路線 A 北陸本線東海道本線山陽本線琵琶湖線 - JR京都線 - JR神戸線 - 和田岬線 - 梅田貨物線 - 北方貨物線) - O 大阪環状線 - P 桜島線(JRゆめ咲線) - H 片町線(学研都市線) - F おおさか東線 - H JR東西線 - G 福知山線(JR宝塚線) - Q V 関西本線大和路線) - R 阪和線 - S 関西空港線 - E 山陰本線嵯峨野線) - D 奈良線 - B 湖西線 - C 草津線 - U 桜井線(万葉まほろば線) - T 和歌山線 - I 加古川線 - K 姫新線 - A 赤穂線
廃止路線 信楽線(1987年転換) - 鍛冶屋線(1990年廃止) - 阪和線(阪和貨物線)(2009年廃止)
車両基地・車両工場
(車両基地併設の鉄道部含む)
現有組織 吹田総合車両所 - 網干総合車両所 - 梅小路運転区 - 亀山鉄道部 - 姫路鉄道部
廃止組織 京都総合運転所 - 宮原総合運転所 - 吹田工場
運転指令所 大阪総合指令所 - 関西空港指令所
※廃止路線には近畿統括本部発足以前のものを含む。
路線
営業路線 ■ 北陸新幹線 - 北陸本線 - 小浜線 - 越美北線 - 七尾線 - 氷見線 - 城端線 - 高山本線 - 大糸線糸魚川 - 南小谷
廃止路線 北陸本線(金沢 - 倶利伽羅 / 倶利伽羅 - 市振 / 市振 - 直江津(いずれも2015年転換) - 七尾線(和倉温泉以北)(1991年転換・2001年部分廃止) - 能登線(1988年転換・2005年廃止) - 富山港線(2006年転換)
車両基地・車両工場 金沢総合車両所 - 白山総合車両所
乗務員区所(鉄道部除く) 金沢新幹線列車区 - 金沢列車区
鉄道部・地域鉄道部
現有組織 敦賀地域鉄道部 - 福井地域鉄道部 - 七尾鉄道部 - 北陸広域鉄道部
廃止組織 小浜鉄道部 - 越前大野鉄道部 - 高岡鉄道部 - 富山鉄道部 - 富山地域鉄道部 - 糸魚川地域鉄道部
本線(米原 - 金沢間) JR-A 北陸本線
移管路線
敦賀 - 大聖寺間 ハピラインふくい線
大聖寺 - 金沢 - 倶利伽羅間 IRいしかわ鉄道線
倶利伽羅 - 市振間 あいの風とやま鉄道線
市振 - 直江津間 えちごトキめき鉄道日本海ひすいライン
金沢 - 直江津間は北陸新幹線開業により第三セクターへ移管。
敦賀 - 大聖寺間はハピラインふくいへ移管決定。
大聖寺 - 金沢間はIRいしかわ鉄道が延伸。