JR水郡線

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東日本旅客鉄道(JR東日本)
水郡線
基本情報
通称奥久慈清流ライン
日本国旗.png日本
所在地茨城県福島県
種類普通鉄道在来線地方交通線
起点水戸駅
終点安積永盛駅
駅数45駅
電報略号スクセ
開業1897年11月16日
全通1934年12月4日
所有者東日本旅客鉄道(JR東日本)
運営者東日本旅客鉄道(JR東日本)
車両基地水郡線営業所常陸大子駅
使用車両キハE130系
路線諸元
路線距離137.5 km水戸駅 - 安積永盛駅間)
9.5 km(上菅谷駅 - 常陸太田駅間)
軌間1,067 mm
線路数単線
電化方式全線非電化
閉塞方式特殊自動閉塞式(軌道回路検知式)
保安装置ATS-Ps(水戸駅、安積永盛駅構内)
ATS-SN
最高速度95 km/h(水戸駅 - 常陸大子駅間)
85 km/h(常陸大子駅-安積永盛駅間、上菅谷駅-常陸太田駅間)

水郡線(すいぐんせん)は、茨城県水戸市水戸駅から福島県郡山市安積永盛駅の間および茨城県那珂市上菅谷駅から茨城県常陸太田市常陸太田駅の間までを結ぶ東日本旅客鉄道(JR東日本)の鉄道路線地方交通線)である。

概要[編集]

愛称は奥久慈清流ライン

沿線に、日本三大瀑布のうちの一つ、袋田の滝がある。観光シーズンは利用客が多い。

常陸大宮以南は水戸鉄道(2代)が運営していた路線を国有化。常陸大宮以北は大郡線として国鉄が建設した。

運行形態[編集]

日中は水戸〜常陸大宮間は1時間に1本、常陸太田支線と常陸大宮〜常陸大子間は2時間に1本、福島県側は運転間隔が3~4時間ほど開くが、朝晩は茨城県側は1時間に2~3本、福島県側は1時間に1本と本数が増える。

常陸太田支線の列車は朝晩のみ水戸駅に直通する。

駅一覧[編集]

  • 本線、支線とも全列車が普通列車(すべての駅に停車)。
  • 線路(水郡線内は全線単線) … ◇・∨・∧:列車交換可、|:列車交換不可、∥:複線(東北本線内)

本線[編集]

便宜上、安積永盛側の全列車が直通する東北本線郡山駅までの区間を記載。なお、東北本線内の貨物駅は省略。

  • 西金駅は、1面1線の旅客ホームのほかに側線(おもに砂利(砕石)輸送工事用列車用)があり閉塞境界になっている。


路線名 エリア 駅名 営業キロ 接続路線 線路 所在地
駅間 累計
水郡線 関東エリア 水戸駅 - 0.0 東日本旅客鉄道常磐線上野東京ライン)・水戸線
鹿島臨海鉄道大洗鹿島線
茨城県 水戸市
常陸青柳駅 1.9 1.9   ひたちなか市
常陸津田駅 2.2 4.1  
後台駅 2.4 6.5   那珂市
下菅谷駅 1.3 7.8  
中菅谷駅 1.2 9.0  
上菅谷駅 1.1 10.1 東日本旅客鉄道:水郡線支線(常陸太田方面)
常陸鴻巣駅 3.3 13.4  
瓜連駅 3.3 16.7  
静駅 1.4 18.1  
常陸大宮駅 5.3 23.4   常陸大宮市
玉川村駅 5.4 28.8  
野上原駅 3.7 32.5  
山方宿駅 2.7 35.2  
中舟生駅 2.7 37.9  
下小川駅 2.8 40.7  
西金駅 3.4 44.1   久慈郡
大子町
上小川駅 3.2 47.3  
袋田駅 4.5 51.8  
常陸大子駅 3.8 55.6  
東北エリア
下野宮駅 6.4 62.0  
矢祭山駅 4.9 66.9   福島県 東白川郡 矢祭町
東館駅 4.1 71.0  
南石井駅 2.8 73.8  
磐城石井駅 1.1 74.9  
磐城塙駅 6.4 81.3   塙町
近津駅 5.1 86.4   棚倉町
中豊駅 2.4 88.8  
磐城棚倉駅 1.7 90.5  
磐城浅川駅 6.5 97.0   石川郡 浅川町
里白石駅 3.0 100.0  
磐城石川駅 5.3 105.3   石川町
野木沢駅 4.8 110.1  
川辺沖駅 2.5 112.6   玉川村
泉郷駅 2.7 115.3  
川東駅 6.9 122.2   須賀川市
小塩江駅 3.8 126.0  
谷田川駅 2.9 128.9   郡山市
磐城守山駅 3.2 132.1  
安積永盛駅 5.4 137.5 東日本旅客鉄道:東北本線新白河方面)
東北本線
郡山駅 4.9 142.4 東日本旅客鉄道:■ 東北新幹線山形新幹線秋田新幹線東北本線(福島方面)・磐越東線磐越西線

常陸太田支線[編集]

  • 列車交換は上菅谷駅のみ可能
  • 全駅茨城県内に所在
駅名 営業キロ 接続路線 所在地
駅間 累計
上菅谷駅 - 0.0 東日本旅客鉄道:水郡線(本線) 那珂市
南酒出駅 2.5 2.5  
額田駅 1.1 3.6  
河合駅 3.1 6.7   常陸太田市
谷河原駅 1.5 8.2  
常陸太田駅 1.3 9.5  

廃駅[編集]

括弧内は起点(水戸駅)からの営業キロ

過去の接続路線[編集]

車両[編集]

2007年9月13日以降、キハE130系0番台がすべての運用を担う。
1992年から2007年まではキハ110系が運用されていた。それ以前はキハ40などの国鉄型大国であったが、キハ58とキハ40は比較的早い段階で冷房化がなされた。

その他[編集]

  • 1985年3月13日まで、上野駅に直通する急行「奥久慈」が運行されていた(常磐線内は急行「ときわ」に併結)。
  • 福島空港の最寄鉄道であるが、その立地を全く生かしていない。
  • 2024年11月30日、「常陸太田市市制施行 70周年・合併 20周年記念花火大会」に伴い、上菅谷駅 - 常陸太田駅間で普通臨時列車が運行される(予定)[1]

関連項目[編集]

出典[編集]

  1. 秋の臨時列車の増発についてPDF”. 東日本旅客鉄道株式会社 (2024年9月30日). 2024年10月6日確認。

外部リンク[編集]


JR東日本の鉄道路線
新幹線 東北新幹線 - 上越新幹線 - 北陸新幹線(高崎 - 上越妙高) - 山形新幹線 - 秋田新幹線
東海道線 東海道本線(東京 - 熱海)( - 上野東京ライン) - 山手線 - 埼京線 (- 赤羽線 - 川越線 - 相鉄・JR直通線) - 南武線(・浜川崎支線) - 鶴見線 - 武蔵野線 - 横浜線 - 根岸線( - 京浜東北線) - 横須賀線( - 総武快速線) - 相模線 - 伊東線
中央線 中央本線(東京 - 塩尻)(各駅停車快速関東信越地区・辰野支線) - 青梅線( - 東京アドベンチャーライン) - 五日市線 - 八高線 - 小海線 - 篠ノ井線( - 信越本線) - 大糸線(松本 - 南小谷)
東北線 東北本線上野東京ライン京浜東北線) - 常磐線各駅停車快速関東東北地区) - 高崎線 - 宇都宮線( - 湘南新宿ライン) - 上越線( - 関東信越地区・ガーラ湯沢支線) - 吾妻線 - 両毛線 - 足尾線 - 水戸線 - 真岡線 - 水郡線 - 日光線 - 烏山線 - 仙山線 - 仙石線 - 石巻線 - 気仙沼線 - 大船渡線 - 北上線 - 釜石線 - 田沢湖線 - 山田線 - 岩泉線× - 花輪線 - 八戸線 - 大湊線
総武線 総武本線緩行線快速線) - 京葉線 - 外房線 - 木原線 - 内房線 - 成田線(・空港支線我孫子支線) - 鹿島線 - 久留里線 - 東金線
磐越線 磐越東線 - 磐越西線東北信越地区) - 只見線 - 会津線
奥羽線 奥羽本線 - 米坂線 - 長井線 - 左沢線 - 男鹿線 - 五能線 - 津軽線
羽越線 羽越本線 - 白新線
陸羽線 陸羽東線 - 陸羽西線
信越線 信越本線( - 関東長野新潟地区) - 飯山線 - 越後線 - 弥彦線
全区間を他社移管 一部区間を他社移管 ×廃止
路線
営業路線 常磐線(藤代 - いわき/いわき - 新地) - 水戸線 - 水郡線
廃止路線 真岡線(1988年転換)
乗務員区所 土浦運輸区 - 水戸運輸区 - 勝田運輸区 - いわき運輸区 - 原ノ町運輸区
JR東日本の支線
東北エリア 常陸太田支線(水郡線) - 利府支線(東北本線)
関東エリア 浜川崎支線(南武線) - 我孫子支線空港支線(成田線) - 海芝浦支線・大川支線(鶴見線)
信越エリア ガーラ湯沢支線(上越線・上越新幹線) - 辰野支線(中央本線)
「支線」として運行している路線のみ掲載する。