伊豆箱根鉄道駿豆線

出典: 謎の百科事典もどき『エンペディア(Enpedia)』
ナビゲーションに移動 検索に移動
伊豆箱根鉄道
IS 駿豆線
三島いずっぱこ.jpg
基本情報
日本国旗.png日本
所在地静岡県
起点三島駅
終点修善寺駅
駅数13駅
路線記号IS
開業1898年5月20日
所有者伊豆箱根鉄道
運営者伊豆箱根鉄道
使用車両車両一覧の節を参照
路線諸元
路線距離19.8 km
軌間1,067 mm
線路数単線
電化方式直流1,500 V 架空電車線方式
閉塞方式自動閉塞式
最高速度85 km/h

駿豆線(すんずせん)は、静岡県三島市三島駅から伊豆市修善寺駅までを結ぶ伊豆箱根鉄道鉄道路線いずっぱこの愛称で沿線住民に親しまれている。

概要[編集]

沿線[編集]

観光地には富士山ビュースポット、三嶋大社函南仏の里美術館伊豆長岡温泉韮山反射炉修善寺温泉などが多数ある。沿線地域住民の重要な交通手段として愛されている。

歴史[編集]

  • 1898年(明治31年)5月20日 - 三島町(現・三島田町) - 南條(現・伊豆長岡)間の約9.4kmで鉄道営業を開始。
  • 1898年(明治31年)6月18日 - 初代三島駅(現・下土狩駅)へ延長し、官鉄線と連絡する。
  • 1934年(昭和9年)12月1日 - 丹那トンネル開通で、国鉄線との接続駅を現・三島駅に変更。
  • 1959年(昭和34年)9月7日 - 架線電圧を600Vから1500Vへ昇圧。
  • 1963年(昭和38年)2月5日 - 三島広小路駅で接続していた軌道線を廃止。

駅一覧[編集]

  • 全駅静岡県内に所在
  • 停車駅
    • ●:停車、|:通過
    • 普通列車は省略(各駅に停車)
    • 特急=「踊り子
  • 線路(全線単線)… ◇・∨・∧ : 列車交換可、| : 列車交換不可
駅番号 駅名 駅間
営業キロ
累計
営業キロ
特急 接続路線 線路 所在地
IS01 三島駅 - 0.0 東海旅客鉄道■ 東海道新幹線CA 東海道本線 (CA02) 三島市
IS02 三島広小路駅 1.3 1.3  
IS03 三島田町駅 0.7 2.0  
IS04 三島二日町駅 0.9 2.9  
IS05 大場駅 2.6 5.5  
IS06 伊豆仁田駅 1.5 7.0   田方郡
函南町
IS07 原木駅 1.5 8.5   伊豆の国市
IS08 韮山駅 1.3 9.8  
IS09 伊豆長岡駅 1.6 11.4  
IS10 田京駅 2.8 14.2  
IS11 大仁駅 2.4 16.6  
IS12 牧之郷駅 2.0 18.6   伊豆市
IS13 修善寺駅 1.2 19.8  

過去の接続路線[編集]

  • 三島広小路駅:軌道線 - 1963年(昭和38年)2月5日廃止
  • 三島田町駅(当時は三島町):軌道線 - 1914年(大正3年)まで別線、1919年(大正8年)から1949年(昭和24年)まで三島広小路から乗り入れ。

車両一覧[編集]

現有車両[編集]

2021年現在、以下の4形式が在籍する。すべての自社車両が抵抗制御である。旅客車両は日中7本使用となっている。

1300系
2008年より西武の新101系を譲り受けたもので、3連2本の存在。うち1本は西武時代の旧塗装を再現したイエローパラダイストレインとなっている。
7000系
1991年に登場した転換クロスシート車両で、3連2本の存在。中間車はドア数が2箇所となっており、ラッシュ時の運用には難がある。
7502Fはラブライブ!サンシャイン!!の劇場版のラッピングトレインとなっていたが、2021年9月に運用を終え、2023年からはスピンオフ作品幻日のヨハネ -SUNSHINE in the MIRROR-のラッピングトレインとなった。
3000系
1979年に登場。非冷房の旧型車や1000系の置き換えが目的であった。3連6本の存在。最初の4本は全鋼製車体だが、残りの2本は211系に準じたステンレス車体となっている。
3506Fは2017年よりラブライブ!サンシャイン!!のHAPPY PARTY TRAINのラッピングとなった。3501Fはかつて存在した軌道線車両の塗装に塗られた。
3505Fは2022年よりNHK大河ドラマ、「鎌倉殿の13人」のラッピングとなった。
ED31
1953年に西武鉄道から2両を譲受。かつてはサロンエクスプレス東京のけん引・推進に使用されていたこともあるが、現在は主に大雄山線の5000系を三島 - 大場まで配給輸送するのに使用される。

乗り入れ車両[編集]

特急踊り子用にE257系2500番台5連が乗り入れる。かつては踊り子用に185系、それ以前には157系といった急行型も使用されていた。

[編集]

  1. 丹那トンネル開通前は僅かに駿河国域をかすっていた。ちなみに「駿豆」は元々、三島広小路〜沼津駅間の軌道線を運営していた会社の名称。