京阪電気鉄道

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京阪電気鉄道株式会社(けいはんでんきてつどう、英称Keihan Electric Railway Co., Ltd.)は、大阪府京都府滋賀県に路線網を持つ日本大手私鉄京阪ホールディングスの子会社である。通称は京阪電鉄または京阪電車で、略称は京阪

本社事務所は大阪府大阪市中央区大手前一丁目7番31号 大阪マーチャンダイズ・マートビル(OMMビル)内、登記上の本店所在地は大阪府枚方市岡東町173番地の1である。営業キロ程は91.1 km(2008年10月19日現在)。

京阪電気鉄道と、その子会社75社(有価証券報告書への記載義務のある連結子会社および有価証券報告書への記載義務のない非連結子会社を合わせた全子会社数)、および持分法適用関連会社3社から構成されている京阪グループの中核企業である。

旅客案内[編集]

  • 駅や車内での案内放送はJRや関東大手各社などと同様、「種別・行き先」(例・特急三条行き)のパターンである。なお、1980年3月改正以降、2003年9月改定以前は近鉄などと同様、「行き先・種別」のパターンで、「大阪・淀屋橋行き特急」、「京都・出町柳(または三条)行き急行」などと案内されていた。ただし、「大阪・淀屋橋」や「京都・出町柳」といった方面付きの表現は特急や急行のみに限定されていた。
    • 2017年8月に発車標が更新され、大阪府内の駅では出町柳または三条行きの列車の行き先表示に「京都」、京都府内の駅では淀屋橋または中之島行きの列車の行き先表示に「大阪」と、それぞれ四角で囲って駅名の前に付くようになり、囲み表示ながら「大阪・淀屋橋」、「京都・出町柳」などの方面付きの表現が復活した(表示例:特急 [京都]出町柳)。なお、この表現は全種別に適用される。
  • 車内放送
    • 2003年までは始発駅での案内放送で乗り換え駅の案内も行っていた。正月ダイヤや終夜運転の時間帯においては特急・急行で主要な神社の最寄り駅の案内を行っている。
    • 2008年7月1日から車内放送の案内が増え、優等列車では到着駅直前で次の停車駅案内や追い越し駅での下位種別への連絡案内をするようになった。
    • 1990年度からJRと接続する駅の乗り換え放送の際の車掌の言い回しが変更された(例: 東福寺駅の場合、それまでの「国鉄 (JR) 奈良線は、お乗り換えです。」から、改定後は単に「JR線は、お乗り換えです。」に)。これは大津線でも例外なく変更された。
    • 車掌の案内放送では1990年代前半まで「本日は京阪電車を…」、1990年代後半頃は「今日も京阪電車を…」で始まる言い回しが使われていたが、現在は冒頭部分の「今日も…」が省かれ、「京阪電車をご利用くださいまして、ありがとうございます(ありがとうございました)。」に変更されている。現行の快速特急、特急、通勤快急、快速急行、交野線・宇治線普通列車の自動放送の文言もこれに準じている。
    • 大津線では、2018年3月の大津線ダイヤ改正に合わせ、車内の自動放送が更新され、言い回しの多少の違いはあるものの放送の声優が京阪線系統と統一された。また太秦天神川駅直通開始に伴う自動放送更新時も言い回しの変更がなかった「今日も京阪電車を…」の文言が、京阪線系統と同じく「今日も」の部分が省かれた。

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  • 駅・車両の案内表示や駅名標などのサインシステムのデザインは、かつてはほぼ統一されていたが、1997年に大津線系統でサインシステムを更新したため(この時は京阪線系統のサインシステムの更新を見送った)、同年以降は京阪線と大津線で全く異なるものを採用していた。その後京阪線系統でも、中之島線開業を前に、2005年の天満橋駅を皮切りに、ユニバーサルデザインピクトグラムを導入した上で案内板を更新した。京橋駅では試験的に4か国語(日本語・英語・中国語・韓国語)対応のものに更新されたが、再交換され現存していない。なお、大津線4駅の駅名改称の実施を機に、それに先駆けて大津線の駅名標とサインシステムを京阪線の2005年以降に採用されたものと同一の仕様に再統一することとなり、2017年夏より浜大津駅の定期券発行機上部の案内と、京阪膳所駅の駅舎の看板より交換を開始し、2018年3月に全駅での再統一を完了させた。
  • 駅名標のローマ字表記は、かつては京阪線・大津線系統ともすべて大文字で記していたが、2005年以降は京阪線系統のサインシステムを更新したことにより、京阪線系統のみ大文字・小文字混じりに改められている。大津線系統では1997年以降の駅名標でも引き続き大文字で記されているが、前述の通り駅名標を京阪線系統のものと同一仕様に再統一することとなったため、大津線でも大文字・小文字混じりに順次改め、2018年3月にサインシステムの再統一を完了した。
  • 2018年3月の大津線ダイヤ改正に合わせ、駅自動放送が言い回しの多少の違いはあるものの京阪線系統と統一された。
  • 京阪線の発車メロディ設定駅は行き止まりの駅(淀屋橋、出町柳、宇治、私市、中之島)と4線以上のホームがある駅に限られている。ただし、2線しかない八幡市駅にも発車メロディが設定されているが、隣の淀駅の高架化工事で島式4線のホームができ、1番線と4番線が後に使用中止となった[注釈 1]ため唯一の例外である。
  • 淀屋橋駅3番線へ入線する電車は北浜駅から2か所の渡り線を通るため、この間は25km/hで通過するが、ホームに入線する直前で35km/hまで加速し、すぐにブレーキをかけて停車している。

乗務員[編集]

  • 長らく真夏でもネクタイを外さない(以前の制服の時は冷房の無い改札が在ったため、ネクタイを外しても良い規定があった)、年間を通してネクタイを着用するというクール・ビズが浸透した昨今では珍しい服務規則であったが、2010年夏季からは制服のネクタイ着用が省略されている。
  • 待避列車が優等列車の通過待ちの時、待避列車乗務員は必ずホームに立ち列車監視を行う。その時運転士はブレーキハンドルを常用ブレーキ最大位置(全制動)にセットし、リバースハンドル(主幹制御器に取り付ける前進・後進の切り替えハンドル)を所持してホームに立つ。なお、ワンハンドル、固定式ツーハンドル車両の場合、リバースハンドルの代わりにマスコンキー(固定式ハンドルを動かすために使う鍵)を所持する。
  • 車掌はカーブ上の駅でのドア閉めの際、乗務員室の扉を開けてホームに立って運転士の合図確認後にドア操作をし側面灯の消灯を確認してから乗車し乗務員室の扉を閉めて発車合図を送る。以前は全駅で乗務員室の扉を開けてドア操作をしていたが、現在はホームがカーブ上にあり、目視確認が難しい場合のみでそれ以外の駅では乗車したままドア操作を行う。
  • 列車の運用途中の乗務員交代は、中書島駅淀駅萱島駅天満橋駅御陵駅四宮駅近江神宮前駅で行うことがある。
  • 2017年2月25日のダイヤ改定以前には、特急・快速急行などでは、終着駅に到着する際に所定の停車位置の手前で停止して扉を開き、全乗客を降車させた後に扉を閉め、転換クロスシートの転換および補助いすの施錠をした後に少しだけ前進して所定の停車位置で停車して乗客を乗せていた。なお、これらの装備がない一般車でも整列乗車を徹底させるためこの手順を踏んで折り返していた。

路線網[編集]

路線名 路線記号 軌間 区間 路線距離
km
備考
京阪中之島線 KH 1435mm (標準軌) 中之島駅 - 天満橋駅 3.0
京阪鴨東線 三条駅 - 出町柳駅 2.3
京阪本線 淀屋橋駅 - 三条駅 49.3
京阪交野線 枚方市駅 - 私市駅 6.9
京阪宇治線 中書島駅 - 宇治駅 7.6
京阪石山坂本線 OT 大津駅 - 石山寺駅 14.1
京阪京津線 御陵駅 - びわ湖浜大津駅 7.5
京阪鋼索線 1067mm 八幡市駅 - 男山山上駅 0.4 男山ケーブルと呼ばれる。

京阪特急[編集]

  • 専用車両は全て片開き2扉車(駅のダイヤ表でも2扉で表記されている。)で、クロスシート[注釈 2]車である。
  • 京阪8000系電車は登場後長らく先代の専用車初代3000系と共通運用だったが2013年3月31日で初代3000系が勇退したことにより京阪唯一の専用車両である。

関連事業[編集]

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. 2018年4月現在、残った2番線と3番線は番線の数字は繰り上がらずに今に至っている。
  2. 8000系はリニューアルによって車端部のみロングシートに変更された。

出典[編集]

関連項目[編集]