アルピコ交通

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アルピコ交通(アルピコこうつう)は、長野県にある鉄道事業者バス会社松本市に本社がある。アルピコグループ中核企業アルピコホールディングスの子会社である。

概要[編集]

企業としては大正時代から存在しており、もともとは筑摩電灯という電力会社から始まったが、早いうちから鉄道事業を始め、鉄道線は開業90周年を超える。旧社名は松本電鉄で傘下の長野市にあった川中島バスと茅野市にあった諏訪バスを併合し現在の社名に変更された。
鉄道事業は旅客案内上松本電鉄のままだが、アルピコ交通の運営路線である。
旧社名のように鉄道事業に携わる会社だが、実態はバスが主力であり、バス会社としては現在県下の3分の1をエリアとする大手で、京王バスと共同運行の松本 - 新宿間の高速バスを1時間に1本運行しているほどだが、所有鉄道線は1路線しかないため存在感が薄い。この他、スーパーマーケットやホテルなど運営する子会社を抱えている。

鉄道事業[編集]

  • 松本電鉄上高地線 - 松本新島々を結ぶが、上高地には至っていない詐欺路線。アルピコ交通に社名が変更されたにもかかわらず、いまだに「松本電鉄線」「松電上高地線」などと呼ばれている。
  • 松本電鉄浅間線(1964年廃線)- 旧松本電鉄のもう一つの路線で、併用軌道区間もあった。上田交通との合弁で上田松本電鉄を設立し、旧上田丸子電鉄の青木線と結ぶ構想もあった。

バス事業[編集]

社内カンパニー制を採っていないにも関わらず、未だ合併前の社名が通称で用いられる。本社エリアは松本電鉄バス、長野支社エリアは旧川中島バス、諏訪支社エリアは旧諏訪バスである。

2009年の会社統合前に大町・白馬地区が松本電鉄エリアから川中島バスエリアに移動したため、中信地区は旧2社のエリアに分かれている。

バス路線は以下詳細を参照。

詳細は「アルピコ交通のバス路線」を参照