名鉄名古屋駅

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名鉄名古屋駅*
めいてつなごや
MEITETSU NAGOYA
NH35 山王 (2.0km)
(1.9km) 栄生 NH37
所在地名古屋市中村区名駅一丁目2-1
駅番号NH  36 
所属事業者名古屋鉄道
所属路線名古屋本線
キロ程68.0km(豊橋起点)
駅構造地下駅
ホーム3面2線
乗降人員
-統計年度-
298,467人/日
-2017年-
開業年月日1941年昭和16年)8月12日
乗換名古屋駅
- 東海旅客鉄道(JR東海)
- 名古屋市交通局(地下鉄)
- 名古屋臨海高速鉄道あおなみ線

近鉄名古屋駅-近鉄名古屋線
備考*2005年、新名古屋駅から改称。

名鉄名古屋駅(めいてつなごやえき)は、愛知県名古屋市にある名古屋鉄道(名鉄)の駅。1941年昭和16年)の開業当初からの地下駅新名古屋地下トンネル内)であり、名鉄名古屋本線の途中駅であるが、名鉄の鉄道路線網(瀬戸線を除く)は、当駅を中心として放射状に岐阜・犬山・津島・知立(豊橋・豊川・西尾)・中部国際空港・半田(内海・河和)の6方面へ広がっており、それらの方面への列車が多数発着する名鉄の中心的ターミナルとなっている。

また、接している東海旅客鉄道などの名古屋駅・近鉄名古屋駅と併せて名古屋の代表的な交通ターミナルとなっている。ただし、1989年金山総合駅整備以降は、通勤輸送などにおける結節点の役割の一部を同駅に譲っており、分散型ターミナルの性格も併せ持つ。

概要[編集]

3面のホームで2線を挟む構造の地下駅。外側の1番線と4番線が乗車ホーム、内側の2番線と3番線が降車ホームとなっている。ただし、内側ホームは特別車の乗車ホームを兼ねている。この2本のホームに通勤時間帯なら2分に一本のペースで発着していて発着数は日本一である。ただし、問題はそこではない。都心の地下鉄ならそれぐらいあるだろう。しかし、名鉄の路線は基本当駅を中心に「X」の字の形になっているので、瀬戸線三河線を除くあらゆる方面へ行くあらゆる種別[1]の列車が次から次へと狭い2本のホームへやってくるのだ。また、これによる混雑を避けるためにか、列車がホームの前のほうに止まったり後ろのほうに止まったりする。どこに止まるのかは一応ホームの乗り場案内に書いてあるのだが、これがまた分かりにくい。さらに、名鉄の当駅に関連する路線で事故が起こるとその現場より先に名鉄名古屋のシステムが真っ先に影響を受け、発車標が歯抜けだらけになったり真っ黒になったりとなにかと大混乱が起きる。

発着数や乗り入れ路線が駅に対し多すぎるにもかかわらず、上下それぞれ1線ずつしかないため、複雑怪奇な駅案内を自動化することは出来ず、現在も駅員がホームからも見える狭い部屋の中で口頭で案内する。[2]尚、ホーム数が少ないのは、駅周辺に地下街等が密集していて、これ以上広げる土地が無い為である。

岐阜・津島方面と犬山方面は当駅で乗り換える客が多く、枇杷島分岐点から当駅までは重複乗車となるが、料金計算上は同分岐点で乗り換えたものとして計算され、重複乗車部分の料金はその区間で途中下車しない限り不要である。

旧称は新名古屋駅中部国際空港の開港後、混乱を避けるため新岐阜駅(現:名鉄岐阜駅)などと同時に改称された。しかし、旧称のような新○○駅という名鉄の駅もまだまだ現役で各地に存在している。

なお今後、再開発が計画されており、すぐ隣の近鉄名古屋駅と統合しターミナル駅を作るという構想である。

磁気カード、IC乗車券には以下の様に印字された。

  • トランパスは当初は「新名」駅改称後は「名名」であった。
  • IC乗車カードを使用した場合は、manaca,TOICAエリアのチャージ機での履歴印字は「名鉄名古」。
  • モバイルSuicaは「TP名鉄名」と記録される。

かつて、中央コンコースでは「しなやかな風」という曲が流れていた。つのだ☆ひろ大橋純子が歌う名鉄グループのイメージソングで、主要駅で流されるほか、1994年(平成6年)から暫くの間は1000系車両に特別塗装を施した「ブルーライナー」のミュージックホーンに使用されていたこともある。放送時間は毎日7時から20時30分までの毎時2分と58分であり、曲に続いて駅構内は全面禁煙である旨のアナウンスがなされていた。なお、当駅での同曲使用終了後は小田和正の楽曲が使用されている。

駅構造[編集]

線路[編集]

一般の建築物に換算するとコンコース・中央改札出口・南改札・北改札が地下0.5階、中央改札入口・西改札・新南改札が地下1階、線路・ホーム・東改札・近鉄連絡改札が地下1.5階という比較的浅い地下に設置されている。しかし地下という立地条件もあり、わずかに上下各1線、相対式ホーム上下各1面と島式ホーム1面で、1日当たり上下合わせて800本以上、早朝深夜を除き2 - 3分間隔(最短1分40秒間隔[注釈 1])で発着するすべての列車を捌いている。そのために上下線ともホームの中間点にも場内信号機を備えており、1・2番線が第4場内、3・4番線が第3場内である。なお、先に発車した列車の最後尾がこの信号機より更に先まで行かないとホーム手前の場内信号機が変わらないため、たとえ編成が短くても2本の列車が信号機を境に同時に停車しての客扱いはできない[注釈 2]。また、列車は発車したら通常は速やかに走り去るため、先発列車と後続列車が極めて接近し、双方がホームに掛かっているという場面も見られない[注釈 3]。ホームの有効長は19m車10両分(1・4番線が189m、2・3番線が194m)であるが、岐阜方の約2両分(北改札口階段付近)は乗降には使用しておらず、利用客が通らない部分は柵で仕切られているか、一般客立入禁止として新聞輸送用カートなどの置き場となっている。

2005年(平成17年)にバリアフリー対策として、レール面を下げることにより電車床面とホームとの段差を縮小した。翌年にはそれまでのバラスト道床からコンクリート道床に改修されている。これはバラストを除去の上PC枕木の間にコンクリートを充填したもので、最初からコンクリート構体に敷設する直結軌道とはやや異なる[注釈 4]軌条は50kgNを使用している。

山王方のトンネル坑口は短距離ですぐに高架線へつながるため、35という名鉄最急勾配である。逆に栄生方のトンネルは坑口まで約1kmと長い。また運転士の確認用の列車種別表示灯が当駅ホーム直前のトンネル内に設置されており(LED式縦書き表示。例えば名古屋本線へ向かう6両の急行や特急の場合、「特急 6」と表示されるが、犬山方面など4両と8両が同じ停止位置のときは、「犬急84」)、これはホーム上や線路脇のホーム下にある電光式の停止位置目標(画像参照)と連動している。

分岐器は無いが曲線や勾配の関係から、通過列車の制限速度は1・2番線が駅の前後に亘って45km/h、3・4番線が進入時のみ35km/hといずれも低い。そのため先行列車との間隔が空いた場合は、場内信号機・出発信号機とも進行現示に変わる。

改札口[編集]

改札口は地下鉄東山線に近い中央改札口(入口と出口は別)、中央口の真向かいで目の前の階段を下りると近鉄の改札、ホームからの階段を上り左に行くとJRの広小路口に行ける西改札口(有人窓口はないが駅長室の近くにあるため駅員が立って案内をしていることがある)、精算所の真向かいに無人の南改札口がある。なおこれら3か所の改札口はすべて同じ場所にある(中央改札の向かいが西改札、左90°方向側が南改札)。つまりどの改札からも同じ場所に着く。また、JR桜通中央口や地下鉄桜通線に近い北改札口があり、これは別の場所(ホーム岐阜方先端の階段を上った場所)にある。さらに4番線への入口専用改札が2か所(東改札(地下宝くじ売り場の側に階段がある)・新南改札(通称「メルサ口」。名鉄百貨店地下食品売り場の奥にある)。どちらもあまり目立たないところにある)。そして1番線と近鉄との間に近鉄連絡改札口の合計7か所である。

機器類[編集]

自動改札機は、以下のメーカー製のものが設置されている。

  • 中央改札口(入口専用)・西改札口・近鉄連絡改札口は、日本信号製GX7。
  • 中央改札口(出口専用)は、東芝製EG-2000。
  • 北改札口・南改札口は、オムロン製U-PG。

全てバーレス機であり、複数枚対応機であるが、近鉄と違い他社線との連絡改札口以外、複数枚の処理はできない。

北、西、中央の改札口には液晶テレビ(2011年7月頃プラズマテレビから改装、1998年までブラウン管テレビ)列車案内が複数設置されている。

1番線は、一宮岐阜方面、岩倉犬山新鵜沼新可児方面、佐屋津島方面ごとに3台、4番線は、内海河和中部国際空港方面、知立東岡崎豊橋西尾方面の2台で表示している。

モニターには各方面ごとの3つ先までの列車が左から種別、行先、時刻、備考、両数の順に表示される。種別は略文字(例:特急→特、快速急行→快急)で、バックは列車側面の方向幕と同じ色で表示される。ミュースカイは省略されず表示される。行先は、文字が方面ごとに設定された色で囲まれている。備考には特別車や特別停車の案内などが表示されるが、臨時停車の案内はされない。先発の列車のみ停車駅が表示され、停車駅が多い場合は「鳴海から終点まで各駅に停車します」などと一部省略される。また、臨時停車駅は最後に「中京競馬場前に臨時に停車いたします。」といったように表示される。ミュースカイの場合は「のりばは、2/3番ホーム」と表示される。

発車標は、液晶ディスプレイと3色LEDの2種類の機器がある。ディスプレイのフォーマットは改札口にあるものと同じであるが、乗り場ごとの案内であり方向別ではないため、豊橋行きと中部国際空港行きが同じ画面に出る。2番線設置のものは、当駅終着列車が到着するときに「当駅止り・Not in Service・ご乗車できません!」という表示が大きく出る。

3色LEDの表示機器は一般車ホームの先発列車の停車駅のみ表示される(但し、全車特別車のミュースカイは停車駅を表示しない)。表示は上、左、右の3つの部分に分かれる。上に列車の種別と行先。右に当駅を基準に停車駅を左へ順に表示する。一駅の表示できる文字は4文字まで(従って中部国際空港→中部空港、尾張横須賀→[尾]横須賀、中京競馬場前→中京競馬、日本ライン今渡→今渡と略表示)。また、駅数にも限りが有り、普通列車や長距離列車は区切りの駅までを表示。左は備考欄で、特別停車や右の停車駅表示に入りきれない部分をスクロールで案内。長距離の普通列車の場合は「終点の○○まで各駅に停車します」と表示。また特別通過があった頃は「○○は通過」と表示されていた。

ホーム[編集]

相対式ホームは乗車用に、島式ホームは降車およびミュースカイ快速特急・特急「特別車の乗降用に使用し、行先ごとに列車の停車位置を変えて乗客の行列位置を変えるなど、限られたスペースの狭小な駅設備を効率的に使用する工夫がされている。

地下の西側を近鉄名古屋駅、東側と下側を地下鉄名古屋駅に各々挟まれているため線増どころかホームの新たな増設・拡張もほぼ不可能な状態であり、半ばアクロバティックな運用で列車頻発に対処しているのが実情である。当駅止まりの列車は誤乗を避けるため、2・3番ホーム側のみドアが開く。

ホーム部分はカーブしていて列車との間に隙間が生じるため、ドア扱い中はホーム下に取り付けられている黄色回転灯が点灯して注意を促すようになっている。

ちなみに、当駅の発車ベル(ブザー)は上りと下りで音の高さが違う。豊橋方面が低音、岐阜方面が高音である。またブザーを止めた後に再度流れる2回目のブザーは車掌に「ドアを閉めても良い」という合図であり、担当ホーム係員が全て赤色旗を揚げたのをブザー操作の放送係員が確認し、下りは短1回、上りは短2回鳴らすことになっている。さらに上り降車ホームでは自動車ホーンに似た合図もある。これは4両以上の列車で降車完了を車掌に知らせるための合図である。こちらはホーム係員がホーム柱に設置されたスイッチで操作する。

駅構内では放送や看板で乗車位置に2列で並ぶよう常に呼びかけているが、ホームの狭隘さゆえに一宮・岐阜方面・犬山線方面、岡崎・豊橋方面や常滑線方面など利用の多い種別や系統では2列でも並びきれず、横にはみ出してしまうことが多い(特にホームが狭い場所でよく発生する)。1番線の中央階段付近は非常に長い列になることもある。

また複数の行先に分けているが、通常ダイヤでは河和(内海)行き特急の4分後に中部国際空港行き準急がやって来るなどといったこともある(つまり同じ色の乗車位置の列車が1 - 2本後に来ることがある)。乗車位置のランプは共に常滑線方面で同じため、次の準急に乗る客も並んでいる。そこへ特急がやってきても準急待ちの客が乗り込まないため、2列の行列が崩れてしまう。さらに看板は先発の列車の案内であり、次発では乗車位置が変わることもある(両数や2ドア車と3ドア車の変更。ドア数は表示ではされない)ため、乗車位置の変更はアナウンスはあるものの、場合により移動を余儀なくされることがある。

降車ホームの豊橋寄りには、新聞輸送用のシューター等の設備が設けられており、夕刊輸送の荷役に使用される(このとき積み込み量が多いと遅延することがある)。

ホーム・乗り入れ路線 概略図
名古屋本線
豊川線
西尾線
常滑線
空港線
河和線
知多新線
(岐阜方面→ 乗車ホーム)
1番線
名古屋本線
犬山線
広見線
各務線
津島線
尾西線


2番線
(降車ホーム/特別車のりば)
3番線


4番線
(←豊橋方面 乗車ホーム)

乗車位置[編集]

各線列車の乗車位置は下記の通りである。列車到着の前に、後述の4・5色に分けられた各方面の先発列車の乗車位置が中央ホーム上部にある同色の乗車位置表示ボード(看板)の点灯で表示され、さらに次の1番線/4番線の列車の乗車位置である時はその表示上部にあるランプが点滅する。床にはテープで整列位置が示されている(ランプとテープの色が異なる場合もある。また、一部で存在しない個所もある)。

しかし、普段当駅を利用しない人にとっては、系統ごとに乗車位置が異なること(そもそもの系統の多さ)を知らなかったり、この看板自体が何を意味するものなのか分からないということも考えられるため、結局は乗る電車が停車してから列に並ぶ、という状況になりやすい(看板には「乗車位置」の記述がない)。

対面ホーム上にあるため、列車がやってくるとLEDの停車駅案内と共に大部分は隠れてしまう。名鉄の車両の一部は側面に行き先表示がないものも未だにあるため(一部の6000系・6500系など)、乗車には注意が必要である。

各乗車位置看板の色と、改札口・ホームにある列車案内モニターの行き先の文字を囲む色とは対応している。ただし全車特別車のミュースカイは方面にかかわらず赤。この場合先発列車の停車駅表示はされず、「のりばは、(2/3)番ホーム」と案内されている。しかし実際は一般車ホーム側もドアを開けている(2001年に廃止となった北アルプス号は、特別車ホームのみ開けていた)。

乗車位置番号は他駅では基本的に2扉対応(8両対応ホームの場合、1 - 16番。最近では「3扉車の中間扉」という表示もついている駅が増えた。ただし瀬戸線は3扉、小牧線と豊田線は4扉対応)であるが、当駅では3扉対応(基本的に1 - 24番・犬山方面普通は1 - 27番、東岡崎方面普通は1 - 28番[注釈 5])になっている。さらに、同じ乗車位置番号でも車両の運転室に近い扉については2扉車と3扉車とで若干ずらしており(2扉車ではその扉が構造上車両中心方向に約1.8m寄っているため:現在唯一の2扉一般車5700系・5300系の場合。運転室の奥行き分または側窓1つ分)、同じ番号の乗車位置が2つ存在するところもある。そのため、次の列車が2扉なのか3扉なのかによって、乗車位置の増減だけでなく一部の乗車位置そのものも変更される(次に来るのが2扉車か3扉車かは乗車位置のランプが表示されるまでわからない)。なお、2扉車、3扉車の案内は、駅での表示は乗車位置看板の点灯が変わるだけであり、アナウンスはされることはあるが軽く扱う程度である。

また、電車の長さ(両数)は液晶モニターで表示されるが、乗車位置のどの間に並べばいいかは表示されない(ただし乗車位置番号の上部に「4両の最後尾」などの表示がある)。代わりに行先を色つきの四角枠で囲っており、それと同じ色の乗車位置表示を目視で確認する必要があるほか、駅員アナウンスも聴く必要がある。

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. 続行到着時隔を1分20秒、停車時分を20秒とした場合。実際の停車時分は大抵の列車が40秒以上取られている。
  2. 名鉄一宮駅の1番線については、この種の信号機を双方向に向けて設置し、異なる方面行きの2列車停車を常時行っている。ただし、別方向であり営業列車がこの信号を越える設定はない。
  3. 実際に見られるのは全国的にも京阪電気鉄道北浜駅京浜急行電鉄品川駅それに大阪難波駅程度である。
  4. 本来の形の直結軌道を採用している名鉄単独管理の地下駅は栄町駅のみである。共同使用駅を含めれば赤池駅上飯田駅がある。
  5. 1991年 - 1993年の間に100系200番台が当駅経由で運用された時の名残りで、4扉車専用乗車位置の分だけ多い。

出典[編集]

  1. 但し、特急列車のみは島式ホームになっている2・3番線にやってくる。
  2. 電気業者に依頼したことはあったものの、あまりに複雑すぎて断られたとか。

関連項目[編集]

Wikipedia-logo.pngウィキペディア名鉄名古屋駅の項目があります。
Uncyclopedia.pngアンサイクロペディアのゆかいな仲間たちが名鉄名古屋駅の項目を面白おかしく執筆しています。

外部リンク[編集]