東京臨海高速鉄道りんかい線
R 東京臨海高速鉄道りんかい線 | |
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基本情報 | |
国 | ![]() |
所在地 | 東京都 |
起点 | 新木場駅 |
終点 | 大崎駅 |
駅数 | 8駅 |
路線記号 | R |
開業 | 1996年3月30日 |
所有者 | 東京臨海高速鉄道 |
運営者 | 東京臨海高速鉄道 |
車両基地 | 東臨運輸区、川越車両センター |
使用車両 | 使用車両を参照 |
路線諸元 | |
路線距離 | 12.2 km |
軌間 | 1,067 mm |
線路数 | 複線 |
電化方式 | 直流1,500 V 架空電車線方式 |
閉塞方式 | 複線自動閉塞式 |
保安装置 | ATS-P |
最高速度 | 100 km/h |
東京臨海高速鉄道りんかい線(とうきょうこうそくてつどうりんかいせん)は大崎駅から新木場駅とを結ぶ準公営(第三セクター)の東京臨海高速鉄道株式会社の鉄道路線である。
概要[編集]
1987年(昭和62年)6月、東京都は「臨海部副都心開発基本構想」を発表した。1988年(昭和63年)3月、東京都は「臨海部副都心開発基本計画」を発表し、都心部への集中を分散させるため、臨海部の開発を計画した。1989年(平成元年)10月、関東地方交通審議会東京部会が東京ウォータフロントの鉄軌道として臨海部新線を答申した。1991年(平成 3年)3月、「東京臨海高速鉄道株式会社」が設立された。
1991年(平成3年)11月、第一期事業区間の事業免許を取得した。1992年(平成 4年)3月、第一期事業区間の建設工事に着手した。1996年(平成 8年)3月、第一期事業区間(新木場駅~東京テレポート駅)が開業する。1996年(平成 8年)3月、第二期事業区間の建設工事に着手した。2000年(平成12年)9月路線愛称名として「りんかい線」を使用開始した。2001年(平成13年)東京テレポート駅~天王洲アイル間が開業する。2002年12月(平成14年)12月1日、天王洲アイル駅~大崎駅間が開業し、全線が開通した。2007年3月(平成18年度)決算で開業以来初となる営業利益黒字を達成する。一日当たり平均乗車客数は平成15年時点で、約10万人を超えている。
JR埼京線と相互直通運転を行っており、お台場方面から乗り換えせずに渋谷駅、新宿駅、池袋駅、大宮駅、川越駅まで行くことができる。最高速度は100km/hである。
株主構成[編集]
なお、東京臨海高速鉄道株式会社の株主構成は、次の通りである。
- 東京都:91.32%
- 東日本旅客鉄道(株)(JR東日本):2.41%
- 品川区:1.77%
- その他41社:4.5%
2014年8月22日(金)、JR東日本がりんかい線の買収交渉を行っていると報じられたが、その後の進展はないようである。ただ、現在の経営が成り立っているのは高目の運賃によるもので、JR傘下になったとしても黒字路線になるかどうかは微妙である。[1]。
保安装置[編集]
保安装置はATS-PとATC-6型である。
改札設備[編集]
出改札設備はJRとの相互直通運転を考慮し、パスネットとSuicaの両方を使用できる設備を導入している。
最長エスカレータ[編集]
大井町駅に設置されているエスカレータは、地下2階からJR駅に接続する・鉄道関係では日本最長の全長53メートル、階高22メートルとなっている。
京葉線との直通[編集]
千葉県は、りんかい線とJR京葉線との直通運転を要望しており、「JR京葉線・東京臨海高速鉄道りんかい線の相互直通運転促進に関する協議会」を立ち上げている[2]。しかし、京葉線の一部を複々線にしなければならず、工事事業費は県の試算では1100億円を擁するので、簡単ではない[3]。
駅一覧[編集]
- 全線東京都内に所在。線内は快速、通勤快速を含め全定期列車が全駅に停車する。
駅番号 | 駅名 | 駅間キロ | 営業キロ | 接続路線 | 地上/地下 | 所在地 | ||
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R 01 | 新木場駅 | - | 0.0 | JE 05 京葉線・Y-24 東京メトロ有楽町線 | 地上区間 | 江東区 | ||
R 02 | 東雲駅 | 2.2 | 2.2 | |||||
R 03 | 国際展示場駅 (東京ビッグサイト前) |
1.3 | 3.5 | U-12 新交通ゆりかもめ(有明駅) | 地下区間 | |||
R 04 | 東京テレポート駅 (ダイバーシティ東京プラザ前) |
1.4 | 4.9 | |||||
R 05 | 天王洲アイル駅 (寺田倉庫本社前) |
2.9 | 7.8 | MO 02 東京モノレール | 品川区 | |||
R 06 | 品川シーサイド駅 (ビッグローブ本社前) |
1.1 | 8.9 | |||||
R 07 | 大井町駅 | 1.6 | 10.5 | JK 19 京浜東北線・OM 01 東急大井町線 | ||||
R 08 JA 08 |
大崎駅 | 1.7 | 12.2 | JY 24 山手線 SO 相鉄・JR直通線・JS 17 湘南新宿ライン |
地上 | |||
JA 埼京線直通 |
使用車両[編集]
- E233系(JR東日本)
- 東京臨海高速鉄道70-000系電車
過去[編集]
- 205系(JR東日本)
周辺スポット[編集]
- レインボーブリッジ
- お台場ヴィーナスフォート
- アクアシティお台場
- アクアシティお台場神社
- ソニー・エクスプローラサイエンス
- マダム・タッソー東京
- 居木神社
- 日本科学未来館
- 東京ジョイポリス
- 東京ビッグサイト(東京国際展示場)
- 東京海洋大学 マリンサイエンスミュージアム
- 東京都虹の下水道館
- 貴船神社(品川)
- 新木場公園
- 辰巳の森緑道公園
外部リンク[編集]
- りんかい線東京臨海高速鉄道株式会社
- りんかい線のTwitter公式アカウント東京臨海高速鉄道株式会社
注・リファレンス[編集]
- ↑ JR東日本のりんかい線買収でどう変わる?乗り物ニュース、2014年8月22日
- ↑ JR京葉線・東京臨海高速鉄道りんかい線の相互直通運転促進に関する協議会千葉市、2019年4月1日
- ↑ 京葉線とりんかい線の直通運転、混雑緩和効果大も採算性課題産経新聞、2016年4月8日