1590年
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1590年(せんごひゃくきゅうじゅうねん)は、1500年代の90年目のことであり、日本の元号では天正18年である。天皇は後陽成天皇である。
日本の出来事[編集]
- 1月 - 旭姫が聚楽第で死去(48歳)。豊臣秀吉が増田長盛に命じて三条大橋を架橋する。堺で節用集(天正本)が刊行される。
- 2月 - 本願寺顕如が豊臣秀吉に鉄砲20挺を贈呈する。
- 3月 - 豊臣秀吉が鍋島直茂に龍造寺政家の所領を後見させる。豊臣秀吉が小田原征伐に出陣する。豊臣秀次が山中城を落とす。
- 4月 - 豊臣水軍が北条水軍を破り、下田城を落とす。豊臣秀吉が石垣山に陣を置き、小田原城を包囲する。豊臣軍により北条の諸城が落とされる。
- 6月 - 伊達政宗が小田原に参陣して豊臣秀吉に臣従する。北条方の鉢形城、八王子城、韮山城が豊臣軍により落とされる。ヴァリヤーニが天正遣欧使節を伴って来日し、印刷機を伝える。
- 7月 - 北条氏直が豊臣秀吉に降伏し、後北条氏が滅亡する。豊臣秀吉の命令により、北条氏政(53歳)、北条氏照(51歳)、松田憲秀、大道寺政繁らが自殺、処刑される。氏直は高野山に流罪となり、関東には徳川家康が移封される。
- 8月 - 豊臣秀吉により奥州仕置が行なわれ、天下統一が成る。
- 9月 - 豊臣秀吉が京都に凱旋し、有馬温泉で湯治する。狩野永徳が死去(48歳)。
- 10月 - 豊臣秀吉が奥羽の検地を開始し、葛西氏や大崎氏の旧臣による一揆が起こる(葛西・大崎一揆)。
- 11月 - 豊臣秀吉が李氏朝鮮の使節を引見する。
- 12月 - 土御門内裏の造営が完成し、後陽成天皇が移る。
世界の出来事[編集]
- 不詳 - 神聖ローマ帝国のルール地方(現在のドイツ、ノルトライン・ヴェストファーレン州)で、石炭の採掘が始まる。
主要国の世界首脳[編集]
- フランス - 国王:アンリ4世(ブルボン朝)
- スペイン - 国王:フェリペ2世(アブスブルゴ朝)
- トルコ - 皇帝:ムラト3世(オスマン朝)
- 北インド - 皇帝:アクバル(厶ガル帝国)
- 南インド - 国王:イブラーヒーム・アーディル・シャー2世(ビジャープル王国)
- 中国 - 皇帝:万暦帝(明)
- 日本 - 天皇:後陽成天皇、関白:豊臣秀吉