1573年
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1573年(せんごひゃくななじゅうさんねん)は、1500年代の73年目のことであり、日本の元号では元亀4年であるが7月28日に改元されて天正元年となる。室町幕府の征夷大将軍は第15代の足利義昭であったが7月19日に織田信長によって京都を追放され、室町幕府は事実上滅亡した。朝廷は正親町天皇である。この年は武田信玄の死去や室町幕府滅亡などがあった重要な年であり、この年で室町時代は終焉し、安土桃山時代に移行する。
日本の出来事[編集]
- 1月 - 村上義清が越後国根知城で死去(73歳)。
- 2月 - 武田信玄が三河国野田城を落とす(野田城の戦い)。
- 4月 - 織田信長が上洛して足利義昭の二条城を包囲する。次いで京都市内に放火する。正親町天皇の勅命により織田信長と足利義昭が一時的に和睦する。武田信玄が信濃国駒場の陣中で死去(53歳)。
- 7月 - 足利義昭が槇島城で挙兵し、織田信長が上洛して鎮圧し義昭は京都を追放され、室町幕府は事実上滅亡する(槇島城の戦い)。
- 8月 - 織田信長により朝倉義景が討たれて朝倉氏が滅亡する(41歳、刀根坂の戦い)。次いで織田信長により浅井久政(48歳)、浅井長政(29歳)が討たれて浅井氏が滅亡する(小谷城の戦い)。
- 9月 - 織田信長が伊勢長島一向一揆を攻める。
- 11月 - 織田信長が三好義継を討つ(23歳、若江城の戦い)。徳川家康が天竜川渡船の制度を定める。織田信長が朝廷に蜜柑を献上する。
- 12月 - 松永久秀が織田信長に降伏して大和国多聞山城を明け渡す。