大原大次郎

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大原 大次郎(おおはら だいじろう)とは、こちら葛飾区亀有公園前派出所に登場するキャラクターである。通称「部長」。

プロフィール[編集]

  • 誕生日 - 都合により変更される
  • 身長 - 162cm
  • 体重 - 65kg
  • 血液型 - A型

概要[編集]

東京都大田区蒲田出身。警視庁新葛飾警察署地域課に勤務している警察官。階級は巡査部長。趣味は囲碁将棋盆栽時代小説弓道など幅広い。日本史にも詳しく城マニアである。

親族[編集]

  • 大原良子 - 妻
  • 角田ひろみ - 娘
  • 角田英男 - ひろみの夫
  • 角田大介 - 角田家の長男。大次郎の孫。
  • 角田桜 - 角田家の長女。大次郎の孫。

他に名前が不明の次男がいる。

関連オチ[編集]

大原には4つの関連オチが存在する。

おしおきフルコース[編集]

問題児・両津勘吉が起こした事件や騒動に対し、大原が様々なおしおきを両津にするのが、『こち亀』の定番オチとなっている。主に両津の働いた悪事に因んだものが多く、主に強制労働・体罰・左遷がある。大原は厳しいを与えることによって両津の反省を期待しているのだが、両津の態度が改まる様子は一向にない。たまに両津以外の人物におしおきをすることもある[1]。大抵の場合、次の話で両津は何事もなかったかのように登場していることが多い。中には謝罪しているにもかかわらず、おしおきをする話もある。また、アニメ版では下記に挙げるようなお仕置きをあまり行う事はほぼ無く最後に追いかけまわすか叱る程度である。また、2000年代に入って出番が少なくなるにつれてお仕置きネタも減っていった他、両津が法に触れる商売をすることがほぼ無くなり合法な商売をするシーンが多くなったのでお仕置きをする必要がない事も多くなったためでもある。

おしおきフルコース一覧[編集]

大原とは別の部長による初期のおしおき[編集]
  • 1-1「始末書の両さんの巻」では、両津が勤務中に中川とのおいちょかぶにより身包みをはがされた姿、中川と共に缶ビール12本の飲酒、店屋物を野良猫と争った銃撃戦の跡を、抜き打ちの月例調査に来た巡査部長が見付け、その後、巡査部長の顔が蒼くなり、「きみたちふたりはどうも都内の交番には向かない気がしてならない。わしがもっといい派出所をさがしておこう…」と言った後、両津と中川をノサップ岬派出所に飛ばした。
  • 1-2「下町の青年警察官の巻」では、両津と戸塚がパトカーの運転手をしていた新米警官に酒を飲ませようとするなど、運転の妨害をしたことが原因で衝突事故が起きたため[2]、頭を丸坊主にし、「私は職務怠慢な警察官です」と書かれたプレートを首に掛けて晒し者にした。このとき2人とは別に勤務中に飲酒して爆睡していた寺井も丸坊主にされ、「私はラムちゃんが大好きな警察官です」と書かれたプレートを首に掛けて晒し者にされている。
大原が実際に行ったおしおき[編集]
  • 5-2「身も心も軽く!?の巻」では、両津・中川・戸塚の3人が体にノミが付いていないかと言って真夏の勤務中に体を掻いていたため、両津・中川・戸塚の3人に9月までセーターを着せて勤務させようとした。
  • 6-1「カッパの両さんの巻」では、両津が子供を相手に有料でビニールプールを使わせていたため、夏休みと称して、両津を9月末まで樺太島(当時はソビエト連邦領)が近くにある海で強制的に泳がせた。これに対し両津は「9月までいたらふやけちゃいますよ!」と言っていた。
  • 6-5「変身カウンタックの巻」では、両津が暴走族を取り締まるために冬本と共にクレーン車に乗り込み、クレーンのアームを使って暴走族の車を皇居の堀に叩き落として新聞を騒がせた上、両津はこの件についてパトカーが無かったためと言い訳したため、両津を3号車と称して人間パトカーにペイントした[3]。このとき戸塚と寺井は呆然としていた。
  • 7-1「執念の追跡の巻」では、両津が中川と共に裏庭で射撃ゲームをしている間に派出所に泥棒が侵入し、その犯人を追跡中に派出所が基礎だけ残して盗まれたため、両津と中川をアフリカにあるエチオピアアジスアベバ市警に飛ばされる羽目になった[4]
  • 8-3「立体ダコ!の巻」では、派出所の戸板で揚げをしていた両津を、凧に貼り付けて鋏で縄を切ろうとした。しかし審査員の関村洋からは「自分自身があがるとはじつにユニーク あれが1位だ!」と絶賛していた。なお、大原が両津に直接体罰を加えるおしおきはこれが最初である。
  • 8-9「ひな祭りロック!の巻」では、ひな人形を滅茶苦茶にした両津に対し発砲した。
  • 13-6「拳銃無宿!?の巻」では、トラックの衝突によって密輸拳銃とモデルガンが混ざってしまい、両津が極道組と壮絶なカーチェイスと銃撃戦を繰り広げた上、両津はこの件について機関銃で射撃練習をしていたと言い訳したため、モデルガンと拳銃を混ぜた箱の中から無作為に銃を取り出しその銃口を両津に向ける形で両津を射撃の的にした(ただし、極道組を逮捕した件に関しては褒めた)。このとき両津は「やめてくれ!」と叫んでいたが、大原は「お前の目が笑っとる!」と言っており、中川と麗子は唖然としていた。
  • 15-2「下町カボチャ!の巻」では、派出所で区民農園を借りることになり、作業に強制参加させた両津がイチゴを巡って他の客と大乱闘を起こしたため、両津を土に埋めて肥やしにしようとした。
  • 15-5「祭り気分!の巻」では、両津が夏祭りの会場で警備の任務をさぼって勝手に神輿を担いでいた上、路上で喧嘩神輿をあおり立てていたため、合計3基の神輿をまとめて両津一人に背負わせた(担いだらクビと言いながら)。
  • 17-7「交通安全指導講習会の巻」では、大原の命令通りに行動せずに交通安全教室を滅茶苦茶にした両津と本田を縛って壊れた車の中に入れ、中川に時速100kmで追突させようとした[5]
  • 19-1「部下一同よりの巻」では、両津が普通のと間違えてガソリンを注いだことが原因でバーベキュー火事になったため、両津を炭火焼きにしようとした[6]
  • 22-9「今夜は無礼講!の巻」では、両津が本田に酒を飲ませたことが原因で本田が暴れて宴会を滅茶苦茶にしたため、両津と本田を木に縛り付けた。
  • 26-5「惑惑中年!?の巻」では、馬券を買ったことを付け込んで両津が様々な要求をしたため、鵜飼の鵜のごとく両津に派出所の掃除をさせた。
  • 28-10「大スキー!の巻」では、両津が温泉と間違えて本田を鯉のいる冷たい池に入らせて風邪をひかせたため、両津を裸にして吹雪の中で木に縛り付けた。
  • 30-10「建前パーティーの巻」では、酒に酔った両津と棟梁が乱闘して建築中の家を壊したため、両津と棟梁に家の作り直しをさせた。
  • 31-1「バイク時代!の巻」では、両津がヤクザに騙されて本田と共に組員になったため、両津に小学校からのやり直しを命じた。
  • 31-2「シェルター屋さんの巻」では、両津が警察官の仕事を放棄して機動型核シェルターに乗って、銀行強盗団を逮捕したものの、地下を空洞だらけにしたため、両津専用の地下核シェルターと称して両津を200〜300年の間生きたまま土葬にしようとした(ただし、銀行強盗団を逮捕したことは褒めた)。
  • 31-8「ホップ!ステップ!ジャンプ!!の巻」では、1個30円で買ったスイカを両津が中川との口論の末に投げつけるような食べ物を粗末にした行為を見て、両津をスイカ畑に埋めた。
  • 32-3「仲よし旅行の巻」では、両津と戸塚が御所川原組との合同宴会でふざけた宴会芸をしたため、両津と戸塚を木の枝に宙吊りにし、そのまま2人を放置して帰った。
  • 35-6「オマワリクン!の巻」では、警視庁が1億円をかけて開発した人間そっくりの警官ロボットを両津が酷使して壊してしまい、代わりに両津自身がロボットの着ぐるみを着てロボットになりすましていることが発覚したにもかかわらず、両津はあくまでも自分がロボットと言い張ったため、着ぐるみの継ぎ目をハンダごてで無理やり溶接し、両津が着ぐるみを脱げないようにして警視庁に引き渡した[7]
  • 37-2「人間 顔じゃないの巻」では、凶悪犯と間違われている両津を、害虫駆除と称してわざと見捨てた。
  • 38-8「両津鍋!?の巻」では、定時の引き継ぎで来るはずの要員が急病で来られず、交代無しに一人で夜勤をする羽目になった両津が、非常訓練と称して中川・麗子・寺井に鍋の用意を持ってこさせ、3人から文句を言われると大原が亡くなったことを言い訳のだしにした[8]ところ、中川から連絡を受けた大原が遅れてやって来て事態が発覚したため、両津に靴や下駄置き時計などが入ったガラクタ鍋を食べさせた。
  • 41-4「脱皮!の巻」では、両津が子供会を滅茶苦茶にしたことが保護者からのクレームで翌日に明らかになった上、大人へ脱皮するための教育と言い張った[9]ため、両津の日焼けした皮を子供達にはがさせた。このとき両津は絶叫し、中川は「先輩の場合、何枚はいでも大人になれないな」と言っており、麗子は呆然としていた。
  • 41-7「東京の熱い一日の巻」では、両津が真夏にお化けの格好で大原を脅かそうとした上、全然暑くないと言い張ったため、両津に冬の暮らしをさせた。
  • 42-6「ペンションの朝の巻」では、両津が仮病を使ってガールハントに行った上、寺井にタロとジロより強い体と言っていたため、本当に風邪をひくまで両津をに吊るした。
  • 43-5「反省鍋…!?の巻」では、両津が食事会に誘われなかった腹いせに、店のトイレでゴキブリやスリッパなどをふぐちり鍋に入れたことを客に知らされ、両津にその鍋の物を食べ、おつゆまで飲むようにと命じた。
  • 46-10「思い出のパリの巻」では、両津が帰国時に偽のパスポートを使っていたため、両津を空輸用のゴリラと称してに閉じ込めた。
  • 49-3「我が人生の師!の巻」では、両津が居酒屋でお茶と偽って酒を注文した上、どんな状態でも勤務できると言い張ったため、両津に大量の樽酒を飲ませた。
  • 50-8「おせんべい屋両さんの巻」では、両津が警察官の仕事を無断欠勤して煎餅屋のボランティアをやっていたため、両津を火刑にしようとした。
  • 54-3「わがまま大王の巻」では、天国警察の花山理香の手で地獄に落とされた両津が逆にクーデターを起こして地獄の支配者になり、さらに天国をも占領したこともあって、困り果てた花山と閻魔大王からの依頼で両津の野望を阻止した後、花山の提案で両津を小型ロケットの「カッパー1号」に縛り付け、70年後まで戻って来ないという彗星に向かってそのロケットを打ち込もうとした。そのうち、両津は「ちょっとやめて!!生身の体じゃもたないよ〜!!やだあ〜!!」と騒いでいた。
  • 56-9「ローザンヌの休日の巻(後編)」では、自分を除け者にした大原への復讐として教会クルーザーを直撃させた両津と無理やり同行させられた本田を5年ほど宣教師の修行に行かせた(次回によると中川が迎えに来た模様)。
  • 57-5「霊幻両津!!の巻」では、前回の開発006号の暴走騒ぎで負傷させられた両津は葛飾署の面々に復讐をしようと計画、霊媒師に依頼し、魂だけの状態となり、本庁の本部長、ニュースアナウンサーなどに次々に憑依するという復讐をしでかし、さらにお金に目がくらんでアイドル歌手にも憑依したため、大原は霊媒師に両津の魂をツボの中に封じ込めさせた。
  • 61-9「両さんの自己管理!?の巻」では、大原が両津の3月分の給料を渡し忘れているのに気が付き、両津に渡すが、調子に乗った両津は「借りた10万チャラね」と言うが、中川が大原に北海道出張の時に競馬をやっていたことを告げ口し、それを聞いた大原は、1日5000円の割合で両津に利子を払わせた。
  • 63-3「夜勤パニックの巻」では、派出所火事になった時に、両津がこれに乗じて過去の始末書を全部燃やそうとしたため、両津の始末書を5000枚に増やした。
  • 63-4「夢のふぐ忘年会!の巻」では、友人からタダで手に入れたふぐ忘年会の料理に使い、余った費用を勝手に着服しようと企てていたことが発覚し、両津がお詫びに何でもすると言ったため、大量の魚介類を両津に乗せた(通称:海の幸の生造り両津添え)。
  • 63-9「想像力漫画の巻」では、透明人間(原因不明、制服まで透明)になってしまった両津がそれをいいことに路線バスに無賃乗車するなどの悪事を働こうとしていたため、元に戻るまで葛飾署で両津に自動販売機運びの仕事をさせた。
  • 65-5「大江戸神輿大騒動!!の巻」では、三社祭に使う宮神輿を逆恨み(去年の三社祭で大暴れしたため、締め出された)で盗んだ両津・豚平・珍吉・その他7人(両津達3人に利用されただけで動機は無し)を丸坊主にし、3ヵ月間境内の掃除をさせた(ただし、人助けしたことは褒めていた)。
  • 68-4「聖なる夜(イブ)の大天罰!の巻」では、両津がクリスマスパーティ用に頼まれていたツリーを買うお金をゲームプラモデル、挙句の果てには鉄道模型を買うために使って、ツリーを買うのを忘れてしまい(このとき麻里愛もいたが両津を止めることができなかった)、葛飾署から公園に3年前に寄贈された記念樹もみの木を勝手に切り倒してツリーの代わりにしたため、天罰記念樹と称し、「お前のくさった心が堆肥がわりになる」と言って両津を記念樹の代わりに埋めた。このとき両津は「これは人柱ですよ!」と叫んでいた。
  • 69-8「新たなる旅立ちの巻」では、「こち亀」が突如最終回を迎えたように思わせてメンバーにプレゼントを渡した後に両津がどこへともなく旅立ちながらすぐに戻ってきた上に罪を認めなかったため、両津は大原・中川・麗子を始めとする派出所メンバーに「ドラゴンボール」の世界(舞台は「ナメック星」)へと永久追放される羽目になった[10]。また、このとき両津の側にはフリーザ一味がおり、フリーザは「なんだ!?このキャラクターは?」、ザーボンは「こんな敵はいたかな?」、アプールは「どうもあやしいな」と両津を怪しんでいた。
  • 70-3「秘薬リョーツGPXの巻」では、両津の力を借りて作られた新型のワクチンが両津本人のみにしか通用しないと分かったことで大損害が起きたため、それまで「救世主」などと称して威張っていた両津の五階級昇進を取り消した。その後、大原は派出所にある両津のイスを撤去し、代わりに木製のみかん箱を両津に用意させた。机とイスを撤去させられた両津は、2年間みかん箱で派出所を勤務させられる羽目になった。
  • 71-1「最新歯医者事情の巻」では、両津が歯科医師に扮して様々な悪戯をしたため、両津にワニの治療をさせようとした。
  • 72-8「水の中の忠治の巻」では、新しくできた水族館のオープンセレモニーで、両津たち派出所のメンバーが「国定忠治」の水中劇をすることになったが、裏方を担当していた本田の不手際で予想外のアクシデントが次々に起こり、サメの水槽に迷い込んでしまった両津がサメの群れとの大立ち回りをやったことで水族館に多大な損害を及ぼしたため、ケガをしたサメ達が治るまでその代理と称して両津に変な魚の着ぐるみを着せて水槽の中を泳がせ、子供達の笑い物にした。
  • 72-9「省エネ大作戦!の巻」では、ニコニコ寮自家発電をして余った電気を両津が勝手に電力会社へ売電していたため、両津を電気コードで縛って電信柱に状態にし、人間蓄電池と称して今にも雷が鳴りそうな状況下の屋外に放置した。
  • 73-1「甘露を求めて!!の巻」では、両津が派出所の庭で偽装温泉作りをしたため、両津に本物の温泉を強制的に掘らせようとした。なお、後に1000mをスコップ1本で掘り、温泉を掘り当てている(141-6「両津温泉物語の巻」)。
  • 73-5「年の始めの御挨拶の巻」では、両津が実家の年末大掃除で出て来た高級陶器・古伊万里の皿を大原への年始の品として持って行くが、箱を開ける前に大原が箱を踏み付けて割ってしまい、中川からそれを知った両津はそのことを利用して大原の家の高級酒やキャビアを食べるが、大原が割った皿が両津が間違えて持ってきた安物であったことが判明し、両津に家のクリーニングや屋根のペンキ塗りをやらせた。
  • 75-6「怒涛の下町パイレーツ!?の巻」では、巨大帆船型のレストランが大雨の影響で両津と中川とレストランの店長の3人を乗せたまま動き出し、中川と店長が葛飾署に衝突する前に船から脱出し、両津も脱出しようとするが、マストに繋いであったロープに足が絡まって脱出できず、両津を乗せたまま葛飾署に衝突。誤解した大原は両津を海外出張と称して、サメが泳ぐ海へ送った。このとき両津は立腹していた。
  • 77-1「通信販売大論争!!の巻」では、通販で大原にバカにされた両津が、大原が購入したマッサージ機に入り込んで大原に仕返しをしたため、本田から両津が入り込んでいることを知った大原は、両津が入っているマッサージ機に重石を置く・お湯をかける・道を尋ねた関取を座らせる・電気ショックを加える・ハンマーで叩くなどの逆襲をした。
  • 77-2「守れ!松茸山!!の巻」では、両津が1キロ8万円で松茸業者横流しして利益を得たため、松茸の養分として両津を1年間に埋めた。
  • 77-6「両津流スペシャルメニューの巻」では、葛飾署の隣にオープンしたレストラン「食べだおれ」に強制勤務させた両津が食事で来店した屯田と大原に仕返しをするため、彼らが注文した中華そばにラー油ソース豆板醤などの調味料ふけ耳くそ鼻くそなどの老廃物を大量に入れて提供し、これを食べた屯田と大原はあまりの酷い味にすぐさま吐き戻した(犯人の両津でさえ、老廃物を混入させた時に気持ち悪くなって吐き気を催す程であった)。彼らが苦しむ姿を見て快感を得た両津は、その後、来店した葛飾署の次長と課長が注文した中華そばの汁の中に自分の足を入れ、寸胴鍋の中の熱湯に浸かり自分の体から出汁を取る、足でおにぎりを握る、の裏にこびり付いている汚物を入れる、便所で用を足した後に手を洗わず寿司を握るなど、署員に対する悪事をさらにエスカレートさせた(このとき忘田もいたが両津を止めることができなかった)。この結果、署内に食当たり患者が続出して原因が両津であることもすぐに分かったため、「食べだおれ」からクビにした後に同じ苦しみを味わわせるという名目で、屯田達と共に3ヵ月前の牛乳や腐った納豆などの期限切れの食べ物や靴といったガラクタなどを両津に強制的に食べさせた(しかし、両津は具合が悪くなる素振りすら見せなかったため、大原は「だめだ、何食べても変化がない。さすがゴキブリ男だ」と呆れていた)。
  • 77-10「ご乱心!?両津和尚の巻(後編)」では、大原が両津の非常識な性格を矯正するため、両津の頭を丸坊主に剃り上げ、厳しい修行で有名な京都の寛極寺(かんごくでら)に強制入門させたところ、両津がその寛極寺から脱走して料亭芸者遊びをしていたことが発覚したため、両津を磔状態のまま「修行の旅」と称して賀茂川に流した。その一件で養子の件が白紙になったことが中川から触れられている。
  • 78-2「ケーキ屋両さん!?の巻」では、両津がアルバイトしているケーキ屋にクリスマスケーキを注文するも、両津の手により下品なケーキを作られた[11]ことに腹を立て、事故で巨大ケーキに両津が閉じ込められていることを知りながら、「来年の夢を願いながら一人ずつ入刀する」と提案して、両津の入っている巨大ケーキをパーティー来場者たちに黒ひげ危機一発の要領でナイフで刺させた挙げ句、ケーキカットと称してそのケーキを真っ二つに切ろうとした[12]
  • 78-3「新築祝いは鎧で御免!?の巻」では、両津が映画撮影で使用中の馬を拝借し、鎧兜姿で新築祝いのプレゼントとして大原を驚かそうとしたが、後続の馬が両津の後をついて来たため、騎馬隊が大原宅に突撃し破壊。その罰として、両津は馬に引きずられる町人の役としてやらされる羽目になった。
  • 81-10「ただ今スコープ調整中!の巻」では、両津と後流悟十三がボルボ西郷の持っている狙撃用の高性能スコープ(望遠鏡)を借りて、マンションの窓から風呂屋ののぞき見をしていたことがマンションの住民からの通報によって発覚したため、両津と後流悟とボルボ(ボルボは両津と後流悟の目的を知りながらこれに協力していたため同罪)が脱走できないように鋭くとがった柵で周囲を囲んだ火の見櫓の最上部に3人を閉じ込め、そのまま1ヵ月間、降りてきたらクビにするという条件の下で、3人が降りてくることを禁止した。
  • 83-2「クルシミマスバザーの巻」では、大原の盆栽を自宅から勝手に持ち出してバザーの商品にして売っていた両津を、クリスマスツリーのてっぺんに裸の状態で磔にした(しかし、両津は最終的に8億円以上集金したため、大原は「あいつバカの割に金集めは天才的なところがある……!」と呆れていた)。
  • 85-6「泳げ!熱帯魚くんの巻」では、大原が趣味として購入した高級熱帯魚のディスカスを両津が面白半分につつき回して死なせてしまい[13]、代わりに魚屋から生きたイシダイをもらって来て、それに色を付けてごまかそうとしたため、熱帯魚店のレイアウトと称して両津をデンキナマズの水槽に沈めて感電させた。
  • 87-1「ボクシング無頼!?の巻」では、玩具のボクシングゲームでイカサマ勝負をしていた両津を1ヶ月間動物園カンガルー達に袋叩きにし、動物園に来ていた観客達の笑い物にした。
  • 88-8「来たれ!ニコニコ寮!!の巻」では、寮の管理人が入院したのを機に両津が寮の警官を追い出して、一般人を勝手に入居させ、月8万円の家賃と管理費を取り立てていたため、両津を寮の外にあるテントに入居させ、月50万円の家賃を払わせた。
  • 90-9「ハゲしい怒り!大原部長の巻」では、大原の頭がカツラかどうかをみんなで賭けようと勝手に言い出した両津が、大原の眠っている間に床屋を脅して、こっそりと大原の頭を丸坊主にしたため、両津の裸体にたくさんの生肉を縛り付け、その格好でサファリパークの猛獣区域の中を強制的に走らせようとした。当初、両津は賭けの罰ゲームの内容を裸で警視庁を走ると決めていたが、迷惑という理由でサファリパークに変更された。
  • 91-9「携帯電話はソースの香り!?の巻」では、両津が大原の携帯電話トイレの中に誤って落とした上、お洒落な冗談と言い張ったため、両津にその携帯電話を口の中に入れてみるようにと命じた。
  • 92-8「鬼軍曹ふたたび!!の巻」では、両津が街の中で一般人を相手に防弾チョッキを改造して作ったコートを売る商売をしていたため、両津に鳥の格好をさせ、米軍の射撃場で練習している兵士たちに銃で撃たせようとした(通称:防弾チョッキのテスト)。
  • 93-7「テレビ電話時代!?の巻」では、大原のいない間に両津が仕事をさぼって競馬に熱中していたため、阪神・淡路大震災で壊滅した神戸へ両津を強制派遣し、復旧が落ち着くまでの間、テレビ電話による24時間の監視付きで休み無しの復旧作業をさせた。
  • 94-1「日本酒密造計画!!の巻」では、閉鎖された公衆トイレを工場に改装して酒の密造販売をしていた両津を巨大な酒ビンに閉じ込め、毒抜きと称して酒の中で溺れさせた。
  • 95-6「ダービーゴーラウンドで一勝負!!の巻」では、大原が両津に競馬禁止令を出した後、ゲームは遊びだから許されたのを理由に両津が遊園地のメリーゴーランドを改造し、ダービーゲームなるギャンブル用のゲームを開発した上、ダービーゲーム専用の馬券[14]を勝手に売っていた[15]ため、5時間連続で回転し続けるメリーゴーランドに両津を縛り付けて引きずらさせた。
  • 96-9「コンビニ天国!!の巻」では、両津がコンビニエンスストアで廃棄される予定の賞味期限切れの弁当や食品をタダで貰ってきて、それらをニコニコ寮で他の署員達に売り付けていたため、都内のコンビニエンスストアから回収した大量の賞味期限切れの弁当を全て両津一人で食べさせた。このとき両津は苦しみながら「都内中は無理ですよ!せめて近所にして下さい」と訴えており、麗子と中川も呆然としている[16]
  • 97-2「東京カラス事情の巻」では、東京中のカラスが生ゴミをあさって住民が迷惑していたので、両津がカラス達を教育し直した結果、ゴミの被害はなくなったが、その代わりにカラス達が両津の影響を受けてギャンブルを始めたりゲームセンターに出入りするようになったため、ゲームセンターの前で両津を磔にして、カカシの姿でカラス達に注意させようとした。
  • 98-6「狙え!!賞金首の巻」では、種子を運ぶため布などにくっつく植物・オナモミの実を使って遊ぶ両津は、署の同僚達と共に署長・次長・部長といった署のお偉方を賞金首に見立てオナモミの実を当てるゲームを始めるが、次第にエスカレートして警視総監警視監といったキャリア官僚まで賞金首に見立てたため、それを阻止するため葛飾署員が両津を拘束し、オナモミの着ぐるみを着せた両津を旅客機の尾翼にくっつけて海外に送った。
  • 99-2「写真シールパニック!!の巻」では、両津が調子に乗って変なシールミニパトのフロントガラスや婦警達の帽子に貼った上、逆恨み(前述の変なシールを否認したため、来月の給料を減らされた)で屯田の全裸や大原の立小便などのシールも貼っていた。その復讐として、両津を指名手配のシールにして街中に貼った。それを見た両津は指名手配扱いとなり、人々に追いかけ回される羽目になった。
  • 101-1「両さんのパソコンツアーの巻」では、両津が古いパソコンを売ったり、女子高生が教えるパソコンセミナーをするなど詐欺紛いの商売をしていたため、両津を売ったパソコン全5000台を休み無しで修理させた。このとき両津は目眩を起こしていた。
  • 106-2「派出所コンビニ化計画!!の巻」では、両津が調子に乗って風俗店派出所を建てたため、両津の頭を金棒で殴り、婦警達と共に怒鳴った。これを見た麗子は「大バカよ」と呆れていた。
  • 111-2「葛飾署傘ゴルフ大会の巻」では、虚偽の通報によってゴルフ大会のスコア上位の参加者を強制的に帰らせる行為をした両津をゴルフクラブ代わりにして、ゴルフをした。
  • 116-8「祝い隊・出動!!の巻」では、両津がボルボ・左近寺達と共にスペシャルタクティカルチーム「祝い隊」を結成したが、些細なことですぐにパイをぶつけをまき散らすといった大迷惑なパフォーマンスを行っていたため、両津に「始末書10000枚記念」と称して、屯田を始めとする葛飾署の男性署員達と共にパイ投げの仕返しをした。
  • 118-7「お熱いのはお好き!?の巻」では、両津が署員の旅行費を着服するなどの行為をしたため、麗子・署員達と共に両津を80度の温泉に入らせ、その体の上に巨大なバーベルを乗せた。
  • 118-9「1999K-1(けいいち)REVENGE!!の巻」では、両津が転落事故のショックで中川とが入れ替わったと称して、そのままの姿で平然と中川になりすまし、中川コンツェルン社長の地位を悪用して次々に勝手なことを始めたため、本物の中川と相談の末、「35か国語を話せる国際的な中川君ならではの仕事」と称して、中川になりすました両津を気温50度超のサハラ砂漠の派出所へ飛ばした。
  • 121-2「ローラースポーツでGO!GO!!の巻」では、両津が大原の温泉旅行中にローラースキーなる新商品を密かに開発し、大原が帰って来て発覚することを恐れて、トラックで別の場所へ移動中に、トラックの運転をさせていた本田が道路に突然現れた猫に驚いて横転事故を起こし、トラックに載せていたスキー板1万本がばらまかれてJRや国道を混乱状態に陥れたため、両津を仰向けの状態でスキー板に縛り付け、頭を下にしてジャンプ台を滑降させるデモンストレーションをしようとした。
  • 124-9「貴方の値打ち鑑定します!の巻」では、ロボットを止めた大原をこき使うなどの行動をした両津にロボットの着ぐるみを着せて、24時間休まずに労働をさせた。
  • 127-6「ガチャガチャゴチャゴチャパラダイス!の巻」では、麗子との結婚権や家や車などをガチャガチャの景品にしたり、裏ガチャと称する勝手な商売をしていた両津を巨大なガチャガチャの景品(通称:ハズレ)にした。
  • 127-9「恐怖のハウスカッターショーの巻」では、大原の家を勝手に担保に入れた上に家を真っ二つにした両津を、番組のマスコットキャラクターとして使わせた。しかし、マスコットキャラクターの導入により、視聴率がさらに上がるという結果になっているため、これを見た大原は「悪運の強い奴だ」と言っていた。
  • 128-3「コリない“マッサージ師”?の巻」では、疲れを取る効果があると称するや自分で書いたマッサージのツボの本を売る商売をして裏金を隠していた両津を、脱税の罪で逮捕した後、1日1000人のノルママッサージの作業をさせた。これを見た麗子は「自業自得ね!」と呆れていた。
  • 128-7「ああ!ウォーターパラダイス!の巻」では、両津がホテルの貯水室にてウォータースライダーの流れを変えた後、貯水室のタンクの栓を閉め忘れたことが原因でオープンしたてのホテルが水浸しになったため、水の大切さを知るための勉強と称してサハラ砂漠の派出所に両津を強制勤務させた。
  • 131-1「まぼろしの山桜の巻」では、両津と左近寺とボルボの3人が酒で酔っ払って、高尾山にある有名な山桜の花をわざと散らした上、その木を根元から切断したことが発覚したため、損害を受けた外交官が許してくれたにもかかわらず、両津と左近寺とボルボを断崖絶壁の上に生えている木に登らせて、その木をで叩き切り、木もろとも3人を谷底へ落とそうとした。
  • 131-2「子供を守れ!の巻」では、運動会で卑怯な手を使っていた両津のボーナスを取り消しにした。
  • 135-6「開催!キャラリンピック!!の巻」では、警察のマスコットの世界大会で負けてきた両津を1ヵ月間、着ぐるみの姿で勤務させた。
  • 136-1「両さんの春スキー!?の巻」では、両津が家の屋根に積もった雪を雪下ろしで下ろし、下ろした雪を夜のうちに屋根に戻すという卑怯な手段を使って、雪下ろしの料金を不正に何回も取り立てていた上、雪下ろしの練習と言い張ったため、両津に南極で永遠に終わることのない雪下ろしをさせた。
  • 137-9「馬い話には気をつけて!の巻」では、警視庁の馬を競馬に使って金儲けをしていた両津を馬に、馬を騎手にして、その馬に電気が流れるを持たせてG1レースに出場させた。これは本田の摘発と中川のヒヒンリンガルによって明らかになっている。
  • 140-3「おなべの中身は何だろな?の巻」では、両津が本署の飲み会の幹事を任された時、その会費をごまかして着服するために、値段の安いおでんを提案した上、これも会費節約のために、署員全員にインチキな問題を出して、答えられない者にはまともな食材を食べさせないという罰ゲームをしようとしたが、大原は両津に「警視総監の名前は?」というクイズを出す復讐をした。そのクイズを答えられなかった両津は、罰として大原や署員達におでんの食材(通称:両津巻き)の姿にされ、鍋の中で煮まれる羽目になった。このとき中川は「腹黒いダシが出そうだ」とぼやいていた。
  • 140-6「おせち料理で大儲け!?の巻」では、大原の家にペットのエサや大量のわさびが入ったおせち料理を送ったり、偽物のおせち料理を売った両津を、2034年までの減給処分にしたあと、新年会に両津を呼び寄せ、大原の家に送ったおせち料理を強制的に食べさせた。
  • 141-6「両津温泉物語の巻」では、両津が金儲けを目的に東京中の温泉を汲み上げたことで東京23区全体が地盤沈下したため、屯田・次長と共に両津を釜茹での刑(通称:温泉の刑)にした。
  • 149-4「男のサンバカーニバルの巻」では、両津が浅草サンバカーニバルの審査員全員に下剤を飲ませ、審査員を勝手に交代させて自分のチームを有利にしようとしたため、「隅田川悪魔流し」と称して両津を磔状態のまま川に流した。
  • 151-8「世界中を巻き尽せ!!の巻」では、両津が子供達のための似顔絵太巻を手抜きで作った。その後、両津は大原と屯田に巻き寿司(通称:アホウ巻)の姿にされ、サファリパークのライオンに食べさせようとされる羽目になった。
  • 156-1「テケテケ天国の巻」では、両津が「両津エアギ教室」を開校して詐欺まがいの行為[17]をした後、その件が不起訴に終わった[18]。その後、大原は麗子・坊那須と共に両津の机などの派出所にある物・お茶・給料をすべてエア(机などの派出所にある物は撤去、お茶は抜き、給料は0円)にし、さらには両津を派出所からエア(出入り禁止)にさせた。派出所や給料などをエアにさせられた両津は、しばらくエア派出所による勤務(派出所と給料などが何もない勤務)にさせらせる羽目になった。
  • 156-6「年末大掃除隊の巻」では、両津とボルボと左近寺の3人がアイドルのファンを利用してアイドルの部屋を掃除させたため、100万円の掃除の依頼と称して、両津とボルボと左近寺に富士山の清掃をさせた。
  • 157-2「歌えニンジン君の巻」では、両津が六本木賭け大貧民をしていたため、逮捕した後、「子供たちの前で釜茹での刑にしましょう」と両津の閉じこめらているの前で屯田に提案した。しかし、屯田に「それはちょっと....」と止められている。
  • 157-9「新東京マラソンの巻」では、両津が都主催の東京マラソンに対抗して5万人もの同志を集め、東京中の超高層ビルと地下鉄の階段を無許可で上り下りする「東京上下マラソン」を強行し、都内を混乱状態に陥れたため、ルームランナーのように後方へ動く高速回転のエスカレーターに両津を乗せ、その上を10時間連続で強制的に走り続けさせた(エスカレーターの後ろには鋭くとがったトゲがたくさん設置され、両津が疲れて少しでも足を止めると串刺しにされる仕組みになっている)。本田も参加させられていたため自首しようとしたが、中川に止められている。
  • 159-9「セレブコーヒーの巻」では、前回の話で行った悪事のおしおきでコーヒー農園へ飛ばされた両津が帰国後にコーヒー会社を設立してインチキ商売をしたため、両津をスリランカの紅茶農園へ飛ばした。
  • 161-2「エコをエコひいきの巻」では、両津が電極スパークと共同で経営していたレジャーランド「東京エコランド」のスタッフの傍ら「東京エロランド」のスタッフとして活躍していた事が週刊誌にて明らかになった。両津はその罰により、大原と坊那須に「エロジジー」呼ばわりにされ、署員達の笑い物にされる羽目になった。このとき中川と麗子も唖然としていた。
  • 161-3「お掃除ロボ出勤!の巻」では、両津が婦警に中川と比較されてさんざん罵倒されたため、仕返しとして婦警の寮に中川が貸していた掃除ロボの内部に隠しカメラを仕込んで、婦警が風呂に入っている所を掃除ロボで盗撮しようとしたが、失敗に終わる。その後、両津をロボットの着ぐるみを着せ、足首にを付けて婦警の寮を掃除させた。
  • 162-1「ポイント人生の巻」では、両津が秋葉原で事件を起こしたため、始末書をポイント制にした。
  • 162-7「両津式英会話の巻」では署員にクイズを出して答えられなかったらリフトから落とすというインチキな英会話教室をした両津をリフトに乗せ、「刑法第13条[19]は?」というクイズを出す復讐をした。そのクイズを答えられなかった両津は、罰として大原と中川に炎の海に落とされそうとなる羽目になり、これを見た中川は署員に「こういうのを自業自得というんですよ」と解説していた。
  • 165-3「バラ色の人生!の巻」では、両津が高く売れるバラの香水を作ろうとして、新葛飾署の敷地内で大原が育てていたバラの花を大量に盗んだため、両津を裸にして、トゲだらけのバラの枝で両津の全身を縛り、新しい花が咲くまでの間、痛がる両津を署の玄関前の門の上に磔状態で晒し者にした。
  • 169-4「日本全国花見休日の巻」では、両津が署との懸命の交渉の末に花見を日本全国で3日間の日程で実現させたが、その間日本中の労働者たちが仕事を放棄し、日本経済に150兆円の損失を及ぼしたため、大原と屯田の2人で両津を本庁命令と称して南極で花見(実際は雪見)をさせた。
  • 171-2「副業人生の巻」では、警察官の仕事を無断欠勤してグァム島ガイドのアルバイトをしていた両津を、偶然にも観光客の一人であった大原が見付けたため、両津に観光客全員のグァム島滞在中の食事代を両津の退職金から差し引く形で強制負担させた。なお、帰国後、両津は「もう最悪…バイトしばらくやめた…」とぼやいていた。
  • 172-3「ばらしちゃいやよの巻」では、両津が本田を脅して、中川と麗子の前で「箱に入れたカードが消えるマジック」をさせ、中川と麗子のキャッシュカードをだまし取って、銀行のATMから中川らの預金を勝手に引き出そうと企てた(しかし、2億円引き出したところで銀行の警備員に捕まり、失敗に終わった)ため、両津を縛って、魔法の箱と称する紙の箱に閉じ込め、そのまま両津を箱ごと海に沈めようとした。なお、本編で大原が両津に直接体罰を加えるおしおきはこれが最後である。
  • 174-8「警視庁応援団の巻」では、両津が大原から指示された作戦を遂行する途中でヘマをしたことでその作戦がすべて失敗に終わったため、両津を警視庁の前で応援する仕事をさせた。
  • 192-9「馬券が発車しました!の巻」では、両津が大原から競馬を厳禁されているにも関わらず、配当金425万円の当たり馬券を買ったことが発覚したが、両津は処罰を恐れて、その馬券を自分の物ではないと言ったため、大原は両津から徴収した馬券を「持主不在」として、配当金を全額寄付することに決めた。一方の両津は425万円の配当金を目の前で全額失ったばかりか、馬券を買うために使った元金の10万円も全て無駄になり、当分は立ち直れそうにないほど落ち込んでいた。
  • 196-15「妖怪言い訳小僧の巻」では、両津が大人気の「妖怪ウォッチ」に便乗して調子に乗っていたため、中川・麗子と共に両津を「幽霊が取りついているぞ」と信じ込ませ強制的に仕事をさせた。なお、両津は「もう、勘弁して…」と疲れ気味となっていた。これが本編における最後の実際に行ったおしおきとなった。
セリフのみのおしおき[編集]
  • 14-1「おおティータイムの巻」では、両津が麗子と揉めて大原が大切にしていた茶碗が割れてしまい、麗子が両津を押したのが原因で、なおかつ麗子が大原に素直に謝罪したにもかかわらず両津が割ったと一方的に決めつけ、両津を1〜2年の間京都の寺へ小僧として修行に行かせた(そのため麗子は罪悪感を感じていた)。
  • 29-3「クレイジータンク!の巻」では、両津が銀行強盗のグループを戦車で追い回し、おびえた犯人たちが葛飾署へ逃げ込んだ所をさらに砲撃して署の建物を破壊したため、両津をカンボジアの最前線へ飛ばした。
  • 32-11「悪魔がやってきた!の巻」では、自衛隊の隊員をヘリコプターで演習場へ案内していた両津が大原の家の上空につき、コックピット内で大騒ぎしたことが原因で大原の家の庭に機銃掃射をしてしまったため、両津たちが乗ったヘリを大原の家にあった銃で撃ち落として両津を捕まえた後、両津を外人部隊に強制入隊させた。
  • 50-6「下町グルメの巻」では、下町料理評論家の多部田多部五郎と料理対決で互いに妨害して騒動に発展したため、本庁の留置所で3ヵ月勤務につかせた。
  • 62-7「仲人症候群!の巻」では、大原が仲人として出席していた結婚式を滅茶苦茶にした両津を署長命令と称して種子島の近くのひょうたん島署に30年間配属させた。
  • 70-5「暴走機関車の巻」では、宇宙万博の会場に両津の知り合いのビアガーデンで展示されてあった機関車ビールガスの影響で暴走し、そのまま機関車を直撃させた両津を宇宙開発事業団の初のイベントと称して人工衛星に縛り付け、酸素もないまま宇宙に飛ばした。
  • 78-7「占い師!ノストラ・両津の巻」では、両津がたまたま口で言ったことが的中し、その運を使って署内に「大予言課」という課を開き、飾りとして置いていたロウソクを始末しなかったことで葛飾署が全焼したため、両津を占い修行のためにアラビアへ行かせた。
  • 79-3「なんでも消すペンの巻」では、両津が特殊なペンに改良を加えて1時間で消えるペンを開発して、開発したペンで警視庁のパーティーの招待状の台紙に落書きをし、招待状が届いた頃には両津が描いた落書きが浮き出ていて大騒ぎになり、両津は葛飾署から処分を受けたため、別の署に飛ばした。
  • 83-3「両津流お正月の過ごし方!?の巻」では、両津とフータロー、ボルボ達が正月にコンビニのシャッターを閉め、店内の食料品や酒を勝手に食い散らかしてどんちゃん騒ぎをしていたため、「コンビニの正社員」という名目で両津を1年間追放し、その代理として西郷小金丸(ボルボの祖父)を配属させた。
  • 87-6「夢の巨大ボーリング!の巻」では、両津が不況で閉鎖されたボウリング場の解体現場から入手したディスプレイ用の巨大なピンボールを再利用し、クレーンを使ってボールを転がすスケールの大きなボウリングを楽しんでいた時に、誤ってボールを世界ロケット博の会場へ転がしてしまい、展示されていたロケットをことごとく破壊して50億円もの損害を及ぼしたため、両津を宇宙開発事業団のロケットに乗せて2万年ほど冥王星へ飛ばした。
  • 90-6「夢のハイテク交番!?の巻」では、両津と豊永が二人で見ていたアダルトビデオの映像が横田の誤った操作で無人交番システムのP・B・N・Sで東京中で流れたため、両津に15年くらいの長い夏休みを取らせた。
  • 116-7「坊さんバンド参上!!の巻」では、両津が大原家の法事を依頼した際、酒に酔った勢いで寺の住職にロックをやるように言った上、大事態になると言って駆けつけた両津が水と間違えて火にたいまつ用の油を掛けたことが原因で寺が全焼したため、両津をインドの山奥へ修行に行かせた。
  • 137-7「気になる木!?の巻」では、マンション建設工事阻止のためにみんなが守っていた大木を両津が誤って燃やした上、偽業者が発覚したため、植林のために両津をカナダへ30年間のタダ働きに行かせた。
  • 159-8「両津ブレンドコーヒーの巻」では、両津が葛飾署で禁酒令が出された時にコーヒーに酒を混ぜて売る商売をしていたため、両津をジャマイカのコーヒー農園へ飛ばした。これがおしおきの後のエピソードを描いたストーリーである。
  • 169-3「下剋上ずもうの巻」では、職場の部下が上司を相撲で投げ飛ばして賞金を獲得するというテレビのバラエティー企画「下剋上ずもう」で、場の空気を読まずに警視総監を投げ飛ばした両津を、アメリカの国際酸素研究所へ送り、空気を読む特訓をさせた。
  • 179-4「こちら通天閣署別館の巻」では、怖くなって自首しようとしていた振り込め詐欺犯を確保しようとし、爆竜大佐に頼んで戦闘機からミサイルを葛飾署に命中させた両津を3年ほど最果て署に飛ばした。
  • 198-4「ポリスエクスポの巻」では五所川原組長のツイッターによって運営費横流し問題などが明らかになったため、両津をインドへ修行に行かせた。

歴史[編集]

1980年代前半辺り迄は他のギャグ漫画でも目にするパターンだったが、1980年代後半以降は本当なら生死に関わるような危険なおしおきも出てきており、残酷すぎる展開で手段は選ばないようである。これは、両津がどんな危害を加えられても死なない(たとえ死んでも生き返る)超人的な生命力の持ち主であるという前提条件があって、初めて成立可能なおしおきである。

大原本人も最早おしおきを前提にしておらず、懲戒免職はもとより逮捕も覚悟の上で実行しているようである。おしおきには(両津にとって)辛さ・恥ずかしさ・痛さ・怖さの4要素を基にさまざまなバリエーションに富んでいる。後期は、両津に直接体罰を加えるおしおきの登場数は少なくなり、単行本172巻の「ばらしちゃいやよの巻」を最後に描かれなくなった。その後は両津に精神的な苦痛を与える間接的なおしおきがわずかに描かれる程度になった一方、大原が武装して派出所に殴り込んでくる武装おしおきの場面は最終巻までコンスタントに登場していた。

また、大原だけでなく、例外で山寺の和尚、閻魔大王、中川と麗子、神、屯田もお仕置きを執行したケースがある。花山理香も両津に天罰という名のお仕置きを下すが、ここではオチのみ触れる。

  • 43-7「罰当り!両さんの巻」では、魔法で小さくなった両津の前に同じサイズになった花山が現れ、花山は反省をせずに自分を襲った両津を魔法でウンコバエに変える[20]
  • 44-4「魔法の杖の巻」では、花山が天国のバス停留場で忘れた魔法の杖を両津が下界に持って行き悪用したために、魔法で両津をイスに変える。
  • 44-9「両津和尚!の巻」では、両津が屯田に借金し、これに激怒した大原は両津の性根を叩き直すため、両津の頭を丸坊主に剃り上げ、山寺に預けたが、そこで両津が大原家の法事でニセの和尚を演じたことが発覚し、これに頭を悩ませた和尚は両津に数千体の仏像を磨かせた。
  • 50-4「遊び天国出現の巻」では、かくれんぼで施設の1億円ロボットを壊したり、傍若無人な振る舞いをしたために、中川は両津に外に出るように細工したジェット滑り台で滑らせ、外に出た両津は他のビルのオフィスに突っ込んだ。
  • 51-3「天国からの訪問者の巻」では、両津が小梅の魔法で未来から購入した競馬の新聞で大儲けしようと企んだために、花山が魔法でトキに変える。
  • 56-2「史上最強の助っ人の巻」では、両津は中川と麗子が夏休みのため、大原と共に派出所勤務をすることになったが、両津が派出所の仕事が面倒くさがって地獄から閻魔大王を呼び寄せ、閻魔大王に派出所勤務をさせようとしたため、これに頭を悩ませた閻魔大王は大原と話し合った末、両津を地獄に送った。
  • 57-2「両さん天国へ行くの巻」では、天国人事省のミスで天国に来てしまった両津が下界に戻り、魂の状態で昨日叱った大原の体に乗り移り仕返しをしたため、花山は両津が心を入れ替えるまで両津の肉体を預かり、二足歩行の犬の状態で生活させた。
  • 58-10「史上最大の闘いの巻」では、亀有の寺で大仏像の型取りをするため、両津は天国から神様を呼び出し、両津は神様に大仏像の製作に協力しなかったら、女神(ビーナス)との交際や神様の髪の毛がカツラだという事を地球人の人に言いふらそうと両津に脅迫される。しかし神様は大仏の型取り後両津の体内から邪心(悪霊)を取り出し、両津の良心と戦わせようとする。だが両津の良心が無かったため、神様は両津の邪心(悪霊)が変身した金欲マンとの激戦を繰り広げるが、最終的には金欲マンに敗北寸前となり、これに悩ませた神様は大原のアイデアで金のなる木を出現させ、金欲マンを宇宙の果てまで飛ばした[21]
  • 59-1「激突!!成績くらべの巻」では、手柄を取りたい両津が犯人を逃してやる行為をしたため、警察は両津に警察学校の1年生からのやり直しを命じた[22]
  • 78-10「身内として…!の巻」では、両津が中川グループの下で働くことになったが、そこで倉庫を全焼させる大事件を起こしたため、これに頭を悩ませた中川は親戚と話し合った末両津を山寺に預けた[23]
  • 108-7「掘ゴタツパニック!?の巻」では、両津が点検で掘りごたつに入ったのを早乙女ら婦警に覗いていると変態扱いされ、復讐として空から女子寮に侵入し、ゴキブリ5万匹を入れてパニックにしようするも、麗子によって阻止。そのまま渋谷に不時着してしまい、警察に逮捕される羽目になった。
  • 121-9「超興奮!?麗子ウォッチング!の巻」では、両津が麗子の行動を覗く行為をモニター越しにやっていたため、憤慨した麗子にガラス張りの部屋で3週間閉じ込められる羽目になった。
  • 147-8「記憶にないわしの誕生日の巻」では、両津の誕生日を忘れていた中川たちに両津が報復をしたため、その反撃策として中川が両津を麻酔注射で眠らせた挙句、証拠を捏造した。これには両津もがっくりしていた。
  • 151-4「クリスマスVS男祭!!〜真冬の決闘〜の巻」では、クリスマスイブに両津たちが独身男たちを集めてクリスマスにふんどし一枚でカップルの集う場所を巡る「男祭」を遂行したことで町中が大パニックになったため、麗子は東京湾上で両津たちの乗るヘリを取り寄せた武器で攻撃した。その内、両津は重傷を負った。
  • 162-2「部長さん町へ行くの巻」では、両津が大原を「ねずみのトッポくん町へ行く」のビックタウンに連れて行き、そこで「人類存続計画で1/6サイズにされた」と嘘をついて悪戯したため、久しぶりに地上の様子を見た花山が両津を魔法で1/6サイズにしてしまう[24]。しかし両津はGIジョーの服や装備があり、ハンバーガー1個で1日分の食料になるため1/6ライフを満喫している模様。
  • 186-2「ようこそかっぱ橋の巻」では、食品サンプルでできたを両津が販売していたため、食品サンプルでできた鮨を屯田は両津に食べさせた。
  • 200-5「ドローンバトルの巻」では、両津がドローンを使ったレースの最中にラジコン刑事のドローンを落下させたため屯田は両津を1ヶ月の謹慎にし、その賞金(5億円)[25]特殊刑事課に全額寄付した。

武装おしおき[編集]

24巻から、話の最後のコマで両津をおしおきするために重武装してパトカータクシー戦車乗馬などで派出所に乗り込むシーンがある。

殴り込み系のパターンはさまざまで、以下のパターンが挙げられる。

  • 両津が問題を起こす→大原が恥をかく→重武装した大原が派出所に殴り込む→両津は既に逃亡している。
  • 大原が両津を叱る→両津が大原に仕返しをする→重武装した大原が派出所に殴り込む→両津は既に逃亡している。

大原が『両津のバカはどこだ!?(場合によっては『両津の大バカ野郎はどこだ!?』『両津の大バカ者はどこだ!?』『両津はどこだ!!』など)と言いながら殴り込んだ際に、中川や寺井が両津の逃げた先(基本的に「○○に行きました!」と言っている)を答えて締めくくられる。しかし、一部の回では中川が居場所を答えたにもかかわらず、両津が逃げ切れなかったために自分の机の下に隠れていたり、中川が答えた両津の居場所に大原が直接殴り込みに行ったこともあった。また、両津が派出所から逃亡を図ろうとした瞬間に大原が到着したこともあった。

追跡系のパターンは殴り込み系と同様だが、追跡系の場合は以下のパターンとなる。

  • 両津が問題を起こす→両津が逃亡を開始する→大原が恥をかく→重武装した大原が逃亡中の両津を攻撃する。

アニメでは武装おしおきをオチとする話は第68話「留守録シンドローム」のみで、第281話のおまけで描かれた「FAXします私のすべて」は原作での武装おしおきは描かれなかった。

また、こち亀ジャンプでは、軍人姿で武装して殴り込むも、中川に「ポケモンGOをすると出ていきましたよ」と言われたことがあった[26]

武装おしおき一覧[編集]

武装おしおきの原型となったオチ[編集]
  • 殴り込み系
    • 24-8「サムライ!の巻」では、秋葉原で両津が在日米兵とともに市街戦を引き起こしたため、大原が制服姿で頭に「殺」とかいた鉢巻とろうそくをつけてトンプソン(ドラムマガジン付きのM1921かM1928のどちらか)を持ちながら物凄い剣幕で「両津はいるか! ちょっと話したいことがある」と言い、これを見た両津は「ぎゃあーっ! それは話し合うスタイルじゃない!」と言っておののいていた。
    • 33-9「三匹の用心棒の巻」では、派出所メンバーで西部劇の撮影をして完成したビデオテープを両津が買いに行ったが、その時に余った金でこっそりと買ったアダルトビデオを間違えて大原に渡してしまう。その結果、屯田達がそのビデオを見たことで恥をかかされた大原は激怒し、制服姿で頭に鉢巻とろうそくをつけて拳銃を2丁持って「両津のバカはどこにおる、でてこい!!」と言いながら入ってきた。その際に両津は机の下に隠れていたが麗子がおののいて「さ…さあ、さっきまでここにいたわよ」と言っていた。このとき大原は警官の制服姿ではあったものの、武装おしおきで用いられる「両津のバカ」というフレーズが初めて使われたオチであり、これが武装おしおきの本当の一回目とも言える。
  • 追跡系
    • 36-10「さよなら両さん?の巻」では、両津が長崎から亀有に帰る際に行方不明になったが実は46万円分タクシーで豪遊しており、それを大原に隠すために偽装工作として服をボロボロにしてごまかしたが、タクシー運転手が請求に来たことにより偽装が発覚し、「きさまなど消えてなくなれ!もう二度と戻ってくるな、こいつ!」と言いながら逃走を図る両津の背後から銃を大乱射した。
    • 39-2「路地裏物語の巻」では、両津が手伝いに行った駄菓子屋で子供たちにクレジットカードを使わせたため、大原は「お前の存在が青少年育成の邪魔になる現代の悪魔め!」と言いながら逃走を図る両津の背後から銃を乱射した。それに対し両津は「私は現代の天使ですよすべて誤解です!」と反論した。
    • 79-2「ベビーシッター両津!?の巻」では、両津が大原の孫である桜の面倒を見ることになったが、両津は競馬に熱中しながら桜の面倒を見ていたため、桜が競馬関連の言葉を口走るようになってしまった。後日、娘のひろみから電話でこのことを知らされた大原は、「心配いらん! 原因がわかった…すべてわかった!」と両津が原因であることを見抜いた後、「なんてことを教えるんだ両津!」と言いながら逃走を図る両津の背後から銃を乱射した。それに対し両津は「部長!怒ったらだめ〜!IQがなくなっちゃいますよ!」と騒いでいた。
  • その他
    • 25-9「視聴率競争!の巻」では、テレビ番組で問題を起こして警察にドロを塗った両津に大原が白い袴を着用ながら、「退職届」を挟んだ鉢巻きを巻きながら散弾銃を持って、「おまえ、ひとりのため警察官のイメージが一転してしまった 潔くわしと一緒に花と散ろう」と切腹を迫ったが、両津はひどく怯えて、「やだ〜 まだ散りたくない! 部長だけ散って!!」と絶叫していた。
    • 38-9「ひまわりクンの巻」では警察が総費用9000万円を賭けて開発した最新型特殊装甲車「ひまわりクン」を両津がキャンピングカーと間違えて暴走させてしまい、最終的には大量の警察車両やヘリコプターを破壊してしまう。警察から逃げた両津に、大原が白い袴を着用し、「両津、わしといっしょに死んでわびをいれるんだ。さあ、こい!」と切腹を迫ったが、両津に付き従っていた中川は仰天し、両津はひどく怯えて、「やだあーっ、まだ警察に捕まったほうがましだよーっ!」と絶叫していた。
殴り込みによる武装おしおき[編集]
  • 53-10「これぞ模型道の巻」では、帆船の会の展示のために両津は大原に頼まれてグレート・ハリー帆船模型を作っていたが期日には間に合わず、展示前日にやっとのことで完成させるも、突如起きた地震によって模型は全壊してしまう。そのためもう作り直す時間がない両津は代わりとしてイカダの模型を大原に渡し、そうと知らない大原はそれをそのまま展示したため、会長からは「不愉快だ!会をバカにしとるぞ、あの男は!」と叱られた挙句、会のメンバーにも「大原!冗談にもほどがあるぞ」と言われ、恥をかいてしまう。憤慨した大原は第一次大戦時のイギリス兵の軍服姿でルイスMK-1を持って派出所に殴り込むが既に両津は逃亡しており、麗子は仰天し、中川がおののいて「先ほど荷物をまとめて旅へ行きましたが…」と答えている。112巻巻末のコミックスプレビューによると、この話のオチが「武装おしおきの第一回目」となっている。
  • 62-2「ビデオ狂騒!の巻」では、派出所に現場検証用にビデオカメラが導入され、試験的に派出所のリポートが撮影されることになった際、派出所メンバーの審査で両津は自身の作品を酷評された挙句、カメラマンの座を中川に奪われてしまう。その仕返しとして両津は中川の目を盗んでこっそり盗んだビデオカメラ[27]を使って道端に落ちていた犬の糞やたんつぼの中、本田の嘔吐物、自分の股間や肛門などを撮影し、そのビデオを大原が発表会で使うものと差し替えた。その結果署員たちは絶叫し「早く止めるんだ!」と言っているのを聞いていた大原は両津の仕業であることを見抜いた後、戦闘服ベレー帽というグリーンベレーの姿でバズーカ砲を持って「両津のバカはどこだ!」「あのバカどこへかくれた!」と言い派出所に殴り込むが、既に両津は逃亡しており麗子は仰天し中川がおののいて「『長い旅へ出る』と先ほど出て行きましたが…」と発言している。このオチは153巻末の「両津教授のなんでもベスト5」の「部長の怒り落ちベスト5」では5位にランクインしている。
  • 65-9「FAXします!私のすべての巻」では、派出所にFAXが配置された際、両津は自分の裸体[28]をコピーする遊びから大原の顔写真と自分の裸体を組み合わせた「部長の全裸FAX」の写真を作ることになった。当時署では大原の小説が話題となっており、寺井が署へ小説の原稿をFAXで送ることになっていたが、その時用紙が裏向きに置かれていたため寺井は確認せず、そのまま誤って全裸写真まで送信してしまう。同じ頃大原は署で屯田と小説について談話していたが、受信した全裸写真を見た屯田に刺激的すぎると指摘される。両津の仕業だとすぐに分かった大原は八つ墓村に出てくる田治見要蔵風の格好に扮して、ベルギー製の自動小銃FN‐FAL(エフエヌ・ファル)を持ち、派出所を襲撃。麗子は仰天し、寺井は両津からの暴行で負傷しており、中川はおののきながら「みそぎをしてけじめをつけると先ほど出て行きましたが…」と答えたが当の両津本人は逃げ遅れていたらしく、マンガ雑誌を積み上げ自分の机の下に隠れていた。(アニメではこのオチはカットされている。)
  • 69-4「ザ・留守録パニック!の巻(アニメでは「留守録シンドローム」)」では、両津と寺井が大原から時代劇ドラマ「幕末の春(アニメでは幕末の花)」の最終回の録画を頼まれたが、両津の電気の使いすぎにより派出所が停電したため録画は失敗した。しかしその最終回の放送は報道特別番組のため次週に延期されており、両津は放送されてもいない最終回を録画したと嘘を言ったため大原に叱られてしまう(正直に謝った寺井はお咎めなし。アニメでは叱られたはずみで自分の鉄道模型EF58)を破壊されてしまう)。その仕返しとして、両津は後日、寺井を連れて(アニメでは寺井を連れていない)大原の家のアンテナを細工し、大原が楽しみにしていた最終回の放送をお下劣番組(アニメではお下劣ビデオ「幕末のケツ」で8時間もの間大音量でオンエアされた)に差し替えたため、大原は翌日、面付武士甲冑姿(原作では面を付けていたが、アニメでは面を付けておらず、代わりに「怒」が書かれた胴当てを着用)で両手に日本刀を装備しての二刀流で派出所を襲撃したが、両津は寺井とともに逃亡しており、中川と麗子は仰天し、中川が「寺井さんと長い旅へ出ると電話がありましたが…(アニメでは中川が「先輩ならつい南極白熊を見に行くんだとか何とか言って…」と苦笑しながら言い、その後寺井が「さっき出て行きましたけど何か!?」と発言した。この際麗子と犬も苦笑している)」と発言した[29]。実質、このオチは武装お仕置きシリーズの中で唯一アニメ化された。

このオチは153巻末の「両津教授のなんでもベスト5」の「部長の怒り落ちベスト5」では4位にランクインしている。アニメ版では話の後半の一部に下記の「音声予約でコンニチハ!の巻」が使われている。

  • 73-9「とっても便利な達筆くんの巻」では、両津の悪筆に小言を言う大原に対し、両津は友人の協力を得て、「達筆くん」なる自動書記機を導入した。その機械の高性能ぶりに大原も感嘆し、「達筆くん」で300枚もの招待状の宛名書きを依頼し、両津は威張りながら承諾した。しかし、「達筆くん」にバックアップ機能を搭載し忘れていたまま夜中に作業していた最中、突然起きた停電が原因で宛名書きのデータが全て消えてしまい、もう一度最初から作業し直しても間に合わなくなった。その翌日に、大原が両津から受け取った宛名書きが終わった招待状を屯田に渡したところ、それはただ宛名書きされたラベルが貼られているだけのダイレクトメールそのものだった[30]ため、屯田に詰め寄られてしまう。面目を潰され憤慨した大原は騎士鎧(プレイトメール)姿に扮しながら、両手にレイピアを装備しての二刀流で怒りオーラを発動させて派出所に殴り込むが、両津はすでに逃亡しており、中川と麗子は仰天し、中川は「先ほど中国へ書道の修行に旅立ちましたけど…」と主張している。このオチの時が一番大原の逆鱗に触れたらしく、大原が被った兜には血管が浮き出ていた。
  • 75-1「音声予約でコンニチハ!の巻」では、両津が声で録画の予約が出来るビデオデッキを大原に見せた際、バカを強調するなどとバカにされたため、改造したビデオデッキを使って大原に裸踊りさせるなど仕返しを仕掛けるがすぐに見つかり、大原に叱られてしまう(アニメでは両津の友人を連れてはおらず、大型電気屋で買ったテレビデオを小規模の電気屋の道具で改造し、大原に見つからないように、カメラをテレビデオの中に仕込み、屋根の上に登り、大原宅のアンテナに細工した)。しかし、それでも懲りずに今度は友人を連れて大原の家に侵入し、テレビとビデオデッキを改造したもの(バッテリーが内蔵されており、コンセントを切った途端内部の電源に切り替わり[31]、1時間ごとに音量が大きくなって8時間後には音が最大になるという仕組み)を家に置き、さらに8時間に渡ってお下劣番組を放送させた。これに激怒した大原は翌日戦車(九七式中戦車もしくは九五式軽戦車)に乗って「両津はどこだ!」「出てこい両津!!」と言いながら派出所に殴り込むが、両津は既に逃亡ずみで、麗子はおののき、中川が逃げながら「インドにヨガの修行に行きました!!」と言っていた。戦車などによる武装おしおきはこの話のオチが初めて。アニメでは上記の「留守録シンドローム」の後半にこの話が使われている(音声予約とバックアップ機能部分、オチは「ザ・留守録パニック!の巻」と同じで武士の姿で乗り込んだ)。
  • 86-5「建立!五重の塔の巻」では、大原に千葉県民イベントホールで開催される「飛鳥時代展」に展示される法隆寺五重塔の出展の依頼が来たため、彼は両津に頼み込み、両津に顎でこき使われることも忍んで模型を作ってもらったが、両津の不始末で模型は全焼し、になってしまう。そこで両津が代わりの模型を借りて直接会場に持ってくるという口約で大原は会場で待っていたが、やっと見つけた模型店で両津は法起寺三重塔の模型しか借りられず、他の模型店で探そうにも開場まであと2時間しかなくとても間に合わなかったため、悪足掻きで三重塔の模型の上に金閣寺法隆寺夢殿の模型を重ねて、本物とは似ても似つかぬ“五重塔”に仕立て上げた。そしてその五重塔の模型を箱に入れて大原に手渡し、中川と共に逃走[32]。その後大原が会場で箱の蓋を開けた途端、作品の余りの酷さに知人達からは「質の悪いジョークだよ」、「だめだこんな物は」と言われた挙句、白い目で見られ、恥をかいてしまう。憤慨した大原は僧兵(武蔵坊弁慶)の格好に扮しながら、槍(薙刀)を振り回しながら派出所に殴り込んできたが、案の定両津は逃走した後で、恵比須は口を開けて絶句しながら、寺井が「奈良の法隆寺に柿を食べに行きましたが…」と答えていた。なお、このパターンで恵比須が登場、かつ、大原の武装おしおき姿を目の当たりにしたのはこれが唯一である。
  • 86-9「大東京ゴミ事情!の巻」では、当時の都条例でゴミ袋に記名が義務付けられた際、他人(主に同僚や近所の人)が勝手に両津の名前を袋に書いたため「多過ぎて他の人のゴミが置けない」として両津の部屋に総量約10トンものゴミが運ばれる[33]。それに困った両津は処理するための解決策として、その約10トンのゴミを「お中元」として大原の自宅に送り付けた。翌朝近所の人々にクレームをつけられこれに憤慨した大原は、第1次世界大戦で旧日本陸軍大将軍服姿に扮しながら車載式ガトリング砲を転がして、「両津のゴミ野郎はどこだ」「出てこい!!」と派出所内に突入したが、両津は逃亡しており、中川・麗子は口を開けて仰天し、寺井が「都条例の無い埼玉県へ引っ越してしまいました!」と行き先を答えていた。このオチは153巻末の「両津教授のなんでもベスト5」の「部長の怒り落ちベスト5」では3位にランクインしている。
  • 89-2「8ミリフィルム上映会!の巻」では、大原から葛飾署で上映する熱海の菊見本市のフィルムの編集を依頼された両津がそのフィルムの編集をしていたが、別の依頼で藤田に編集を任されていたブルーフィルムの一部を間違えて菊見本市のフィルムにつなぎ、それに気付かないまま大原に渡してしまう。そして大原は両津の忠告(後述の発言)を聞かずにそのフィルムを葛飾署で上映し、恥をかく羽目に。両津は藤田とともに派出所から逃亡を図ろうとしたが、そこに兜姿の大原が到着し日本刀を振り回しながら「両津!とんでもないことをしてくれたな!」「大バカ者」と言いながら両津と藤田を攻撃しようとするが、藤田は怯んで、両津は「だから堂堂と人様に見せるような物ではないと言ったでしょう!」と発言した[34]
  • 95-1「音声対応ワープロ!!の巻」では、中川の会社が開発した音声対応の自動ワープロの高性能ぶりに感嘆した大原は、それを使って結婚式のスピーチの原稿を作る。しかし翌日その原稿を家に忘れてしまったため、両津にワープロのデータをFAXで送るよう頼んだが、直前に両津はそのデータを用済みと思って削除してしまう。削除直後にそれを知らされた両津は苦肉の策として「おめでとう おめでとう おめでとう おめでとう おめでとう おめでとう おめでとう おめでとう おめでとう おめでとう おめでが10 なんちゃって… 完」という自作した紙を送り、それを渡された大原はスピーチしづらくなり、窮地に陥ってしまう。その後、大原はM109自走榴弾砲(砲身の短い初期型)に乗り、派出所に突っ込むが、両津は逃げた後で、麻里愛は仰天し、寺井がおののいて「ペン字教室へ習いに行くと出て行きました」と行き先を答えていた。なお、このパターンで麻里愛が登場したのはこれが唯一である。麗子も派出所にいたが登場しなかった。
  • 102-2「ゴーゴーツイスター!!の巻」では、両津は無断欠勤をした言い訳として、本田と共にツイスターという遊園地の乗り物に乗ったことを大原に話したが、遊園地のくだらん乗り物で遊んでる場合ではないと叱られてしまう。その仕返しとして両津は大原の誕生日に中川の研究所で作った本物のツイスター(竜巻)をプレゼントとして大原の自宅に送り、家をほぼ全壊させた。大原宅にいた中川と麗子も散々な目に遭っていた。これにより、翌朝激怒した大原はM7プリースト自走榴弾砲に乗り、派出所の入口を砲撃で破壊したが、またもや両津は逃げた後で、ラジオでその事件のニュースを聴いていた寺井が脅えながら「フロリダディズニーワールドへ遊びに行きました!」と言っていた。上記の八つ墓村スタイルに次いで一番凄まじい形相をしたオチで、153巻末の「両津教授のなんでもベスト5」の「部長の怒り落ちベスト5」では1位にランクインしている。
  • 104-3「プリクラ大作戦2の巻」では、両津が書類に大原の寝相のプリクラを張ってしまったため大原に叱られてしまう。その仕返しとして、両津は「スタクラ大王」と命名した、大原が仮眠中顔に落書きした上でスタクラを押した写真と大原の下半身を撮り、そのデータで子供の背丈ぐらいありそうなサイズの巨大プリクラを作成して、女子高の壁や通学路などに大量に貼り付けた。このことで屯田に叱られた大原は憤慨し、戦車エレファントに乗って派出所を押し潰しながら突撃するが、もちろん両津は逃げた後で、麗子はおののき、寺井が逃げながら「渋谷にプリクラしに行きました!」と叫んでいた。
  • 107-9「部長のポケモン奮戦記の巻」では、孫・大介のポケットモンスターのデータを間違えて消してしまい、大介が野球合宿に行っている3日間の間に必死でポケモンを集めたもののデータが消える前の状態(140種類)に追いつくことはできず、両津から完成版カートリッジを99800円[35]で買い取って「残りはおじいちゃんが捕まえておいてあげた」と自分が集めたことにし大介に渡した。しかし実は大原が買う前に両津はその完成版カートリッジを通販で既に売っており[36]、両津が大原に渡していたのはポケモンのラベルが貼られたスペースインベーダーのカートリッジであり、早速ゲームをプレイしようとした大介や彼の友人によって事が発覚する。大介から「僕の140匹集めた(ポケモンの)カセットはどこにあるの!?」と詰め寄られ、言葉を詰まらせてしまう。面目を失った大原は旧陸軍騎兵の軍服に扮しながら軍刀(サーベル)を装備して、乗馬して派出所に突入するが、両津は逃げており、麗子はおののき、中川は仰天して「ポケモンを探す旅に立つとかで出て行きました!」と言っていた。
  • 136-2「亀有レトロタウンの巻」では、両津による亀有駅前商店街を皮切りとした全国の商店街でのレトロタウン化作戦[37]による町興しが成功したことを受けて大原が両津に知り合いのために町興しをしてくれと依頼し、当初乗り気ではなかった両津は大原の熱意に負け、承諾した。そして大原による町興しを見たところ、それが昭和30年代そのものになっており、住人からこのままでは駄目だと町の改装を要求され、仕方なく両津はもっと昔にしようと江戸時代に改装した。しかし今度は「こんなんじゃ客が来ないから、もっと若者が集まるようにしてくれ!」と要求されてさらに顰蹙を買い、両津は業を煮やし「完全に若者向けの町」と称して遊園地のような動物だらけの派手な町に変えてしまう[38]。これによって大原の知り合いから「いくら若者に受けてもこんな町に住めないぞ!」「うそつきめ!」などと罵倒されたことで憤慨した大原は馬に乗り、カウボーイ姿で派出所にコルトSAAを乱射しながら「両津はいるかァ」と殴り込むが、両津はすでに逃亡した後で、寺井は怯んで中川はおののきながら「ミニチュアの町作りのために模型会社へアルバイトに!」と答えていた。このオチは153巻末の「両津教授のなんでもベスト5」の「部長の怒り落ちベスト5」では2位にランクインしている。
  • 151-3「YES!?NO!?年賀状大戦争!!の巻」では、大原から手書きの年賀状を出せと言われた両津が、自身の手書きによる巨大年賀状を合計2,000枚も書き、その年賀状を12月から元旦にかけて大原の家にばら撒いた。これに激怒した大原は、82式指揮通信車で派出所に向かい暗視ゴーグル付き野戦服姿にパンツァーファウスト301式軽対戦車誘導弾を持ち、派出所に突入するがまたもや両津は逃げた後で、中川が「年賀状の無いところで暮らすとハワイへ行きました!」と言っていた。この時両津は派出所にも年賀状をばら撒いたため、中川・麗子・寺井の三人も散々な目に遭っており、いつものように仰天しているどころではなかった。
  • 156-3「こちらクマさん警察署の巻」では、キッズワークデイとして署員全員熊の着ぐるみを着て警察の仕事を幼稚園児たちに見せ、その後両津率いる派出所メンバーが着ぐるみを着たままの状態での24時間密着をさせられてしまった時に、両津に「私はちかんです」「近よらないでね 変態ですから」「要注意人物」などと着ぐるみの後ろに落書きされてしまう。これに憤慨した大原は、着ぐるみを着たまま(24時間密着のため接着剤で脱げないようにされていたため。この時、着ぐるみの色が軍隊色になっていた)サングラスをしてダイナマイトを腰と額に巻きFN ミニミとパンツァーファウスト3を持って「両津のバカはどこだ!!」「あのバカは!」と言いながら派出所に殴り込むが両津は逃げた後で、着ぐるみに入っていた中川と麗子がおののき、中川が「ネズランドに遊びに行きました!」と行き先を答えた後、現地に赴き、「両津、覚悟しろ!」と言いながらそこに潜んでいた両津をFN ミニミで攻撃していた[39]。なお、このパターンで大原が両津の元へ行くまでを描いたのはこれが唯一であるものの、ネズランド内では騒然としてた。
  • 168-3「難攻不落城の巻」では、大原が所属している「城の会 千葉支部」にて、会員達が考案した『平成千葉城』の模型を会展で展示することになり、プラモデルの腕前(実際は両津に作ってもらっていた)を買われて模型の製作を依頼された大原は、両津に模型を作らせることにし、依頼を引き受けた(最初両津は一から作らなければならない模型製作は出来ないと断ったが、大原は金で買収して作らせることにした)。凝り性な両津は、細部まで徹底した城の模型を作ることにこだわって城の写真を基に製作を進めるが、それだけでは細部の構造が分かりにくいという理由で、参考のため会費で大原と共に東海道山陽新幹線[40]姫路城の取材旅行に行き、大原の説明を受けながら城の構造を学習していった。しかし、城の学習に熱心な両津に感心した大原がその日の夜に、「上質な城を作ってほしい」という願いを込めて両津に過剰接待をしたことが裏目に出て、その取材旅行を終えてから両津は面倒な模型製作をするよりもまた楽しい取材旅行に行きたいと繰り返し思うようになり、その後は肝心の模型製作を放棄し城の取材旅行を口実として、城の会が負担した費用で全国各地へ行き遊びまくった。そして旅行に行くための口実のネタが尽きた後も、両津はCGで作った模型製作が進んでいる様子の写真で大原の目をごまかし続け、仕舞いには開き直って材料費と偽り架空請求まで重ね大原から金を巻き上げた。会展当日、両津に「作品は会場に送っておきました」と伝えられた大原が真相を知らずに会場へ行った直後、両津は一目散に逃走。そして大原が展示会場で完成品の蓋を開けてみると、あったのは大きさが数cm程度しかないミニチュアの城の模型が横向きに倒れているだけの「立つんだ城(たつんだじょう)」と名付けられた拙作であったため(この時、製作者の名前が「大原大次郎」ではなく「大原小次郎」になっていた)、かなりの費用を使ったことも加えて他の会員達から詰め寄られ、「酷過ぎるよ」「馬鹿にしてんじゃない?」などと責められ、大恥をかいてしまう。憤慨した大原は騎馬武者に扮装して日本刀を振り回しながら派出所内に突っ込むが、この時すでに両津は逃げた後で、中川と麗子は仰天し、中川は「ドイツの城めぐりのツアーに行きました」と言っていた。なおこのオチの時も大原は激憤を極めたようで、白目をむいて怒りをあらわにしていた。
  • 170-6「バラプリンスの巻」では、両津の勧めでバラ園芸のコンテスト「世界ローザリアン選手権」へ出場し、その結果見事に優勝するが、大原は賞金および関連グッズの売り上げを全てバラ愛好家の財団に寄付すると決める。これを聞いて、もともと金が目当てで大原のプロデュースに協力していた両津は憤慨し、その仕返しとして「全国バラ万国博覧会」のゲストとして出場する大原に細工が施された大量のバラを付けた衣装を着させ、何も知らない大原が出場している放送中にその衣装を爆発させた。その結果大原はバラの形の一丁というお下劣な姿を観衆の前にさらし、司会者達からも余りに酷い悪ふざけとして非難されてしまう。恥をかかされた大原は、PMC兵士に扮装し、頭をモヒカン刈りのような髪型近く剃り込み、額に「死」、左腕に「KILL、蜘蛛」の刺青を刻み、サングラスの格好で突撃銃M4カービンを構えながら派出所に殴り込むが、既に両津は逃げていて、麗子は仰天し、中川は「バラ関連グッズを通販で売りに行きました!」と言っていた。
  • 186-7「脳波個人情報の巻」では、両津が大原に常識のなさを指摘されたため、その仕返しとして大原は自身が仲人を務める結婚式時代劇コスプレをして参加する結婚式であるという嘘の情報を両津から教えられる。当日大原は武者鎧を着て「大原大次郎参上」「なめんなよ!」と書かれた二つの旗を付けて両手に刀を持ちながら「大原、参上!」と叫んで結婚式場に入ったため、新郎新婦や客から冷たい目で見られ(背中に「バカ」の張り紙もあった)大恥をかく羽目に。憤慨した大原は頭をモヒカンに剃り込みサングラスをかけながら(映画『タクシードライバー』で『ロバート・デ・ニーロ』が演じた『トラヴィス・ビックル』の様な表情)、KILL RYOTUと記載された上着、両腕に刺青と言う『ターミネーター』の格好で、散弾銃・イサカM37AMTハードボーラー(レーザー付)の2丁拳銃を装備しつつ、怒りオーラを発動させ「両津はどこだ〜〜〜〜両津のバカは〜〜〜〜どこにいる〜〜〜〜」と言いながら派出所に殴り込むが、既に両津は逃げており、中川と麗子は仰天し、中川は「ハワイへ結婚式で行ってます!」と言っていた。
  • 191-13「DJ両津の巻」では、両津はDJポリスに勝るとも劣らない持ち前の話術で若者から人気があることを買われ、警察本庁の課長から第二のDJポリスに任命された。そして見事マフィアと暴力団の一触即発の現場を抑えた[41]ためにマスコミに取り上げられ、その結果トークがうまい警官として警察のPRも兼ねてラジオ局のオファーを引き受け昼番組のDJを務めることとなった。そして番組の聴取率が上がってきた頃、過激な内容である深夜放送のDJのオファーをプロデューサーの情熱と潔さを気に入って引き受け、名前は「DJマッカチンエビ吉」で声は加工しスタッフ一同共に全裸の状態で、昼番組とは全く別人のDJとして「フル○ンラジオ[42]という名前の過激番組をスタートさせ高聴取率を獲得した。しかし、抗議・炎上の批判が起こった上、ネット上でもDJの正体が両津だと気付かれ始めたため、これ以上は危険ということと爪痕は十分に残せたとの判断から両津は昼番組と合わせてDJを降板することにした。昼番組の降板当日、両津は一本のカセットテープ[43]を用意し、相手の女性DJにテープを番組内のコーナーで再生するよう頼んで、辞職するプロデューサーと共にその場を去った。両津が残していったカセットテープに録音していたのは大原の悪口と署の内部告発であり、何も知らない女性DJが両津に言われた通り番組コーナーでテープを再生したことでその内容が20分に渡り放送されてしまう。これには大原だけでなく署長の屯田も憤慨し、二人揃ってQUADEYE付きの戦闘用ヘルメット(大原の物には『部長』、屯田の物には『署長』のシールが貼られていた)を被り、戦闘服(大原は無地、屯田は迷彩柄)を着た、いわゆる軍人の姿で機関銃を構えながら派出所に殴り込むがもちろん両津は逃げた後で、中川と麗子は仰天し、中川は「ニューヨークのクラブへDJしに行きました!」と言っていた。署長の屯田が両津に激怒し大原と一緒に殴り込みをかけたのはこの回のオチが初めてである。
  • 192-7「軽スポーツカー時代の巻」では、両津と残念がケータハムスズキと共同開発した軽自動車セブンで大原が書いた習字の作品の入った筒を届ける為に上野公園に向かうが、途中で豪雨に見舞われる。何とか豪雨を突破して上野公園にたどり着くが、安心した両津が筒を開けたために作品が風に乗って飛ばされ、そのまま不忍池に落ちて台無しになってしまう(作品名は「無念」)。そこで両津は代わりに「殺 おーはら」と書いた習字の作品を筒に入れて、それを会場で大原に渡しそのまま残念と一緒に逃走。その直後に会場員から作品を指摘されたことで事実を知った大原は西洋甲冑と盾を装備して(甲冑の胴体と盾には怒りの四つ角マークが描かれ、盾には「殺両津」と書かれていた)、抜き身の剣を振りかざし同じく甲冑で武装した馬に乗って派出所に殴り込むが、もちろん両津は逃亡した後で中川と麗子は仰天し、中川は「イギリスにレースをしに行きました!」と言っていた。このオチの時も一番大原の逆鱗に触れたらしく、鉄仮面には血管がかなり浮き出ていた。
  • 194-2「今どき運動会事情の巻」では、知り合いであるカメラマンの羽平の依頼でとあるホテルで行われた「葛飾区中小企業団体親睦会「春の宴」」会場での撮影を行うため、カメラマンの助手として付き添った両津が偶然そこに居合わせており、しかも酔っぱらっていた屯田と大原の腹踊りの様子をこれは傑作だとカメラで撮影し、(その時、羽平が「あまりプライベートなショットはまずいよ」と警告したが、両津は聞き流した)撮影スタジオに帰って宣伝用のツイッターを更新しながら前述の腹踊り画像を眺めていた。しかし、その時発したくしゃみがもとで偶然、ツイッターに腹踊りの画像が流れてしまう。両津は仮病を使い逃亡、その頃、派出所では恥をかかされ憤慨した屯田と大原が二人揃ってスターウォーズの隊員『ストームトルーパー』で扮装しながら(この時、2人が着用していたヘルメットには「部長」、「署長」とわかるように名前が書かれている)、レーザー兵器を発砲しながらTVで腹踊り画像がネット上に流出したニュースを流していた派出所のサロンに殴りこんだが両津は逃亡していたため、麗子は怯んで中川が「芸術写真を撮りに行くといってニューヨークに」と返答している。このオチの時も一番大原と屯田の逆鱗に触れたらしく、2人が被ったヘルメットには血管が浮き出ていた。
  • 195-2「リボーンサイの巻」では、両津が旅行中の大原から預かった盆栽を誤って枯らしてしまい、中川たちの作戦で復活させるも、結局ばれてしまいこっ酷く叱られてしまう。その仕返しとして、両津はドクダミオキザリスなど、大量の雑草を大原家に植え付けた。翌朝大量の雑草が家や庭を覆い尽くすほど生えているのを知って両津の仕業と見抜き[44]、憤慨した大原は頭をモヒカンに剃りこんでサングラスを装備しながら額に「殺」の刺青を刻み、映画『マッドマックス』に出てくる悪役「ウェズ・ジョーンズ」の様な出で立ちに扮しながら、対物狙撃銃・バレットM82を装備しながら「両津はどこだ!クソ雑草の両津はどこだ!」と叫びながら派出所に殴りこむも両津は逃亡していて、麗子は怯んで中川が「ガーデニングコンテストに行きました!」と答えていた。
  • 200-19「部長御乱心の巻」では、仏像倶楽部結成100周年パーティ用に公開する予定の純金の阿修羅像を一千万円で購入したものの、帰宅途中に駅の階段でその阿修羅像を躓いて落としてしまい、像の腕が曲がってしまう事態が発生、そこで大原は両津に阿修羅像の腕の修復を依頼し[45]、両津は修復作業を引き受けたものの、ニコニコ寮で純金の阿修羅像を柔らかくして修復するために電気窯で温めようとしたが、温める温度設定を間違えて阿修羅像が全部溶けてしまう事態に陥った。困った両津は苦肉の作として、アニメキャラのフィギュア[46]を箱に入れて大原に渡し、何も知らない大原はそのフィギュアを仏像倶楽部結成100周年パーティに公開してしまったため、大原は倶楽部のメンバーから「大原君、阿修羅像は?」と問い詰められてしまった。恥をかかされた大原は、「超機動戦隊ガムダン」のようなロボットに扮装し、右手に火炎放射付属マシンガン、左手にガトリングを持ち、右肩に4連装ミサイル・ポッド、左肩に3連装キャノンを担ぎながら「両津のクソバカはどこだ!バカはどこだ!」と叫びながら派出所に殴りこんだものの例によって両津は逃亡した後で、麗子は怯んで中川は「インドに修行に行きました!」と返答していた。なお、これが本編における最後の武装おしおきである。
  • 201-3「Vチューバー大作戦の巻」では、両津と本田が副業としてバーチャルYoutuberを始めるも税務署に脱税の容疑をかけられる。責任逃れのため両津はVチューバーの中身は大原だと説明し、泣きながら捏造した証拠データを提出した後、そのまま本田と一緒に逃走。その後、税務署に脱税の容疑をかけられた大原は髪型をモヒカンにし、額に「殺」、サングラスを装着して腕に桜のタトゥーを入れグレネードランチャーを携えて派出所に殴り込むも案の定両津は逃げた後であり、麗子は怯んで中川が「神田祭へ行きました!」と答えていた。
追跡による武装おしおき[編集]
  • 86-7「パソコン・モンタージュ!の巻」では、モンタージュソフトの使い方を習った両津が大原の顔をゴリライヌ機関車次いでウンコにモンタージュし、「ボスゴリラ」「機関車トーマス」「ウ○コ部長」などと呼称して遊んだ(途中で大原が来たことに気付き顔を格好よくしてなだめた)。その後悪戯で大原の指名手配書(痴漢・下着泥棒・公然猥褻などの罪)を制作し、それを印刷しようとしたが、急に派出所の窓から入ってきた猫がキーボードの上に乗ったためにその指名手配書のデータがそのまま日本全国の警察署に送信されてしまう。結局そのデータは削除する見当がつかなかったため、両津は中川たちに「わしは今日から夏休みを取るぞ」と伝えて逃亡を始めた。その数日後、指名手配が原因で買い物中だった大原が千葉県警に誤認逮捕される事態が起き[47]、大原は「こんなことをするのはあいつしかいない…」と両津の仕業であることを見抜いた後、両津を逃亡先まで武装ヘリ(A129 マングスタまたはAH-64 アパッチ)で追い、「絶対に許さんぞ、両津!」と言いながら両津を空爆した。それに対して両津は「いて!」「やりすぎですよ!部長!」と騒いでいた。そのときヘリには先述のウ○コの絵が貼ってあった[48]
  • 120-2「部長ガットメールの巻」では、大原が彼の妻である良子宛にラブメールを送ろうとしたがバッテリー切れで送れなくなり、両津が自分の携帯で大原の代わりに送ろうとしたが、そのラブメールを署員全員に誤って送信してしまい、メールが届いた直後に逃走。自身の携帯にも届いたことで気付いた大原はラブメールを見た屯田をはじめ、署員全員から冷やかしを受けてしまう。恥をかかされた大原は騎馬武者に扮装して「ハジをかかせおってバカモノ!」「まてこら!」と言いながら商店街に潜んでいた両津を弓矢で何本も連射しながら攻撃した。商店街にいた住民は仰天し、両津は「落ち着いて話し合いましょう部長!」「メールでもいいから話し合いましょう!!」と騒いでいた。
  • 198-9「両津ヤギ堂の巻」では、両津が大原や本署に内緒で雑草ヤギに食べさせて処理するビジネスを展開したが、両津は金儲けのために無休でヤギ達を酷使したため、怒ったヤギ達は両津への逆襲として、移動先へ輸送用のトラックから1頭残らず脱走し、200頭全員で「江戸草花展」の会場に展示されていた草木を跡形もなく食い荒らして逃亡、その直後に大原と屯田の案内で会場を訪れた外国からの使節を唖然とさせた。これによって大恥をかかされた大原と屯田は、「日本の恥! 両津め~~」と叫びながら2機の武装ヘリを操縦し、ミサイルと機関銃を乱射しながら両津を追い回した。両津は大原たちの攻撃から逃げ回りながら、「やったのはヤギです」と弁明していた。作中、屯田が大原と一緒に両津を空爆したのはこれが唯一である。武装ヘリには「署長」と書かれたものがあり、簡単に区別できるようになっていた。
その他の武装おしおき[編集]
  • 169-9「ネオポリスロボの巻」では、凶悪犯罪防止のため巨大ロボットによる『警視庁近未来機動隊』の実地テストで、派出所メンバーと本田の5人がロボットに乗り込み職務をしていたが、両津が仕事を抜け出して(勤務中はロボットから降りれないためそのまま)競馬をしていたため、大原は「おしおきロボ」に乗り込んで現地に突入し、制裁を加えた。しかし、反省しない両津は大原と乱闘になり、地下の施設が陥没する事態へと発展したため、『警視庁近未来機動隊』の計画は中止となった。
  • 191-10「暑い日は海!の巻」では、両津・中川・麗子の三名が海外視察団の派出所視察の予定を忘れて勝手にへ旅行に行ったため、モヒカン刈りのヘアスタイルにサングラスをかけた軍服姿の大原が派出所の前で三脚付きM60機関銃を構えて三人が帰ってくるのを待ち構えていた。その日の夕方たまたま派出所の近くに居合わせた本田が両津に派出所へ帰るように連絡し、中川が「どうします?」と相談したが、両津は「帰れるかよ、蜂の巣にされるぞ!!」と慌て、麗子は悲鳴を上げていた。なお、大原が武装した姿で派出所で待ち伏せしているパターンはこれが唯一である。
『超こち亀』における武装おしおき[編集]
  • 魔人探偵脳噛ネウロ』との共演では魔人化した姿で登場。ヒロインの桂木弥子は大原の問いかけに対し苦笑して「世界30周の船旅へ行きましたよ」と行き先を答え、両津は主人公の脳噛ネウロとともに机の後ろに隠れてボトルシップを作っていた。
  • るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-』との共演では、上述と同様の武士甲冑姿で登場。たまたま一緒にいた志々雄真実は唖然とし、主人公の緋村剣心は大原の問いかけに対し苦笑して「もうここにはおらん。35周年、40周年、50周年へ向かって走っていったでござるよ」と行き先を答えている。

歴史[編集]

最初の頃は、大原が死装束姿や勤務服姿で銃や刃物等を持って「両津はいるか!ちょっと話したいことがある」や「わしと一緒に花と散ろう」などと言って両津を殺そうとしたり、両津を道連れにお仕置きを仕掛けることがあったが、次第に単身での殴り込みが主流になってきた。また両津同様、激怒すると拳銃を発砲することから、逃走を図る両津を背後から銃を乱射したことも多かった[49]

衣装は当初、死装束だったが、回を重ねる毎に凝った物になり、八つ墓村スタイル、軍服(旧日本陸軍大将軍服姿の時もある)・武士甲冑姿・僧兵武蔵坊弁慶)姿・騎士鎧姿・カウボーイ姿・PMC兵姿・パンクファッションとだんだんにエスカレートしていき、ついには武装ヘリ戦車に乗って派出所に殴り込んできた(また、戦車や馬も回を重ねるごとに変化している)。また、大原の乗る戦車等には「部長専用」や「BUCHO」などと書かれているのを見かける(102-2「ゴーゴーツイスター!!の巻」など)。

また、同じ目に遭いながらおしおきを遂行しに行けなかったケースもある。108-8「超豪快!!鍋大会の巻」では大原が育てていたサボテンの具として食べてしまった両津を激しく叱ったため、仕返し(サボテンを育てる奴が悪いと決められて)として家ごとアメリカ合衆国西部メキシコのような丸々サボテンだらけの地へ永久追放されてしまうという理不尽な仕打ちを受ける[50]。また、55-9「両さん保険にいらっしゃいの巻」と83-7「この人は誰でしょう!の巻」では大原が両津に恥をかかせてしまったため、仕返しを恐れて大原は「しばらくの間休みを取る」と中川たちに伝えて、派出所から出た後、行方不明となってしまった(前者は両津が詐欺で儲けた保険金で買った壷を壊してしまったり、後者は両津の恋人が大人気の女優だったと報道されるがそれはテレビ局の誤報によるものであった、などである)。

なお、30周年記念のときのストーリー(155-1「復活を希望するキャラクター大大発表会!!の巻」)で両津に武装おしおきのことを突っ込まれた際に、「あれはあれで大変なんだ…」と言っている。武装おしおきのために大原が高価な衣装や兵器をどこから取り寄せているのか、またそのために必要な資金をどこから調達しているのかは一切明かされていない。

また、大原以外の人物では水元公園前派出所の班長や麗子も重武装して両津にお仕置きを仕掛けたことがあった。

  • 4-1『派出所自慢の巻』では、欠員補充として水元公園前派出所で勤務していた両津と中川がたき火で自分の旧日本軍の装備品のコレクションで燃やした上に派出所内に桜の樹を入れたり、酒飲みする悪ふざけを見た班長は、鉄拳制裁で両津を殴ろうとするも、両津に避けられたため、手榴弾、九二式重機関銃で両津と中川も攻撃し、両津と中川も負けじと対戦車ライフルで応戦し、水元公園前派出所ごと破壊するも、班長は最終手段として戦車で両津と中川を攻撃しようとした。亀有公園前派出所に逃げ帰った両津と中川は、派出所の電話で練馬の陸上自衛隊第一師団に機甲師団の治安出動の要請をしようとしていた[51]
  • 108-1『ケーキ屋れいちゃんの巻』では、両津が麗子の偽ブランドケーキを売っていたことがトラヒゲデパートのマネージャーによって明らかとなったため、麗子はこれに憤慨し、両手に大金を持って群馬に逃亡していた両津を「絶対に許さないわよ、両ちゃん!」と言いながら武装ヘリで空爆した。それに対して両津は「わかった、わしの負け!」「たかが、ケーキぐらいで怒ると思わなかったよ!まったく!」と騒いでいた。
  • 154-6『超セレブ警官麗子の巻』では麗子を取材した番組を撮影する際に、両津が「金持ち自慢は反感を買う」という理由で貧乏キャラに仕立て上げたものの、最後のほうでセレブだということが明らかとなり、応急処置策として放送中に「若づくりをしているが実年齢は50歳」「生活費はすべて化粧品に!」などと勝手に嘘八百のナレーションをつけた。これに麗子は憤慨し[52]、放送終了後に自転車で逃亡する両津を「もぉ、絶対に許さないわよ〜!!」と言いながら武装ヘリで空爆した。それに対して両津は「おい、やめろ!」「その為の誓約書なんだぞ、麗子〜!!」と騒いでいた。

その後、『Mr.Clice』でも同じことが行われた[53]。さらに、みんなのこち亀でも2回行われている[54]

外を見ながら締める[編集]

武装おしおき以外の大原関連のオチがある。両津が問題を起こした後、出勤してきた麗子(あるいは寺井、中川)が両津のことを聞く、もしくは中川や麗子が両津のことが載る新聞を読んでいると、大原が窓の方を向いて、お茶を飲みながら、遠い異国に左遷されたなど両津の末路を語る姿である(この時、隣の机に花かぬいぐるみが置かれていることもある)。この結末から両津が生還する過程を描いたエピソードは長年、描かれなかったが、コーヒー農園に送られた両津が現地でコーヒー流通の仕組みを学習、コーヒーメーカーの社長となり復活するというエピソードが描かれたことがある[55]。 また、月刊少年ジャンプに掲載された番外編では地味などの指摘から銃を撃つ・叫ぶなどの激しいバージョンが掲載されたが、本編で使われたことはない。初期では、煙草を吸っていたり、お茶を飲んでいないパターンもあった。

130-3「ギャグで世の中を明るくの巻」では、大原が懲戒処分を受けた際に両津がこのオチを行っている。アニメでは、165話「米とおむすびの旅立ち」と200話「天才画家あらわる」の2回だけこのオチが行われている。

秋本治による作品ではないが、満点ゲットシリーズでは大原版と両津版の両方のオチが使われた。「両さんの昆虫大達人」では、少年時代に両津が惹かれていた病弱な少女・ちあき(オリジナルキャラクター)が、実は男性ですっかり健康な大柄の姿に成長していたという事実を知って両津が寝込んでしまったことを受けて、大原が「このままセミのように眠っていればいい」と締め、「両さんの地図大達人」ではゲーム会場で両津を追っていた大原が、両津の企みにより会場内で迷った上、同じように迷うことになった客たちからは警備員と勘違いされ、彼らを振り回してしまい、会場は混乱。後日、大原は謹慎となって、両津が「ラッキーだな。今のうちにうんと羽を伸ばそう」と発言して締めた。

仕返し[編集]

前述したが、両津が警察官としての活躍で手柄を立てた時は、両津をやたらと褒めちぎり、自らが上司であることをひけらかすことが多い。また両津を罵倒した発言を、両津が結果で見返すと「ほんの軽い冗談じゃないか」と遠まわしに謝ることもある。それでも根に持った両津が逆に仕返しに出ることが多いため、両津の仕返しを喰らった際に大原自身が上記の重武装によるおしおきで、両津に返り討ちすることができずに窮地に陥ってしまうことも少なくない。

  • 3-6「この世を華とするために…の巻」では、前回の話で大原に手錠をかけられ、行動が不自由な状態の両津が自転車に乗ってトラックにひかれる所を見て大原が笑ったため、両津は大原に対してイスやロッカーで叩く、手錠で首を絞めるなどの行為をし、大原も両津の頭に熱湯と茶葉を同時に浴びせたため、これに腹を立てた両津は大原の手に手錠をかけ、熱湯と茶葉を同時に浴びせた。その後、両津の行為を笑っていた中川にも同じことをし、寺井や戸塚に対しても同じことを実行したものの、運悪く、署の係長が来てしまい、大原は「あっ、係長!!」、「あ、あの、これには深いわけが…、じつはその、手錠の強度を調べるためでして……、その…」と述べたが、この行動を見てしまった係長は「公園前派出所はフランクだと聞いてはいたが…」と呆れていた。
  • 43-1「名人・両津!の巻」では芸術は無理な両津に対して「玩具しか作れない小中学生が喜ぶ程度の下等な人間」と馬鹿にしたが、このことでブチ切れた両津は、極楽寺の元で大原への怒りを込めた巨大な仏像を作り、東京芸術工芸絵画展に出品し、両津が作った巨大な木彫りの仏像を見た大原は「こんな化け物みたいなのは、どうせ選外で落ちてしまうに決まってる!」と述べたものの、その後その両津が作った巨大な木彫りの仏像が審査員たちに高評価された上に入賞。その後、両津は大原が言った事をそのまま言い返した。
  • 101-7「両さん 夏の一日の巻」では、第八方面の警察署が出席されるため、両津が隅田川花火大会のメンバーから外された事に腹をたて、「大原部長の大バカモノ!!」と記した花火文字を作り、大原たちが乗る屋形船を沈没させた。
  • 103-9「壮絶カラオケバトル!!の巻」では、大原がカラオケの罰ゲームで駅のホームで立ち小便するという罰ゲームで捕まってしまい、翌日、派出所にかかってきた普段の大原の行動についての聞き込み電話に対して両津が奇行癖(実際にあったのかは不明)をあきれながら話す姿もあった。
  • 130-3「ギャグで世の中明るくの巻」では、通常とは逆に大原(と両津により洗脳された屯田)が本庁での会議中に過激なギャグをして謹慎6か月と減給1年の懲戒処分になった際、両津が窓の方をむいて缶コーヒーを飲みながら「ギャグの限度を知らんよ、これだから熟年は恐ろしい」と大原と屯田のことを話す姿があった。
  • 144-9「書は心なりの巻」では字が下手な両津に対して「人間のクズはクズのような字しか書けない」と罵ったがその後その両津の字が多くの人々から評価を受けて一躍時の人になりMHKの取材を受けた際に全国ネットで大原に「人間のクズはクズのような字しか書けない」と言われたことを話し大原がバッシングを受ける羽目になった。
  • 159-5「貯金王両さんの巻」では、両津のゲームなどを強制的に捨てた上に、強制的にやらせた貯金を盆栽を買うためにパソコンを用いて、勝手に250万円を自分の口座に振り込む横領行為(また、二重帳簿の作成も同時に行っている)を行う。数日後、不審に思い調べた両津にバレてしまい、そのことを指摘されると逆ギレした。後日、大原の家を訪問した両津に、買った盆栽や陶芸品などを捨てられてしまう。その時大原は泣きを入れて「わしの宝物を捨てないでくれー!」と泣いてすがり、両津は「私の金で買ったんでしょ! 全部ゴミです。こんな物!」と言い返した。この光景を見ていた麗子は「女性から見ると、どっちの宝物も役に立つとは思えない…」と呆れていた。
  • 168-2「最新鉄道模型の巻」では、大原が両津が購入した鉄道模型を見て懐かしがっていたが、両津に100時間掛けて自作した前面カメラを搭載したラジコンを見せられると「そういうくだらない物を作るヒマがあったら漢字を覚えろ!」と馬鹿にしたため、両津はパトカーの運転手に変装し、大原の勤務が終わった後、窓に有機ELディスプレイが張られたドライブ体験用の車両に乗せ、恐竜や大魔神が襲ってくる映像を見せて、大原を気絶させた。

脚注[編集]

  1. 主に両津の共犯となった人物であり、初期の中川や戸塚・左近寺・ボルボ・本田・後流悟十三・豚平・珍吉など。いずれの場合も主犯の両津と一緒におしおきを受けるのが常である。
  2. 事故を起こした相手がよりによって警視総監の特別車だった。
  3. 1号車は中川のカウンタック、2号車は犬である。なお、3号車になった両津を見た中川はデザインの悪さを言っていた。
  4. 派出所に泥棒が侵入して逃亡した後、中川は署に電話しようとしたが、両津に「派出所のハジをさらす気かっ!」と咎められた後、両津は「このことが部長にバレでもしてみろ。きっとこう言うぞ…、ほう派出所に泥棒がはいった…。ユニークだね、ギネスブックにのるんじゃないの? 君たち、警察の足をひっぱってくれて感謝するよ。褒美に二人には、明日から鬼ヶ島署にいってもらう。海がきれいな所だから、30年間ほどいでもあきない」と自分たちが鬼ヶ島署に飛ばされることを想定していた。
  5. アニメ第10話「脱線・暴走・大爆走!」でも同様のオチが使われた。このとき両津と本田は絶叫していた。
  6. アニメ第16話「大原家の秘宝!?」では両津が割った茶碗を大原が誤って割ったと勘違いし、両津は反省せずバーベキューに舌鼓を打っていたために麗子が大原に両津が茶碗を割ったことをバラしたことで大原は憤慨し、両津は火であぶられていないものの炭火焼にされかけた。これに中川、麗子、本田、ひろみも傍観していた。
  7. アニメでは大原は署長の屯田と共に両津がロボットの着ぐるみを脱いでジュースを飲む現場を目撃しており、ロボットを壊したことを本庁に多少多めに見てもらうために両津に火災から仏像を取りにく行くように命じた。その後、急に熱を加えたり、急速に冷やしたため、脱げなくなってしまい、両津は宇宙の派出所に飛ばされたというオチに変更された
  8. このため、喪服で麗子も駆けつけた。
  9. 子供たちの花火のせいで8ミリフィルム音声が出なくなり代わりにアフレコを引き受けた両津がでたらめなアフレコをしたため。なお、スクリーンはゴザで代用した。
  10. 超こち亀』ではその続きが描かれており、両津はナメック星に転属されたことになっている。
  11. 両津が大原に馬鹿にされたため、仕返しとしてやったからである。
  12. アニメでは大原がロケット花火入りの巨大ケーキの中で両津が閉じ込められたことを気付いておらず、ナイフで刺させたロケット花火の起動スイッチでロケット花火を撃ち上げた。なお、両津が作った下品なケーキは登場していないため、お仕置きではない。
  13. このディスカスは、もともと病気で弱っていた個体を熱帯魚店の店員が間違って大原に渡したものであり、あとで店員が謝りに来て、両津の偽装工作が発覚した。
  14. 水溶性の紙で作ってあり、簡単に証拠隠滅ができるようになっていた。
  15. 男子署員の口から明らかとなった。
  16. この時麗子は「これで38個目,,,」と言っており、中川は「先輩、下の方から早く食べないとどんどん積もりますよ!」と言っていた。
  17. この事は中川の口から明らかとなった。
  18. 幸い生徒が被害届を出していなかったためで、これに対し大原は「悪ふざけにもほどがある!」と言っていた。
  19. 禁錮について規定されている。
  20. ウンコバエになった両津を見た大原はウンコバエになった両津に殺虫剤をかけようとしていた。
  21. 原作ではその後も両津の行動は変わらず、アニメでは他の惑星でも迷惑をかけている金欲マンの様子で終わっている(アニメでは両津の体がどうなったかは不明)。
  22. 大原は「おそらく10回ぐらい落第するだろう。 巡査になるのは40歳すぎだな!」と述べていた。
  23. アニメでは両津が会長を務める運輸会社「つながりマユゲの宅配便」の雇われ社長が中川グループに損害を与えるために火災事件を仕組んだことを両津の部下に成りすました中川龍一郎が証拠写真で証明したため、両津は中川グループの事業は出来なくなったもののお仕置きされることはなかった。
  24. 1986年の48-8「3つの願い!?の巻」以来両津は小さくされていないので2008年の162-2でサイズは今までと異なるが22年ぶりに小さくされた。
  25. 特殊刑事課の活動資金に回された。
  26. 麻生周一が執筆した。
  27. この時、自分が実行すると疑われるため両津は本田をそそのかしたとのこと。
  28. 雨でびしょ濡れになっていたため。この時麗子は両津の制服を洗濯していた。
  29. 基本的に両津の職務怠慢や職務放棄のことでおしおきに来ることが多いが、このように私情がらみでおしおきに来ることもある。
  30. これは両津が中川と話し合った末に行ったことである。
  31. 両津曰く「バックアップ機能」とのこと。
  32. この時中川は苦笑していた。
  33. この時、両津は「ワシのじゃない」と正直に言ったが、大原は耳を貸さず、勝手に両津のだと決めつけていた。
  34. それ以前、逃亡直前に大原が派出所の中にいたが、両津と藤田はもうとんずらしており、両津が「ばか野郎!もう派出所に戻れなくなったぞ!」と言われた際、藤田に「両さんがせかすからだよ!」と言われたことがあった。
  35. このとき両津は本来ならば10万円のところを118匹集めた大原に感服して、値下げした。
  36. このとき両津は「また集めりゃいいさ」と開き直った。
  37. 元々は金欠の両津が実績が上がったら商店街の借金をチャラにするという前提のもとに実行されたプロジェクトである。
  38. この時男性署員が「お年寄りから苦情が来てるんです。見てください」と言って大原を案内した。
  39. このとき両津は「ここまで来るとは!」と驚いていた。
  40. 彼らが乗車したのは500系だった。
  41. この時両津はリカちゃん人形の「初音ミク」バージョンが出たことを伝え、ミクのゲームを貸し出した。
  42. 午前3時スタートの番組だった。以前両津は海パン刑事にフルチン刑事に任命されたこともあったが、「単なる変態そのものだ」との理由で辞退した。
  43. 両津いわく「一身上の理由から降板するんで、最終回のプレゼント」とのこと。
  44. 良子もびっくりしていた。
  45. メーカーでは1点もの故修理不可能なため。
  46. ロボット擬人化した少女タイプ。
  47. この時千葉県警の警官が謝罪していた。
  48. 逃げ遅れる(前述)ということから両津は基本的に大原がおしおきに来る寸前に逃げ出すことが多いが、このように数日前から逃げ出すこともある。
  49. しかしアニメではそのようなシーンは一切ない。
  50. この時大原は「両津のしわざだな!あのバカ!覚えていろ!!」と激怒している。この時良子は「あなたここはどこ!?サボテンだらけよ!」とビックリしていた。
  51. なおこの回は、表現上の問題により1992年以降に発行されている第04巻には未収録となっている。
  52. 同僚たちは呆然とし、テレビ局のスタッフも突然の出来事にパニックになっていた。
  53. 詳細
  54. 田村隆平篠原健太が執筆している。
  55. なお42-5「鉄人レース!!の巻」では、両津が獲得した1億円を別の場所へ寄付してしまったこともあり、その後行方不明になった。