耳垢
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概要[編集]
新陳代謝によって発生し、空気中の埃や皮膚の残骸と外耳道にある耳垢腺から出る分泌物が混ざって外耳道内に発生する。乾いた耳垢と湿った耳垢があり、どちらの耳垢になるかはABCC11遺伝子を調べることで判明する。
正常な状態であれば外耳道内の耳垢は自然に排出される他、耳垢には殺菌作用があるため耳掃除はしなくてもよいという意見が存在する。また耳垢には昆虫が嫌う味と臭気があり、外耳道に虫が入ることを防いでいると言われる。
耳垢栓塞[編集]
何らかの理由で耳垢の排出が上手く行われない、或いは排出前の耳垢が水分を吸って膨張し、耳垢が鼓膜を覆ってしまった状態。この状態になると軽度の難聴や耳の圧迫感、耳鳴りを起こすだけでなく、外耳炎の原因にもなる。
治療法は耳鏡や顕微鏡で耳の中を見ながら鉗子や吸引管などで耳垢を除去する。取れない場合、耳垢水と呼ばれる水を入れてから除去を行う。除去後、めまいが起きることもある。