ヤギ
ナビゲーションに移動
検索に移動
山羊(ヤギ)とは、偶蹄目・ウシ科・ヤギ属の哺乳類。
概要[編集]
アイベックスなど野生種もおり、けっこう気が荒い。
羊とは近縁だが、ヒツジはヒツジ属に分類されている。
人間生活との関わり・利用[編集]
気が荒いかわりに統率力があり、牧羊において、羊の群れのなかに混ぜておくと、羊の群れを制禦するのに便利である。見分けやすいので黒山羊が用いられる。
乳はチーズにも用いられる。肉用にも利用され、沖縄などではよく知られている。
いわゆるカシミアはカシミア山羊の毛であり、アンゴラはアンゴラ種の山羊の毛である。
贖罪の山羊[編集]
旧約聖書・レビ記一六章に出てくる語だという。贖いの日に、贖罪用に二頭の山羊を選び、祭司アロンが籤を引いて、一頭は罪祭犠牲として殺されて神に捧げられ、もう一頭は「アザゼル(不詳。ユダヤの荒野に住む悪霊ともされ、悪霊崇拝に由来するものらしい)の山羊」として民の罪を背負わされてユダヤの荒れ地に追いやられるという贖罪儀式の一環となったとされる(『キリスト教大事典』)。いわゆるスケープゴート。いろいろとやましい思いはあるらしく、悪魔は黒い山羊の頭をしているらしい。