初音ミク

出典: 謎の百科事典もどき『エンペディア(Enpedia)』
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初音 ミク
はつね ミク
性別 女性
年齢 16歳(という設定)
生年月日 2007年8月31日(17歳)
登場作品 多数
声優 藤田咲
種族 VOCALOID
所属 DTMソフト
バーチャルアイドル
武器 歌声?
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初音ミク (はつね みく) は、以下に発売順に列挙したクリプトン・フューチャー・メディア株式会社による製品、およびそれらに共通して使用されているキャラクターを指す。

  • VOCALOID2 初音ミク
  • 初音ミク・アペンド(MIKU APPEND)
  • 初音ミクV3 English
  • 初音ミクV3
  • 初音ミクV3 バンドル

概要

上部に列挙した製品はいずれもVOCALOIDのソフトウェアである。

キャラクター・ボーカル・シリーズ」第1弾として、2007年8月31日に発売された。そもそも、初音ミクを含むVOCALOIDとはより手軽により良質なボーカルパートを作成するためのDTMソフトの一種であるが、動画投稿サイトに初音ミクを使用した動画が数多くアップロードされるようになった。ゆえ、ニコニコ動画YouTubeといった動画サイトでも拡散し、人気となり発売から約1年で4万本以上を出荷した大ヒット商品でもある[1]。なお、当初の販売数の目標は2007年内に1000本だったとのこと。実際、当時の業界では10000本売れればヒットと言える状態だったことからもいかによく売れたか窺える。

なお、定義節にて述べた通り初音ミクはそのキャラクターをもさす。認識としては、キャラクターとしての初音ミクが入力された歌詞を歌う、といったところである。当時は「萌え」を前面に押し出したイメージ戦略に否定的意見が出たこともあったというが、現在はフィギュアなどの派生作品も販売されている。

初音ミクのデザインはイラストレーターのKEIが担当しており、音声は声優の藤田咲が担当している。藤田咲を選んだ理由は「分かりやすくかわいらしかった」から。曰く、ボーカロイドに託そうとしていた「未来のアイドル」のイメージにぴったりだったとのこと[2]

近年ではセガにより音楽ゲーム「初音ミク -Project DIVA-」が発売され、現在はその後継である2ndも発売されている。 →初音ミク -Project DIVA-も参照

2009年7月2日にプレイステーション・ポータブル専用ソフトとして発売され、2010年7月28日には2ndが発売された。

画面上に表示されているアイコンに、画面外から来るメロディアイコンが重なるタイミングを見計らってアイコンの形状と同じボタンを押していくというリズムゲームが主体となっている。クリア目的はミクを最後まで歌わせることであり、タイミングを間違えたりして歌が途切れてしまうと、ゲージが減ってしまう。一定の評価以上でクリアすることによってアイテムやコスチュームを入手したり、新たな楽曲でゲームをプレイすることもできるようになる。第一作においては、初音ミクの「ミク」に因んで39種の楽曲を収録している[3]

ゲーム内ではミクの衣装を着せ替えたり、ミクに代わって巡音ルカ達をプレイヤーにすることが可能となっている。ミクの衣装の種類も、第一作では「ミク」に因んで39種類用意されている。衣装を変えると、楽曲のPVにて歌って踊るミクの姿も、プレイヤーが選んだ服装のままとなる。その歌とPVの特徴に合った衣装を選ぶことで歌の雰囲気を醸し出すこともある半面、明らかに雰囲気に合わない服装にすることで物凄い違和感を醸し出すこともある。

キャラクターについて

  • 公式プロフィールでは年齢:16歳、身長:158cm、体重:42kgとなっている。
  • 青緑色のツインテールとヘッドセットがチャームポイント。
  • 服装はノースリーブの服とミニスカート、サイハイブーツが基本となっている。
  • キャラクター・ボーカル・シリーズで最初に発売された製品である証として、左上腕部に「01」のサインが入っている。
  • 得意なジャンルはアイドルポップスとダンス系ポップス。
  • スタイルに至っては公式な設定は見られないが、「初音ミク -Project DIVA-」シリーズにおいてはスレンダー美人として描かれている。16歳にしては若干発展途上なところかもしれない。
  • しばしばネギを持っていたり、或いはネギ好きの描写が見られるが、これは初音ミクの派生キャラクターが誕生した動画にてミクが長ネギを持っていたことからファンの間で受け入れられたことがきっかけだ[4]
  • その人気も相まって、派生キャラクターも数多くいる。 →VOCALOID派生キャラクターの一覧#初音ミクも参照

初音ミクが使用された主な音楽作品

本来初音ミクは一つのDTMソフトであるが、ニコニコ動画にてその人気が上昇した観点から、ここでは、ニコニコ動画に投稿された初音ミクをボーカルに据えた作品のうち、再生数が多かったり他への影響が大きかったりしたもの、複数の人気作を送り出した者の人気作などを並べた。なお、"nicodic"をクリックすることでニコニコ大百科の解説を閲覧できる。


ニコニコ動画に投稿された初音ミク使用曲の動画で最も再生数の多いもので、ニコニコ動画全体でみても現在4つしかない1000万再生を超えたものである。再生数の多さだけでなくその古い投稿日時も相まってかその認知度は非常に高い。

これもまた再生数を見ればわかる通りの人気作品。作者のryoは"恋は戦争"や"ワールドイズマイン"などの曲でも広く知られ、2009年にはメジャーデビューも果たした。

左記2曲に比べれば比較的新しめの曲。発表直後から若者を中心に高い人気を誇る。

良質な調教と心地の良い曲調で人気作となる。ニコニコ動画に投稿されたVOCALOIDの動画で最も短時間で10万再生及び100万再生を迎えた。

その過激な歌詞から広く有名な作品となった。

うたたPらによる幸福シリーズの第一作であると同時に氏の代表曲。

ボーカルには初音ミクに加え同じくVOCALOIDの一種であるMegpoidも使用されている。独特の曲調から人気を博した。

ほぼ毎日にわたってVOCALOID曲を新しく発表していたほぼ日Pを一気に有名にした曲。Yahoo!知恵袋に投稿されたとある質問が元ネタであり、Yahoo!のメインページからも紹介された人気曲。

初音ミクとネギが結びつけられる原因となった。

ニコニコ動画に投稿されたVOCALOIDを使用したすべてのジャズ曲のなかで最大の再生数を誇る。

ものすごい速さで歌う初音ミクで有名な曲。小説化などもされている。

"トリノコシティ"や"シリョクケンサ"、"少年と魔法のロボット"などでも知られる40mPの代表曲の一つ。

般若心経を初音ミクに歌わせたものであるが、ユーモラスなアニメーションによる独特な雰囲気で有名になり、派生作品も多い。

ボーカルには初音ミクに加え同じくVOCALOIDの一種である巡音ルカも使用されている。"ローリンガール"や"裏表ラバーズ"などの曲でも広く知られる作編曲家wowakaの代表曲。

聞き取りづらいがひたすら「にゃにゃにゃにゃにゃ・・・」言っているのが初音ミクである。独特の雰囲気から派生作品や他の作品での利用も多く、ニコニコ動画を代表する曲の一つであるといって過言でない。

ベンゼンシリーズや"リンちゃんなう!"などで広く知られる作編曲家ガルナの代表曲の一つ。モーツァルトのトルコ行進曲に割と悲しめの歌詞をつけたもの。

ボーカルには初音ミクに加え同じくVOCALOIDの一種であるMegpoidも使用されている。"聖槍爆裂ボーイ"や"一触即発☆禅ガール"などの曲でも広く知られる作編曲家れるりりの代表曲。

じんによるカゲロウプロジェクトの楽曲群のうちの代表作。

参考動画

  • 「原点にして頂点」という意見が複数ある「メルト」
YouTube 動画リンク

関連項目

  • 佐々木渉 - 初音ミクの制作を担当した人物。

脚注

外部リンク