パーソナルコンピュータ

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パーソナルコンピュータ(英:personal computer、パーソナルコンピューター)とは、個人が所有し、個人が利用しているコンピュータをいう。または、「それを目的として製造・販売・流通している製品」のことをいう。後者の意では、パソコンPCと略して呼ばれる。

概要[編集]

日本[編集]

「自分の金で買ったマシンを自分が使って何が悪い」というので、「コンピュータ講座で使ったマシンのリースバックの出物があったので、応接間を潰してマシンルームにした」という島内剛一さんのような例もあれば、「たまたま遺産を相続したのでスーパーコンピュータ買っちゃったらCIAが来ました(笑)」(計算流体力学研究所)といった例もあるので、一般的には「パソコン」は「それを目的として製造・販売・流通している製品」をいう。 パソコンとしては、日本のパソコンの歴史は1980年代前半にシャープMZ-2000シリーズを発売したことで始まり、1980年代後半に日本電気MS-DOSオペレーションシステムとするPC-9800シリーズを発売したことで徐々に企業や大学で普及したとされる。ただし、これは主に「それを目的として製造・販売・流通している製品」の意である。
しかし、日本国内では1990年頃まではワープロ専用機が文書作成用のマシンとしてパソコン的な使用もされていたが、データ交換のためのインフラストラクチャーが整備されていなかったため、まだまだ個人には浸透しなかった。
社会的に浸透しはじめるのは、8ビットCPUのトレーニングキットや学習用のキットが市販されるようになった一九七十年代である(TK-80やLキット8など)。
1990年代前半にIBMPC/AT互換機が、日本語入力可能なOSのMS-DOS/Vを搭載し、PC-9800の日本での牙城が崩れかけるようになってからで、1995年Windows95が販売されると、急激に一般に浸透するようになった。

オペレーティングシステム[編集]

Windows[編集]

詳細は「Microsoft Windows」を参照

Mac[編集]

macOSを使用する。Macは、Macintoshの略。現在は MacOSXがおそらくは一般的である。

OS/2[編集]

Windows OS/2 Warp はここから生まれた。現在はそこから生まれたEclipseがJava のIDEとしてデファクト・スタンダードとして認められている。

TRON[編集]

製品としての種別[編集]

ラップトップ[編集]

「ラップトップ」は「腿の上の」の意で、辛うじて持ち運べる重量とサイズであることである。東芝のJ3100などは一貫目ほどの重量があったため、「正座させて三台載せれば、やっていないことでも白状する」と云われていた。

ノートパソコン[編集]

ノートパソコンのイラスト

詳細は「ノート型パーソナルコンピュータ」を参照

ノートパソコンの利点は、キーボード遣いが減ったために現在ではタブレットパソコンに活躍の座を奪われつつある。英語圏では現在でも「ラップトップ・コンピュータ」と呼ばれる。
ノートパソコンの液晶画面の上の外側には、インカメラが付いている。ベゼル上部に配置されていることも多く、ビデオ通話などで目線が自然になりやすい利点があるといわれるが、それより先に音声のステレオ化と高音質化によって温情再生機能を上げてほしい。

デスクトップパソコン[編集]

キーボードとモニタが併用されるタイプである。なんといってもディスプレイのサイズが大きく取れることと、キーボードが選べること、パソコンデスクや椅子との併用によって姿勢に無理がなくなるのが利点である。コンピュータ本体は机の上になくても一向に構わないので、床の上や棚の上などに置いたりもする。
コンピュータの性能はゲームマシン以外ではさほど問題はない。ノートパソコンは「薄くて軽量」なのはいいが、キーボードのキーのストロークが短く、キャピタルシフトロックのようなトグルになっているキーがメカニカルロックになっていないため、暗所では(同時に視覚障碍者には)非常に使いづらい。ノートパソコンの高性能化が進んではいるが、「仕事の環境」としてはデスクトップが上であるが、書斎的な雰囲気が出るため家族には不人気であったりもする[1]

デスクトップパソコンのイラスト

キーボードは一般的には机上で用いるとされるが、一般的な食卓などは「座面から座高の約三分の一」という高さよりも高い位置にあるため、姿勢が悪くなりがちなので眼・肩・腰に来るという欠点がある。「性能がいい」と云われているが、「CPUの性能は一年で倍になる」という「ムーアの法則」があるのであてにはならない。十年前のデスクトップパソコンは現在のノートパソコンに劣るが、「姿勢が悪くなって目・肩・腰に悪い」ので断固としてデスクトップという人もいる。
自作パソコンとは、ラック(あるいはケース)にボードを突っこんでパソコンとすることをいう。
Raspberry PiでもデスクトップPC並の環境が組めるようで、もはやベアボーンキット ()のようだが、PC用途ならNUC ()のような小型PCを最初から選んでおいた方が熱処理設計的に無難な気もする。
ワークステーションはデスクトップ型が主流であるが。クライアントとサーバの区別が曖昧になりつつ現代では、デスクトップパソコンとの区別はいいかげんである。机の上に置くとファンの音が鬱陶しく、床に置くと埃のせいで動作不良が増えるといった悩みがあるので、Mac miniあたりが落としどころではないかという意見がある。

タブレットパソコン[編集]

iPadAndroidタブレットのように、持ち運べて、パネルタッチができる。しいてタブレットとの違いを言えば、Windows対応のアプリケーションソフトが使えることくらいである。

ゲーミングPC[編集]

ゲーミング用途向けに構成されたパソコン。

3Dゲームは負荷が高めなので、グラフィックボードの搭載はもちろん(サーバはグラフィックボードを積んでいないので、クソ遅くなる)、SSDを採用してローディング時間を短縮していたり(ロード後の環境をまるごとセーブして、いちいち構成せずにメモリに転送する。「スポウン」といって、半世紀前からある技法である)とスペックは高め。 ゲーミング用途でも使えるようにスペック高めのノートPCもあるが、冷却性能の面ではどうしてもデスクトップに比べると不利になりがち。

編集者のPC[編集]

キーボードの対応表[編集]

詳細は「QWERTY配列」を参照

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外部リンク[編集]

  1. 子供には勉強部屋があっても「仕事部屋」「書斎」は認められないというのは、新型コロナ流行以降でリモートワーク全盛の時代にはどうかと思うが。