富士山
富士山(ふじさん、英: Mount Fuji)は、山梨県と静岡県の県境にある火山である。
標高は3,776mで、日本で一番標高の高い山である。なお、登山の際は登山計画書の提出が義務付けられている。
概要[編集]
山梨県の富士吉田市、南都留郡鳴沢村と静岡県の富士宮市、裾野市、富士市、御殿場市、駿東郡小山町の範囲に存在する。
富士山の山頂である剣ヶ峰は、山梨県と静岡県の間で県境が決まっていない。だが、富士山頂にある「富士山頂郵便局」は静岡県富士宮市の所在となっている。富士山どっちの県…問題も参照。
地理[編集]
標高3,776mで、日本最高峰、凸高基準では世界第35位の高峰である[1]。
北方は、本栖湖・河口湖の集水域となっていて、海への流入河川は無い。南方は、富士川、潤井川、沼川、狩野川、酒匂川、相模川の流域になっている。
火山[編集]
富士山は太古から噴火を繰り返している火山である。1707年に起きたといわれている宝永大噴火から300年余り目立った噴火は確認されていないが、現在も噴火のリスクを警戒する人がいる。
観光[編集]
富士山は、世界文化遺産(名称は「富士山-信仰の対象と芸術の源泉」)に登録されており、観光地としても有名。日本百名山にも選ばれている。麓には温泉もある。
上の世界遺産に登録されている物件[編集]
- 北口本宮冨士浅間神社
- 西湖
- 精進湖
- 本栖湖
- 富士山本宮浅間大社
- 山宮浅間神社
- 村山浅間神社
- 須山浅間神社
- 富士浅間神社
- 川口浅間神社
- 富士御室浅間神社
- 御師住宅
- 山中湖
- 河口湖
- 忍野八海
- 白糸の滝
- 三保の松原
登山[編集]
富士宮ルート[編集]
静岡県側の登山ルートとして一番メジャーなのは「富士宮ルート」である。静岡県側からの登山者が一番多いルートである。利用者が多く、道も広いとは言えないため、混雑が多いことでも知られている。
吉田ルート[編集]
山梨県側として最も有名なルート「吉田口」。山梨県側からの登山者が最も多いルート。比較的アクセスしやすいことで人気はあるが、利用者が多いこともあって混雑しやすい。途中五合目まではマイカー乗り入れ規制がかかることがある。
御殿場ルート[編集]
静岡県側から登るルートの一つ。利用者が比較的少ないため、混雑はしにくい。しかし、登山ルートはハード。
交通アクセス[編集]
- 富士宮ルート
- 吉田ルート
- 御殿場ルート
ビュースポット[編集]
- 東海道本線三島駅から富士駅の間の一部駅。
- 富士山麓電気鉄道富士急行線の一部駅。
- 山梨県御坂峠を河口湖側に出ると大きい富士山を見ることができる。
- 河口湖・山中湖
- 横浜ランドマークタワーなど、東京都市圏にある高層ビルから
- 湘南平
- 南アルプス
- 富士見町 - 長野県諏訪東部。文字通り、富士山の眺望が地名の由来である。
- 本宮山 (岡崎市・豊川市・新城市) - 「富士山遥拝所」がある。
- 関東甲信から愛知県にかけての富士見の地名は富士山のビュースポットに因んた地名が多い。
その他[編集]
富士山山頂では、大気圧が下がるため、水は約87℃で沸騰する。