パフォーマンス

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パフォーマンス(英:performance)とは、演奏、演技、性能、実施、行為、実績、成績、業績、興行などを表す英単語をカタカナ語として使用したものである。転じて人目をひこうとする行為の意味にも使われる。1985年の流行語である。複合語に「コストパフォーマンス」(価格と品質を比較したときの性能)がある。

使用例[編集]

パフォーマンスは現在では多義的に使われており、ビジネス領域と演劇・芸術領域では意味が異なる。次のような様々な使用例がある。

単独語[編集]

  • 「イベントではダンスパフォーマンスを鑑賞できる」…このパフォーマンスは演技を示す。
  • 人間のパフォーマンスが良い(高い)、とは業績が良い、良い仕事をしていることを意味する。
    • 「彼はパフォーマンスが良い」といえば、仕事がよくきる人である、高い成果を出していることを意味する。
    • 「パフォーマンスが悪い仕事」、といえば、効率の悪い仕事をいう。
  • パフォーマンス政治は、人目を引く演技を行う政治をいう。
  • 「パソコンのパフォーマンス」とは主としてコンピュータの処理性能の良しあしをいう。

複合語[編集]

  • パフォーマンスアートは空間・時間・身体を素材として「行為」を見せるアートである。身体性を強調したアートとして、アクション(身振り・手振り・表情)などを用いる。街頭などで突発的に行われる演劇表現となることもある。
  • コストパフォーマンスは、価格(コスト)に対して性能が良いことをいう。同程度の性能を持つ2つの製品があるとき、価格が低い方が、もう一方に比べて「コストパフォーマンス(コスパ)が良い」という。料理で価格に対して味が良い場合、「コストパフォーマンス(コスパ)が良い」という。

経緯[編集]

日本で使われるようになる最初は、1985年日本社会党が日本社会党の新宣言に「愛と知と力のパフォーマンス」という副題をつけて[1]、広く知られるようになった。1985年の『ユーキャン新語・流行語大賞』の新語部門・銀賞を得た用語である。使用者は当時の石橋政嗣日本社会党委員長であった。

現在では、一時の流行語から抜け出し、すでに定着した用語と考えてよさそうだ。

参考文献[編集]

  1. 日本社会党の新宣言国会図書館、