エチオピア
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エチオピア(Ethiopia)は、アフリカ東部の国である。東はソマリア、北東はジブチ、北はエリトリア、北西はスーダン、西は南スーダン、南はケニアと国境を接する。
基礎情報[編集]
- 首都 - アディスアベバ
- 面積 - 1,104,300㎢(世界26位、アフリカ9位、日本の3倍弱)
- 人口 - 1億1700万人(世界13位、アフリカ2位、日本の9割強)
- 人口密度 - およそ105人/㎢
- 主な言語 - アムハラ語、エチオピア北部「ティグレ州」ではティグリニャ語も話される
- 主な宗教 - キリスト教(エチオピア正教)、イスラム教など
- 政治体制 - 議員内閣制、連邦制
概要[編集]
世界最古の独立国の一つ。コーヒーで有名。19世紀末、殆どのアフリカ諸国は欧州列強に征服され植民地となる中、エチオピアは第一次エチオピア戦争の勝利によってイタリアの侵攻を跳ね返しアフリカ分割後にも独立を保ったのが特徴。しかし第二次エチオピア戦争によってベニート・ムッソリーニ率いるイタリアに併合され、皇帝は国際連盟総会でイタリアと、傍観する列強諸国を非難し、イギリスに亡命した。
終戦後は独立するも、飢餓などの深刻な社会問題が発生し70年代に共産主義革命が起こり、古代から脈々と続いて来た皇帝は廃止されてしまった。現在も庶民の暮らしは貧しく、国連の区分では後発開発途上国とされている。
地理[編集]
国土の大部分が高原地帯(エチオピア高原)なので、低緯度の割に冷涼で雪が降る場合もある。例えば標高2200mのアディスアベバでは平均気温16度・最高気温26℃、年較差が小さい常春気候である。雨季と乾季に分かれる。
世界最大の人口を誇る内陸国。かつては海と面すエリトリアとの連邦制で、エリトリア州として併合したのだが、内戦の末独立され、海岸線を失った。北隣のエリトリアが1993年5月にエチオピアから分離して独立したことで、内陸国となった。エリトリア独立前のエチオピアは、「エチオピア・エリトリア連邦」「エチオピア帝国」とも呼ばれていた(?)。これは、エチオピアの変遷である。
国旗[編集]
社会主義エチオピア時代の市民用(1975-1987)
エチオピア人民民主共和国時代(1987-1991)