意外な誤解の一覧

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意外な誤解の一覧(いがいなごかいのいちらん)では、しばしば多くの人によって事実とは異なって認識されている事柄や、正しいものとして流布している嘘・俗説をまとめる。

掲載の基準は:

  • 長きにわたり多くの人によって誤解されており、知名度が高いもの(各種メディアで取り上げられるなど)
  • 多数の専門家・研究者によって広く正しいと思われていたことが、その後の研究によって覆されたもの

とする。

宗教[編集]

エデンの園と人間の堕落(ピーテル・パウル・ルーベンス、ヤン・ブリューゲル (父))
  • 禁断の果実はリンゴである
    • 禁断の果実は西洋社会でしばしばリンゴであるとされるが、実際は聖書に果実の種類は明記されていない[1]創世記も参照のこと。
  • 紀元前・紀元後はキリストの生誕年を基準にしている
    • キリストの生年月日は明らかでない。西暦1年12月25日はあくまで多数ある説の一つであり、諸説には紀元前7年 - 紀元4年まで大きな開きがある。『マタイの福音書』によると、キリストの誕生はヘロデ王が生きている間のことであるが、ヘロデ王は紀元前4年に死去している。これに従うとキリストの誕生は紀元前4年よりも前である[2]
  • ルターが95箇条の論題を城の扉に張り出したのは奇特な行為であった
    • 当時、知らせたい事項を目立つ場所に張り出すのは極普通の行為であった。学生運動華やかなりし頃の壁新聞である

言語[編集]

  • アイヌ語は日本語の方言である
    • アイヌ語と日本語が共通の語族に属するという正しい根拠は存在しない。ただし、安本美典は計量言語学的研究により、日本語・アイヌ語・朝鮮語は統計的に有意な類似を見せるとしている。
  • 言語と方言の区別は言語学的に厳密に決定できる
    • 言語と方言を分かつ明確な基準は存在しない。同じ中国語とされている北京語と広東語の差は、別言語とされているチェコ語とスロバキア語の差より遥かに大きい。結局のところ、政治的な観点で決められている場合が多い。
  • ウクライナではウクライナ語しか話されていない
    • 実のところ、ロシア語を母語としている人もかなり多い。そのため、ロシア語の地名キエフをウクライナ語のキーウに言い換えることが良いとは必ずしも言えない。結局のところ、政治的なry
  • ロシア語には方言がない
    • 他の言語より比較的小さいというだけで方言は存在する。
  • ヨーロッパの言語は全て似ている
    • 確かにほとんどの言語が印欧語族に属するが、系統関係があるからと言って必ずしも似ているわけではない。なお、フィンランド語・エストニア語・ハンガリー語はウラル語族、トルコ語はアルタイ語族、マルタ語はアフロ・アジア語族に属している。また、スペイン北部で話されているバスク語は系統不明。
  • サンスクリットは古語である
    • インドの国勢調査によれば、現在でも北部を中心に数万人の母語話者がいる。
  • バチカンでは常にラテン語が使われている
    • ラテン語が使われるのは宗教関係のものだけであり、日常的にはイタリア語が使われる。
  • エスペラントは全ての自然言語に取って代わることを目的としている
    • エスペラントはあらゆる言語を尊重しつつ、その共通の言語として考案されたものである。
  • エスペラントは完全に中立的な言語である
    • 出来る限り中立的になるようにラテン語派・ゲルマン語派・スラブ語派から語彙を選定したが、実際にはかなりラテン語派の要素が多い。それってヨーロッパの範囲での中立性じゃん、というのは禁句である

英語[編集]

  • 英語は世界で最も話されている言語である
    • 事実上の、また世界唯一の世界言語とされる英語[3]、母語話者数では世界一ではない。英語の母語話者数は中国語スペイン語に次ぐ3位である[4]
  • 英語はラテン語から分岐した言語である
    • 確かに英語はラテン語並びにラテン語から分岐したフランス語から多くの語彙を取り入れているが、ラテン語から英語が分岐したわけではない。英語はゲルマン祖語から分岐した言語である。
  • 英語はドイツ語から分岐した言語である
    • ドイツ語から英語が分岐したのではなく、共通祖語であるゲルマン祖語から英語とドイツ語が分岐したというのが正しい。
  • 英語の方言差は日本語より小さい
    • それは英語が後から入って来たアメリカやオーストラリアの話であって、イギリス英語の方言差は日本語と同等かそれ以上である。なお、オーストラリア英語とアメリカ英語も大きく異なる。
  • キウイフルーツは実の外見が鳥のキーウィに似ていることから命名された
    • キウイフルーツの命名には鳥のキーウィが関連している可能性も否定できないが、どちらかと言えば「ニュージーランドを連想しやすい語句として」採用されたという理由が大きい。「キーウィ」という語句は鳥のキーウィを語源とし、20世紀以降にはニュージーランド人やニュージーランド・ドルの愛称としても使われるようになった。つまり、キウイフルーツと命名された1959年には「キーウィ」という語句は既にニュージーランド全体の代名詞として定着していた[5]
  • 英語は世界一簡単な言語である。だから世界一普及した。
    • 語形の変化パターンが少ないなど簡単な側面はあるが、「綴りと発音が一致しない」「基礎語彙の数が多い」「不規則活用が大量にある」など他の言語より難しい側面も多く、簡単な言語とは言えない。あと、言語の難易度は相対的なものであり、オランダや北欧など母語が英語に近い人にとっては簡単だろうが、印欧語族以外の人にとっては難易度が上がる。
    • 世界一普及したのは、イギリスが世界中に植民地を持ち、その後アメリカが世界一の大国になったから、両国の言語が世界共通語に近い存在となったというだけであり、言語の難易度は関係ない。

日本語[編集]

  • 日本語は世界一難しい言語である
    • 言語の習得の難しさは、母語とする言語と習得する言語との相違の大きさによって異なり、一概に日本語がどの言語の話者にとっても世界一習得が難しいとは言えない。
  • 日本語のように、主語の直後に目的語が来る言語は珍しい
    • 言語の数で見れば主語の直後に目的語が来る言語の方が多い。珍しいように感じられるのは、母語話者の数で見ているためである。
  • 敬語があるのは日本語だけである
    • ただ英語にも「Would you ...?」など敬語に相当する表現がある他、ジャワ語・ベトナム語なども複雑な敬語体系を持つ。
  • 日本語は漢字の数が何千もあるので学習が困難である
    • 実のところ、数百の漢字を覚えれば大抵の場面には対処できる。また、漢字はバラバラな字形ではなく、様々な部首が複数組み合わさってできているので、実質英単語を覚えるのと変わらない。
  • 主語を省略できるのは日本語だけである
    • 古代ラテン語や中国語も主語を省略可能である。
  • 日本語はアルタイ語族に属する
    • そもそも現在においてはアルタイ語族という語族が認められておらず、ツングース語族・トゥルク語族・モンゴル語族に割られている上、基礎語彙が一致しないことから見てこの3つのどれかの語族に純粋に属しているとも考えにくい。ただし、これらの言語のいずれかと別の語族のクレオール言語である可能性は高い。
  • 「ナイター」は和製英語である
    • 第二次世界大戦終結直後の時期に米国で使われていた。
  • 「全然」を否定表現を伴わずに使うのは新しい用法である
    • 明治から昭和初期にかけて多くの否定表現を伴わない例がある。むしろ、否定表現を伴わなければならないという方が新しい考え方である。
  • 「睦月」「如月」は「一月」「二月」の旧称である
    • 日本書紀など正式な文書では古代から「一月」「二月」といった呼称が使われていた。「睦月」などはあくまでも文学的な表現である。

自然科学[編集]

天文学・暦・時法[編集]

  • 「旧暦」というのは一つの暦である
    • 旧暦は、天保暦以前に使われていた歴史上の全ての暦の総称である。なお、カレンダーなどに書いてある旧暦の日付は天保暦のものである。
  • 不定時法は日本の伝統的な時刻の表現方法である
    • 不定時法が使われたのは室町時代以降であり、それ以前は定時法が使われていた。
  • 西暦2000年21世紀最初の年
    • 世紀の区切りは××00年~××99年ではなく、××01年~××00年の100年間である。従ってミレニアム(1000年単位)は1~1000年、1001年~2000年以下ryと区切るのが正解である。1999年から2000年に移り変わる際には、「3千年紀(第3ミレニアム)の始まり(=21世紀の始まり)は2000年か2001年か」という「ミレニアム騒ぎ」と呼ばれる論争が起こったが、このとき「定義上は正確でなくとも、千の位が「1」から「2」に移り変わるという印象の強さから2000年を新たなミレニアムの元年としよう」という意見も根強く存在した。当時のアメリカ合衆国大統領ビル・クリントンも「2000年1月1日から2001年1月1日をミレニアム・イヤーと定め、2度祝えば良い」と不適切な発言をしている[6]
1900年2月のカレンダー。29日はない。西暦年が4や100で割り切れるが400では割り切れないため、1900年は平年となる。
  • 閏年は四年に一度
    • 閏年は必ず4年おきではない。閏年は基本的には「4の倍数の年」であるが、「100で割り切れる」かつ「400で割り切れない」年は例外的に閏年にならない。例えば、2100年は「4の倍数」だが「100で割り切れて400で割り切れない」ため、平年となる。一方、2000年は「4の倍数」かつ「100で割り切れて400でも割り切れる」ため、閏年となる[7]
  • 日付変更線は何らかの国際機関が定めたものである
    • 各国が定めた標準時に従って、地図利用者の便宜上線を引いたに過ぎない。2011年、サモアが同国の標準時を改定したことにより日付変更線の位置も変わった。
  • サマータイムは夏だけに適用される
    • アメリカの場合、3月から11月までサマータイムなので、むしろサマータイムの期間の方が長い。
  • 冥王星は2006年に太陽系から除外された
    • 惑星ではなく「準惑星」という新しいグループに入っただけである。これを除冥処分と言う。太陽の重力にもとづいて太陽の周囲を公転しているので太陽系の天体には違いない。
  • 月食は日食より多く起きる
    • 地球上の一点を固定すると、その場所では日食より月食の方がよく見られるが、地球全体で回数をカウントすると日食の方が多く発生している。月が地球の影に入る月食は、地球の影が十分大きいため月が見える場所ならばみられる。一方、月の影が地球と重なる日食は、月の影が地球の直径よりも小さいため見られる場所が限定される。
  • 2月を28日としない暦法は太陰太陽暦以外無い。
    • 古代エジプト発祥のコプト暦は2月を含め、1月が常に30日で最終月は5日間の13月で終わる。エチオピアでは現役。

化学[編集]

  • 最も密度が高い元素はイリジウムである
    • 最も密度が高い元素はオスミウム(22.587g/cm3)である。一方、2位のイリジウムの密度は 22.562g/cm3である。かつてはイリジウム22.65g/cm3、オスミウム22.61g/cm3とされ、イリジウムが全元素中最高密度とされてきたものの、密度を求めるために使用したオスミウムとイリジウムの原子量が間違っていたため、これらと結晶構造から推定される原子の間隔から計算される「元素の密度」も間違ったものとなった。実際に、20世紀までの文献ではしばしばこの数値が引用され、イリジウムが最も高密度とされていた[8]
  • 最も原子番号が大きい安定元素はビスマスである
    • 正しくは鉛である。安定元素と不安定元素(放射性元素)の境界は明確であり、鉛(82)より原子番号が小さい元素は基本的に安定元素、ビスマス(83)より原子番号が大きい元素は全て不安定元素である。ビスマスは長らく安定元素とされてきたが、2003年、ビスマス唯一の安定同位体と考えられてきたビスマス209がに実際には半減期が非常に長い(1.9 ± 0.2 × 10^19 年 ≒ 1700京~2100京年)放射性同位体であることが発見された。ただし、この時間は現在の宇宙の年齢より9桁以上も長く、発見後も安定同位体と実質的に同等に扱われている[9]
  • ウランは自然に存在する最も重い元素である
    • 自然界で発見された元素としてはウランが最も重い。しかし人工元素として発見されたネプツニウム[10]およびプルトニウムも、ウラン鉱石中に僅かに存在することが後に明らかになった。
  • 最も硬い物質はダイヤモンドである
    • ロンズデーライト(炭素の同素体の一つ。六方晶ダイヤモンドとも呼ぶ)は純粋な形で存在することは珍しいが、不純物を含まない場合には一般的なダイヤモンドよりも58%硬いと推測される[11]
  • pHは0から14の範囲内しか存在しない
    • 濃度の大きな強酸や強塩基においてはpHが0未満になったり、14を超えたりする場合もある。
  • 水の融点は正確に0℃であり、沸点は正確に100℃である
    • 現在はセルシウス温度の定義が変更されたため、水の沸点は約99.97℃、融点は約0.003℃となっている。
  • 水の密度は正確に1g/cm3である
    • これもグラムの定義が変更されたため、水の密度はどの温度においても1g/cm3より若干小さくなっている。
  • 絶縁体は全く電気を通さない
    • 絶縁体の中でも極めて抵抗が高い石英ガラスでさえ、長さ1m、断面積1m2の円筒状の石英ガラスに1018Vの電流を流せば1Aの電流は流れる。
  • 水素自動車は走行中に水を排出するので路面がぬれる
    • 排出するのは液体の水ではなく水蒸気であるため、路面が濡れることはない。

数学[編集]

  • 三平方の定理はピタゴラスによって発見された
    • 三平方の定理、別名ピタゴラスの定理がいつ発見されたかについては、議論がある。ただしピタゴラスが生誕するより遥か昔であったことは明らかである。実際、紀元前20世紀から紀元前16世紀の古代バビロニアでは既にこの定理が発見されていた[12]インドでは紀元前8世紀から紀元前5世紀頃にかけて、シュルバ・スートラやĀpastambaDharmasūtra(アーパスタンバ・ダルマスートラ)といったダルマの書物において言及されている[13]
  • ノーベル数学賞が存在しない理由はアルフレッド・ノーベルと数学者の確執
    • ノーベル賞に数学賞が存在しない理由が、「創設者のアルフレッド・ノーベルが数学者と恋愛に関係する確執があったため」とする根拠はない[14]。諸説あるが、ノーベルが数学を実用的な学問とみなしていなかったためとする説が有力である[15]

物理学[編集]

  • 絶対零度の状態では全く分子は振動していない
    • 現在の量子論では、絶対零度においても分子は僅かに振動していることが明らかになっている。

地学・気象学[編集]

  • 古代ギリシア人は陸地に近付いてくる船の見え方を観察することにより地球が球体であることを発見した
    • この方法では肉眼で地球が球体であることに気付くことはできない。実際には、船で陸地に近づくときに、高い山から見えることにより地球が球体であることを発見した。
  • 重力加速度は地球上のどの場所でも同じである
    • 地球は完全な球体ではないため、赤道上では極地より重力加速度が若干小さくなる。
  • 南極では地震が起こらない
    • 観測所が少ないだけであり、実際にM7級の大地震が起きたこともある。
  • 欧州では地震が起こらない
    • アルプス・ヒマラヤ造山帯に属する地中海沿岸地域では日本と遜色ないほど多くの地震が起きるし、他の地域も全く地震がないわけではない。
  • 古生代の前は「先カンブリア紀」である
    • 正しくは「先カンブリア時代」。「紀」は「代」より細かい時代区分であるが、「先カンブリア紀」という「紀」は存在しない。
  • 現在は氷河時代ではない
    • 氷河時代とは、地球上のどこかに大陸氷河がある時代のことなので現在も氷河時代である。氷河時代の中でも特に寒冷な時期である「氷期」と混同しないこと。
  • 現在でも気象観測は百葉箱を用いて行われている
    • 現在はアメダスでの全自動型の観測が中心となっており、百葉箱は使われていない。
  • 虹は七色である
    • 日本では「七色の虹」という表現が頻繁に使われるが、七色である必然性はない。虹の色は可視光の波長に従って連続的に変化するが、どこで区切るかは世界の各地域の言語・文化による。ある民族は虹を三色であると認識しているが、色の区別がつかないというのではない。色を表現する単語が日本語とは異なる、というだけの話。
  • 湿度100%とは水中である
    • そもそも湿度とは空気中でのみ通用する概念である。空気中の水分量が飽和水蒸気量と同じ、すなわちそれ以上水分が空気中に蒸発できない状態をいう[16]

生物[編集]

  • 古細菌から細菌が進化した
    • 古細菌が発見された当時は細菌よりも古いルーツを持つと考えられていたが、全生物の共通祖先から古細菌と細菌が分化し、次に古細菌の一群が真核生物の祖先となったという説が現在主流である。
  • 動物細胞に液胞は存在しない
    • 植物細胞の液胞よりも極めて小さいが、一応存在している。
  • 「脊椎動物」と「無脊椎動物」は対等の区分である
    • 現在「脊椎動物門」という門は存在せず、脊索動物門の亜門という扱いであるが、かつて脊椎動物門が存在していた時代の分類体系に準拠して話を進める。脊椎動物門は他の30以上の門と対等である。脊椎動物と無脊椎動物が対等ではないことは明らかである。
  • 人の祖先は猿である
    • 人と猿は共通の祖先から進化したのであって、猿から人が進化したわけではない。
  • 闘牛は牛が赤色に興奮する習性を利用している
    • 牛は赤色に対して興奮しない。牛の視覚は多彩なを識別できないため、赤が牛にとって特別目立つ訳ではない。闘牛で雄牛が興奮するのは、布(ムレータ)を動かすことで脅威と感じさせ、突撃するように扇動しているからである。ムレータが赤いのは、赤が人間にとって気分を高揚させる色であるためとされる[17]
  • 茹でガエル
    • 茹でガエルの俗説では「カエルは熱い湯に飛び込むとすぐに飛び出す」とされるが、実際には熱湯に浸かるとカエルは即死する。また「水から徐々に熱するとカエルは気づかず茹で死ぬ」も誤りであり、ある程度の高温になるとカエルは逃げようとする[18]
  • カメレオンは擬態のために体色を変える
    • 実際のカメレオンは擬態のためではなく、心理状態によって体色を変える[19]
  • ヒマワリは常に太陽の方角を向いている
    • ヒマワリは常に太陽の方に傾いている訳ではない。伸長する時期には光を取り込むために太陽の動きに合わせて運動するが、花を咲かせると東に向きを固定しほとんど動かなくなる[20]

人体・医療[編集]

  • 帝王切開はユリウス・カエサルが帝王切開で生まれたことでその名がついた
    • ユリウス・カエサルは、そもそも帝王切開によって誕生していない。当時の帝王切開は、難産により死亡した母親から胎児を取り出すためのもので、仮に母親が生存した状態で帝王切開を行ったとしても、当時の医療技術では母親が生き延びられる可能性は皆無に等しかった。しかし、カエサルの母はカエサルが成人するまで生きていた[21]。実際には、ドイツ語の誤訳によって生まれた単語である。
  • 昔の人は短命だった
    • 19世紀以前の人間の平均寿命(新生児の平均余命)は最も裕福な国でも35〜45歳程度であったが、これは乳幼児死亡率が高かったためであり、いったん成人に達した者が70代、80代まで生きることは当時でも決して珍しくなかった[22]
  • 赤ちゃんが男の子か女の子かの確率は半々
    • ヒトは作為的な産み分けや中絶などを行わない場合でも、男女が1対1の割合で生まれてくる訳ではなく、女児100に対して男児105の割合で出生する[23]。現代の日本や北欧諸国など乳幼児死亡率が極めて低い地域においても、人口を維持できる合計特殊出生率(人口置換水準)が2.00ではなく2.06〜2.08なのはこのためである。
  • 塩分の摂り過ぎは高血圧を引き起こす
    • 塩分の取り過ぎが血圧を上げるという根拠はない[24]。また、減塩食に血圧を下げる明確な効果は確認されていない[25]
  • 舌は場所によって感じる味が違う
    • 舌には、その領域によって異なる味を感じるとする「味覚分布地図」が存在すると言われている。が、実際には味蕾は全ての味を感じることができ、どの味も舌の全領域で感じられる[26]
  • ウイルスはマスクを貫通するので、マスクで感染症を予防することはできない
    • 実際のウイルスは単独ではなく、多数集まり飛沫の形となって飛来するので、マスクで防ぐことが可能である。
  • mRNAワクチンは遺伝子を書き換える
    • 細胞核は異物が混入しないよう何重にも守られているし、万が一侵入したとしても人体には逆転写酵素が存在しないのでmRNAがDNAに変化することはない。
  • 「副反応」という言葉はCOVID-19ワクチンの副作用を誤魔化すために造語されたものである
    • 副反応という言葉はCOVID-19ワクチンが開発される前から、ワクチンに伴う免疫反応による好ましくない反応を表す語として使われている。
  • 少量の飲酒は健康をもたらす
    • 近年の研究では、全く飲まないのが一番健康になるという見方が強い。
  • 人間の妊娠期間は10カ月である
    • これは最終月経から、4週間を1か月として数えたもので、受精から通常のカウント方法を使うと9カ月前後となる。
  • 旅館のお菓子は入浴後に食べるもの
    • 空腹の状態で入浴すると体内の塩分・糖分が不足し、最悪の場合倒れてしまうこともある。このため、旅館のお菓子は入浴前に食べた方が良い。

工学・技術[編集]

  • カラー写真が発明されたのは20世紀半ば以降である
    • カラー写真そのものは1860年代には既に存在したが、非常に高価なためになかなか普及しなかった。

電気・電子・通信工学[編集]

  • 白熱電球を発明したのはトーマス・エジソンである
    • 最初の白熱電球を発明したのはジョセフ・スワンである。1879年10月21日、スワンは自身が発明した白熱電球を13.5時間連続で点灯させた。それ以前の研究で使用されていた白金製のフィラメントを、炭化した紙のフィラメントに変えることで電球を光らせ、最終的に40時間の連続点灯を実現した。トーマス・エジソンの功績は、白熱電球の実用化である。スワンが開発した当初の白熱電球は安定性に欠け、実用性はなかった。エジソンはフィラメントに京都の竹を用いることで、点灯時間が安定した白熱電球を誕生させた[27]
  • 現在の日本において、太陽光発電はごくわずかな割合しか占めていない
    • 2020年度には全体の1割近くが太陽光発電となっている。
  • 再生可能エネルギーは新しい発電方法である
    • 再生可能エネルギーの一種である水力発電は、1960年代まで日本の発電量の大半を占めていた。
  • 電気自動車は新しい種類の自動車である
    • 19世紀にも開発が試みられているが、効率が悪いことからいったん衰退したものである。
  • エアコンを使うことで換気ができる
    • エアコンはほとんどの場合、室内の空気を循環させているだけなので換気はできていない。
  • 電波時計は10万年に1秒しか狂わない
    • これは電波時計に電波を送っている送信所の時計の精度であり、各電波時計は電波を受信できない場合、1か月に数秒は狂う。
  • 現在普及している青色LEDの発明は全て中村修二の独創で為している。
    • 現在普及の窒化ガリウム系の青色LEDの基本発明は、赤崎勇と天野浩が行っており、当時は窒化ガリウム以外にもセレン化亜鉛などの材料候補があった。さらに付け加えると高輝度を長時間続ける窒化ガリウムインジウムの結晶を最初に作成したのは松岡隆志であり、中村修二は長時間高輝度を続ける窒化カリウム系の材料をダブルヘテロで接合する方法を工業的に確立し、P型半導体を熱処理で低コストで生成する方法を確立した「最強の改良者」にすぎない。
      おそらく、スウェーデンの科学アカデミーも赤崎と天野の授与を先行で決めた後、中村、松岡、その他の関係者で天秤をかけたと思われる。

情報工学[編集]

  • インターネットとは、ブラウザを開いてウェブページを見たりするものである
    • それは「ウェブ」であり、インターネットを利用してできることの一つである。インターネットはネットワークそれ自体を指す。
  • ウィキとはウィキペディアのことである
    • ウィキとは誰でもウェブページを編集できるシステムのことであり、ウィキペディアはウィキを採用しているウェブサイトの一つでしかない。
  • 1キロバイトは1024バイトである
    • あくまで1キロバイトは1000バイトである。1024バイトは1キビバイトと呼ぶのが正しい。
  • 全角文字は1文字につき常に2バイトである
    • MediaWikiが使用しているUTF-8などでは全角文字1文字が3バイトになる。
  • コンピュータはどんな色でも表現できる
    • 赤・緑・青それぞれ256段階の組み合わせで色を表現しているので、無限の色を表現できるわけではない。256^3=16777216, 単純計算で1677万色である。
  • 人工知能は文法事項を学習することにより翻訳を行っている
    • 「このような英文はこのような形に訳されることが多い」という大量の対訳データを記憶させることにより翻訳を行わせている。
  • エクセルのシートは無限の広さを持つ
    • 実際にはXFD1048576までしか行くことができない。横1048576行、縦16384列に相当する。

土木・建築[編集]

  • 東京スカイツリー完成以前は東京タワーが日本史上最も高い建造物だった
    • 東京スカイツリー(634m)は2012年に完成したが、それ以前の日本史上最も高い建造物は東京タワーではなく対馬オメガ局(1975年運用開始、1998年閉局)である。高さは東京タワーを上回る454.83mであった。ただし、対馬オメガ局閉局から東京スカイツリー完成までの期間は、現用の建造物として東京タワーが日本一であった[28]
万里の長城
  • 万里の長城は宇宙から肉眼で見える唯一の建造物である
    • 万里の長城を宇宙から肉眼で視認することは出来ない。幅は10メートル程度、また周囲の地面と色が紛らわしいのでヒトの視力ごときで宇宙から見えることはない。スペースシャトルや国際宇宙ステーションに搭乗した宇宙飛行士は必ずこれを試してみるという都市伝説もあるのだが…。2003年に中国初の有人宇宙船「神舟5号」に搭乗した楊利偉が「万里の長城は見えなかった」と証言している[29]。また、2004年にはリロイ・チャオが国際宇宙ステーションより180ミリ望遠レンズを付けたデジタルカメラで万里の長城を撮影することに成功したが、肉眼では見えなかったと証言している[30]

交通[編集]

国内鉄道[編集]

  • 青春18きっぷは18歳以上もしくは18歳を挟んだ高大生しか利用することができない
    • 年齢制限は存在しない。
    • 1982年3月の初発売時は大学生のゆとり旅をターゲットにしていたため「青春18のびのびきっぷ」という名称だった。
  • 日本でまだリニアモーターカーは営業運転していない
    • 都営地下鉄大江戸線などは軌道中央でリニアモーターを利用している。またリニモは国内で初めて磁気浮上式リニアを実用化させた。
  • 日本初の鉄道は新橋・横浜間である
    • この区間で正式開業する4カ月前に品川・横浜間で仮開業している。
  • ゆいレールは沖縄県で初の鉄道かつ電気動力の軌道交通である
    • 戦前、沖縄県内に沖縄県営鉄道、沖縄馬車軌道が存在。さらに沖縄電気軌道部が路面電車を運行していた。
  • 長野新幹線は金沢に延伸された際に北陸新幹線と改称された
    • 正式名称は元から北陸新幹線であり、長野新幹線は愛称である。長野が終点ではなくなったために愛称の使用を取りやめただけである。
  • 上越新幹線・上越線は新潟県上越地方を通ることからこの名が付いている
    • 正しくは上野(上州、上毛)と越後で上越である。両線とも新潟県下越地方を通り、上越地方は通らない。
  • 「普通」と「各駅停車」は同じである
    • 各駅停車は短距離列車の場合に、普通は中距離列車の場合に用いられる。普通列車は小さな駅を通過する場合がある。
  • 「駅」と「停車場」は同じである
    • 停車場は駅と信号場を合わせた名称である。
  • 本州にはJR旅客3社の路線が存在する
    • 実は、JR九州(山陽本線下関駅以南)、JR四国(本四備讃線児島駅以南)、JR北海道(北海道新幹線新青森以北)の路線も存在している。
  • 国鉄は明治時代から分割民営化まで存在していた
    • 国鉄設立は1949年で、国鉄が存在していたのはわずか38年間である。
    • さらに付け加えると、幹線鉄道の大半は1906年公布の鉄道国有法で国有化された。
  • 蒸気機関車ディーゼル機関車より低性能である
    • 完全無煙化の決め手になったのはDD51であり、それ以前のディーゼル機関車は蒸気機関車を全廃する決め手に必ずしもならなかった。
  • 国鉄分割民営化は1980年代に臨時行政調査会が提言した。
    • 臨時行政調査会以前に民間シンクタンク「産業計画会議」が1960年代にいち早く提言している。
  • 各県で最初の鉄軌道は蒸気鉄道である。
    • 高知県と沖縄県は路面電車の方が先に開通した。

鉄道一般[編集]

  • 鉄道で赤字路線は少数派である
    • むしろ鉄道路線は赤字である方が普通で、日本の都市部で黒字になっている方が異常である。
  • 鉄道輸送は世界的に旅客が多い
    • アメリカのように、貨物列車の方がメジャーな国もある。

航空[編集]

  • 北大東空港・南大東空港間の路線は世界一短い航空路線である
    • イギリスのウェストレーとパパ・ウェストレーを結ぶ便が2.7kmでより短い。

自動車[編集]

  • 運転免許証には「持ち点」があり、一定数以下で免停、0になると免許取り消しになる。
    • 交通反則通告制度における反則点数とは加点方式であり、持ち点から減らす減点方式ではない。
  • 高度な安全運転システム搭載車はよそ見をしても大丈夫
    • よそ見をしているときに自動ブレーキがかかるCMがあるが、安全システムにおけるカメラやレーダー、もしくはレーザーで得られる情報には限りがあり、正確に作動しないこともあるためドライバーは運転に集中しなければならない。このシステムは事故を回避するシステムではなく、事故の被害を軽減できるかもしれないシステムであることに留意が必要である。
  • ハイオクガソリンはレギュラーガソリンよりもよく燃焼する
    • ハイオクガソリンはガソリンの「燃えにくさ」を表すオクタン価が高いガソリンの事である。ターボ車などは圧縮した空気をエンジンに送り込んでいるため、オクタン価の低いガソリンだと高回転時の圧縮に耐え切れず自己発火し、デトネーションによるノッキングを起こしてしまうこともある。その圧縮に耐えるためのガソリンがハイオクガソリンであり、特段良く燃焼するわけではない。
    • なお、「燃えにくさ」といっても圧縮時の自己発火のしやすさを表したものであり、引火点自体は同じである。
  • 車は何らかの修理をした場合に修復歴が付き、査定が下がる。
    • 修復歴が付くのはフレームなどの特定個所の修正・修理を行った場合のみであり、外装パネルの交換やガラス交換は含まれない。

歴史[編集]

色を復元したトロイアの弓兵の像。
  • 古代ギリシアの彫刻は白い
    • 古代ギリシアの大理石の彫刻は、完成当時には着色がなされていた。現代では白い状態なのは、経年劣化によって色が落ちるためである[31]。大英博物館が所蔵するギリシア彫刻に残っていた彩色を「洗浄」と称して削り落とした事例すら存在する[32][33]
  • 夏は伝説上の王朝である
    • 二里頭遺跡が発見されており、中国の学会では夏王朝が存在したことは確実視されている。
  • コロンブスはヨーロッパ人として初めてアメリカ大陸に到達した
    • 西暦1000年頃にバイキングの一派が現在のカナダに到達した記録がある。
  • 中世ヨーロッパでは地球平面説が信じられていた
    • 当時も地球は球体と考えられていた。コロンブスの航海中に船内で混乱が発生したのは、平面の地球の端から落ちてしまうと考えられたためではなく、食料不足が原因である。
  • マゼランは世界一周を成し遂げた
    • マゼランは世界一周の途中、フィリピンで戦死している。正確に言うと連続した世界一周を成し遂げたのは「マゼランの艦隊のうち生き残ったわずか18人」である。
    • マゼラン自身は、世界一周艦隊を率いる前にフィリピンに航海に出たことがあり、「個人として世界一周」をしているという説もあるが、疑いが持たれている。
  • 西ローマ帝国滅亡からルネサンスまで古代文明の復興はなかった
    • 12世紀に小規模ながらも古代文明の復興が発生している。
当時のイギリスプロパガンダにおいて、ナポレオンは身長が低いというものがあった。
  • ナポレオンは背が低かった
    • ナポレオン・コンプレックスという言葉があるくらいで、「ナポレオン・ボナパルトは背が低かった」といわれることが多い。実際にはナポレオンの身長は169cmであり、当時のフランス人男性の平均身長が164cmよりも高かった[34][35]
  • パンがなければケーキを食べればいいじゃない
    • マリー・アントワネットは「パンがなければケーキを食べればいいじゃない(Qu'ils mangent de la brioche !)」とは言っていない。Wikipediaの当該項目参照。
  • 植民地化で、従前の支配階級は没落した。
    • インドの藩王のように、地方支配に必要という名目で、戦後のインド独立までイギリスの下で残った事例もある。

日本史[編集]

  • 旧石器時代に日本列島は全て大陸と陸続きになっていた
    • 近年では津軽海峡と対馬海峡は陸続きにならなかったと考えられている。津軽海峡の北側にはヒグマ・キタキツネが生息し、南側にはツキノワグマ・ホンドギツネが生息するのはその名残である。
  • 日本史に残る最古の人物は卑弥呼である
    • 日本史に関する文献で確認できる最古の個人名は卑弥呼(生年不明 - 247年)ではなく、帥升である。生没年不詳であるが西暦107年に後漢に使いを送ったと記録がある。
  • 仏教は538年に日本に初めて伝わった
    • あくまで538年に伝わったのは公的な伝来であり、私的にはそれより前から信仰されていた。
  • 元号は「大化」から現在まで途切れることなく続いている
    • 白雉の後と白鳳の後でそれぞれ途切れている。途切れることなく続いているのは701年の大宝以降である。
  • 鎌倉幕府の開設は1192年から1185年に変わった
    • 1185年に変わったのではなく、特定の年に成立したという考えをやめただけである。段階的に成立したと考える方が自然であるためである。
  • 建武の新政が始まったのは1334年である
    • 1334年は建武に改元された年であり、政治改革自体は1333年中に始まっていた。
慈照寺(銀閣)
  • 慈照寺(銀閣寺)に銀箔が貼られていないのは予算の不足
    • 「銀箔を貼る予定だったが予算の不足で頓挫した」とする説が流布しているが、正しいかどうかは未だ不明である。また「元々は銀箔が貼られていたが剥がれ落ちた」とする説については、2007年の調査において、内装・外装共にそのような痕跡は無いことが判明した[36]
  • 豊臣秀吉は明の国書を破って、2度目の朝鮮出兵を行った。
    • 当該国書(明王贈豊太閤柵封文)は破られた痕跡なく現在も残っている。
  • 現在につながる日本の英語教育は黒船来航を機に始められた
    • 黒船来航の6年前に1848年に長崎でアメリカ人漂着者によって英語教育が行われた。
  • 平安京から東京に遷都したのは1868年である
    • 1868年に江戸は東京に改称されたが、実際に遷都が行われたのは翌1869年のことである。
  • 太平洋戦争が終戦したのは1945年8月15日である
    • 8月15日はあくまで玉音放送のあった日(ポツダム宣言受諾を公表した日)であり、正式に終戦したのは9月2日に降伏文書に調印した際である。
  • 「欲しがりません勝つまでは」は日本で生まれた標語である
    • 大東亜戦争期の日本で多用され、歴史の教科書にも載る有名なスローガンであるが、発祥は第一次世界大戦中のドイツ帝国と言われている。

軍事[編集]

  • ソ連軍は撤退したら殺される
    • 日本のネットでよく目にする噂である。確かに、ソ連軍には国防委員会227号という命令が存在し、勝手に撤退する兵士を射殺する督戦隊も実在した。しかし、そもそも論として勝手に撤退が行われる時には指揮系統が破綻している場合が多く、督戦隊や命令は全く機能していなかった。1944年にはスターリンその人が撤退禁止命令を撤回している。逃亡兵の処刑はドイツや大日本帝国でも行われており、ソ連軍だけがボロクソに言われるのは間違っている。
  • ドイツ国防軍清廉潔白
    • 第二次世界大戦戦争犯罪をやらかしたのは親衛隊だけであり、ドイツ国防軍は無罪であるという神話。日本のミリオタや歴オタにはドイツ軍に肩入れする人も多く、この神話を信じている層もいる。しかし、事実としてドイツ国防軍はかなりやらかしている。特に独ソ戦でその傾向は顕著で、住民を数万人単位で拉致したり、パルチザン被疑者を大量処刑したりしている。

大衆文化[編集]

室内競技[編集]

  • オセロゲームは日本発祥
    • オセロの原型となったリバーシは、1888年にイギリスの玩具メーカーであるジャック・オブ・ロンドンによって初めて販売されている。ただし、このゲームを「オセロ」という名称で世界に広めたのは日本人である。Wikipediaのオセロ参照。
  • 将棋において、王手をかけるときには「王手」と言わなくてはならない
    • 日本将棋連盟は「アマチュアから頻繁に寄せられる質問」とした上で、「将棋の公式ルールでは王手をかける際に「王手」と口にする必要はない」としている。対局において、対局開始の挨拶と投了の場面以外でむやみに言葉を発することは、むしろマナー違反になりかねない。
    • チェスにおいてのチェックも同様で、「チェック」と宣言する必要はない。また対局中の私語やぼやきについても将棋以上に固く禁じられており、「対局中静粛」が徹底されている。
    • 囲碁も同様に、対局開始と投了以外は言葉を発しないのが基本である。アタリの宣言を行うこともない他、コウの取り番を対局相手や記録係に確認することも禁止である。一方、ぼやきについては将棋やチェスと比較するとやや寛容な部分があり、プロにおいても趙治勲王銘琬依田紀基などは対局中激しくぼやくことで有名である。ただし推奨されるものではなく、対局中は静粛を保つのが望ましい。

スポーツ[編集]

  • 大相撲は古来より国家公認の単一団体で興行される伝統競技である
    • 現在の日本相撲協会は、軍部や摂政宮(のちの昭和天皇)の要請で1925年に東京と大阪の相撲協会が合併してできた団体で、長い日本の相撲史の中で高々100年程度に過ぎない。江戸の勧進相撲の時代は、力士が寺社などの勧進元と言われる興行主と場所毎に契約する形態で、「お抱」で大名のスポンサーが付く強豪力士は少数の恵まれた存在だった。
  • 高校野球の全国選手権は第一回から甲子園球場のみでの開催である。
  • 全国高等学校サッカー選手権大会は、最初から関東地方での開催である
    • 全国高校サッカーは、全国高校ラグビー同様、1975年まで関西を主会場として開催された。

社会[編集]

  • 地球は人口増加により近い将来深刻な状態に陥る
    • 名古屋の人口地球の人口が指数関数的に増加するとえりゃあことに深刻な状態に陥ると懸念されているが、実際には世界の人口の増加率は落ちてきている。21世紀後半にはピークを迎え、減少に転じるとする予測がほとんどである[37]

経済[編集]

1日1.9ドル未満で暮らす人口の推移
  • 世界の貧困は悪化している
    • 1日1.9ドル未満で暮らす人の数は、地球全体でみると1990年以降減少を続けている。スウェーデンの医師であるハンス・ロスリングは2001年から2007年にかけて、様々な立場にある一般人に世界の貧困に対しどのような印象を持っているかを調査したところ、事実に反し「貧困は増加している」と回答した割合が高かった[38]
  • GDPは正確に国力・経済力を表している
    • 国際比較で頻繁に使用されるGDP国内総生産)の算出方法は、国家間で統一されていない。一例として、犯罪取引・JKビジネス・ブルセラ・児童ポルノ[要出典]などの地下経済はGDPに参入する国としない国がある[39]
    • 同様に一人当たりGDPに関しても、必ずしも一人当たりの豊かさとは比例しない。例として、アイルランドは一人当たりGDPでは世界最上位国の一つだが、一人当たりの国富量ではイギリスフランスを下回る。これはアイルランドがタックスヘイブンであり、非タックスヘイブンよりもGDPが大幅に高く算出されるためである[40]
    • さらにGDPは米ドル建てで比較した場合、為替変動の影響を大きく受ける。例えばA国は前年比2%成長、B国は前年比4%成長であっても、B国の自国通貨安によって、ドル建てにするとA国の方が高い成長率になる場合がある。
1920(大正9)年から2015(平成27)年の日本の人口ピラミッドの推移。1980年代後半のバブル期までは、若年人口が多く高齢者が少ない人口構造であったことが分かる。1995年に生産年齢人口はピークに達し、以降は少子高齢化人口減少が進行している。
  • バブル崩壊以降、日本経済は成長していない
    • 「失われた20年」「失われた30年」という言葉に表されるように、日本経済はバブル崩壊以降ほとんど成長しておらず、低迷していると言及されることが多い。しかしこれも、一人当たりで見た場合には正確とは言い難い(何をもって経済低迷とするかには様々な見方があるが)。
    • 1991年以降、日本のGDP成長率は先進国の中で下位だが、これは米国や西欧諸国は大幅な移民流入によって日本よりも生産年齢人口の成長率が高いためである。労働人口一人当たりのGDP成長率、労働時間あたりのGDP成長率で比較した場合、日本は他の先進国と比較して低成長ではない[41]
    • 日本の生産年齢人口はピークの1990年代半ば以降、急速に減少している一方で、労働者の人口は緩やかに増え続けている。これは過去の時代には賃労働に参加していなかった女性や高齢者の非正規雇用の増加が影響している。日本の平均賃金は1990年代からほぼゼロ成長だが、これは上記のような非正規雇用者の増加が平均を押し下げていることが大きな原因である[42]
    • 日本の国民資産は増え続けている。2021年には前年比4.7%増の1京1892兆円と過去最高を更新した[43]

社会学・社会問題[編集]

  • 子育て支援の充実や所得の増加で出生率は上昇する
    • 少子化の原因が、政府の支援や金銭の不足、長期の不景気によるものであるという根拠はない。世界的にはアフリカや中東など貧困・政情不安定な国が高出生率であり、逆に先進国や中進国は出生率が低い。世界全体の長期的な傾向を見ても、経済発展した国・地域から順次合計特殊出生率が低下している。
    • 中華人民共和国は1990年代以降、急速な経済発展を遂げ中所得国となったが、一人っ子政策が解かれて以降も出生率は低いままである。2021年の調査では合計特殊出生率1.15を記録した[44]
    • 「人口が増え続ける数少ない先進国」アメリカ合衆国は、実際に建国以来一貫して人口増加を続けているが、白人に限って言えば2020年の国勢調査以降減少しており、人口増加は自然増ではなく移民によるものである[45]。人種別の合計特殊出生率でも、比較的富裕層が多い白人、アジア系の出生率は低く、貧困層の割合が高い黒人やヒスパニックの出生率は全米平均よりも高い[46]
    • 欧州諸国においても、手厚い子育て支援を行なってきたフィンランドは2010年代以降出生率が急落し、2019年には合計特殊出生率1.35を記録した。政情が安定した先進国では数少ない高出生率国として知られたフランスも、非移民系フランス人の合計特殊出生率は1.6程度に過ぎず、多産なのは貧困層が多い中東やアフリカ出身の移民系である[47]
    • 日本においても、出生率が急速に低下し始めたのは好景気だった1980年代後半のバブル期であり、その後の出生率の増減に景気との相関は見られない。
  • 日本は世界トップクラスの自殺大国である
    • 2021年の人口10万人当たりの自殺率を先進国内で比較すると、大韓民国アメリカ合衆国スロベニアベルギーなどは日本よりも高い。世界の中で突出して自殺率が高いという訳でもなく、これはどちらかというと過去のイメージであろう[48]
  • 暴力的なビデオゲームをすると暴力的になる
    • 暴力的なビデオゲームが脳に悪影響を与え、性格を暴力的にするという根拠はない。90人の成人男女に「グランド・セフト・オートV」というゲームを2か月間、1日30分を目安にプレイしてもらった実験によると、被験者の攻撃性や社会的行動には実質的に影響を及ぼさないことが分かった。また、影響の度合いについて明確な年齢差・性差もみられなかった[49]

教育[編集]

  • 東京大学理科三類は、東大でも特に学力の高い人のためのコースである
    • 確かに他のコースより入試での合格が難しいが、理科三類はあくまで医学部医学科に進みたい人のためのコースである。勿論、東大の学年上位約100位以内が理科三類、というのも大嘘。
  • 旧帝大は全て創設時から文理共に学部を備えていた
    • 旧帝大のうち、北海道、名古屋、大阪の各大学の文系学部は戦後の1947年の設置。
  • 中3生が主に受ける業者テストは、文部省の追放策で消滅した
    • 学校を実施会場にするといった中学校との癒着を止めただけで、自由参加名目で大半の県で生き残っている。

地理[編集]

  • 南極条約により、各国は南極の領有権主張を放棄した
    • あくまで主張が凍結されているだけであり、放棄したわけではない。
  • パナマ運河・スエズ運河がある現在、アフリカ大陸とユーラシア大陸・北アメリカ大陸と南アメリカ大陸は繋がっていない
    • 両運河とも自動車や歩行者の通行のために上に架橋されたので一応繋がっている。
  • 首都は一つの国に一つ存在して一つに限る
    • 南アフリカのように三権の府が分かれている場合もあり、必ずしも首都は一つしかないわけではない。ちなみに立法首都はケープタウン、行政首都はプレトリア、司法首都はブルームフォンテーン。日本の社会科の教科書にはプレトリアが首都であると記されていることが多いが、大統領官邸がある・在外公館があることなどが主な理由である。
ラテンアメリカの範囲
  • ラテンアメリカ・イコール・中南米である
    • 両者の範囲は厳密には異なる。「中南米」は南北アメリカ大陸のうち、北米(=カナダアメリカ合衆国)を除いた範囲。中米と南米の総称。「ラテンアメリカ」は中南米のうち、ラテン諸国の言語であるスペイン語やポルトガル語、フランス語などを使用する国。また、ラテン諸国の旧植民地。
    • ガイアナ、トリニダード・トバゴ、グレナダは英語を、スリナムはオランダ語を使用する。また、ラテン諸国の旧植民地でもないため「ラテンアメリカ」に含めることは適切ではない。中南米諸国の大部分が「ラテンアメリカ」に該当するため両者を同じものとして取り上げる文献が多く、誤解を生んでいる。余談であるが、中南米の日本人コミュニティーでは「中」「南」「北」を刻子(or槓子)で揃えると「中南米」という役満となる。
    • 類似した用語にイベロアメリカがあるが、こちらは「イベリア半島(=スペインポルトガル)と、中南米諸国の内その2か国の旧植民地」である。言い換えれば、ラテンアメリカからハイチ、フランス領ギアナ、マルティニーク、グアドループ(フランス語圏)を除き、スペインとポルトガルを加えた地域である。
  • 世界最大の砂漠はサハラ砂漠である
    • 砂漠の定義にも諸説あるが、その一つに「年間降水量250ミリ以下」というものがある[50]。これに従うと世界最大の砂漠は南極大陸である[51]
  • K2には名前がない
    • ゴッドウィン・オースティン山やチョゴリという名前がある。定着していないのは名前が付けられるのが遅かったため。

日本各地[編集]

  • 現在の日本に熱帯の地域は存在しない
    • 小笠原諸島や先島諸島は1月の平均気温が18℃を上回っているため、定義上熱帯に含まれる。
    • 加えて、最東の日本領である南鳥島は日本唯一のサバナ気候地域に分類される。
  • 日本は「小さな島国」である
    • しばしば「小さな島国」「せまい日本そんなに急いでどこへ行く」「小日本」と言及される日本の陸地面積は、国際連合加盟国193か国中62位であり、単純に順位だけ見れば真ん中より上である。陸地に領海と排他的経済水域を合わせた面積は約447万平方キロに及び、これは世界6位である[52]
  • 日本で最も食料自給率が高い都道府県は北海道である
    • 食料自給率の算出方法にはカロリーベースと生産額ベースの2種類がある。カロリーベースで最も自給率が高い都道府県は北海道だが、生産額ベースで最も高いのは宮崎県である[53][54]。カロリーベースの自給率は国際的に標準的な指標ではなく、農林水産省が試算した各国の比較データは各国政府の公式な統計資料ではないことが指摘されている[55]
  • 日本最大の砂丘は鳥取砂丘である
函館の夜景
  • 函館の夜景の写真は渡島半島を映している
    • 函館山から望む函館市の夜景写真のくびれた部分は渡島半島ではなく、函館山と函館市街地の間の陸繋島の一部である。2022年5月4日TBS系バラエティ番組『水曜日のダウンタウン』でこの誤解が取り上げられた際には、函館市へ観光に来ていた一般人の多くが見ているのは渡島半島であると勘違いしており、「北海道本州以南で距離感覚に大きな違いがあることが誤解を生んでいるのではないか」と指摘された[57]。2023年1月にはゼンリンの公式Twitterがこのことについて言及している[58]
  • 信濃国・イコール・長野県
    • 長野県の一部地域が岐阜県中津川市と合併しているため、厳密にはイコールではない。信濃国は現在の地名でいうと「長野県の全域プラス岐阜県の一部」である。
    • このようなケースは上野国群馬県の間でもあてはまるなど、日本各地に存在。ちなみに、岐阜県は信濃国の一部だけでなく、越前国の一部も合併。一方、美濃国だった県の一部が愛知県に合併されている。
    • 令制国時代から現在まで、一度も境界が変化していないのは甲斐国山梨県)のみである(山梨県および群馬県を参照)[59]
  • 明石海峡大橋の本州側は明石市である
    • 実は神戸市垂水区
    • ただし、江戸時代は明石藩、1941年まで明石郡であり、現在でも神戸市の都心(三宮など)より明石市の都心(明石公園、魚の棚など明石駅前エリア)の方が圧倒的に近く、事実上明石市内と言ってもおかしくない様な所である。
  • 瀬戸大橋の県境は四国本土に入る手前である。
    • 瀬戸大橋の県境は意外と北寄りで、本州の倉敷市下津井から南下して最初の下津井瀬戸大橋で早くも県境を超える。
  • 富士山は世界で108番目に高い山である
    • 実際の順位は未詳だが、108番目の山の高さは7200m前後であり、富士山はこれより遥かに下であることは確かである。

世界各地[編集]

  • ソ連は構成国がなくなっただけで現在も存続している
    • 1991年12月26日にソ連の最高会議自体が「ソ連の消滅」を確認している。
    • 一方、ソ連崩壊とともに発足した独立国家共同体(CIS)は、現在も存続している。
  • イングランドとは(国家としての)イギリスのことである
    • イングランド(England)はイギリスのカントリー(構成国)の一つであり、イギリスの国家全体を指す言葉ではない。"England"が「イギリス」や「英国」と訳されたり、"English"が「イギリスの」「イギリス人」と訳されたりする例が多々あるが、当然ながらこれは誤りである。日本語における「イギリス」という単語自体"English"が訛ったもので、イングランドに由来する。そう考えると「グレートブリテンおよび北アイルランド連合王国」のことを「イギリス」と呼ぶこと自体が間違いなのかもしれない。
    • 特に、歴史的にイングランドと確執が深いスコットランド出身者に対し、「イギリス人」のつもりで"English"(イングランド人)と呼ぶことは極めて不適切である。国家としてのイギリスを表す形容詞は"British"である。
  • オランダは正式国名もオランダである。
    • 上記のイギリス同様、正式国名は「ネーデルラント王国(Nederland)」であり、主力州のホランド州がオランダの由来となっている。
  • ベルリンの壁は東西ドイツ国境にあった
    • ベルリンは当時、西ドイツの事実上の飛地であった西ベルリンと東ドイツの首都であった東ベルリンに分断されており、ベルリンの壁は西ベルリンを取り囲んでいた。なお、西ドイツと東ドイツの国境は、一部にフェンスや鉄条網が敷かれていた
  • アイスランドは入植者を増やさないように「凍っている」と名付けられた
    • アイスランドは、入植者を増やさないために意図的に「凍っている」という名前が付けられたわけではない。この説はアイスランドが緑豊かな島であり、初めて移住したバイキングが過剰な移住者の増加を防ごうと、わざと魅力的でない名前を付けたとするものである[60]。しかし当時の実際のアイスランドは、豊富な森林があった[61]と同時に、総面積の1割以上は常に氷河におおわれていた。
    • 9世紀~10世紀にアイスランドに上陸したフローキ・ビリガルズソンは、レイキャネース半島として知られる半島を通りすぎたのち、バルザストロントのヴァスフィヨルズルに宿営した。その年の冬に病にかかったフローキは春を待つ間、宿営地のあたりでもっとも高い山(現在のイーサフィヨルズゥル近くのノンフェル山、アイスランド語:Nónfell)に登り、近くに氷に覆われた巨大なフィヨルド、イーサフィヤルザルデュープがあるのを確認した。このことから彼は、この地を「アイスランド」と名付けたとされる[62]
    • 一方、グリーンランドは入植者の増加を期待して「緑の」という名前が付けられた[60]
  • スイスがEUに加盟していないのは永世中立国であるためである
    • 中立国というのは軍事同盟を持たないという意味であって、政治経済的な連携まで否定するものではない。
  • バチカン市国の面積は0.44km2である
    • 不正確な測定によるものであり、現在は0.49km2と修正されている。

出典・注釈[編集]

  1. 「創世記」『聖書 新改訳』 新改訳聖書刊行会訳、日本聖書刊行会、1994年4月20日、2版8刷、3頁。「(2:16)あなたは、園のどの木からでも思いのまま食べてよい。(2:17)しかし、善悪の知識の木からは取って食べてはならない。」
  2. 「マタイの福音書」『聖書 新改訳』 新改訳聖書刊行会訳、日本聖書刊行会、1994年4月20日、2版8刷、2頁。「(2:13)ヘロデがこの幼子を捜し出して殺そうとしています」
  3. David Crystal 『English as a global language』 Cambridge University Press、Cambridge, UK、2003年、2nd、190頁。ISBN 0-511-07862-5OCLC 57418548
  4. Summary by language size”. Ethnologue: Languages of the World. SIL International. 2019年3月12日確認。
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  8. グレイ 2011, p. 177.
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  10. グレイ 2011, p. 215.
  11. Pan Zicheng; Hong Sun, Yi Zhang, Chen Changfeng (2009-02-12). “Harder than Diamond: Superior Indentation Strength of Wurtzite BN and Lonsdaleite”. Physical Review Letters 102: 055503. doi:10.1103/PhysRevLett.102.055503. 
  12. Jöran Friberg (1981). “Methods and traditions of Babylonian mathematics: Plimpton 322, Pythagorean triples, and the Babylonian triangle parameter equations”. Historia Mathematica 8: 306. doi:10.1016/0315-0860(81)90069-0. "Although Plimpton 322 is a unique text of its kind, there are several other known texts testifying that the Pythagorean theorem was well known to the mathematicians of the Old Babylonian period." 
  13. Carl Benjamin Boyer、Uta C. Merzbach 「China and India」『A history of mathematics』、2011年、3rd、229頁。ISBN 9780470525487
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  58. 函館夜景の場所を勘違いしている人がいることが判明 / 地図会社ゼンリン「ここだと思ってた」”. getnews.jp (2023年1月13日). 2023年1月16日確認。
  59. 富山県滋賀県奈良県四国四県などは、現在は旧国と領域が一致しているものの、明治時代に現在とは県境が違う時期があった。詳細は各県記事の歴史の項目を参照
  60. a b Evans 2016.
  61. 現在はほとんど伐採され、森林は残っていない
  62. 小澤実、中丸禎子、高橋美野梨 『アイスランド・グリーンランド・北極を知るための65章』 明石書店、2016年、78頁。ISBN 978-4-7503-4308-2

参考文献[編集]

関連項目[編集]

外部リンク[編集]

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