南極大陸
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南極大陸(なんきょくたいりく)とは、南極点を含む大陸。南極条約により領有権主張が凍結され、定住者はいない。氷河に覆われている。
メルカトル図法では緯度の関係で引き伸ばされ極端に巨大に見えるが、実際の面積はオーストラリア大陸の2倍程である。
歴史[編集]
古代の知識人は陸地の大部分が北半球に集中している事を疑問視し、南極部分に巨大な陸地が存在すると考察したが、所詮は想像上の大陸だった。
1570年に製図されたアブラハム・オルテリウスの近代地図にも想像上の南極大陸が描かれている。
著名な探検家ジェームズ・クックは人類史上初めて南極圏に到達するも大陸には辿り着けず、19世紀になって漸く発見される。
地域名[編集]
東半球にあるのが東南極、西半球にあるのが西南極と二分される。より細かくは、クイーンモードーランドやエンダービーランドのように、「ランド」で終わる地名が付けられている。
気候[編集]
極めて寒冷で、ほとんどが氷雪気候、沿岸のごく一部のみツンドラ気候。0℃以上が一度も観測されたことのない場所も多い。公式の観測史上最低気温はボストーク基地氷点下89.2度、非公式で地表面温度氷点下98.6度の記録もある。南極半島湾岸のキングジョージ島は+13℃の最高気温記録を観測するなど大陸に比べると穏やかで、多数の南極基地が集中する。