バブル景気
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バブル景気 (バブルけいき) は、良い経済状況のこと。この記事では日本で起きたバブル景気を取り上げる。
概要[編集]
1986年から1991年までの5年間をバブル景気といい日本でもっとも景気が良かった時期である。
なおバブル景気を除くと1992年から1995年までが日本でもっとも景気が良かった時期である。その次が1980年から1985年にかけてである。広く見ると1980年から1995年までの15年間が日本の黄金の時期である。1990年当時の日本の一人当たりのGDPは1位であった。(2024年現在は38位である)
バブル景気の前後はアメリカがジャパンバッシングを行った。日本政府は自らの首を絞めアメリカが有利になる対応を行った。結果的に1991年に政府自らバブル崩壊を起こしバブル景気は終了した。またこの時期は「日本は世界でもっとも成功した社会主義国」とも言われた[1]。バブル前半は消費税導入前である。
金持ちしか良い思いをしていないと言われているが、実際には金持ちほどではないだけで、庶民の大部分が現在より遥かに良い生活を送っていたのは事実である。
エピソード[編集]
- 特急はグリーン車から座席が埋まる。
- ハワイに旅行に行くと知り合いに偶然会う。
- 札束を広げて振らないとタクシーが止まらない。
- タクシーチケット使い放題。
- ディスコがバブルの象徴となった。
- ジョイフルトレインが人気となりディスコカーが用意される。
- 転売用のベンツなど高級外車で彼女とデート。
- 東急と西武が土地と文化で冷戦を繰り広げる[2]。
- 東急不動産が千葉にワンハンドレッドヒルズを販売しバブルの象徴となる。
- おいしい生活をキャッチコピーに西武鉄道が全盛期を迎える。
- 松任谷由実の世界観・価値観と世の中の女性が一致[3]。苗場でライブ開催。(苗場プリンスホテル)
- スキーブームでスキー場が混雑しスキー客向けの電車が運行される。(シュプール号)
- 東京郊外でも土地が1億円を超える。
- 一貫5000円の金箔でコーティングされた大トロ「金箔トロ握り」を食べる。
- チャーター機で中華料理を食べに行く。
- ニューヨークなどアメリカの高層ビルを購入。
YouTube[編集]
光と影[編集]
日本が良い思いをしている中、海外では不幸や騒動が相次いだ。
ソ連では品不足、北朝鮮では飢餓がはじまりかけ、中国では天安門事件、ドイツではベルリンの壁崩壊、さらに湾岸戦争があるなど、光と影のある時期であった。