蒸気機関車
ナビゲーションに移動
検索に移動
蒸気機関車 (じょうききかんしゃ)とは、蒸気機関によって走行する機関車である。
概要[編集]
燃料は主に石炭が用いられるが、重油による並燃も行われる。また、牽引力や速度を犠牲にすれば木炭での運行も可能である。
車体の大部分を占めるのが蒸気を発生させるボイラーである。
キャビンはこの後方にあり、火室に燃料を投入して火力を増すが、短時間に大量かつ偏り無く燃料を投入しないと蒸気不足になるので、投炭作業は体力のいる作業である。これを解決したのがストーカーである。
沿革[編集]
19世紀前半にリチャード・トレビシックが機関車を発明、ジョージ・スチーブンソンによって、軌道、道床の改良まで含めた今日の鉄道システムが開発され、技術革新により大型化、強力化が実現して20世紀前半には技術としてはほぼ完成した。
国鉄が1960年代後半以降、動力近代化を推進すると共に、蒸気機関車の定期列車での運用は消滅した。
現在、福島県の協三工業が国内唯一の蒸気機関車の受注生産が可能なメーカーとなっている。
その他[編集]
環境系鉄道ライター上岡直見が、自著で最新メカ技術を導入した蒸気機関車の新造を提言している。