四国
四国(しこく)は、日本の4大島の一つであり、四国地方の大部分を占めている島である。
名称の由来[編集]
四国の名の由来は江戸時代まで伊予国・土佐国・讃岐国・阿波国の旧国4つに分かれていたことに拠る。これは1888年(明治21年)12月以降の4県に引き継がれた。
概要[編集]
日本では本州、北海道、九州に次ぐ大きさを占める島であり、世界第50位の大きさを誇る島。国土地理院の発表では、面積は1830095km²を誇る。
徳島県、香川県、愛媛県、高知県に分かれる。愛媛、徳島両県は四国の他の3県と隣接する。人口の多さでは愛媛県。人口密度の高さでは香川県がトップである。最大都市は愛媛県松山市であり、四国唯一の人口50万人超えの都市。
地理[編集]
川[編集]
山[編集]
交通[編集]
鉄道[編集]
日本国有鉄道の時代は四国総局が置かれていたが、国鉄分割民営化後は四国旅客鉄道が置かれた。少子高齢化や他の交通機関との競合で経営は厳しい。徳島県以外の県には地方民鉄がある。
道路[編集]
本州とは、主に3つの自動車道でつながっている。
ただ、全国平均に比べると道路整備は一般的に遅れている。四国には1桁の国道がなく(最も若い番号は11号)、比較的険しい四国山地に囲まれていることもあり、大歩危小歩危、平家の隠れ家で有名な祖谷、四国カルストなどもあるが、そこに至る道路事情はあまり整っているとはいえないことがよくあるので注意が必要である。
航路[編集]
本州との連絡橋が開通して交通の主力から陥落したものの、数を減らしながらも航路はいくつか健在である。
人口[編集]
四国で行われる主要なイベントなどは、4県持ち回りのものも少なくないが、その多くは県庁所在地4市の持ち回りである。人口50万人クラスの松山市のほか、県庁所在地で最も少ない高知市までが20万人越えで、10万人台の都市は、今治、西条、新居浜、丸亀の4市に過ぎない。いずれも当該県の県庁所在地の1/3~1/4以下の人口レベルで、徳島県や高知県では県庁所在地を除いて人口10万人超えの都市はない。5万人以上の人口を持つのも阿南市くらいで極めて例外的存在。これらの県でも市はいくつもあるがほとんどが5万人すら大きく届かない状況である。近年、過疎化が急速に進んでいる。