外来種
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外来種(がいらいしゅ)とは、人為的に生息地外から持ち込まれた生物のことである。
概要[編集]
身近にも外来種は多く、ニホンヤモリやオカダンゴムシも外来種である。対義語は在来種。
定義[編集]
自ら移動してきた場合(迷鳥や迷蝶など)は、外来種ではない。この為、自らユーラシア大陸から日本に渡ってきた人間も外来種とはならない。
移入された年代や移入元が国内外かというのも問わない。
名称[編集]
「移入種」や「帰化種」「外来生物」とも呼ばれる。
魚の場合は「外来魚」、植物の場合は「帰化植物」と言われる。
日本国外から持ち込まれた場合は「国外外来種」、国内から移入された場合は「国内外来種」という名称が使われる。
移入される理由[編集]
- 駆除目的
- フィリピンマングースやカダヤシがこれに当たる。
- 毛皮目的
- ヌートリアがこれに当たる。
外来種の駆除[編集]
「外来種=駆除対象」と勘違いされることもあるが、実際は間違いである。
キョンやヌートリアは作物への被害が報告されており、タイリクバラタナゴやチュウゴクオオサンショウウオは在来種との交雑の結果、遺伝子撹乱が報告されているため、駆除されている。
然し、ヤモリやダンゴムシも外来種であるが、通常は駆除されない。
これは在来種同様に害があるかどうかで決まり、ハチやクマが駆除対象であるのと同じである。
規制[編集]
日本では、外来生物法により、人の安全や生物多様性・農林水産業に被害が及ぼされる(可能性があるものを含む)生物を「特定外来生物」に指定している。