南鳥島

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南鳥島(みなみとりしま)は、東京都小笠原諸島にある島。日本の最東端。ほぼ正三角形の形をしている。最高標高は9メートル。

概要[編集]

気象庁の観測所や海上自衛隊の基地がある。原則として一般人は上陸することができないが、作家の池澤夏樹は特別に上陸したことがある。島の周辺にはサンゴ礁が広がっていて、北西側では沿岸から200メートル以上広がっているが、南側にはわずかしか広がっていていない。南東端の坂本崎が正真正銘の日本最東端の地である。

外部リンクにある小笠原村公式サイトにある通り、世界遺産の範囲に含まれる。

2012年6月28日には島付近の海底でレアアースが発見され、にわかに注目を集めた。……が、発掘事業が動いている様子はないっぽい。

なお、気象庁の#南鳥島気象観測所の紹介によれば[1]

  • 東京から南東へ約2,000km離れていること[1]
  • 周囲約5.5km、面積約1.4km2の珊瑚礁から形成された孤立島[1]
  • 島の居住者は防衛省国土交通省関東地方整備局、気象庁の関係者のみ[1]
    • 2010年3月末までは海上保安庁関係者も住んでた[1]けど、僻地勤務がなくなって本土に帰っちゃったっぽい

と解説されている。あと、島の地図を見るとどうやら滑走路が一本あるらしい[1]

たぶんこれが防衛省管轄の滑走路で、#日本海軍の遺構を再利用していると推測される。

日本海軍の遺構[編集]

太平洋戦争時に米軍の侵攻を予想してトーチカなどを作成すると同時に日本陸軍チハ軽戦車を8台上陸させ要塞化したそうである。

……でも米軍さん、あっさりと南鳥島を全スルーして硫黄島を直接叩きに行っちゃったので、この島では戦闘は一切発生しないまま硫黄島を占拠されて完全に孤立したらしい。

南鳥島気象観測所[編集]

日本最東端ということで、気象庁による各種観測が行われており、世界気象機関(WMO)の全球大気監視 (GAW) 計画の一環となる、温室効果ガス等の大気濃度を観測中[1]

脚注[編集]

  1. a b c d e f g 温室効果ガス等の観測地点(南鳥島)”。気象庁2017年4月17日閲覧。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]