リンゴ
リンゴ(りんご)とは、植物界種子植物門被子植物亜門双子葉植物綱バラ科リンゴ属の落葉小高木である。日本では「赤い」という印象があるが、米国などでは「緑色」のほうが知られているようである。
概要[編集]
主に冷帯で栽培され、果物として普及している。日本国内にはもともとヒメリンゴがあったが、現在普及しているセイヨウリンゴは明治時代に移入され、元々は小さく、酸味の強い果実だったが、品種改良によって大きく、甘くなった。日本国内の主な生産地は青森県,長野県。漢字表記は「林檎」。
用途[編集]
生食のほか、焼き林檎、ジュース、ジャム、干しりんご、アップルパイ、リンゴ酒などに加工される。また、皮はアップルティーに利用される。
品種[編集]
かつては「インド」(アメリカのインディアナ州で作出されたのに由来してこの名がある)が多かった。その後、「むつ」「ふじ」「国光」「紅玉」「ジョナゴールド」など各種の品種が作出された。
「マッキントッシュ」は赤く小粒の林檎の品種である。もとはタータンのひとつであるマッキントッシュの赤になぞらえて命名さらたといはれ、マッキントッシュのキットカットチョコレートのパッケージにも図柄が使われていた。
その他[編集]
果肉が黄色っぽい薄い色なのに対して、皮が鮮やかな赤色となっているためか、飾り切りの対象として使われることが多い。皮の一部を残し、V字型に深く切り込みを入れたものは、「うさぎりんご」として広く親しまれている。皮を包丁で取り除く時に、一本のひも状になるように、ずらしながら、かつ切れないよう気を付けながら進めていく技もある。皮を剥いたリンゴは放置すると酸化して茶色くなるが、塩水につけると防止できる。
実は、リンゴの種には青酸系シアン化合物の毒がある。
アイザック・ニュートンは万有引力の法則について考えていたときに、リンゴが落ちるのを見て天啓を受けたとされる。「ニュートンの林檎」は挿し木によって増やされ、小石川の薬用植物園にも植えられている。
脚注[編集]