播州赤穂駅
播州赤穂駅 | |
---|---|
ばんしゅうあこう Banshū-Akō | |
所在地 | 兵庫県赤穂市加里屋328[1] |
所属事業者 | 西日本旅客鉄道(JR西日本) |
所属路線 | A N 赤穂線 |
キロ程 | 10.5km(相生起点) 姫路から31.2km 大阪から119.1km |
電報略号 | ハア |
駅構造 | 地上駅(橋上駅) |
ホーム | 2面3線 |
乗車人員 -統計年度- | 4,080人/日(降車客含まず) -2019年- |
開業年月日 | 1951年(昭和26年)12月12日[1] |
備考 | 直営駅[1] みどりの窓口 有[2] |
* この間に貨物駅として西浜駅有り(当駅から2.4km先) | |
播州赤穂駅(ばんしゅうあこうえき)は、兵庫県赤穂市にある西日本旅客鉄道(JR西日本)の鉄道駅である。
概要[編集]
赤穂市の表玄関駅。平日は主に相生・姫路・神戸・大阪・京都方面へ向かう通勤・通学客が利用している。また、土曜・休日は京都・大阪・神戸方面からの観光客の出入りもある。
日生方面、相生方面への普通列車が発車する。
駅構造[編集]
1階に2面3線のホームが、2階に出口が設置されている。
- 出入口の一覧
- 出口 - 2階
- 番線の一覧
- 1番線 - 相生方面の一部
- 2番線 - 日生方面の大部分
- 3番線 - 相生方面が主
ホームの発車標での相生方面の表記は、直通先の「山陽本線 相生・姫路方面」(路線系統上の表記)とされる。なお、改札口の発車標は路線名の表記がない。
2・3番のりばが島式ホームとなっている。3番ホーム有効長は8両編成分であるが、1・2番ホームは12両編成分までの延長スペースが用意されている(ただしロープが張られているため、延長スペースには立ち入りできない)。
2016年3月ダイヤ改正の時点の実際の旅客案内では運賃表を除いて、方向を区別せずに青色のAで案内されている[注 1]。また、駅掲示時刻表の停車駅一覧では、当駅から岡山方を黄色(■)で表記している[注 2]。
ダイヤ[編集]
日中時間帯は1時間に1本(姫路方面・岡山方面とも)である。姫路方面・岡山方面の列車ともすべて当駅始発であり定期列車は運転系統が分離されているため、当駅を挟んで乗車する場合には乗り換えが必要である。
始発は姫路方面が5時半頃、岡山方面が5時台終わりであり、最終は姫路方面からが日付が変わる前、岡山方面からが22時半過ぎ(当駅始発姫路行き最終に連絡)である。岡山方面の最終列車は21時台であり早い。
朝夕にはJR神戸線・JR京都線・琵琶湖線または湖西線へ直通する新快速も乗り入れている。また、琵琶湖線米原駅を越えて、北陸本線の近江塩津駅・長浜駅から当駅へ乗り入れる新快速も時刻表上では存在するが、当駅まで乗り入れるのは米原駅で増結される車両のみである[注 3]。かつては日中にも乗り入れていたが、2016年3月26日のダイヤ改正で姫路駅発着に区間短縮された。
発車する列車[編集]
路線・方向順に記す。方向欄の数字は停車駅間距離[km]を表す[* 1]。
種別 | 方向 | 本数 |
---|---|---|
備考 | 乗場 | |
赤穂線下り 日生・岡山方面 | ||
普通 | 播州赤穂 4.0 天和 1.9 備前福河 3.2 寒河 | 0.5-1本/時 |
岡山行など。 各駅停車。2時間に1本の運行が基本だが、午前中と夕方・夜は毎時1本運行し、深夜は運行しない。 |
2番線 一部3番線 | |
赤穂線上り 相生・姫路方面 | ||
新快速 普通 |
播州赤穂 2.7 坂越 4.8 西相生 3.0 相生 | 1本/時 |
姫路行など。 各駅停車。新快速は朝と夕方のみの運行で、姫路以東で途中駅を通過する。一時間あたり1本の運行が基本だが、午前中と夕方・夜は2本運行する。 |
3番線 一部1番線 |
- ↑ 平均的な停車駅間隔を、欄冒頭の色で表している。大まかな目安は、 :200km以上、 :60-200km、 :25-60km、 :8-25km、 :3-8km、 :1-3km、 :1km未満。
時刻毎の本数[編集]
種別 | 行先 | 各時刻帯の時間あたりの本数 | |||||||||||||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 | 17 | 18 | 19 | 20 | 21 | 22 | 23 | 0 | 1 | 2 | ||
普通 |
総社 岡山,etc |
1 | 1 | 1 | 1 | 1 | 1 | 1 | 1 | 1 | 1 | 1 | 2 | 1 | 1 | 1 | 1 | ||||||||
新快速 普通 |
野洲 姫路,etc |
1 | 2 | 2 | 1 | 2 | 2 | 1 | 1 | 1 | 1 | 2 | 2 | 2 | 1 | 2 | 2 | 2 | 1 |
種別 | 行先 | 各時刻帯の時間あたりの本数 | |||||||||||||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 | 17 | 18 | 19 | 20 | 21 | 22 | 23 | 0 | 1 | 2 | ||
普通 |
総社 岡山,etc |
1 | 1 | 1 | 1 | 1 | 1 | 1 | 1 | 1 | 1 | 1 | 2 | 1 | 1 | 1 | 1 | ||||||||
新快速 普通 |
野洲 姫路,etc |
1 | 2 | 2 | 1 | 2 | 2 | 1 | 1 | 1 | 1 | 2 | 2 | 2 | 1 | 2 | 2 | 2 | 1 |
過去のダイヤ[編集]
- 2012年3月17日ダイヤ改正から2014年3月15日ダイヤ改正まで、平日に島根県の山陰本線出雲市駅を9時過ぎに発車し、鳥取県の米子駅・岡山駅を経由する当駅止まりの長距離普通列車が設定されていた[注 4]。運転距離は275㎞であった。逆に出雲市行きの列車は設定されていなかった。
- 2016年3月25日までは、平日に当駅始発の快速(西明石駅まで普通)大阪・京都方面米原・近江塩津行きが運転されていた。この列車は、1つの列車として運転する所要時間が5時間余りとかなり長かった。しかし、翌26日のダイヤ改正で、大阪行きへ運転区間が短縮された。この改正では新快速敦賀行きの運転もなくなり、敦賀発の湖西線経由での当駅行きの列車の運転もなくなった。なお、敦賀発琵琶湖線経由の当駅行きは引き続き運行されている。
- 国鉄分割民営化直後は、全線を通し運行する普通列車が発着していた。
沿革[編集]
- 1951年12月12日 - 赤穂線 播州赤穂-相生間開通と同時に開業。
- 1955年3月1日 - 赤穂線が日生まで延伸、中間駅となる。
- 2007年(平成19年)3月18日 - 駅自動放送を更新。
- 2016年(平成28年)3月26日 - ダイヤ改正により、日中時間帯に当駅発着で運転されている新快速が姫路駅発着に区間短縮される。
- 2021年(令和3年)
- 2023年3月18日 - 日生方面が、毎時1本から、1.5時間に1本に減便される。
駅周辺[編集]
雄鷹台山の麓に、赤穂市の中心市街地が広がっている。
バス路線[編集]
駅前にバス乗り場があり、奥大津方面、尾崎方面、市民病院方面などへの路線がある。ウイング神姫など各社が運行している。 以下、方向順に記載する。()内は運行事業者を示し、詳細は後述。
行先 | 系統番号 | 乗場 | 備考 |
---|---|---|---|
天和方面(赤穂線西行と並行) | |||
天和、福浦 | 東(b) | 1 | |
奥大津方面 | |||
湯ノ内団地、吉永 | 5,備(a,c) | 1 | 一日6本運行 |
みどり団地 | み(b) | 北 | 短距離路線 |
坂越方面(赤穂線東行と並行) | |||
坂越駅、高野、上郡 | 高,上(b,c) | 1 | |
尾崎方面 | |||
御崎、亀の井ホテル赤穂 | 24(a) | 2 | 夜間運行 |
市民病院方面 | |||
赤穂車庫 | 備,上など(b,c) | 1 | 短距離路線 |
赤穂市民病院 | み(b) | 北 | 週3日、一日3本運行 |
赤穂市民病院経由 御崎方面 | 31,32など(a) | 2 | 毎時1-2本運行 |
赤穂市民病院経由 千鳥・小島方面 | 8,小など(a) | 3 | 毎時1本運行 |
赤穂市民病院、千鳥 | 備,上など(b,c) | 1 | 一日6-15本運行 |
尾崎、御崎 | 尾(b) | 1 | 週3日、一日4本運行 |
※乗場位置詳細
- 1-3:駅南口バス乗り場(播州赤穂駅)
- 北:駅北口バス乗り場(赤穂駅北)
※運行会社詳細
- (a):ウイング神姫
- (b):ゆらのすけ(赤穂市コミュニティバス)
- (c):ていじゅろう(赤穂市・備前市・上郡町コミュニティバス)
鉄道駅へのバスワープ[編集]
路線 | 駅 | 乗場 | 系統番号 | 本数 |
---|---|---|---|---|
山陽本線 | 三石駅 | 1 | 備 | 一日2本 |
隣の駅[編集]
脚注[編集]
- 注
- 出典
- ↑ a b c d e 『兵庫の鉄道全駅 JR・三セク』 神戸新聞総合出版センター、2011年12月15日、196頁。ISBN 9784343006028。
- ↑ 播州赤穂駅 駅情報 - JR西日本 おでかけネット.2021年12月12日閲覧
- ↑ [1] - 赤穂民報(2021年5月28日)
- ↑ 大盛周平 (2021年7月28日). “JR西127本の運転見直し 15年ぶりに秋のダイヤ改正”. 神戸新聞 (神戸: 神戸新聞社) 2021年12月30日閲覧。
- ↑ “2021 年秋ダイヤ見直しについて” (PDF) (プレスリリース), 西日本旅客鉄道, (2021年7月28日) 2021-12‐12閲覧。
外部リンク[編集]
- 播州赤穂駅|駅情報:JRおでかけネット - 西日本旅客鉄道
- プラット赤穂