新快速 (JR西日本)
Special Rapid Service
種別 | 新快速 |
運行事業者 | 西日本旅客鉄道 |
走行路線 | 北陸本線 琵琶湖線 湖西線 JR京都線 JR神戸線 山陽本線 赤穂線 |
起点駅 | 敦賀駅 |
終着駅 | 上郡駅・播州赤穂駅 |
両数 | 最長12両 |
運行開始年 | 1970年 |
新快速(しんかいそく)は、西日本旅客鉄道(JR西日本)が東海道本線・山陽本線などで運行する快速列車で、普通列車の種別の一つである。
運行区間[編集]
最長で東は敦賀駅から、西は上郡駅・播州赤穂駅までの区間を走行する。
- 運行線区
北陸本線、琵琶湖線、湖西線、JR京都線、JR神戸線、山陽本線、赤穂線
平日日中は、以下の4系統が毎時1本ずつ運行する。
- 姫路 - 大阪 - 京都 - 米原 - 近江塩津
- 姫路 - 大阪 - 京都 - 野洲
- 姫路 - 大阪 - 京都 - 草津
- 姫路 - 大阪 - 京都 - 近江今津 - 敦賀
この他朝と夕方には、姫路以西で播州赤穂や上郡に乗り入れる列車や、米原経由で敦賀まで乗り入れる列車も存在する。
停車駅[編集]
定期ダイヤにおける停車駅は以下の通り。なお = で示した駅間は互いに隣接しており、通過駅はない。
- 北陸本線・東海道本線・山陽本線(琵琶湖線・JR京都線・JR神戸線の愛称区間を含む)
- 敦賀駅 = 新疋田駅 = 近江塩津駅 = 余呉駅 = 木ノ本駅 = 高月駅 = 河毛駅 = 虎姫駅 = 長浜駅 = 田村駅 = 坂田駅 = 米原駅 = 彦根駅 - 能登川駅 - 近江八幡駅 - 野洲駅 = 守山駅 - 草津駅 = 南草津駅 - 石山駅 - 大津駅 = 山科駅 = 京都駅 - 高槻駅 - 新大阪駅 = 大阪駅 - 尼崎駅 - 芦屋駅 - 三ノ宮駅 - 神戸駅 - 明石駅 = 西明石駅 - 加古川駅 - 姫路駅 = 英賀保駅 = はりま勝原駅 = 網干駅 = 竜野駅 = 相生駅 = 有年駅 = 上郡駅
- 湖西線
- (敦賀方面)- 近江塩津駅 = 永原駅 = マキノ駅 = 近江中庄駅 = 近江今津駅 = 新旭駅 = 安曇川駅 = 近江高島駅 = 北小松駅 = 近江舞子駅 - 堅田駅 - 比叡山坂本駅 - 大津京駅 = 山科駅 - (大阪方面)
- 北陸本線・湖西線内では快速列車として運転し、京都以西で種別を新快速に変更する列車もある(快速の場合はおごと温泉駅にも停車)。なお列車番号は種別を変更する駅ではなく近江今津駅で切り替わる。
- 赤穂線
- (姫路方面)- 相生駅 = 西相生駅 = 坂越駅 = 播州赤穂駅
米原・近江舞子 - 姫路間で快速運転を行う。概ね、市の代表駅中心に停車するが、野洲・堅田 - 京都間では京滋間の近郊輸送を重視し、停車駅が多めに設定されている。なお、複々線区間では新大阪〜大阪間を除き、原則外側線を走行する。
上記のほか、通常停車しない駅へ臨時停車する場合や、逆に臨時列車が一部の駅を通過する場合などがある。
他種別との相違点[編集]
なお、新快速と比較して、他の種別には以下の違いがある。
東海道・山陽本線
- 特急:同区間を走行するすべての列車が能登川駅、尼崎駅、芦屋駅を通過し、列車によっては高槻駅、神戸駅、西明石駅、加古川駅も通過するものがある。らくラクはりまに関しては例外的に、新快速が通過する大久保駅に停車する。
- 快速:西明石~高槻駅間(朝の一部列車は西明石~京都駅間)で通過運転を実施し、それ以外の区間は普通として運転され、朝ラッシュ時以外は内側線を走行する。なお、通過運転区間においても、新快速とは異なり、長岡京駅、茨木駅、西宮駅、住吉駅、六甲道駅、元町駅、兵庫駅、また朝の一部上り列車[注釈 1]を除いて須磨駅、垂水駅、舞子駅にも停車する。
湖西線
- 快速:おごと温泉駅にも停車。
他路線・他列車との接続・特急列車との関係[編集]
基本的に京都・大阪(平日ラッシュ時は除く)で普通、加古川(日中の一部を除く)では普通(西明石から快速)と相互接続している。野洲(または草津)では同駅止まりの系統と米原方面の普通が接続する。大阪(平日ラッシュ時)・明石・尼崎(こちらはJR東西線からの直通列車と福知山線(JR宝塚線)への直通列車に接続)においても普通と同時進入・発車がみられるが、列車線と電車線でホームが分かれている。また、高槻での相互接続も新快速・特急専用ホームの供用開始に伴い消滅した。
播州赤穂発着の列車は相生(一部時間帯は姫路になる)で山陽本線の上郡・岡山方面行きの列車、播州赤穂では赤穂線の備前片上・長船方面の列車に相互接続を行っている。姫路では一部のみ相生・播州赤穂方面(時間帯によっては上郡・岡山方面の列車も)の普通や姫新線に相互接続している。また米原方面へ行く列車は米原で東海道線の大垣・名古屋方面の列車に接続しているが、上り列車は原則として同じホームでの接続にはならない。また敦賀発着の列車は敦賀で北陸本線の福井方面の列車に接続している(こちらも同じホームでの接続にならない場合がある)。湖西線への直通列車は近江今津で小浜方面への西日本ジェイアールバス若江線との接続に考慮されている。
アーバンネットワーク管内の基軸種別である性格上、姫路から米原及び近江舞子間の通過運転区間では、基本的に特急列車を待ち合わせることや走行中に追い越されることがないダイヤ設定となっている[注釈 2]。特に、米原 - 大阪間は特急「ひだ36号」より2分所要時間が短く、米原発車時点で6分差だったのが大阪で8分に広がっている。
歴史[編集]
詳細は「新快速 (JR西日本)の歴史」を参照
阪和線[編集]
使用車両[編集]
現在[編集]
臨時[編集]
神戸ルミナリエ開催時に運行される。
過去[編集]
- 113系
- 初代。大阪万博開催に伴い関東方面からやってきた。阪和線新快速にも使用。
- 153系
- 二代目。いわゆる「ブルーライナー」と呼ばれる編成が使用されていた。
- 115系
- 117系
- 三代目。いわゆる「シティライナー」。急行を超える快適さで、一気に名物車両となった。
- 207系
- 過去にルミナリエ臨で新快速の運用に就いていた。
- 221系
- 四代目。バブル期生まれの豪華車両群の一つ。2000年3月以前は定期運用にも就いていた。現在でも代走でごく稀に見ることが出来る。「アメニティライナー」は死語。
- 521系
- 大雪により米原〜木之本が運休した際に臨時代走で設定された。